私は21歳以上です。

第4日目 8/31(火)・・・バンコク泊


昼近くに起きると、まずホテル向かいにあるクリーニング屋に、昨日出しておいた洗濯物を取りに行く。シャツ2枚にズボン1着で210Bだった。さらにソイ5周辺をブラブラしていると「SAHARA INN」という小さなレストランがあったので、ここで昼食を取ることにする。グリーンカレーのセット140Bを頼んでみるが、味も美味しいし、量も十分すぎるぐらいだった。


その後、ソイ3の方へ向かって路地を歩いていると、ミニスカの女性が、店の前で日向ぼっこしている怪しい床屋が3件ほどあった。そういえば、スクンビット通り沿い、ソイ7近くにも、同じような床屋が2件ぐらいあった。どういうサービスがあって、値段はどのくらいなのだろう?


今度はタクシーに乗り、伊勢丹前まで行く。伊勢丹向かいのMPビーナスの近くに、何軒かの古式按摩があるということだったので、場所を確認しに行ったのだ。タイスキの「テキサス」があり、その近辺に判りづらいが、確かに何軒かの古式按摩の店があった。ここも、プラピンクラオ同様、外から中の様子を伺うことはできない。
近くには「地球の歩き方」に出ているサウナ「ラーチャダムリ・スパ」があった。しかし、MPビーナスの場所は判らなかった。
ホテルに戻り一休み。夜に備える。


夜、友人と一緒にホテルを出る。テルメを超えて少し行くと、角に食堂があったので入ってみる。ダックの照り焼きを乗せたご飯、シーフードスープ、エビのサラダにビール大2本で、450Bだった。味は言うこと無しに美味かった。


そのまま歩いて、ソイカウボーイに行く。通りをブラブラ歩いていると、2日前に会ったオカマが出勤してくるところで、こっちに向かって歩いてくる。そして我々を見つけると捕まえようと向かって来るので、笑いながら逃げてきた。


とりあえず、ソイアソーク側にあるLONGGUNの2号店、RAWHIDEに入店。ハッピータイムでビール1本60Bと格安だ。客は我々を入れて3組しかいない。私の隣に小柄のカワイイ子がやってくる。19歳だという。しかし英語がほとんどしゃべれないようで話ができない。お互い顔見てニコニコするだけだ。
ここは、女の子が全然しつこくないので、ステージを見ながらビール飲んで、1時間位いた。帰る時に外で客を引いていた、アジャコング似の田舎娘に笑顔で何度も抱きつかれる。何か気に入られてしまったようだ。


2件目は、COWBOY ONE(だったと思う)に入る。ここは、客は我々しかいない。しかも店自体が異常に縦長の造りで、奥のソファーに案内されるが、手前で踊っている娘が見えないという始末だ。踊っている以外の女の子は、みんなハッピのようなユニフォームを着ている。
私の隣には自称17歳の娘が座る。17歳に見えなくもないが、私には22,3歳に見えた。また結構英語が上手い。ホントに17歳か?
「コーラおごって」と言ってくるが、好みではないので、適当にごまかして店を出る。
外に出ると、大雨になっていた。店員の人が「ここに座ってイイよ」と店前のカウンターに座らせてくれる。後ろには、巨人の野球帽をかぶった欧米人のオジさんがいた。彼に「巨人ファンなのか」と聞くと、「このデザインが好きなんだ。俺は阪神ファンだ」と言っていた。おもしろいオジさんだ。


ちょうど店の前にタクシーが来たので、これに乗り込みナナプラザへ向かう。1Fのロリポップに入る。店内は4割ぐらいの客入りだった。奥のカウンターに案内される。女の子は結構レベルが高く、今まで行った店の中では最高クラスだった。
また、ここはカウンターとダンスステージの距離がとても近い。しかもダンスステージの床は鏡張りになっていて、女の子は全裸ダンスである。ものすごく興奮するシチュエーションだ。
ほどなくすると、日本語ペラペラの自称30歳の姉さんがやってきて、「この子はどう?」とアムロにそっくりの娘を私の横に連れてくる。ものすごくカワイイ! アムロに似ているが、アムロよりもずっと美少女だ。歳はなんと16歳! この店で最年少とのこと。しかし、英語はほとんど通じない。
とりあえず、ヒザの上に乗っけてスベスベの肌を撫でながら、私は微笑みかけることしかできない。隣の友人は、この姉さんの妹を紹介されている。この妹もちょっとケバイが、なかなかイケてる。
姉さんは、しきりに私に、アムロを連れ出せと言うが、言葉も通じない16歳の少女とヤル気にはなれなかった。結局コーラ1杯おごってバイバイする。でも、もったいなかったかなぁ…。


友人は、初日の娘に会うため、ハリウッド2に行くと言うが、私は初日の娘には会いたくなかったので、ここで別れて、私は2FのG‐SPOTへ行く。結構込んでいた。カウンターに座って、ステージを眺めるが、好みの娘がいなかったので、30分ぐらいで店を出る。


ナナを出て、歩いてバックスキンジョービレッジへ行く。ぐるっと一回りしてみるが、初日のメガネのティップはいないようだった。奥の方にある店の女が、「ハロー」と言って、私の腕を引っ張る。とりあえず入ってみることにする。ここの店は、他の店のようなオープンバー形式とは、ちょっと違っていて、小さなログハウスのような感じだ。
私の腕を引っ張っていた女が、そのまま私のテーブルの正面に座る。スタイルと服のセンスは、まあまあなのだが、顔がちょっとフケ顔だ。たぶん歳は24,5歳だろう。彼女は、以前まで古式按摩のマッサージ嬢をしていて、今日からここで働いていると言う。
コーラ1杯おごってやり、少し話をする。そのうち彼女から、「あなたのホテルに一緒に行こう。マッサージしてあげるよ」と誘われる。性格の良さそうな娘だったが、イマイチ好みではなかったので、適当にごまかして、店を出る。


「もう一軒どこかに入ろうか」とブラブラ歩いていると、またもや私の腕を引っ張る女がいた。とても小柄な娘だが、顔が昔好きだった女の子にちょっと似ていたので、思わず入ってしまう。彼女の名前はエム。イサ−ン出身の20歳と言っていた。
しばらく話をしていると、彼女が「一緒にナナディスコに行こう。その後、あなたのホテルに一緒に行く」と誘ってくる。地元の娘とディスコに行くのもおもしろそうだと思い、OKする。しかし連れ出すのに、ペイパー400Bかかるという。「ちょっと高いなぁ」と思いつつ、飲み代と合わせて480B払い、店を出ることにする。彼女は白い上着を着て、リュックを背負い、すぐに一緒に店を出た。外に出て歩くと、周りの他店の娘達が「ヒューヒュー」言ってひやかす。ちょっと恥ずかしい。


彼女と手をつなぎ、ナナディスコへ向かって歩く。改めて彼女を良く見ると、身長は145cmぐらいしかなく、服のセンスもイマイチで、いかにもイサーンから出てきた田舎娘という感じがする。「別の子にすれば良かったかな」と少し思った。
ナナホテルの正面から入っていくと、フロント前のロビーにもフリーの女がポツポツと座っている。私は、まずはトイレに行きたかったので、エムに言うと彼女も行きたいようで、終わったらトイレの前で待っているように言われる。
用が済んでトイレから出ようとすると、なんと目の前にバックスキンジョービレッジで初日に会ったメガネのティップがいた。彼女もビックリしていたが、私の名前を覚えていてくれた。彼女も誰かに連れ出されたのだろうか? 私は「友達がいるから」と言って、その場を離れた。
私はエムが戻ってくるのを、トイレ付近をウロウロしながら待っていると、化粧の厚い、ケバイ女に声を掛けられる。「1人なの? 一緒にどこかに行かない?」と誘われる。もちろん連れがいるからパス。


エムが戻ってきたので、一緒に中に入る。狭いスペースにものすごい熱気が溢れている。男女は半々ぐらいだろうか。結構イケてる娘もいる。「今度は男だけで行ってみよう」と思った。エムは、私をイスに座らせて勝手に踊りに行ってしまう。すると隣の女が「日本人ですか?」と日本語で話し掛けてくる。隣の彼女はなんと日本人と結婚していて、現在は大阪に住んでおり、今はたまたまバンコクに帰省していると言う。でも彼女も、男にナンパされたら、付いて行くのだろうか?


すぐにエムは戻ってきて、私の腕を引っ張り外へ連れ出す。私は訳も分からず彼女に付いていくだけだ。ソイ4をさらに奥に進むと「BUS STOP」というバーがあった。ちょうど閉店の時間を迎えたようで、女がゾロゾロと何人か出てくる。ここも、ソイ7の「BEER GARDEN」のように、フリーの女の子が集まるのだろう。
彼女は、店から出てきた女と何やらタイ語で話をしている。そして、私に「すぐ戻るから、ここで待っていて」と言う。仕方がないので、言われた通り待つことにする。彼女はナナホテルの方に再び走って行ってしまった。
店の前にタムロしていた女達も、次第にみんないなくなっていく。ナナの方からは人がゾロゾロとこちらに向かってやって来ては、目の前を通り過ぎて行く。まるで民族大移動のようだ。後で考えてみると、ナナディスコが2時で閉店になるので、そこにいた客が、みんなレインボー2000に移動していたようだ。
BUS STOPの前でボーと立っていると、今度はさっきバックスキンジョービレッジで一緒に飲んだ古式按摩の女が、こっちへ歩いてきた。「何をしているの?」と聞いてくるので、「友達を待っているんだ」と答える。こんな事になるんだったら、この娘にしておけば良かったと思った。彼女もこれからレインボー2000に行くのだろうか?


BUS STOPの前には、ついに私と、さっきから私に話し掛けてくる女と2人だけになってしまった。もう20分近く待っている。私の側にずっといる彼女は24歳で、BUS STOPの店員をしているという。ロングヘアーに彫りの深い顔立ちで、なかなかの美人だ。
私が「エムとは、友達なの?」と聞くと、「知らない。今日初めて会った」と言う。そうすると彼女はいったいここで何をしているのだろうか? 逆に彼女が「あの娘は、恋人なの?」と聞くので、私は「友達だよ。私も今日初めて会ったんだ」と答えた。
エムを待ちつづけて30分はたったと思う。私の我慢も限界に達し、このBUS STOPの女を誘って、どこか他に行こうと考えていた。するとエムが、全速力でこっちに戻ってきた。いったい何をしていたのだろう?


彼女は、再び私の腕を引っ張り、どこかへ連れて行く。BUS STOPの女も一緒に付いて来る。たぶんエムが、一緒に来るように誘ったのだろう。ソイ4をさらに進み、路地を右折すると、そこにレインボー2000があった。階段を上り、2Fの入口から入る。
ナナディスコよりも新しく、スペースもずっと広い。奥のDJブース横のテーブルに座る。私とBUS STOPの女はドリンクを頼むが、エムはいらないと言って、また勝手に踊りに行ってしまう。背の小さいエムは、人込みに紛れると、どこのいるのか判らなくなる。
再びBUS STOPの女と2人きりになり、私の頭の中では、もうエムのことはどうでもよくなっていた。なんとかBUS STOPの女とこの場を抜け出して、2人きりになりたいと思っていた。彼女はおごったドリンクのお礼なのか、レインボー2000のディスカウントチケットをくれた。


彼女といろいろ話をして、良い雰囲気になりかけたが、そこにエムが戻ってきて、「今日は疲れたから、私は家に帰って寝る。でも明日は朝まで大丈夫だから、明日の5時に店に来てね」と言い出す。もう私は呆れて、何も言う気にならなかった。さらに「今日は、1人でホテルに帰ってね。女と一緒はダメよ」などと言っている。勝手なことばかり言う女だ。
私は、エムに早く帰って欲しかった。そしてBUS STOPの女と2人きりにして欲しかった。しかし彼女は「帰る」と言って、なんとBUS STOPの女の腕を引っ張り、連れて行ってしまったのだ! 私はあまりの出来事に呆然とした。
私は「テルメに行こう」と思い立ち、席を立った。辺りを観察しながら、出口に向かった。男は地元タイ人も結構多かった。女は、数はたくさんいるが、照明が暗すぎて、顔が全く確認できない。「これならまだ、ナナディスコの方がマシだな」と思いつつ、レインボー2000を後にした。


大逆転を信じて、タクシーでテルメへ向かった。着いたのは3時20分過ぎだった。まずはトイレに行く。先客がいたので、後ろで待っていると、ロングヘアーで色白のカワイイ娘が、前からやってきてすれ違う。ちょっと目が合う。
用を済ませて中に入ると、相変わらず凄い人数でごった返している。テルメは、別にカウンターでドリンクを買わなくても全く平気だ。ただでナンパができる。
ぐるっと一回りしてみる。そこそこカワイイ娘もいるが、さっきトイレですれちがった娘よりも、良い娘は見つからない。そう思って奥に進むと、さっきの娘が一人で奥のテーブル席に座っている。これはチャンスと思い、さっそく声を掛ける。
彼女の名前はジップ。中国人とタイ人のハーフだという。確かに色が白くて、中国人っぽい雰囲気がある。歳は22歳で、今はテレビの番組制作関係の学校で勉強しているという。服装も、他の女の子が黒っぽい格好でキメているのに対して、彼女は、グレーのタンクトップに白いミニスカートと、女子大生のような格好をしている。なかなか良いセンスだ。
彼女のもとに春雨のようなものが運ばれてきた。「これから食事なの」と笑って言う。彼女が「何か飲む?」と言ってくれたが、私はビールの飲み過ぎで、少し頭が痛かったので、「水が飲みたい」というと、彼女は親切にもウェイターに頼んでくれた。
彼女の食事を邪魔しない程度に、いろいろお話する。彼女は「ここには月に2,3回しか来ない」「ファランは暴力を振るうから嫌い」「ファランは色黒な娘が好きだから、私のような色白な娘は人気がないの」などと言っていた。
彼女は食事が終わると、私に「ここは煙草の煙で、喉が痛いから、他の所に行こう」と誘ってくる。こんなカワイイ子に誘われて、断る男はいないだろう。しかし彼女は、エイのように、お金のことは一切言ってこない。私は、明日彼女が帰る時に1,000Bもあげれば良いだろうと思っていた。


私はジップと外へ出て、手をつなぎながら歩いてホテルに向かった。歩きながら、彼女は私に、明日の予定を聞いてきた。とりあえず明日は、友人とおみやげ等を買いに、マーブンクロンセンターにでも行こうと思っていた。しかし、明日のことは、明日になってみないと分からないので、とりあえず「何も予定はないよ」と答える。
すると彼女は「明日、スクンビットで家族の仕事を手伝うから、一緒に来ない?」と誘われる。明日のことは分からないが、とりあえず「いいよ」と答えておく。


部屋に入ると、すぐにジップはシャワーを浴びにいった。彼女には、悪いと思ったが、こっそり、そのスキに彼女のリュックの中身を覗いてみる。中には、彼女は煙草は吸わないと言っていたのに、マルボロが1箱と、口紅、それと何とピルが入っていた。やはり、テルメに来る娘は、万が一でも妊娠しないように、自衛しているのだろう。
私もシャワーを浴び、ベッドイン。ところが彼女、清純そうなルックスとは打って変わって、メチャメチャ激しい。自分から上に乗っかり腰を振りまくっている。「オーイ、オーイ」と大きな声で喘ぐので、隣の部屋の友達に聞こえるのではないかとヒヤヒヤした。
お互い上になったり下になったりと激しくヤリすぎて、逆に私は息切れしてしまい、不発に終わる。彼女もぐったりしている。とりあえず満足できたので、彼女を抱きながら眠る。
それにしても長い夜だった…。


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