私は21歳以上です。

第4日目  7月31日(火)・・・バンコク→プノンペン泊


午前4時に目覚まし時計の音で目が覚める。あれから何時間眠ったのだろうか? バンコク発プノンペン行きPG920便は、午前7時40分発と早朝の便のため、この日は、若干余裕をもって、午前4時に目覚ましをセットしておいた。隣にはサーがまだ眠そうにしており、このまま抱き合って眠っていたい気分であったが、30分ほどしてから、シャワーを浴びて、出発の準備を始める。
荷造りを終えて、サーと一緒にフロントへ行き、チェックアウトの手続きをする。ホテルの外へ出ると、ちょうど1台のタクシーが目の前に止まった。サーに「アパートに帰る? それとも、一緒に空港に来るか?」と聞いてみると、彼女は「一緒に空港まで行く」と言うので、トランクにスーツケースを積み込み、一緒にタクシーへと乗り込んだ。

タクシーの車内で、サーは1枚の写真を見せてくれた。それは、彼女が故郷のチェンマイで撮った、民族衣装を着た彼女自身の写真であった。これを私のくれるという。私は、それを大事にバッグの中にしまった。その他、彼女の財布には、プリクラが何枚も貼られていた。
空港までは、一般道利用で20分、160Bほどで到着。運ちゃんには、170B支払う。トランクから荷物を降ろしていると、彼女は車内に残ったままで、このままアパートに真っ直ぐ帰るとのこと。彼女に幾らあげたら良いのか、車内でもずっと考えていたのだが、200Bは帰りのタクシー代、あと1,000Bは気持ちのつもりで、合わせて1,200Bを「For taxi」と言って渡した。彼女は、びっくりした表情で「受け取れないわ」といった感じであったが、強引に握らせ、タクシーのドアを閉めた。窓越しに手を振る彼女が、とても愛しく感じた。

搭乗手続を済ませ、出国税500Bを支払い、出国審査を終えて、搭乗ゲートへと向かう。搭乗ゲートは、まだ開いておらず、手前のベンチで一眠り。ゲートが開き、中に入ると、テーブル上には、カンボジアの出入国カード、税関申告書、VISA申請用紙が一式になって置いてあったので、これらを早速記入する。
搭乗時刻となり、バスで航空機の前に行くが、小さい・・・。搭乗時間は約50分と非常に短かったが、機内食のサービスまで付くので、スチュワーデスは大忙しだろう。
   

プノンペン初上陸!
定刻通り午前9時にプノンペンのポチェントン国際空港に到着する。とても国際空港とは思えないほど小さな空港である。昔、出張で行った、島根の松江空港が、こんな感じだった気がする。
中に入ると、右手にVISA申請カウンターがあり、パスポートとVISAの申請書を係員に渡す。VISAの発給作業は、5人ほどの係員の流れ作業で、7、8分ほどで自分の番となった。VISA申請料20$を払い、パスポートを受け取る。前のファランはバーツで支払っていた。バーツの場合は1,000B。
   

ビックリするくらい小さな国際空港
入国審査を終え、外に出ると左手に旅行代理店があり、さらに先へ進むと、多くの現地人がタムロしている。私のスーツケースを引きずった姿を見て、早速タクシーの運チャンが数人寄って来る。料金は、空港から市内については、どのタクシーも一律で7$とのこと。運チャンに連れられ、タクシーチケットのカウンターへ行く。そこで係員がチケットを1人のドライバーに渡した。そして係員から、「お金はドライバーに直接払うように」と言われる。ドライバーの後を付いていき、タクシーへ乗り込む。
「SORIYA HOTEL」と告げると、「分かった、分かった」という感じで出発。車内では、しきりに1日ガイドを勧められる。「バイタクは強盗に会うから危ない。本当は1日25$なのだが、あなたのために特別20$で良い」と言っていた。ホテルには約25分で到着。
   

鏡が怪しすぎる・・・。
フロントに行き、若い中国人顔のお姉ちゃんに言って、部屋を見せてもらう。2階の角部屋に連れていかれる。中はかなり広いく、日当たりも良い。ベッド横に設置されている鏡が怪しい雰囲気を漂わせている。1泊20$とのことだったので、試しに「16$にしてくれない?」と値引き交渉してみるが、「ここは、広い部屋だから20$なのよ」と言われる。納得して、ここに2泊することにする。
今朝は早かったので、ちょっと昼寝のつもりで横になると、そのまま午後の3時半まで寝てしまった・・・。
   

セントラルマーケット近くの両替屋
目が覚めてから、徒歩で市内の探索に出かける。道を歩いていると、バイタクがしつこく付いてくる。まずはセントラルマーケットへ行く。セントラルマーケットから「PARADAICE HOTEL」の方向に歩いていくと、その斜め向かいに、両替屋が3軒ほど並んでいたので、ここでドルからリエルに両替をする。どこの店も1$=3,940Rのレートであった。とりあえず10$両替。
そのままモニボン通りをブラブラと歩く。有名な「餃子館」を発見。その斜め向かいには、インターネットサービスがあり、1h=2$の表示であった。ここでメールと掲示板のチェック。30分ほどでチェックすると3,300Rの請求だった。
   

餃子館で雨宿り
朝から機内食以外、何も食べていなかったので、向かいの「餃子館」に行ってみるが、電気が消えている。中を覗いていると、店員らしき兄ちゃんが、どこからともなく現れて、「ギョーザ?」と聞いてくる。「Yes」と答えると、ドアを開けてくれる。ここで餃子とビールを注文。「ギョーザ」とオーダーすると、出てきたのは水餃子だった。これが美味い!
途中から、バケツをひっくり返したような大雨が降りだし、30分くらいビールを飲みながら、雨宿りをする。餃子が1$、ビール大瓶が1.5$であった。

雨も止んだので、63stの置屋探索へと向かう。まずは「來來」へ入店。中に入るとピンク色の照明、正面に小さな雛壇がある。ところが、雛壇にきちんと座っている女の子はおらず、ソファーに座っていたり、寝ていたり、中には、雛壇の中で、足を高く上げて、思いっきり口を開けて寝ている娘もいた・・・。総勢30人くらいか?
一瞬この光景に唖然としたが、とりあえずソファーに座り女の子を物色する。やはり噂通り、かなり若い娘が多い。1人お姉さんっぽい娘が、隣にやってきて、「どの娘にするの?」と聞いてくる。周りを見渡して、中山エミリを、ちょっと太らせたような娘と目があったので、彼女を指名。念のため、「5$だよね?」と料金を確認しておく。姉さんに5$を支払い、中山エミリと階段で3階まで上がり、個室へ入る。
個室の中は、ベッドと机があるだけの狭くて質素な部屋であった。彼女が最初にシャワーを浴びに行き、私もその間に服を脱いで、彼女と交代で共同のシャワー室に行く。ところが、シャワー室の中に入ってビックリ! コンクリート槽の中に水が貯めてあるだけであった・・・。震えながら水浴びをし、個室へと戻る。部屋の中で、彼女に『指差し会話集』を見せるが、全然興味を示さない様子。年齢が20歳ということだけは分かった。ここの店では年上の方であろう。
ベッドに横たわると、腕のマッサージから始まって、上半身そして下半身へと・・・。生での強烈なニャムニャム攻撃。これはスゴイ! 悶絶もの! しかし本番では、ゴムを2枚重ねにされ、彼女が下になると、あとは冷凍本マグロ状態であった・・・。表情1つ変えない。ベットのギシギシいう音だけが、虚しく響く。
終了後、再度交互に水浴びをし、彼女にチップ1$渡して、店を出る。


海軍・・・マッサー5$+ボンボン5$
そのまま、斜め向かいの「海軍」へ入店する。ここは、雛壇に20人くらいが整列していた。來來よりもお姉さん系の娘が多い。その中で、しきりに金髪の12番がアピールしてくるので、彼女を指名。そのまま2階の個室へ移動する。ここは部屋に水シャワーが完備されていた。シャワーを浴びて、タオル1枚でベッドに横たわる。
すると、彼女は「マッサー or ボンボン」と聞いてくる。ここでは、マッサーだけのつもりだったので、「マッサー・オンリー」と告げると、彼女は、とても残念そう。ちなみに彼女は21歳とのこと。しかし、マッサーは意外にも、きっちりと揉んでくれた。しきりに「ボンボン、ゴー・ホテル」などと言いながら、キスしてきたり、上半身を攻撃したりしてくるが、何とか我慢。彼女はとても不服そうであった。
約1時間のマッサーが終り、彼女にチップ1$渡す。そのまま下に降りて、キャッシャーで5$支払う。彼女は、そのまま雛壇に戻っていった。
   
一度ホテルに戻り、一休みしてから、再度夜の街へと出かける。さすがに夜8時を廻ると、辺りは暗くなり、徒歩で移動するのは、結構怖い・・・。昼間に場所をチェックしておいた、餃子館横のカラオケ「Sanghe KTV」に行き、店の前に座っている兄ちゃんに、店のシステムを尋ねるが、「中に入れ」と言われ、店の中の雛壇前で、ママさんに、料金の説明を受ける。
ママさんの説明によると、1時間8$、女の子を横に付けるのは、時間無制限で6$、ビール1本2.5$とのことであった。試しに1時間入ってみることにする。雛壇には30人以上の女の子がいたが、そのまま個室に通される。
次に、ママさんが、「女の子連れてきます」と言って7人くらいの娘を連れてきた。1人は英語が話せて、何人かは中国語が分かるらしい。1番左にいた大人しそうな娘を選ぶと、彼女がそのまま隣に座った。反対側には、ママさんが座り、アンコールビールで乾杯して話をする。ママさんは、私が持っていた『指差し会話集』に興味深々のようだった。
   

ベトナム娘、自称1●歳
ママさんが出ていってから、ようやく彼女とゆっくりお話。名前はケーウ、1●歳とのこと。指差し会話集でコミュニケーションをとるが、ママさんが、たまに入ってくるのと、店員がビールを注ぎに頻繁に出入りするのがウザイ! アンコールビールはぬるく、氷を入れて飲む。缶ビール1本が2.5$するようで、かなりのボッタクリプライスである。
彼女がカラオケを入れて、ベトナムの歌を歌ってくれるが、びっくりするくらいヘタクソ・・・。やたらと声をひっくり返して歌うのだが、こういう歌なのかな? 日本語の歌もあったが、昭和時代の曲しかない・・・。あとはモニターで流れているベトナムのテレビドラマを一緒に見たりして、時間を過ごす。
そろそろ1時間たったので、ケーウに「チェックするね」と言うと、「分かったわ」といった感じで、出ていった。すぐに店員がやってきて、お会計は23$。まあ無難なところだろう。お金を支払い、「もう出ても良いのか?」と店員に聞いてみると、「今、レディーが来るから、ここで待ってろ」と言われる???
10分程待っていると、ケーウが私服に着替えて降りてきた。「へ? 連れて帰るなんて言ってないのに!」 しかし、今さら「1人で帰るよ」とは、彼女が可哀想で言えず、結局連れ帰ることに。「でも、連れだし料は取られなかったな・・・」 彼女と一緒に出口へ向かおうとすると、雛段にいる女の子達に冷やかされる。

外に出ると、兄ちゃんが「タクシーか? モトサイか?」と聞いてくる。ここからSORIYA HOTELはすぐ近くであるが、やはり夜のバイタクは怖いので、無難にタクシーで帰ることにする。ドライバーに「SORIYA HOTEL」と告げるが、彼は知らないらしく、途中バイタクの運転手に聞いて、無事ホテルに到着した。ドライバーには、深夜料金ということで3$支払う。


SONY 「Night Shot」 で撮影
部屋に入り、再度指差し会話集で話をする。彼女に私が指差した単語を発音してもらうが、カタカナ標記と全然違う・・・。彼女もキャキャと結構楽しそうであった。
また、夜になると、ホテル隣のビアガーデンで、カラオケショー(?)が始まり、部屋の中にいても、とても煩い・・・。
お互いシャワーを浴びてベッドに入る。挿入すると痛そうな表情を見せる。彼女に上になってもらうと、さらにツラそう。結局「お腹が痛くてダメ」とのこと・・・。
仕方なく、そのまま抱き合って眠る。

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