私は21歳以上です。

第3日目 8/30(月)・・・バンコク泊


エイは昼の1時を過ぎても全然帰ろうとしない。今日の昼間は、友人とカオサンロードとチャイナタウンを見学するつもりだったので、私はエイに「今日は2時から友達と約束があるから、出かけなければいけない」と言って、シャワーを浴びて出かける準備をする。
エイもようやく帰り支度を始めてくれた。約束の1,600Bを渡し、一緒に外へ出る。ホテルを出てすぐの果物屋台で、彼女はパイナップルが食べたいというので、買ってやる。包丁でバイナップルを一口サイズに切り、それをビニール袋に入れて、竹串を刺して渡してくれる。10Bだった。私も食べてみたが、日本のパイナップルよりも、ずっと甘くて、美味しい。
エイをナナ近くの横断歩道まで送り、そこで別れた。エイは食べ残しのパイナップルを私に渡し去っていった。午後2時頃のことだった。


ようやく自由の身になれた私は、フードランドで遅い昼食をとる。スープとパンのセットで64Bだった。
ホテルに戻り、部屋が掃除中だったので、ロビーで日本語の新聞を読み、時間を潰す。しばらくすると、友人がホテルに戻ってきたので、彼はコーラ、私は甘いアイスコーヒーを頼み、しばらく談笑する。


部屋に戻り、準備を整えて、タクシーでカオサン通りに向かう。ここは、噂通り白人の歩行者天国と化している。女性旅行者の姿も結構目に付く。大きいリュックを背負った日本人バックパッカーの姿も、ちらほら見うけられる。
ここの露店でトランクスを買うことにする。最初1枚150Bとふっかけてきたが、結局1枚80Bで交渉成立。私が2枚、友人は3枚買った。


今度は、トゥクトゥクでファラポーン駅へ向かう。運ちゃんは最初100Bと言ってきたが、結局80Bで渋々OKしてくれる。駅の構内へ入っていくと、ちょうど午後6時になり、タイ国家が駅構内に鳴り響く。そうするとその場にいる全員がその場に立ち止まり誰一人として動かない。我々は、その異様な光景に一瞬びっくりしたが、我々も周りの人々と同様に立ち止まるしかない。国家が鳴り止むと、何事もなかったかのように、また、みんな動き出した。


駅の外へ出る。噂に聞いていたストリートガールやソムタム売りの少女などは、時間がまだ早いのか見当たらない。
そのまま、ジュライロータリーの方へ歩いていく。途中、旅社の娼婦らしい女を何人か見かける。結構若い女もいる。ロータリーのところは、多くの現地人らしい人で溢れ、薄暗い空と相成って、気味が悪いぐらいだ。
ロータリーをほぼ一周してから、台北旅社の前の道を進む。この側の旅社の前で、3人組の女が我々に向かって手を振っている。顔は見えなかったが結構若そうだった。


その後、夕食をとるためソイテキサスにある南星燕翅樓に入る。店の外で、調理してもらうシーフードを選ぶ。大きいエビが500gで400B、カニが250B、イカが150Bだった。その他チャーハンも安くて量が多い。もちろんフカヒレも注文する。小が300Bだった。結局2人で1,400B位かかったが、味は最高に美味かった。今回の旅行で最も豪華な食事となった。


一度ホテルに戻り、今度はパッポンに向かう。東洋一の歓楽街と言われるパッポンは、相変わらず多くの露店と観光客で埋め尽くされ、歩く場所もない位だ。パッポン1と2を一通り見た後、タニヤを見学しに行く。
ここは物凄い数の女が、各お店、お揃いの制服を着て、外で客を引いていた。おそらくどこの店もガラガラなのだろう。前を通ると、決まって「いらっしゃませ。○階へどうぞ」と言われる。GOGOに比べると、日本人好みの美人が多いような気がした。


パッポン1通りに戻り、以前来た時に好印象だった、スーパーガールへ入る。店内はガラガラだ。席へ着き、友人と2人でビールを頼むと、すぐに3,4人の女が寄って来る。とりあえず隣に座ったワイちゃんとお話しし、あとの女は無視する。
彼女の年齢を聞くと、27歳とのことでびっくりする。せいぜい22,3歳にしか見えない。彼女と話していると、やはりパッポンの女は流暢な英語を話すと感じる。またコーラおごってやると、あっという間に飲んでしまう。友人の隣に座っている女もそうだった。しょうがないので、もう一杯づつおごってやる。
目の前のステージでは、歳のちょっといったダンサーが、アソコから吹き矢を飛ばして風船割をしている。それが終わるとSEXショーだ。以前見たときは、男が出てきて生本番していたが、今回はぺニバン付けた女と絡んでいる。
ワイは私に「上に部屋があるから、ショートでどう?」と誘ってくる。ペイパー300Bに、チップが1,500Bだという。私が「高い」と言うと、すぐに1000Bに下がった。しかし、イイ女だったが、その気は無かったので出ることにする。
会計は2人で700Bぐらいになり、これまでで一番高く付いた。ワイにチップ50Bやり、帰ろうとすると、「100Bくれ」と言ってすごい力で私の腕を引っ張る。振り切って店を出ると「スケベ」と罵声を浴びせられた。
やはりパッポンは、女はスレているし、飲み代も他に比べて高く付く。


次はタクシーで、スクンビットソイ22のワシントンスクエアを目指す。タクシーを降りて歩いていくと、オカマの立ちんぼがたくさんいる。ニューハーフキャバレーのマンボがここにあるので、そこで働くオカマが、営業時間終了後、この辺りで客を取っているのだろうか?
そのオカマ軍団を無視してマンボの方へ歩いていくと、マンボを中心に、その周りに何軒かのバーがあった。どこの店も、客・女とも少ないようだ。「どこか一軒試しに入ってみよう」と私は友人に言ってみるが、彼はここの、あまりに寂れた雰囲気が気に入らないようで、「他に行こう」と言う。仕方がないので、その場を後にした。ちなみにソイ22を入っていくと、日本人クラブや日本人向けのマッサージ店が何軒かあった。


タクシーでソイ7に戻り、「タイ夜の歩き方」にも載っていたBEER GARDENを目指す。ソイ7を入っていくと右手にその店はあった。しかし客も女も、とても少ない。それに事前に調べていた情報と店の感じが違う。店はできたばかりのようで新しいし、奥にはビリヤード台があって、ファランとタイ人の女がゲームをしたりしている。「ここじゃないのかな?」と思いつつ、友人と話したり、カウンターの女の子(結構美人!)と話したりして、しばし時間を潰す。しかし新たに女がやってくる気配もないので、出ることにした。
イマイチ納得がいかず、ソイ7をさらに進んでいくと、なんと斜め向かいに私が探していた本家「BEER GARDEN」があった。こんなすぐそばに、同じ名前の店が2つあるとは、思いも寄らなかった。


今度はナナプラザに行き、1Fの一番右手前にあるレインボー1に入る。ここは客がたくさん入っていたが、女の子はカワイイと思える娘はいなかった。また客が多すぎるのか誰も席にやって来ない。時間が遅かったので、カワイイ子は、みんな連れ出された後なのかもしれない。


友人と一度ホテルに戻ることにした。ホテルのロビーのソファーには、近くの日本人クラブで働いていると思われる女が5,6人がたまっていて、我々を見つけると声を掛けてきた。客の付かなかった女達が、フォーチューナの宿泊客相手に、最後の営業をしているのだろう。


部屋で30分ほど休み、今度は1人でもう一度、ソイ7の本家「BEER GARDEN」に行く。しかし、ここも客、女とも少ない。しかも2時閉店らしく、私は入って5分ほどで店を出されてしまった。来る時間が遅すぎたようだ。


今日は何か調子が悪い。「このままではいけない」と思い、昨日に続いてテルメへ向かう。テルメに着いたのは2時10分過ぎだった。店内はすごい人数でごった返しており、やはり昨日の時間帯は、まだ序の口だったのだ。
カウンターでビールを買い、座る席を探すため、ひと周りしてみる。すると日本語で、やや歳のいった女に声を掛けられ「あそこにいる娘が、あなたのことを気に入っているのだけど、どうですか?」と別の女を紹介される。その女の方を見てみるが、まったく好みではなかったので、パス。
さらに歩いていくと、化粧の濃い、若い女2人組に声を掛けられる。歳は2人とも20歳と言っていたが、もっと若く見えたし、とにかく化粧が全然似合っていない。ちょっとだけ立ち話をして、その場を後にする。
カウンターで1個所空いている席があったので、そこに腰かけることにした。ほどなくすると、また日本語で声を掛けられる。歳は30前半位だと思うが、ヘソ出しルックで露出の多い、セクシーな格好をしている女が隣にやってきた。
以前、タニヤのカラオケクラブで働いていたという。日本語はペラペラだ。しかし、かなり酔っ払っているようで、その辺は本人も自覚していて、「酔っ払って、ゴメンね」などとしきりに日本語で言っている。なんと彼女は、この日、9時半からここに来ていると言う。約5時間もここで飲んでいることになる。「それじゃあ、酔っ払う訳だ」と納得しながら、さらに一杯おごってやり、少し話をする。
彼女は「テルメの女は、手グセの悪い女も多く、心が汚い女ばかりだ。でも、私はキレイな心をしているのよ」などと言い、さらに「一人で寝るのは寂しい」などと言って、暗に誘ってくる。なかなか色っぽい女だったが、昨晩エイに4発抜かれているせいか、それとも、今までの疲れがたまっているのか、どうも気が進まないので、適当にごまかして、バイバイする。


スクンビットを歩いてホテルに戻るが、スクンビットにも若い女やオカマの立ちんぼが結構いた。結局1人でホテルに戻り、3時半過ぎに就寝。


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