「すみれ」

 

 便座に座りこむこと十数分。

「すみれちゃん、なにしてるの? 早くしないと、朝ご飯食べる時間なくなっちゃうわよ」

 ドアの外から届く母の声にすみれは、

「そ、そんなこといわれてもぉ…」

 と困りながらも、自分でもそれはわかっていたので、下ろしただけでその行動の意味をなさなった、後ろに「ねこさん」のアニメ調イラストがほどこされたショーツを定位置に戻し、

「ハァ…ど、どうしよう。今日で一週間だわ…」

 溜息混じりに便座を立つ。

 すみれのお通じが止まって、今日で一週間。これまで四、五日の便秘ということはあったが、一週間というのは新記録だ。

 とはいえ、その新記録の副賞としてすみれに与えられているのは、腹部を圧迫する異物感と、

「このまま、お通じがなくなっちゃったりしないかしら? も、もしそんなことになったら…」

 考えるだけでゾッとするような「妄想」だけだが。

 やはり溜息混じりにトイレを後にしたすみれは、憂鬱な顔で朝食の用意が調っているだろうダイニングに向かう。

「あっ、すみれちゃん。早くご飯食べちゃってね。パパはもう食べ終わって、会社にいっちゃったわよ?」

 と、母は、普段から内気でおとなしい性格の娘が、今日はいつにも増しておとなしく、そして明らかに気落ちした表情をしているのに気がつき、

「どうしたの? すみれちゃん」

 心配して声をかけた。

「…う、うん。あのね、ママ」

 お通じがでないの、一週間も…と続けようとしたすみれだったが、そんな恥ずかしいことは母にもいえなかった。

 すみれは超がつくほどの恥ずかしがり屋で、ちょっとしたことでもすぐに顔を赤くしてうつむいてしまう。

「あたしだって六年生になったんだから、もう少ししっかりしなくちゃいけないわ」

 とは思っているのだが、思っているだけで成果はでていない。

 言葉を切り、うつむて黙りこむ娘。これを母親に心配するなというほうが無理だ。

 母は真剣な顔をし、少し声のトーンを落として、

「ママにも、いえないことなの?」

 大好きなママの真剣な口調。すみれが、背中がかくれるまで長く髪を伸ばしているのも、大好きなママと同じ髪型にしたかったからだ。

 そんな大好きなママに、余計な心配はかけられないし、かけたくない。すみれは思い切って、

「…あ、あのね、ママ。あ、あたし、で、でないの」

「なにがでないの?」

 カーッ…と火照る頬。耳まで真っ赤に染め、すみれはいった。

「う、うんち」

 言葉につまる母。そんなことで、あれほどまでに気落ちした顔をするのか、我が愛娘は。

「い、いつから?」

 母は安心し、脱力した声ですみれに問う。

「…一週間前」

 それはたしかに、ちょっと長い。が、母もお通じがいいほうではなく、十日でないということも、一年に二回や三回はある。

「じゃあ、ママのお薬があるから飲みなさい? それとも、浣腸のほうがいいかしら?」

 浣腸。三年生のとき高熱を出し、若い男のお医者さんに座薬を注入されてから、お尻になにかをいれるというのは、すみれにとって恐怖を感じてしまうほどに恥ずかしいことになっている。

「…か、浣腸…いや」

 すみれには浣腸と言葉にするのも恥ずかしいことだったが、母はそんなことに構っていられないとでもいうように、

「だったらお薬ね。よく効くお薬があるから、それを飲んでだしちゃいなさい」

 ササッ…と便秘薬を取りに向かった。

 

「…で、でない」

 便秘薬を飲みトイレに戻ったすみれは、再び便座に腰を下ろした。

 が、でない。

「三分くらいで効いてくるから」

 と母はいっていたが、すでに五分は経過している。

 朝食は諦めるとしても、家をでなければならない限界時間まで、後五分もないだろう。

 焦るすみれ。が、でない。くにっ…とお腹を押してみる。ジュク…とした痛みが返ってきただけだった。

 そんなこんなで、

「すみれちゃん、でた? もう学校にいく時間よ」

「うぅ…で、でないよぉ」

 半泣き状態のすみれは、学校に遅刻するわけにもいかないので、「ねこさんパンツ」をスカートの中にしまってトイレをでることにする。

 すみれにとって、排便より学校に遅刻しないということのほうが大事だった。

 このときは、本当にそうだった。

 後から考えると「そうでもなかった」のだが、すみれは予知能力者でもなければデロ○アンも持っていない。

「に、兄さんっ! ボクが見ていたのは過去じゃない。これから起こることなんだっ! 不思議な女の子が教えてくれたんだっ」

 などとドラマチックにいうこともないだろうし、バックな感じでヒューチャーもできないのだ。

 すみれにできることは、赤いランドセルをガチャガチャいわせ、膝上丈のスカートの隙間から「ねこさんパンツ」をチラチラさせながら、いつもなら余裕で歩いている通学路を、駆け足で学校へと向かうということだけだった。

 

「よ、よかったぁ…な、なんとか間に合ったわ」

 すみれが六年一組の教室に入るのと、担任の小林先生が教室のドアを開けるのとは、約十秒の差だった。

 すみれが教室のほぼ真ん中にある自分の席につくと、

「すみれちゃん。今日はどうしたの? いつもは、私よりはやいのに」

 後ろの席に座る、仲良しの恵実子(えみこ)ちゃんがいった。

「う、うん。ちょっとお寝坊しちゃったの…」

 まさか便秘でトイレに座っていたともいえず、すみれは適当でいてそれらしい言い訳を返す。

 恵実子ちゃんは「ふ〜ん」といっただけで、それ以上なにも訊いてこなかった。

 こうして朝の会が始まり、今日もなごともない普通な一日が経過するはずだった。このときすみれは、それを疑ってもいなかった。

 なぜならすみれは予知能りょ…って、それはもういったので、次のシーンへゴーッ!

 

 で、次のシーン。

 二時間目の授業は算数。文句なしの優等生で通っているすみれは、多少図工が苦手というだけで、勉強も体育も得意だ。その中でも算数は、得意中の得意といっていいだろう。いつも授業は真面目に聞いているし、もちろんノートもちゃんととっている。

 が、今日はどうも様子がおかしい。なんだか苦しそうにも見える表情をして、額にはうっすらと汗を浮かべている。

 よく見るとノートは途中までしかとられておらず、それに最後のほうは字が歪んでいた。

 ぴくんっ!

 不意に、すみれの細い肩が小さく跳ねる。

「う、うぅ…ど、どうしようぅ」

 明らかに「そんな」表情をつくるすみれ。困ったようでいて、でもどこか恥ずかしげで、未成熟な色気までも感じる、「そんな」顔だ。

 頭脳明晰スポーツ万能。人柄がよく友達も多くて、男子児童(一部女子児童も)はもちろんのこと、教師にまで憧れて(いろんな意味で)いる者さえいる、シャンプーのCMにでてくるような美しく艶やかな長髪を持つ、内気で恥ずかしがり屋な美少女。

 そんなすみれに「そんな」表情をされては、「もうお兄ちゃんドキドキじゃよ」…ってなものだ。

 汗ばんだ額にはりつく前髪。微かに震えているかのような唇は少し青ざめ、いつもの鮮やかな桜色ではなくなっている。

 ぎゅるっ

 …おや? 今の音はなんだろう。

 ぎゅるるるうぅ〜

 また聞こえたぞ?

 …って、なんか態とらしいので止め。どうやら朝に飲んだ便秘薬が、今になって効果を発揮しだしたらしい。

 そう今、この瞬間。すみれのお腹というか直腸というかまぁそんな感じの場所で、「聖戦」が繰り広げられているのだ。

 それは、「もうでちゃいます」を旗印としたお汁気たっぷり便意軍と、「で、でちゃだめっ!」を旗印とした、肛門括約筋軍との「聖戦」である。 

 肛門括約筋軍には、女子便所連合軍という同盟軍がいるのだが、その同盟軍はある合言葉をいわないと協力してくれない。

 それは、

「先生。おトイレいってもいいですか?」

 …である。

 しかし考えてみよう。超がつくほどの恥ずかしがり屋であるすみれに、授業中、クラスメイトが一生懸命勉学に勤しんでいるはず(かくれてゲー○ボーイとかやっている、窓際一番後ろの席に座る男子児童は無視して)の、大変静粛かつ厳粛な時間と空間で、まさか、

「先生。おトイレいってもいいですか?」

 の合言葉がいえるわけもない。

 すみれにできるのは、

「お、お腹の音、みんなに聞こえてないかしら…?」

 と心配しながら、ギュッと力をこめて肛門括約筋軍に声援を送り続けることだけだ。

 黒板の上の時計に目を向けると、授業終了まで後二十分もある。

「…た、耐えられる…か、かしら…?」

 休み時間まで耐えれば、同盟軍は合言葉を必要とせずに協力してくれることになっている。

 しかしっ! それにも一つ、すみれが超えなければならない壁があった。

 恥ずかしがり屋のすみれは、

「おトイレにはいるところを、お友達に見られるのは恥ずかしいわ」

 という理由で、これまで一度も同盟軍の力を借りに基地を訪れたことがないのだ。

 ここまでくると賞状をあげたいほどの恥ずかしがり屋だが、すみれはそういう女の子なので仕方がない。

 だが今回に限っては、そんなことをいっている戦況ではない。

 恥ずかしいのをガマンして同盟軍の力を借りるのはいいとしても、それが今この瞬間というわけにはいかない。

 合言葉を必要としなくなるまで待たなければならない。

 ぐるぐるぎゅるるるうぅ〜っ

 唸る下腹部。ヒック…ヒック…と、ギュッと閉じたお尻の穴が痙攣するのがわかる。

「…が、がまんし、しなく、くちゃ」

 悪化する戦況。がんばれ肛門括約筋軍っ! しかし「イジワルなお兄ちゃん」としてみれば、お汁気たっぷり便意軍にもがんばってもらいたい。

 想像してみてほしい。肛門括約筋軍の惨敗した姿を。

 すみれの小さくて真っ白なお尻をつつむ「ねこさんパンツ」が便意軍色に染まり、それだけでなく、ビチャビチャと音を立ててすみれの外部にまで領土を拡げようと進む。それはすみれが座る椅子であり、教室の床であり、廊下であるかもしれない。

 こんもりと脹らんだ「ねこさんパンツ」の隙間から、ドロリとした軟便将軍が現れ、その圧倒的なまでの臭力を周囲に誇示する。「ねこさんパンツ」の中ではすみれの真っ白つるつるお尻が軟便将軍をべっちょりと張りつけ、ニュチャニチャとしたその肌触りと温もりに、すみれはなにを思うだろう(たぶん、なにも思えないと思うが)。

 いやいやそれだけではない。すみれは校内一の優等生といってもいい、ある意味ぎゃるげーのメインヒロイン的な美少女だ。

 そんなメインヒロインが、あろうことかトイレ以外の校内で、服を着て「ねこさんパンツ」をはいたまま、

「一週間分お汁気たっぷり、は、恥ずかしいいぃ〜っ! ぶるびゅるぶちゅちゅうぅっ、ぶびっ、ぶびびびびいぃ〜っ! ぶっ、ぶちゅっ、ぴゅっぷぴぴゅっ…にょるるるるうぅ〜ぷっ、ぷぴぷぴいぃ…ぷぴっ脱糞」

 を披露するのだ。それは「イジワルなお兄ちゃん」としてみれば、ぜひ一生に一度はお目にしたい絶景だろう。

 ま、敗退が教室と仮定して想像してみると、すみれは椅子に座っているわけだから、お汁は椅子に溢れてすみれのお尻を濡らし、ビチャビチャと床に滴るだろう。もちろん「ねこさんパンツ」はぐっちょりニュチュニュチュだ。

 そして、すみれのお尻のワレメを隙間なく陵辱する軟便将軍。にゅちゃっ…と張りつき、そればかりか前のほうにまでいくだろう。やわらかいし。

 ま、前…って、あ、アレだよ、アッレ。

 乙女の秘密ゾーン。

「この一本線を見ていいのは、私の王子さまだっけ。でもぉ…さわっちゃだめぇ。だって、恥ずかしいもん。

 えぇ〜っ! さ、さわりたいのぉ。そ、そんなっ。さわるだけじゃなくて、王子さまの聖なる棒で奥をさぐりたいって…い、いやあぁんっ!

 あっ、で、でも、でもでもぉ…お、王子さまなら、い、いい…かな?(ポッ)」

 な、アレな場所だ。

 その線が、もしかしたら奥までもが、軟便将軍に陵辱され、抵抗虚しく将軍色にベッチョリと、もしくはニュチャリと染まる。

 考えただけで、なんか背徳的に甘美な感じだ。

 これはぜび、お汁気たっぷり軟便軍にがんばってもらいたい。そして背徳的な甘美に浸らせてほしい。

 いけいけごーごーお汁気たっぷり軟便軍っ! 肛門括約筋軍なんて一蹴だあぁーっ!

 …とっ、ご、ごめん、ちょっと調子に乗りすぎた。

 でも見たいでしょ? すみれの脱糞。汁気たっぷりの。一週間分だよ? それはすごい量さ。臭いもいいだろうねぇ。なんせ、サラサラロンゲ清純派の美少女だし(それは臭いと関係ない)。

 色はどんなだろうねぇ…黄色が強いのもいいけど、いかにも「うんち色」ってのもいいねぇ。褐色な感じのヤツね。

 騒然となる教室。呆然と脱力するすみれ。ピチャピチャと垂れ、床に拡がるうんち汁。軟便にまみれた下半身はすえた刺激臭を放ち、その刺激臭が教室を満たす。唐突に泣き崩れるすみれ。しかし肛門はその湿った音色を奏で続け…。

 う〜ん…それはちょっと、というか、かなりすみれがかわいそうだ。なにも悪いことしたわけじゃないんだし。

 もしそんなことにでもなったら、すみれの人生、相当な軌道変更を余儀なくされてしまうだろう。いくら「イジワルなお兄ちゃん」でも、そこまでは望まない。

 やっぱり女の子は、楽しそうに笑っているのが一番かわいい。

 ま、最終的にどうなるかはわからないけど、すみれの様子を観察するのに戻ろう。

 で…だ。

 どうやら授業終了まで、後十分をきったようだ。すみれの顔色は蒼白…だが、もともと色白なのであまり目立っていない。。

 プルプルと膝が震え、多少目がイッちゃってる。

 ぐる…ぎゅるぐるぐぎゅるうぅ〜っ!

 あっ…今のは結構大きな音だった。これは誰かに聞こえたんじゃないか? しかしすみれは、もう音のことなど気にしている余裕もないようで、まん丸おめめを潤ませてどこか「違う世界」を見ているようだ。

 …う〜ん。これは肛門括約筋軍、相当不利な戦況になっているぞ。

 危うしすみれっ! 軟便将軍に、乙女の秘密ゾーンを陵辱されてしまうのかっ?

 次回・「すみれ 第二章」

 「軟便将軍の経歴と家族構成。あと戦歴とか」…に、げっちゅうっ!

 …ま、悪ふざけはこのくらいにして、続きつづきっと。

 

 刻(とき)は少女にあまりにも酷な試練を与えたもうた。が、少女はそれに耐え、勝利と栄光を手にしようとしていた。

 暗雲を切り裂く聖なる光。それはまさに聖剣の軌跡。闇へと還る魔王と、黄金の髪を風にゆらす勇者のレリーフが如く、安堵と祝福が少女をつつみこむことだろう。

 やがて少女はいうのだ。

「聖戦はたしかに存在しました。しかしそれは、異世界でのできごとです。我々はただ、神と神が使わしたもうた勇者の御名において、今までの暮らしを続けていけばよいのです」

 女神の如く微笑む少女に人々は、彼女こそ誠の聖女と…って、ごめん、これも悪ふざけ。

 ま、なんやかんやあったふうなことを説明したいの心なのだが、授業終了まで十分を切った辺りから、すみれの様子は変わっていない。

 二、三度肩を小さく跳ねることはあったが、「ねこさんパンツ」が便意軍色に染まったということはない。

 要するに、無言で瞳を潤ませて、なんだか膝をぷるぷるさせながらも、すみれはガマンできているのコトよ。

 で、授業終了まで後三十秒…二十九秒…二十八秒…。

 肛門括約筋軍の勝利は、もう目の前だ。辛い戦いだった。サラサラロンゲ清純派な美少女には、本当に酷な戦いだった。

 しかしまだ戦いが終わったわけではないっ! そのことを、我々「イジワルなお兄ちゃん」連合軍は目の当たりにするっ。

 それは、カウントダウンが十から始まった瞬間に起こった。

 ちょろ

 すみれの「ねこさんパンツ」の真ん中を、伏兵、尿漏れ遊撃隊が襲ったのだ。

 微かだが染みとなり、その姿を誇示する尿漏れ遊撃隊。だが、ちょっとイッちゃってる目のすみれは、まだ彼らの存在に気がついていない。

 じゅわぁ…と、確実に占拠範囲を拡げる尿漏れ遊撃隊。

 あっ…! ちょっと透けて見えてる。秘密の一本線が…。「ねこさんパンツ」の真ん中がぺたっ…と張りつき、乙女の秘密ゾーンの形が浮きだしている。

 透けた肌色が、なんともいいがたくキュンとする。

 も、もう少し、も…すこ…

 きーんこーんかーんこーん きーんこーんかーんこーん

「じゃあ、授業終わり」

 …「聖戦」は…終わった。

 かに思えた次の瞬間っ!

 震える膝で立ち上がろうとしたすみれは、その幼い身体を浮かすことはできなかった。

(…で、でちゃう。た、たったら…うんちもおしっこもでちゃううぅ〜っ)

 授業終了のチャイムで「あっちの世界」から帰還はできたが、すみれは立ち上がることができなくなっていたのだ。

 猛烈な便意と尿意。襲い来る絶望感と圧倒的な危機感。

 もうこれは白旗を揚げるしかない。諦めるしかない。しかしすみれは諦めなかった。

(か、変わらなくちゃ…恥ずかしがってばかりのあたしを変えなくちゃっ!)

 う〜ん…それは、この状況では関係ないんじゃないか?

 必死に腰を浮かそうとするすみれ。少し、また少し、すみれの膝は伸び、腰は椅子から距離を置いてゆく。

 がんばる女の子っ! 萌えるシュチエーションだっ! これは「イジワルなお兄ちゃん」連合軍も、応援せずにはいられないだろう。

 がんばれすみれっ! まけるなすみれっ。

 と、そのとき。

「なにしてんの? すみれちゃん。ブルブル震えたりして」

 ボンッと、恵実子ちゃんがすみれのお尻を軽く叩いた。

 

 …「聖戦」は、本当に終わった。

 


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