憶えた手口

                            猫田 ハジメ

 

 

     <1>

 

  今年の夏の、その中でも忘れられないある日の話だ。

 

 開け放した窓から入る風で、レースのカーテンが膨らむように揺れていた。

 カーテンの隙間からは、道を挟んで向かい側に立つビルと、日曜だというのに、そのビルの中で働く人達、ビルの向こうの入道雲が見えた。窓を開けたままの僕の部屋のベッドの上で、僕は『ご奉仕』を受けている。真面目に働いている人もいるこんな真っ昼間に、こんなことをしていて申し訳ないと思いもするけれど、やめろと言われてもやめられない。

 『ご奉仕』とは、フェラチオやクンニのことを彼女が呼ぶ言い方だ。また彼女は、昔から僕の息子のことを『尻尾』と呼んでいる。勃起した息子を『太尻尾』と言ったりするので、僕はその度笑ってしまうのだけれど、この先は、彼女の言葉遣いで書いていこうと思う……。

 

 考えてみると、昨日の夕方から、僕らはずっと裸で過ごしていた。

 この一週間というもの、僕らは行為に耽り、特に会社が休みの土曜だった昨日は、朝から晩まで、正確には日曜の朝方まで夢中で楽しんでいた。昼過ぎに目覚め、シャワーを浴び、冷たい飲み物を飲んだ後も、またベッドに戻ってしまった。彼女が『ご奉仕』をしてくれる時はいつも、まず腕枕の中で彼女が「今度はあたしがご奉仕するね」と言い、尻尾を軽く握り、僕の腹に舌を這わせながら体をずらしていくのだ。そのまま僕の足を開かせると、その間に正座するように座り、しばらくは尻尾を指先で撫で、袋(彼女は『おいなりさん』と呼んでいる)に舌を這わせる。その柔らかさ、気持ちの良さに、僕は思わず声を出してしまいそうになる。尻尾からは少しずつ液体が分泌されていく。それに気づき彼女は「また尻尾が濡れちゃったね」と言う。

 ここまで来ると今度は、両手でしっかりと尻尾を握り、まず先の方に尖らせた舌を当て、 丹念に液を舐め上げたり、亀頭の先全体を唇で包み、更にその中で舌を動かしたりする。

 僕からは綺麗な背中と、可愛い尻の膨らみが見える。カーテンが揺れるたびに、向いのビルから彼女の大切な所が見られてしまうのではないかと心配になるほど、彼女は背中を反らせていく。

 

 「ご奉仕」の仕上げは、ギリギリまで射精感を高めた後、僕が「いくよ」と知らせて、彼女の口を離させた後、両手で尻尾を包ませたまま射精するものだ。時々は彼女がタイミングを見計らって、開けた口を近づけることもあるけれど、いつも頬や髪にかかるだけでうまく口には入らなかった。彼女はそれを『ラムネ』と呼んでいる。まだ関係を持つ前、一緒に行った縁日で、生まれて初めてラムネを飲んだ彼女は、蓋を開けて吹き出したラムネを頬と髪に浴びてしまった。その後、初めて「ご奉仕」を覚えた頃、まだ口ではなく手だけでさせたのだけれど、飛び出した僕の精液を見て「ラムネみたい!」と言ったのがきっかけだった。

 何故彼女の口で出さないのかと言えば、別に理由はないのだけれど、流石に彼女の年齢を考えて、何となく遠慮していたのかも知れない。現に、自分と歳の近い女性との行為では、断った上ではあるけれど、口の中で出すことが多い。しかも恵まれたことに、飲むのが平気な女性が相手だった事が多い。

 とにかくその日も、僕はいつものご奉仕のつもりでいたし、そこまではいつも通りだった。現に彼女は、いつも通り息子を銜えたまま動きを止め、上目遣いで僕を見ながら微笑んだ。その息が僕の毛の生え際に当たる。僕も微笑み返す。それを見て彼女は一度口を離してまた微笑む。息子の先から彼女の唇に糸が引かれて光っている。ここでまた彼女が尻尾を軽く銜えて遊び始めれば、いつも通りなのだけれど、その日は違った。

 彼女は上目遣いのまま這い上がるようにして僕の胸に顔を近づけ、そのまま顎を胸に乗せた。彼女の乳房が僕のへその上辺りに押しつけられる。思わず僕は左手を彼女の背中に回す。彼女は微笑みながら「気持ちいい?」と言った。

 僕も微笑んだまま頷く。それを見た彼女も満足そうに頷いた。その後今度は、わざと難しい顔をして「もっとして欲しい?」と言った。

 僕は思わず素直に「うん」と答えていた。すると彼女はまた嬉しそうな顔をして「正直でよろしい」と言いながら、僕の左の乳首に舌を当て、そのまま舌をへそまで這わせた。僕はつい「ふうっ」というような声を出してしまった。それを聞いた彼女は、今度はクスクスと笑い「かわいい」と言いながら、尻尾の根本に両手を添え、ソフトクリームを舐めるように何度か亀頭に舌を這わせた後、薄目で僕を見たまま尻尾の半分くらいまでをパクリと銜えた。柔らかく湿った唇や舌の快感。この小さな口に包まれただけでも十分な快感。フェラ好きな僕は、尻尾に神経を集中させていく。そこに今度は上下の動きが伝わり始め、快感を倍増させていく。僕はついに声にならない声をあげてしまう。かまわず彼女は口をすぼめたり開いたりしながら、頭をゆっくり上下に動かし続け、徐々に動きを早めていく。いつのまにか右手でもしごいていて、左手は僕の太股をしっかり掴んで、僕が体をずらさないようにしている。

 

 いつもは僕が何かを言うと、彼女が素直に答えたり動いたりする。ご奉仕も、ここをこうしてごらんという風に仕向けていることが多かった。だいたい彼女が「気持ちいい?」と聞くことはあっても「もっとして欲しい?」とか「正直でよろしい」などと言ったことはなかった。しかし今日は、普段と立場が逆転してしまっている。

 

 僕には、すぐにでも果ててしまいたい気持ちと、いつまでもこの快感を味わいたい気持ちが同時にやって来る。しかし彼女はそれをお見通しのようで、わざと動きを止めてじらしたりもする。そしてまたわざと難しい顔で「気持ちいい?」と言う。もっとも息子を銜えたままなので、はっきりとは聞きとれない。彼女の目にはいたずらっぽい笑いが浮かんでいる。僕はまた、ただ素直に「うん」と答えるしかない。

 すると彼女はまた、やはり銜えたままで「正直でよろしい」とはっきりしない発音で言い、笑顔に戻って今度はもっと激しく頭を動かしはじめる。そうなると僕は、為す術がないかのように、ただただ快感をむさぼるしかない。もっとして欲しいかと聞かれて、こんな気持ちよさをみすみす逃すことなど出来るはずがない。

 

 普通の恋人同士ならよくあることだろう。けれど僕達は少し違う。僕は会社に勤めている普通の男だが、彼女はまだ11歳。ランドセルを背負って学校に通う小学生なのだ。普段見せていたあどけない仕草、それに申し訳程度膨らんだ胸、つるりとしたかわいいワレメ。好奇心で僕のベッドに入って来ていた子供らしい彼女と、今見せている艶めかしい姿があまりにもアンバランスで、僕は戸惑ってしまっていた。

 もっともそのアンバランスさが、一層僕を興奮させていたのは事実だし、途中から何も考えずにただ快感を味わっていたのも事実だった。

 

 彼女の動きはますますいやらしくなっていった。いつものただ軽く銜えたピストン運動とはまるで違う。

 頭の動きを遅くしたかと思うと、喉に当たるほど深くまで尻尾を入れてみたり、そのまま亀頭まで頭を戻して首を左右に動かしたりする。どうしたのか聞いてみたくなったけれど、彼女がストローでも吸うように尻尾を吸ってみたり、一度口を離して舌を這わせたり、揚げ句にはその舌を肛門まで這わせてみたりするせいで、もう話しかけられない程堪られなくなった。いつもの軽いご奉仕だけでも十分気持ちよかった

 けれど、今はねっちりとした動きで、11歳の少女が汗を流しながら、淫らに僕の尻尾を銜え、舐め、肛門に舌を忍ばせ、時々僕の反応を確かめるように薄めでこちらを見上げながら、責めているのだ。

 僕はこの幸福な瞬間に感謝した。

 

 それでも僕は一度起きあがると、彼女の腰を強引に抱え上げ、尻をこちらに向けさせようとした、彼女の綺麗なワレメに、いつものように吸い付きたくなったからだった。しかし彼女は「だぁめ」と言って僕の手を押さえ、「今日はお兄の太尻尾、チョー太いね」と言って笑い「ねぇ、ラムネまでね」と甘えた声で言った。彼女は僕を『お兄』とか『お兄ちゃん』と呼ぶ。

 

 僕はワレメに吸い付くのを諦め、それでも上半身を曲げて右手を彼女の尻に伸ばした。少しでもお返しがしてあげたかった。中指の先が、彼女の大切な所を探る。左の尻を開くように指を伸ばすと、驚いたことに自分がご奉仕をしていることで、彼女は大切な所を湿らせていた。いつもながら、彼女の分泌する液は粘り気がない。さらに探る。クリトリスを発見。押し当てるようにすると、彼女は尻尾を銜えたまま仰け反り、眉間にシワを寄せ、声を上げた。そして尻尾を銜えたまま動けなくなる。

 曲げていた指を伸ばし、今度は少し腕を上げて、大切な穴に指を伸ばしてみた。何という湿り方だろう。

 この子はこの一週間でこんなにも湿りやすくなってしまったのか。なま暖かい少女の液が、僕の指一杯にまとわりついて来たのだった。

 もっと指を伸ばそうとした時、彼女は尻をずらし、僕がさわれなくしてしまった。そしてまたはっきりしない発音で「だぁめ」と言い、僕の右手を押さえた。

 

 

     <2>

 

 再び「ご奉仕」が再開される。

 

 僕はもう、一切抵抗しないことにして、そのかわりに目でも楽しむことにする。水着の跡がハッキリついた細い体、その中でも特に白いままの小さな胸、小さなお尻、体全てが上下に動いている。口元を見れば、可愛い唇が僕の尻尾を包んでいる。彼女はいつの間にか僕の左足にまたがっているため、体が動く度に、さっき触れなくされてしまった彼女の大切な付近が、僕の太股と擦れ合う。熱くなっている大切な部分の周辺に、僕が少し強く太股を当てると、無意識で押し当てるようにするのだった。僕の太股はみるみる濡れてしまっていく。

 

 彼女の鼻息があらくなり、頭の動きも激しくなった頃、僕の射精感も高まっていた。僕は両手を彼女の頭と顔に添える。頬には、髪が汗で張り付いている。彼女の髪を掻き上げると、目を閉じて無心に「ご奉仕」をする少女の顔が見えた。銜えられた自分のものを見たのがきっかけとなった様に、とうとう最後の射精感が襲って来た。いつものように「いくよ」と言う。いつもならここで彼女は口を離す。しかし、彼女は一向に顔を上げず、それどころか、ますます激しく頭を動かし、しかも舌や唇をそれぞれきつく息子に絡みつける。

 もう駄目だ、我慢出来ない。

「いっちゃうよっ」

 声が裏返る。彼女は銜えたまま「ん、ん」と声を上げる。

「いいの?
出ちゃうよ!」

 彼女は動きを止めず、ただこまかく頷いている。

 もう駄目だ、本当の限界だ。僕は彼女の頭を押さえつける。

「いっ……く」

 声にならない声を出して、僕は思いきり11歳の口の中で果てた。

 それを受け止めるように、舌が尻尾の舌の部分に絡みつく。僕はこの時、このまま止まらないのではないかと思うほど、大量に長い時間放出した。それは今まで経験したことがないほどの快感と開放感。

 体の力が抜けてゆくのが分かった。

 舌が離れ、飛び出した液体が小さな口に広がるのが分かる。口の中で僕の息子も精液にまみれるのも感じた。

 

 彼女は、僕が果ててからも小さく頭を上下させ、僕のものを吸い上げているようだった。腰もまだゆっくりと動いている。ほんの少し間が空いた後、唇を尻尾に吸い付けるようにした後、彼女は喉を動かした。しばらくすると、再び舌が絡みついてくる。そしてまた間が空いた後、彼女はゆっくりと口を離し、僕を見上げた。紅潮した顔に汗が光っている。目はうつろながら、笑みをたたえている。尻尾の先から彼女の顎、そして下唇にかけて太い糸が引かれている。が、精液が溢れた様子はない。

 彼女はそのまま倒れるように横になった。

 

 もう一度喉をならし、左手の甲で口を拭いながら彼女は言った。

「こういう味なんだねぇ。あったかかったよ」

 僕は驚いていた。驚いてたずねた。

「飲んじゃったの?」

 彼女は僕の腕を枕にし、息を弾ませながらもこともなげに答えた。

「うん。ストローみたくチューって吸ったの。お兄チョー気持ちよさそうだったね」

 

 少女でなく、年長の女性でも、初めて口に出された時には、大抵は驚くものだ。一度口の中に溜め、後から吐き出したりされることもある。少なくとも今までの僕の相手はそうだった。飲めるようになるには時間がかかるし、飲めない人はずっと飲めない。口に出すのを嫌がる女性もいる。

 しかし彼女は、この11歳の女の子は、初めて口に出された精液をほとんど全て飲み干してしまった。

「平気だったの?」

「うん。平気。お兄だってレーコが濡れたの飲んじゃうじゃん。いつもチョー気持ちいいから、今度はお兄のも飲んでみようと思ってたの。それに今日お兄の誕生日じゃん。プレゼントだよ」

 

 彼女が言う通り、僕もしつこくクンニのご奉仕をしては、少女の味を満喫している。彼女が何かプレゼントを用意しているかもしれないと、密かに期待もしていた。しかし、まさか口内での発射と精飲が、11歳の少女からプレゼントされるなんて思いもよらなかった。この少女への挿入だけは我慢していた僕にとって(この数日後にはしたけれど)、ホントに素晴らしく気持ちの良いプレゼントになった。

 しかしこれは癖になってしまう。あんな気持ちの良い射精は初めてかもしれない。

 僕は思わず「ありがとう」と言ってしまっていた。

 

 彼女とのことは、これからじっくり書いて行こうと思う。それにまつわる色々なことも書きたいと思う。

 なるべく手短にお話しようとは思うけれど、どうしても長い話になってしまう。それにこの先の話は、少し複雑かも知れない。でも書いてみよう。うまく伝わると良いなぁ。

 とにかく確かに言えることは、今現在も、僕は複数の少女との関係を続けているということ。又、そのことが、僕に何物にも変えられない程の快感と充足を与えてくれているということだ。すぐに彼女達との話を書きたいと思うけれど、今の僕の話をするには、少し古い話から始めなければならない。

 お付き合い願えるだろうか?




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