私は21歳以上です。

エスニック
アマゾネスたちのなぐさみもの
           後編 饗宴

 あたりが夕闇に包まれ、広場の周囲に篝火が焚かれている。
いよいよアマゾネス達の聖なる祭りが開始されるのだ。
すでに広場には部族中の女達が勢揃いしていた。
彼女たちのすべてが、半年ぶりに眼にした若い男の存在に興奮し、
そして今から始まろうとしいてる饗宴に期待していた。

 広場の中央には、すでにあの天国のベッドが据え付けられており、
その上には今日の祭りの主役、
若い生身の男が固定されたまま横たわっていた。
彼は小屋の中での陵辱によるショックで気を失ったまま、
まだ目を覚ましていなかったのだ。

 アマゾネス達は彼が目を覚ますのを辛抱強く待っていた。
無理に起こさないのは彼に対する優しさなのか。
いやそうではない、彼にとっての本当の苦しみは、
彼が目を覚ました瞬間に始まるのだ。
今この広場を取り囲んでいる何十人もの女達の目的は、ただひとつ。
肉体のすべてをさらけだし、身動きひとつできない状態に拘束した、
一人の男の肉体を抱くことだけなのだ。
まさに彼の身体は祭りのいけにえなのだ。

 東の山影から月が顔を出し、広場が明るく照らされた。
おもむろに族長とおぼしき女が立ち上がり、
独特の節回しで厳かに祭りの開始を宣言する。
「我らの気高き神に祝福あれ。
今宵もまた、我らの神は若く健康ないけにえを我らに与えて下さたれた。
ここに忠実な僕として深く感謝を捧げると共に、
我らアマゾネスに永遠の繁栄を賜らんことを」。

 「みなの者、今宵は我らの待ちに待った聖なる祭りの夜じゃ。
我らアマゾネスがアマゾネスとして、
本能のまま振る舞うことのできる夜なのじゃ。
飲め、歌え、踊れ、そして貪れ。今
宵の獲物は久しく手に入らなんだ若い男ぞ。
みなの者遠慮は無用じゃ、気のすむまで犯せ、
犯して犯して犯し尽くしてよいのじゃ」。

 女達が一斉に勇ましい雄叫びを上げた。
いよいよ聖なる祭りが開始されたのだ。
地面の底からわき上がるような太鼓の音が広場にこだまし、
篝火に火がつけられた。
興奮した女達が、太鼓のリズムに合わせて次々に踊り出す。
何人かの勇気のある女は、広場の中央に躍り出て、
今日のいけにえをのぞき込むかのように接近する。

 赤々と燃えさかる炎と、周囲で繰り広げられている異様な気配に、
ついに彼は目を覚ました。
いち早く彼の動きに気づいた一人の少女が声を上げると、
女達の踊りの輪が一瞬にして崩れ、
そして大きな歓声がまき起こった。

「なっ、なんだこりゃ」。思わず体を動かそうとしたが、
手足はしっかりと大の字に縛られたままびくともしない。
そうか・・・。次第に記憶が戻ってきた。
そして周囲を取り囲む異様な熱気を帯びた女獣の集団を眼にして、
背筋から脳天にかけて戦慄が走った。

一瞬の静寂のあと、女達の集団は一斉に彼をめがけて殺到してきた。
四方八方から手が伸びてきて、彼の体中をはい回る。
アマゾネスの集落に連れ込まれ、小屋の中で展開された、
あの異様な陵辱の体験がよみがえってきた。
体中がむずむずして、溶けてしまいそうな感覚が支配した。
「いやだ、助けて・・・」。いくらもがいたところで、
女の渦の中から逃れる術はない。

 興奮した女たちはスカートをまくりあげると、
とうとう本格的に少年の身体を奪い合い始めた。
キャアキャア黄色い奇声を上げながら、
たった一人の少年に何十人もの女達が一斉に群がったのだ。
少年の手といわず足といわず、体中のあらゆる部分は、
女たちの乳房や花びらや唇によって覆い尽くされてしまった。

 あっというまに女の渦の中心に一本の柱が出現した。
女達の目が一斉に釘付けとなり、そして爛々と輝いた。
「立ったわよ」。「立派よねえ」。「ああんっ早く入れたいっ」。
興奮は最高潮に達していた。
くそっ、彼は自分の意志通りにならない、自分の分身を呪っていた。
いいようのない悔しさに耐えていた。

 女達は誰が最初に乗るかで、しばらく醜い争いを演じたが、
すぐに一人の大柄な美女が彼の上に跨ってきた。
黒髪の美しい、ふるいつきたくなるほどの美人だった。
状況が状況でなければ・・・。
しかし今は無抵抗のいけにえを飲み込もうとする女陰の怪物でしかない。
黒髪美女は右手で彼のペニスをつかむと、一気に腰を落とした。

 ずぶずぶずぶっ・・。
 「うっああっ・・・」。
思わず彼の口から女のような声が漏れ、
全身が電流に感電したかのようにふるえた。
「ふふっ一番のりーっ」。
「きゃっいいわね、うらやましいーっ」
「早く動きなよ、あとがつかえてんだからね」。
悲惨な運命の彼とは対照的に、女達は興奮してはいいても、
この陵辱を明らかに楽しんでいるのだ。

 身動きもできず全く受身のままの少年に対して、
黒髪美女は情け容赦なく、若い女体をフルに使って上下運動を開始した。
その甘い刺激に対して少年の身体は面白いように反応した。
彼女の膣が締まるたびに、ペニスが敏感に反応し、
少年の口からは女のような悲鳴が上がった。
それがさらにアマゾン達の征服欲を高め性欲を高めていく。

彼女の腰がさらに激しく上下し、ますます激しく少年を責めはじめた。
少年の顔には何人もの若いバストが押しつけられ、
むんむんする女の臭気に窒息してしまいそうだった。
この女の肉体を使った拷問に、若い少年の身体はとても耐えられなかった。
あっというまに、ペニスを女たちに支配されたまま、
その夜最初の白液を吹き上げた。

「だめよっまだだめっ」。黒髪美女の願いもむなしく、
誰の目にも彼が放ち出した瞬間が見て取れた。
彼女は最後の一滴までも貪るかのように狂ったように腰をうごめかた。
そして仲間達の見守る中で、
「やっぱり生身の男っていいわねっ」と言うと、
未練がましく彼を解放した。

 続いて少年の下半身を支配したのは、
スレンダーなボディに豊かなバストをもった、やたらにセクシーな美女だった。
黒髪の美女が顔の上へと移動するのも待ちきれないのか、
「次は私よっ、ああっ私もう我慢できないっ」。と叫びながら、
あっというまに彼の下半身を支配下においてしまった。

「バテてんじゃないよ。本番はこれからなんだからね」。
ヌプッ。
少年のものは再び女肉にくわえ込まれてしまった。
スレンダー美女は彼のものを包みこむと、静かに腰の律動を開始した。
彼女独特の粘度の高い膣が、ジワジワと男性を締めつける。
少年には休む余裕も与えられないらしかった。

少し休ませてほしいと彼は思った。
しかし女達の群れは、すでに恐ろしい雌獣の群れと化していた。
「休んでる暇なんてないのよ、しっかりと立たたせるのよ」。
放出をするたびに、すぐに何人もの手が伸びてきて、
彼女たちに好勝手にいじられ弄ばれる。
すると不思議なことに、再びムクムクと容量が増してしまうのだった。

まるで蜜に群れるアリのように、
彼の全身は完全にアマゾン達の肉体に覆いつくされ、
ペニスには次から次に肉筒が襲いかかっていた。
一人一人違う快感に締めつけられ、それでもペニスはそのたびに反応し、
何度も何度も噴出を続ける。
いくら目を閉じ歯をくいしばって耐え続けても、
彼女たちの責めには終わりがないのだ。

 しかも彼女たちの責めに対して、少年の若い身体はあわれなほど
簡単に反応した。次々に加えられる刺激にペニスは、小さくなるスキも
与えられず勃起し続けている。
そして女たちは次々と交代しては少年の上に股がり続けた。
女の肉の洪水に呑込まれた少年は、
限りなく天国に近い地獄を味わっていたのだ。

女達は次々に少年のペニスをまたいでは、
押しつけ締めつけ声をあげ、快感をむさぼり尽くす。
少年に許されることは、だだ黙って快感に耐え、
彼女達のなすがままに犯され続けることしかないのだ。

しかしいくら耐えようとしても、相手は若いピチピチした肉体を武器に、
次から次へと襲いかかってくるのだ。
彼女達の手や舌、女性自身の攻撃に対し、
少年の男性自身はまるで無防備に等しい。
彼女達の情け容赦のないセックス責めよって、
少年は何度も何度も強制的に噴出され続けた。

 「本当に…もう…勘弁してください…」。
彼は何度も悲鳴をあげ許しを乞うたが、
女たちは笑うだけで一向に憐れなエモノを解放してくれそうにはない。
レイプが開始されてからもう4時間がたっていた。
もう何度射精したのだろうか。
そのたびに何度も気を失っては、
女たちの刺激で無理矢理に目覚めさせられていた。



  エピローグ

彼がアマゾネスの聖域に連れ込まれて、すでに1週間がたっていた。
すでに彼の顔から全身からは生気が失われ、
1週間前の彼とは別人のように変わり果てていた。
彼女たちは彼に十分な栄養を与えてはくれていたが、
睡眠時間と食事の時間以外は、朝から晩まで休むことなく、
次々に押し寄せる女達の餌食にされ続けているのだ。

 「あらぁ、そろそろ彼ダメかしら」。
「そうねえ、大夫と弱ってきてるけど・・・ねえ、キミまだ大丈夫よね」。
女達が彼の顔をのぞき込む。
「ううっもう・・勘弁して・・」。
「ほらあね、まだしゃべれるんだから大丈夫よ」。
女達は安心して再び彼の上に覆い被さっていく。

 この世界ではセックスを楽しむことができるのは女だけであり、
男には自由を奪われた状態で、
何人もの淫乱な女達に自分の身体を好きなようにオモチャにされ、
犯されることしか許されていないのだ。
男とは女によって犯されるためだけに存在するのだ。

 若い女だけしかいない夢のような世界。
今その世界で彼はたった一人の男なのだ。
ただ彼にとっての不幸は、自らの意志に反して無抵抗に犯されている
ことと、彼の肉体を求める女の数があまりにも多すぎることだ。
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無抵抗に拘束された生身の男を求めて、
女たちは入れ替わり立ち替わり、若い肉体をぶつけてくる。
連日にわたる、入れ替わり立ち替わりのレイプの連続に、
彼は精も根も枯れはて衰弱しきっていた。

 「もう・・・いやだ。いっそのこと、ひと思いに殺してくれ・・・・」
押しつけられた乳房に息ができず、
その日何十人目かの女性自身の中にペニスが再び呑み込まれようと
した瞬間、少年は全身を震わせて最後の抵抗を試みた。

 しかし衰弱しきった彼の抵抗はあまりに弱々しく、
ただ深々と呑み込んだ女性自身を少し刺激して、かえって喜ばせた
だけだった。
再びペニスを女達に支配され、絶え間のない快感の連続に忘我の彼方
をさまよい、彼は人生最後の一滴を絞ぼり尽くした。
女達の嬌声の中で少年は意識を失い、
そして今度こそ二度と目を覚ますことはなかった。

   完

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