私は21歳以上です。

第5日目 9/1(水)・・・バンコク泊


朝11時30分頃、友人からの電話で目が覚める。今日の予定を確認する。今日がバンコクでゆっくりできる最後の日であり、明日からはパタヤに行くことになっていたので、当初の予定通り、お土産などを買いに、マーブンクロンセンターにでも行こうということになった。やはりジップとは、ここで別れなければならず残念だ。
ジップも我々の話し声で目が覚めたようだ。彼女は「どこに行くの?」と聞いてくる。私は「ゴメンね。友達から電話がかかってきて、一緒に出かけることになってしまったんだ。だから、君とは一緒に行けなくなった」と告げた。彼女は「I miss you」と言う。私も同じ気持ちだ。
彼女は帰り支度を始めた。この時点になっても、彼女はお金のことを一切言ってこない。「タダで良いのか?」とも思ったが、私は彼女に1,100Bを差し出した。すると彼女は「What?」とびっくりしたような、またちょっと怪訝そうな表情を見せた。私は、一瞬「まずかったかな?」と思ったが、「For taxi」と答えた。すると彼女は、「コップンカー」とワイをして受け取ってくれた。
そのまま2人で、ロビーまで一緒に降りて、ホテルを出たところで別れる。ジップは笑顔で手を振って去って行った。本当に良い娘だった。


その後、友人と食事を取るために外出する。私は、昨日の昼に食べたグリーンカレーを友人にも是非食べてもらいたかったので、昨日の「SAHARA INN」に再び行った。友人も「おいしい!」と言って満足してくれたようだ。
一度ホテルに戻り、部屋の電話から帰りの航空券のリコンファームをする。中華航空のバンコク支社に電話し、英語で便の確認を取る。とりあえず何とか通じたみたいだ。


一休みした後、タクシーでマーブンクロンセンターへ向かう。とにかく敷地の面積が大きすぎて、とても数時間では全部回れない。途中東急などにも寄る。ネクタイが安くて、結構品物も良さそうだったので何本か欲しくなるが、当初買う予定ではなかったので、ここは我慢する。
いろいろ見て回ったが、結局予算も少ないので、ハードロックカフェの偽者Tシャツを買うことにした。表示価格は1枚199Bだったが、結局1枚180Bぐらいに負けてくれた。


当初は、ワールドトレードセンターやパンティーププラザにも寄りたいと思っていたのだが、時間もあまり無かったし、最後に古式按摩のSUBWAYにも行きたいと話していたので、ここはそのままタクシーでエメラルドホテルへ向かう。しかし、このタクシーの運ちゃん、めちゃめちゃ運転が荒くて、エメラルドホテルに着く頃には、私も友人もすっかり車に酔ってしまった。
エメラルドホテルから、歩いてSUBWAYの場所を探すが見つからない。事前に調べた情報では、ソイを入った判りずらい所にあるようだったので、ぐるっと回って探してみる。
そのうちハイクラスなどは見つかったが、肝心のSUBWAYは、なかなか見つからなかった。結局一回りして、エマニュエルの大きい看板の前に来る。そうすると、その看板のすぐ横にSUBWAYはあった。ラチャダ−ピセーク通りに面した所にあったのだ。隣はカラオケになっている。


友人と中に入ってみると、レストランにあるような丸テーブルが幾つかあり、その正面に雛壇があった。女は20人位いただろうか。美楽健診院2よりは、若くてカワイイ娘が多かった。
さっそくコンシーアが笑顔で近寄ってくる。まず、値段はいくらか聞いてみると、タイマッサージが2時間260B、オイルマッサージは600Bとのこと。1時間コースは無いと言っていた。
普通のマッサージが受けたかったので、タイマッサージを選択する。するとキャッシャーの方へ連れていかれて、「部屋は一緒か、別々か」と聞かれる。美楽健診院2に行った時と同じように、友人と一緒の部屋にしてもらい、その場で金を支払う。
するとコンシーアは、勝手に女の番号を雛壇外にあるインターフォンで呼んでいる。「なんで雛壇で選べないんだ?」しかも、一番歳食ってそうな2人を呼びやがった。コンシーアは「マッサージはGOODだ」と言っている。何か納得いかなかったが、そのままエレベーターに乗り、部屋に向かう。
エレベーターの中、さらに部屋までの通路で、何人かのマッサージ嬢とすれ違うが、みんな綺麗でカワイイ。「なんで、俺達の女だけ…」と空しくなってきた。


足を洗ってもらい、マッサージ開始。力が強くて痛いぐらいだったが、かなり効きそうだ。コンシーアの言う通り、マッサージの腕は確かのようだ。飲み物を頼んだところ、持ってきたウェイトレスがとても可愛かったので、おつりをそのままチップとしてあげる。
夢心地で2時間経過。女にはチップ200B渡した。しかし帰ろうと部屋を出て、通路を歩いていると、また綺麗なマッサージ嬢3人ぐらいとすれ違う。一気に現実に戻される。
我々が店を出ようとした時間は午後8時過ぎだったが、この頃には雛壇の女の数も増えていたし、周りのテーブルで食事をしている男の数もかなり増えていた。我々が帰ろうとすると、再びコンシーアが近寄ってきて「マッサージGOODだったでしょう? だからチップ100B下さい」とずうずうしく言ってくる。コンシーアの胸ポケットに20B突っ込み、店を出る。


「バンコク最後の夕食は、やっぱりタイスキで締めよう」いうことで、タクシーで伊勢丹前まで行ってもらう。高速代込みで110Bだった。道路を反対側に渡り、タイスキのチェーン店テキサスに入る。ここは、コカに比べて地元の人が多かった。タレもコカよりちょっと辛口だ。2人で腹一杯食べて560Bだった。


腹ごしらえも済んだところで、スクンビットソイ7の本家BEER GARDENに行く。前回は、閉店間際に行ったため、5分しかいられなかった所だ。中に入ると、半分位の客入りだった。カウンターに座りビールを注文する。
さっそく、向いに座っている女が微笑みかけてくる。なかなか色っぽい女だが、30過ぎているようにも見える。友人は、少し気に入っていたみたいだが…。
その横に座っている、デカイ女もしきりにこっちにモーションをかけてくる。オカマみたいに見える。
ついにはその女が、我々の間に割って入ってきた。背もデカイが、顔もデカイ! 彼女は、両親がベトナム人だと言っていた。確かに肌の色は白いが、私にはゴッツイオカマにしか見えない。そのうち、「ドリンク一杯おごって」と言い出す。これ以上、コイツに関わりたくなかったので、「他に行くところがあるから」と言って、逃げるように店を出てきた。


そのまま歩いて、ナナディスコへ行く。「昨日のエムに会うんじゃないか」とちょっとだけ緊張した。
入口に入ろうとすると、スレンダーな女に目配せされる。なかなかイイ女だ。その女の後に付いていくと、女友達3,4人と一緒に来ているようだ。彼女達が座っているテーブルの横が空いていたので、そこに友人と座る。
目配せしてきた女は、こちらをチラチラと見て微笑み掛けて来る。我々はビールを飲みながら、周りを少し観察していた。日本人は我々以外いないようだった。中央のお立ち台では、ファランが 狂ったように踊っていた。その他にも、いい年したオジサンが結構激しく踊っている。
さっきの目配せしてきた女が、フロアの一番手前で踊っていた。たまにこっちを見ている。私は彼女のところに行き、3曲ぐらい一緒に踊った。私は汗だくになった。
席に戻り一休みする。彼女はファランと話をしていたので、そのスキに店を出た。


今度はタクシーで、サイアムホテルに向かう。運ちゃんは、サイアムホテルと聞くと、しきりに「Many many lady!」と言っている。私が、運ちゃんに「あなたも時々行くの?」と聞くと、「Yes!」と答え、3人で大爆笑した。
サイアムホテルに着くと、噂通り駐車場に10人ぐらいの女が立っていた。しかし、思っていたよりも少ない。黒いガラスで覆われたドアを開けて中に入ると、女達の視線がこっちに集中した。
照明は暗いが、すごい数の女で溢れ、座るところが見つからない。席を探しながら、ぐるっと一周する。女はだいたい4,5人のグループが多い。手前のカフェでは、席がなかったので、その奥にあるレストランに入る。
こっちの方が、照明はやや明るい。しかし、こっちは地元タイ人と思われる男が多くて、女の子の数は手前のカフェよりもずっと少ない。レストランの一番奥の席が空いていたので、ここに店員に案内される。
少しお腹が減っていたので、ツナサラダとピザのスモールサイズをビールと一緒に頼む。ピザはスモールサイズでも、とても大きかった。とても2人では食べきれない。値段も安いので、ここで美少女観察しながら、食事するのも悪くないと思った。
3つくらい奥のテーブルに、ロングヘアーで色白の美少女を見付けた。こっちを見て、微笑み掛けて来る。声掛けようかと迷ったが、友人はお気に入りの娘がいないようだったので、ちょっともったいないと思ったが出ることにする。帰り際にカフェの方を通ると、ライブの準備をしていた。これからさらに盛り上がるのだろう。


やはり、バンコク最後の夜の、最終の場所はテルメということになった。私は4日連続で行ったことになる。テルメに到着したのは、午前2時過ぎだった。私は昨晩のジップにパタヤに行く前に、もう一度会いたいと思っていた。しかし彼女は、ここテルメには月に2,3回しか来ないと言っていたので、たぶん会えないだろうと思っていた。
中に入ると相変わらず、すごい人数だ。男よりも女の数の方が圧倒的に多い。友人はトイレに行ってしまったので、とりあえず一人でブラブラしていた。なんか2日目と同じ展開だ。
すると、なんと目の前にジップが笑顔で立っているではないか!! 私はびっくりして、一瞬頭の中が真っ白になった。私が「1人で来ているの?」と聞くと、彼女は「あなたを待っていたのよ」と言う。ホントかどうかは分からないが、彼女にそう言って貰えてうれしかった。
彼女に連れられて、横のカウンターに行く。すると、その途中に何と2日目に4発抜かれたエイが、こっちを見て座っていた。バツが悪かったが、ジップにばれないようにエイの肩をたたいて挨拶した。
カウンターの1つのイスに、ジップと2人で腰掛け、私はビール、彼女はジントニックを頼んだ。2人はすっかりラブラブモードで、人前をはばからず、何度もキスした。私は彼女に、明日パタヤに行くので、今日がバンコク最後の夜であることを告げた。
ジップ「誰と行くの?」 私「友達だよ」 ジップ「ボーイフレンド、それともガールフレンド?」 私「もちろん! ボーイフレンドだよ」 ジップ「良かったぁー!」
その時の彼女の表情は、最高にキュートだった。彼女と毎日会えるなら、パタヤに行くのをやめて、ずっとバンコクにいたいと思った。


ジップのジントニックが飲み終わってから、「外に出よう」と誘った。昨日と同じように2人で手をつなぎながら、歩いてホテルに戻った。よく見るとジップの服装は昨日と同じだった。彼女は「今日は家に帰れなかったから、昨日と同じ服なの」と恥ずかしそうに言った。
部屋に入ると、私は彼女に写真を撮らせてもらった。私は、彼女の姿をどうしても残しておきたかったのだ。そしてお互いにシャワーを浴びて、ベッドイン。
ジップは、昨日の激しさとは打って変わって、おとなしい反応だったが、充分満足してくれたみたいだ。そして私の昨日の不発弾も、ここでようやく処理された…。


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