私は21歳以上です。

第7日目  8/3(金)・・・バンコク泊


昼過ぎにようやく目が覚める。サーと今日の予定を確認。昼間は一緒にMBKに行くことにし、夕方からは、日本人の友達と会わなければならないということで(本当は何も予定が無いのだが)、一度別れて、夜の9時すぎに、彼女のお店「P」へ行くということにしておいた。
彼女は昨日の寝る時から、私のTシャツを着ていたが、このままの服装で外に出るらしい。彼女のブラウスは、なぜか私が預かることになった。

出かける準備をして2時過ぎに出発。BTSでMBKへ向かう。とりあえずお腹が空いていたので、まずはタイスキのMKへ入る。サーは、お腹が空いていないのか、あまり食べなかった。また、彼女は辛いのが苦手なようで、店員に砂糖を持ってきてくれるように頼み、それをタレの中に、どっさりと入れていた・・・。お会計は2人で320Bと格安。
その後MBKをブラブラと歩く。私はCDが欲しかったので、前に行ったCDショップを探すが、なかなか見当たらない。サーも近くの店員に場所を尋ねてくれるが、それでも見つけることができなかった。
彼女が1軒の携帯電話売場で立ち止まり、店員に何か聞いている。値段交渉しているようだ。納得すると彼女は店員にお金を払っている。どうやら携帯のカバーを交換するらしい。そして、サーは「あなたはどれが好き?」と聞いてくる。無地のカラフルなものから、柄物までいろいろあったが、ジェラシックパークと表記された龍の刺繍柄のものがあり、「これがイイかな」というと、彼女はそれに決めた。

彼女が「ボーリングしよう」というので、エレベータで上の階に上がり、ボーリング場へ行く。受付をして、靴を借りる。靴下も一緒に付いてきたが、ここもサーがお金を出してくれた。私は、久々のボーリングであったが、1ゲーム目はまずまず、一方サーはあまり調子が出ないらしい。2ゲーム目になると、私は、すでに握力が無くなってきて、玉が真っ直ぐ行かなくなる。大臀筋もつってきた・・・。一方、サーは調子が出てきたようで、ストライクを連発。140以上のスコアを出していたので、なかなかのものである。それでも「マイケーン」と言っている。それに比べてヘタクソな私・・・。2ゲームやってドリンクを頼んで、320Bだった。
その後、中をブラブラ。5時近くになりBTSの駅の方へ向かう。彼女は一度アパートに帰るということなので、「じゃあ、後でお店に行くね」と言って、ここで別れる。私は、再度MBK内に戻り、CD屋を探す。ようやく見つけたCD屋で、欲しかった『Silly Fools』のCDがあったので購入。250Bだった。

BTSでNana駅まで行き、アンバサダー前のインターネットサービスでメールをチェックをする。在タイのSさんからメールが入っていたので、ホテルに戻り、早速携帯に電話を掛けてみるが繋がらなかった。そのまま、ホテルで一休み。普段なら、ここで「MPでも行こう」と思うところだが、今はそういう気分になれない。性欲はプノンペンで使い果たしたのかな・・・。


ソイ・カウボーイ横のバービア群
7時頃になり、ソイ・カウボーイへと向かう。「BACCARA」へ入店。まだ時間が早いせいか、客もダンサーも少ない。前回入店した時に付いたダンサーとLBのオヒキもいなかった。クロスタービールを飲みながらステージを眺める。2階席にも行ってみたかったので、ウェイトレスに「2階に上がって良いか?」と確認し、2階のソファ席に腰を下ろす。下から見上げると、結構ソソられたダンサー達も、2階で間近に見ると、あまり可愛くない・・・。ダンサーが増える気配もないので出る。
そのまま隣の「MIDNIGHT BAR」へ入店。客は私1人で、ダンサーの視線が一斉に集まる。やはりレベルは場末・・・。隣に女の子が1人座り、話し掛けてくるので、適当に相手をする。彼女はイサーン出身の18歳とのことだった。

MIDNIGHT BARを出て、クリントンプラザにでも行こうと思っていたのだが、ここで雨が強く降ってきたので、「LONG GUN」に雨宿りがてら入店。それにしても、ここの椅子は、足元が狭くて座り心地が悪く、身長が高い私にとっては、かなり窮屈である。しかし客は、結構入っていて、ダンサーも数人可愛い娘がいた。入口横の特設ミニステージでは、名物オバさんダンサーが1人、体を重そうに左右に揺らしながら踊っていた。噂では、彼女は自分でお金を払って、ここで踊っているらしい。でも何のために、彼女はここにいるのかな???
ママさんの掛け声で一斉にダンサーが入れ替わる。今度は2軍なのか? それにしても、決して広いとは言えない店内に、一体何人のダンサーがいるのだろう? とにかくスゴイ人数であった。


何故か居心地良いです
雨が少し小降りになったので、スクンビットまで早足で歩き、タクシーに乗りナナへと向かう。途中ナナ入口の屋台で、ビールのつまみに1本10Bの焼き鳥を4本買い、そのまま「SUGER BEAT」へ行く。昨日のナムフォンが隣に座り、反対側にはプンプイ娘が座る。2人にドリンクを奢り、焼き鳥をツマミにダラダラと過ごす。焼き鳥に一緒に入っていたチリを間違って食べてしまい、辛くて30分くらい死にそうになった・・・。女の子は、決して可愛い訳ではないが、ここは何だか、とても居心地が良く感じられた。
   

偽アムロ(?)も健在!
もう一度在タイのSさんに電話してみようと思い、プンプイに「友達に電話したいから、ちょっと携帯貸して」と言って、プンプイの携帯で掛けてみる。しかし電話は繋がって、Sさんの声は聞こえるのだが、こちらの声が聞こえないらしく、結局連絡がつかなかった。Sさんからは、後日メールが届いて、どうやらこの日、携帯が故障していたらしい・・・。散々電話を使ったので、プンプイにお金を払おうとすると、受け取らず、「マイペンライ」と言ってくれる。イイ娘やー!
そうこうしているうちに、10時近くになってしまったので、そろそろタニヤへ行こうと思い、「友達と約束があるから」と言って出ることにする。お会計は、2人にドリンク奢っても200Bと格安。

BTSのサラディーン駅で降車し、少しパッポンの屋台をブラブラと見学する。時間は10時半となり、「今から『P』に行くと、閉店までいても2時間半だから、ちょうど良いかな」と思い、タニヤへと向かう。「P」の前のビルに行くと、早速女の子が「1時間1,000Bです。お願いします」と言って寄ってくるが、「行く店が決まっているから」と言うと、「どこのお店ですか?」と聞いてくる。「Pだよ」というと、Pの女の子を呼んでくれて、そのまま美人ママさんをはじめ、女の子に囲まれ、エレベータに乗り込む。女の子達は、みんなこっちを見て、ニコニコしているので、ちょっと恥ずかしい・・・。

店内に入り、女の子が座っているソファーを見渡してみるが、サーはいないようだ。ボーイの後に付いて、個室に入ろうとすると、サーが後ろから抱き付いてきた。個室に入ると、「来るのが遅い! 9時に来ると言ってたでしょ!」と、ちょっと怒っている。ホテルに電話もくれたらしい。
今日はゆっくりするつもりだったので、ボトルを入れようと思い、シーバス(1,200B)を入れる。ボトルの有効期限は1年とのことであった。その後は、タイ語や日本語のカラオケを歌ったり、指差し会話帳で話をしたりしながら時間を過ごす。ここで初めて、明日の深夜に日本に帰国することをサーに告げる。「次はいつ来るの?」と聞かれて、「たぶん年末まで来れないよ」と言うと、彼女は泣いてしまった・・・。心が痛い。
しかし彼女も9月には、故郷のチェンマイに帰るとのことだった。7月15日にバンコクに出てきたが、母親が「チェンマイに帰って来い」と言っているらしく、彼女もバンコクは、あまり好きではないので、帰るらしい。「じゃあ12月はチェンマイで会おう」という話になり、それまでに私はタイ語、彼女は日本語を勉強しようということになった。


タニヤの「P」店内にて
結局閉店の1時までいて、チェックビン。お会計は4,050Bとちょっと高い。内訳を見ると、個室使用料とフルーツ代が加算されているが、これは実際に使用したので良いとして、オフ代600Bも入っている。ママを呼んで、「閉店までいたのだから、オフ代取るのは無いんじゃない?」と言うが、「それがシステムです。社長が厳しいのでゴメンナサイ」の一点張り。これくらいでモメたくないので、そのまま支払うことにする。
サーも「ここのお店はノーグットだ」と怒っていた。それにしても、新規OPENの店とはいえ、週末にも関わらず、他にお客はいないようで、「これで大丈夫なの?」と逆に心配してしまう。ママは美人だし、女の子の量・質とも、まずまずだと思うのだけど・・・。

彼女と一緒に外に出て、私が「ちょっとお腹空いた」と言うと、スリウォン通りの屋台に連れて行かれる。クゥィティオを頼むと、中に大きい鳥肉が入っていた。しかし味はイマ一歩か・・・。
タクシーに乗ると、彼女は「スクンビット・ソイ13に私のママがやっているバービアがあるから、ここに行こう」と言っている。しかし、『私のママ』って誰だ? チェンマイにいるんじゃないのか?
後で話を聞くと、両親は離婚しており、父親はチェンライにいるらしい。また、実の母親はチェンマイにいて、もう一人の母親がスクンビットにいるとのこと。タイではありがちな話だが、それにしても複雑な家庭環境である。
クリントンプラザ前にタクシーが泊まり、GOGO「Doll House」前のバービアへ入る。ここで「私のママよ」と紹介され挨拶。サーに「ママと似てる?」と聞かれるが、全然似てない・・・。私はクロスター、サーはハイネケンを頼み、ママさんとも乾杯。2時なると一斉にGOGOもバービアも店じまいをするが、結局2時半頃までダラダラと過ごした。「そろそろ行こうか」という話になり、チェックをすると、彼女は「ここは私が払うから」と言うので、お言葉に甘えることにする。

スクンビットに出て、「タクシーに乗るか?」と聞くが、「歩きで良い」というので、そのまま手を繋ぎながら歩く。テルメ前には、店からあぶれたプーインとファランがタムロしていた。ロビンソン前にはオカマが3人位いて、サーと何か話している。その内の1人が、冗談で「イイ男ねー」と言って、私の股間を触ったところ、サーはマジで怒っていた・・・。

ホテルに戻り、ようやく2人きりになることができた。交互にシャワーを浴びてベッドへ入る。こうして夜を一緒に過ごせるのも、今日で最後だと思うと、自然と力がこもる。こうして幸せな気分で抱き合って眠った・・・。


fc