私は21歳以上です。

第6日目 9/2(木)・・・バンコク→パタヤ泊


朝ジップが目覚めて、むくっと起きた。彼女は「私、帰る?」と聞いてくる。私は午前11時30分頃、ホテルをチェックアウトするつもりだったので「それまで、一緒に居よう」と言った。その後シャワーを浴びて荷物をまとめ、出発する準備をした。
彼女は、NNKのテレビ番組を見ていたが、番組の中で漬物を、樽から取り出すシーンが出てきて、「これは、何?」と聞いてくる。私は「日本人が食べるものさ。とても美味しいよ」と教えてあげた。
彼女に住所を教えてもらおうと、ノートを手渡し書いてもらった。彼女はラートプラオ通りに住んでいた。どうやらドン・ムアン空港の近くらしい。
出発の準備もできて時間も11時を過ぎたので、チェックアウトすることにする。その前に、昨日と同様、「For taxi」と言って、彼女に1,100B渡した。彼女は「コップンカ―」と寂しそうな表情で言った。
2人で一緒にロビーに降りて、私はホテルの外まで彼女を見送り、手を振って別れた。彼女ともう会えないと思うと、寂しくて涙が出そうになった。私はこの2日間で、彼女が本当の恋人のように思えた。これが「模擬恋愛」ていうやつなんだろうなぁ・・・。


それから、チェックアウトの手続きを済ませ、友人が降りてくるのを、ジップのことを考えながら待っていた。友人は11時30分頃に降りてきた。彼はヒドク落ち込んでいた。何でも、昨日はテルメで、大学で日本語を勉強していたという、日本語ペラペラの24歳の女を部屋に連れて来たのだが、Hの最中にゴムが破けてしまい、中だししてしまったらしい。「病気が怖い」と真剣に心配していた。私は「まず大丈夫だよ」と慰めるしかできなかった…。


友人もチェックアウトを済ませ、「まずは食事をとろう」ということになり、ホテルのフロントに荷物を預かってもらって、隣のフードランドへ行った。私はミニステーキのセット(99B)を頼んだ。味もなかなかイケル。


食事が済むと、ホテルに戻り荷物を受け取った。そして、5日間泊まったフォーチューナホテルを後にした。最初は日当たりが悪く、隣がビルで景色も見えないので、モーテルか鑑別所にでもいるような気分になったが、昼間は、寝ているか外出していたので、日当たりの件は、あまり不都合はなかった。何よりも場所が便利だし、スタッフもみんなフレンドリーだったので、大変居心地が良かった。また次回、バンコクに来た時は、ここに泊まろうと思った。


スクンビットに出てタクシーを拾い、東バスターミナルに行ってもらう。タクシーの運ちゃんには「エカマイ」と言うと通じた。バスターミナルに着くと13番の窓口が、パタヤ行きのチケット売り場のようなので、ここでチケットを購入する。77Bだった。そのまま奥にすすみ、バス乗り場を探す。すると一番手前の乗り場1番に、パタヤ行きのバスが停車しているようだったので、係の人にチケットを見せると、乗るように言われる。思ったよりも簡単にバスに乗ることができた。バスがほぼ満席になると出発した。


パタヤには、ほぼ2時間で到着した。バスを降りると、ソンテウが何台か止まっていた。一人の男に、地図を見せながら、「セカンドロードのソイ13に行きたい」と言うと、6人位すでに乗っているソンテウを指差し、「あれに乗れ」と言う。この場所に止まっているソンテウは、客で満席になると出発するようだ。
さらに2,3人乗り込み、身動きが取れないぐらい、ぎゅうぎゅう詰めになるとようやく出発した。ソンテウが、ビーチロードのソイ13で止まったところで、我々が目指すLEXホテルの看板が見えたので、ここで降りることにする。


LEXホテルは、「タイ夜の歩き方」に出ていて、値段が1泊560Bと安いのと、サウスパタヤの歓楽街に近いということで、ここに泊まろうと決めていた。歩いてセカンドロードまで行くとLEXホテルがあった。9階建てで、なかなか大きい。
フロントに行き、「部屋は空いているか?」と聞くと。「大丈夫だ」とのこと。友人と2部屋、2泊お願いする。料金も「タイ夜の歩き方」通り、1泊560Bだった。
我々とボーイ2人の計4人でエレベーターに乗ると、ボーイは早速「マッサー?」と誘ってくる。その気は無いので「No thank you」と笑顔で答えておく。
5階の部屋に案内されるとツインルームだった。全室ツインなのだろうか? セカンドロード沿いなので海は見えないが、日当たりは良い。ミニバーもある。ボーイにチップ20Bやると、何も言わずに受け取り出ていった。何か感じの悪いボーイだ。


我々は、まず最終日の空港までの車の手配をしようと、フロントへ行った。帰国日(9/4)は午前8時25分バンコク発なので、夜中にパタヤを出発しなければならない。
空港までのタクシーは1,100Bとのこと。ちょっと高いと思ったが、他に足がないので仕方が無い。フロントの人と相談して最終日は午前3時にホテルを出発することにした。


次に、明日ラン島に行くためツアーの申し込みに行く。ホテルのツアーは300Bだったが、ホームページのパタヤ情報で見た「RICH STAR TOUR」では、ディスカウントチケットを見せると250Bということなので、とりあえず地図を見ながら歩いて「RICH STAR TOUR」に行く。
地図の場所に行くと店舗のようなものは無く、椅子にオバさんが座っているだけだった。我々の姿を見つけると、オバさんは奥から、初老の眼鏡をかけたオジさんを呼んできてくれた。良く見ると、下の方に小さなホワイトボードがあって、日本語で「ラン島ツアー 300B」と書かれていた。
オジさんは笑顔で、そのホワイトボードを指差しながら「1人 300B」と言う。私がパタヤ情報のディスカウントチケットを見せると、「250BでOKだ」とあっさり言った。明日の朝9時にここの来るように言われる。


次はソンテウで、実弾射撃ができるパタヤシューティングレンジに行く。場所はちょっと分かりづらいが 、日本料理店の赤門を奥に行くと、ニューハーフショーで有名なティファニーの大きな白いお城のような建物があり、その入口を入って奥に行くと、射撃場がある。
受付で銃を選ぶ。とりあえず1番小さい38口径の銃を選び、弾を20発購入する。全部で366Bだった。インストラクターの人が横に付いてくれて、銃の持ち方、構え方を教えてくれる。
数メートル先にある的を目掛けて打つ。実際に打ってみると反動で銃口が上を向いてしまい、なかなか狙い通りにいかない。実際に狙う所よりも、少し下を目掛けて打つと、ちょうど良いみたいだ。なかなかおもしろかった。


お腹が減ってきたので、MPサバイランドの真向かいにある。ビアガーデンのような屋台に入る。英語のメニューを見て、魚のから揚げとシーフードサラダ、ソーセージなどを頼む。魚のから揚げは、50センチ近い大きな魚が丸ごと出てきて、びっくりした。前にあるステージでは、タイ人のバンドが演奏していた。
ビール4本飲んで、全部で640Bだった。ちょっと高いと感じたが、魚のから揚げが高く付いたのだろう。
向かいのサバイランドは、結構人が出入りしており、繁盛しているようだった。その隣には、カラオケがあり中国語の「・・OK」みたいな看板が出ていた。パタヤには、同じような中国語表記の看板のカラオケがたくさんあった。


その後、すぐ近くにあるバービア群を覗いてみる。かなりの店の数だ。しかし、どこの店も客は全然入っていない。女もカワイイ娘はあまりというか、ほとんどいない。とりあえず奥の方にある1件に入ってみる。
女は7,8人いただろうか。ビール飲んで少し話すと、女がカウンターからゲームを取り出す。積み木崩しのようなものと、立体五目並べみたいなやつだ。どこの店にも必ず置いている。30分ぐらいゲームをすると、飽きてきたので出ることにする。
バービアの女は、ドリンクおごってくれとも、連れ出してとも言ってこないから、こっちも気楽に飲めて良い。


今度は、ソンテウでサウスパタヤへ向かう。一度ホテルに戻ろうかと思っていたが、途中にTシャツなどを売っている屋台群があったので覗いてみる。値段はバンコクよりも少し安いようだ。友人はTシャツを、私はサッカーのレプリカユニフォームを買った。


荷物を置きに一度ホテルに戻り、再度歩いてサウスパタヤの歓楽街へ向かう。まずはGOGOバーLASVEGASへ入る。店は小じんまりとしているが、女は全員、全裸で踊っていた。でもカワイイ娘はいなかった。まあ、裸見ながらのんびり飲むには良い。


次はバービア群を通り抜けて、HAPPYへ入る。結構客も入っていた。そして女の子もカワイイ娘が何人かいる。レベル的には、ナナのGOGOと変わらないと思う。ここで決めても良かったが、まだ、他の店も覗いてみたかったので出ることにする。
友人は、夕食の時に向かい側にあった、MPサバイランドに行きたいと言うので、ここでお互いの健闘を祈り別れることにした。


私は、サウスパタヤのバービア群へ行く。ブラブラ歩いていると、一人遠めで見て、カワイイ感じの娘がこっちを見ていたので、その娘の店に入る。しかし近くでよく見ると、あまり可愛くなかった。失敗した…。
入って、ビールを頼むと、その娘はすぐにゲームを取り出した。お互い無言のまま、ゲームをやり続ける。この娘を連れ出すつもりも無かったし、ゲームにもいい加減飽きてきたので、やっぱりGOGOに行こうと思い、店を出た。


バービア群から歩いてTahitian Queenに入る。客は結構入っているが、女は数が少なく、イマイチだ。曲はお決まりのダンス系ではなくて、私の好きなロック系の曲がかかっている。好きな音楽を聞きながら、飲んでいるだけでも、それなりに楽しかったが、夜も遅い時間になってきて、そろそろ今夜のパートナーを見つけなければならない。


Tahitian Queenを出て、ソイダイヤモンド周辺をブラブラしていると、ハッピータイム、ビール55Bの声に誘われて、1件のGOGOに入る。店の名前は忘れてしまったが、大きな店だった。
席に付くと、ウェイトレスが向かいに勝手に座り、話し掛けてくる。あまり好みでは、無いので、適当に相手している。そのうちダンサーが3人位、次々と席にやってきた。時間も遅くなり、みんなペイパーしてもらおうと必死なのだろうか?ちなみにパタヤのGOGOは、どこも午前3時までの営業のようだ。バービアは朝方まで営業している。
席にやってきたダンサーのうち、1人に目をつける。長身でスレンダー、褐色の肌に、笑うと覗く白い歯が健康的だ。名前はリン。歳は27歳と聞いてびっくりした。ずっと若く見える。
私が日本人だと言うと、「私の友達よ」と言って、1枚のメモを見せてくれた。そこには北海道の恵庭市に住む男の、住所と名前が書いてあった。そして私にも「電話番号を教えて」と紙を渡してくる。「どうせ掛かって来ない」というのは分かっていたが、とりあえず電話番号を教えてあげた。彼女も自分の電話番号を書いた紙を私にくれた。
私はリンに「一緒にホテルに来てほしい。朝まで一緒にいたい」というと、彼女は「ペイパーが500B、私に1,000B払って」と言ってきた。言い値で1,000Bだったら、交渉する必要も無いと思ったので、それでOKする。


リンと店を出て、歩いてホテルに向かう。外の明るいところで彼女を改めて見ると、肌の色は想像していた以上に黒い。肌荒れもやや目立つ。やはり年相応と言ったところか。でも、長身でスタイルは良いし、とにかく笑顔が最高に良い。
ホテルまでは、歩いて20分位の距離があったので、彼女のことを考えれば、ソンテウに乗れば良かったと、ちょっと後悔した。
歩道には、ゴツイオカマの立ちんぼがたくさんいた。中には男の立ちんぼまでいた。さすが、ゲイの街と言われるだけある。


ホテルに2人で入ると、エレベーター前に机があり、そこでリンはボーイにIDを預けた。そのままエレベーターに乗り、ここで初めて熱いキスを交わす。彼女と部屋に入り、最初にリンがシャーワーを浴び、続いて私がシャワーを浴びた。
ところが、ここで事件勃発! 私はバスタブで滑って転んで、思いっきり腰を強打してしまう。かなり痛かったが、打撲だろうと思っていると、なんと血がたくさん出ている。かなり焦ったが持っていたバンソウコウを何枚か貼り、応急処置をする。バスタオルは血で真っ赤になっていた。
その後、なんとかベッドイン。彼女は反応こそおとなしかったが、前戯の段階ですでにアソコは濡れまくっていた。私も腰をかばいながら何とかフィニッシュできた。
そのまま抱き合って眠る…。


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