私は21歳以上です。

第4日目  11月24日(土)  バンコク


朝、電話の音で目が覚める。一瞬、寝過ごして、ホテルのフロントから「チェックアウトの時間が過ぎてますよ」という電話かと思ったが、良く考えてみたらレイトチェックアウトで予約しているので、そんな訳はないはず。しかも時計を見ると、まだ朝の8時半。
寝ぼけた状態で電話に出ると、グレースホテルで出会ったノイからであった。そういえば昨日、「アパートに電話して」というメッセージが入っていたのだが、連絡をしていなかった。とっさに言い訳を考え、「友達とずっと出掛けていて、夜遅く酔っ払って帰ってきたから、電話できなかったんだ。ゴメンね」と言うと、彼女は「今から、ホテルに行ってもいい?」と聞いてくる。私はノイに、「今日の昼にホテルをチェックアウトして、1時には友達と約束があるから、それまでだったら良いよ」と答えると、「9時半には、そっちに行くから」と言って電話を切った。私は、少しドキドキしながら再び眠りに落ちた。

ドアをノックする音で、再び目が覚める。時間はキッカリ9時半。彼女を部屋の中に入れ、少し話をするが、私は「もうちょっと寝るよ」と言って、ベッドに潜り込む。するとノイも横に潜り込んできて・・・、そうなると当然始まってしまい、朝からキツーイ一戦。私もノイも、あまりの激しさに息切れしてしまい、不発のまま中断し一休みする。
一度シャワーを浴びてから、2人でしばらくゴロゴロする。休養充分なところで第二戦目がスタート。今度はシャワーを浴びているので、彼女もDEEPな生Fから、肛門様への攻撃まで、口技のフルコース!!(汗) 攻守交代し、前から後ろからと攻め、最後は立ちバックで昇天。朝から、もうお腹いっぱいです・・・。

そうこうしているうちに11時になったので、ノイに「ロビンソンにご飯食べに行こう」と言って、一緒に出かける。私は、空芯菜とシーフードの炒め物を、ノイはカオカームーで朝食兼昼食をとる。彼女は「次はいつバンコクに来るの?」と聞いてくるので、「12月30日から来るよ。だから年越しはバンコクだね」と答えると、「じゃあ連絡してね」と彼女。「アパートに電話するよ」と私が答えると、「30日はグレースホテルで待ってるわ」と彼女は言った。
食事が終ると、すぐ目の前のアイス屋に足が向き、彼女が「アイス食べたい」というので、買ってあげるが、アイスとコーラのセットが86Bと、タイの物価からいくと結構高級なものなんだなぁと思った。しかし私は1口だけ、ノイも半分だけ食べて、後は残してしまう・・・。
食事も終り、外へ出て、「じゃあ、ここで」と私が言うと、彼女はバイタクで帰るらしく、最後にロビンソン入口でキスされる。人が多くて恥ずかしいっす・・・。「バイバイ」と言って、彼女の元を離れると、ちょうど前からTOさんがやって来た。これからロビンソンで食事をするとのこと(笑)私とTOさんが話していると、バイタクの後ろに乗った彼女が、手を振りながら横を通り過ぎていった。TOさんは今日の夜の便、私は深夜の便で帰国ということで、お互いの健闘を祈りここで別れる。

そのままアンバサダー前のインターネットサービスへ行き、最終のメールチェックと掲示板への書き込みを行う。一度ホテルに戻った後、今度は赤バス2番に乗り、パンティーププラザへ向かう。
まずは3Fの店でコンタイ物のセクシームービーを6枚500Bで購入。これについては、帰国後中身を確認したところ、全部見ることができたのだが、パッケージと中身が違っているものが多く、しかもそのうち半分は、すでに自分が持っているVCDで、ちょっとガッカリ・・・。別の店では、「ロックサドゥー3」とモーラム系のオムニバスVCDを購入する。VCDが焼きあがるまでの間、2階の携帯電話売場を覗いてみると、ONE-TWO CALLが3,900Bからと、以前と比べて随分と値下がりしたようだ。エリクソン製のかなり小型の機種も5,400Bで売られていた。今後も日本の携帯電話と同様に、まだまだ値下がりしていくのだろうか?

再び赤バスでスクンビットに戻り、あまり時間も無いので、ホテル近くのTM「サバイサバイマッサージ」へ行き、1時間だけタイマッサージを受けることにする。店に入ると、愛想の良いオジさんが、迎えてくれ、イスに座って少し待たされる。
そのうち女の子が1人出勤してきたようで、この娘がマッサージしてくれるらしい。早速その場で足を洗ってもらい、3階にあるカーテンで仕切られた薄暗い個室に案内される。ダボダボの服に着替えて、マッサージ開始。マッサージ嬢は、胸元が大きく開いて、谷間がよく見える上着と、ホットパンツという何ともやる気マンマンの格好であり、太ももの感触が気持ち良い・・・。
イサーン出身の25歳とのことで、美人じゃないけど、愛嬌のある顔立ちか?マッサージの腕は、可も無く不可もなくといった感じ。冗談を言いながら、マッサージを受けていたが、隣の部屋に客が入ってきてからは、カーテンで仕切られただけの個室のため、声が筒抜けなので、何か話しづらくなってしまった。最後の10分でスペシャルのお誘いがあったが、「疲れているから、イイよ」と言うと、それ以上は何も言ってこなかった。1時間のマッサージが終了し、彼女にチップ100B、店に300Bを支払う。やはりマッサーを受けるなら、ラチャダーが一番コストパフォーマンスが高いと思う。

すぐ目の前のホテルに戻り、荷物をまとめてチェックアウト。フロントで電話代とミニバーの精算をし、ボーイにお願いして、夜の12時まで荷物を預かってもらう。
それから、またしてもロビンソンのフードコ−トへ。ケーンとソムタムで食事。ソムタムは店員のお姉ちゃんに「ペットマイ?」と聞かれたので、「ニットノーイ」と答えたのだが、出てきたソムタムは、かなりの辛さであった・・・。涙と鼻水を垂らしながら何とか完食。ここのソムタムは、いつも辛さを「ニットノーイ」と答えても相当辛くされるので、「マイペット」と答えた方が無難かも・・・。

今日は、まず最初にアソークのバービア群にあるというカラオケ屋を探しに行く。しかし、バービア群のある広場に入り、ぐるっと辺りを見回してみるが、それらしき店は見つけることができなかった。そのままソイ23まで抜けて、セブンイレブンの方に向かって歩いていると、右手にMusicBarなる店を発見。店の名前は失念してしまったが、店の前に女の子が座っていて、黒っぽいガラスのドアの店である。
店の前の女の子にドアを開けてもらい中に入ってみると、正面にはテレビモニターがあり、洋画を放映しているようだ。一方音楽はイーグルスなどオールディーズ系を流している。奥の丸テープルに座り、クロスタービールをオーダーすると、目の前に1人の娘がやってきた。彼女の名前はエム、イサーン出身の20歳とのこと。典型的なイサーン系の顔立ちだが、健康的な可愛さがある。彼女は英語があまり話せないが、カタコトの英語とタイ語でコミュニケーションをとる。
私の席の後ろに、タイ版『ヤングソング』のような、T-POPの歌詞とコード進行が書いてある分厚い本が置いてあり、アコースティックギターとマイクもあるので、ここで弾き語りのライブでもやるのかもしれない。この本をペラペラとめくっていると、私の好きなタイの歌手が、だいたい載っていたので、エムに「パラポンやLOSO、SillyFoolsが好きなんだ」という話をしていると、彼女がDJに曲をリクエストしてくれる。掛かった曲はLOSOの「メー」だ。この曲がかかると、店の女の子みんなで大合唱・・・。調子にのって、パラポンとSillyFoolsもリクエストするが、DJは「マイミー」とのこと。このDJが、とても無愛想で、何だか単にタイの歌を掛けたくないだけのような気もしたのだが・・・。
そのうち、ここの店の常連らしいスーツ姿の1人の日本人がやってきた。とても気さくな方で、少し話をしたところ、日本の会社を辞めて、こっちへ来てしまったとのこと。もうビザが切れてしまうので、月曜日からカンボジアへ行くと言っていた。
エムには「今日の深夜に日本に帰るけど、また12月30日からバンコクに来るから」と再会を約束し、チェックビン。ビール2本に彼女に奢ったコーラ1杯で240Bと値段はGOGO並であった。


ソイゼロ・・・寂れています
アソークからBTSに乗り、プルンチットで降車。久々にソイゼロを覗く。相変わらず寂れていて、場末の空気が充満している。中には客が1人も入っていないBARもある。
ここには野外カラオケがあるとの情報を得ていたので、足を進めるていくと、一番奥の高架下に食堂兼カラオケ屋のような店があった。まだ時間も早いせいか歌っている客はいなく、その客も現場系オヤジ数人が、ダラーとしている状態・・・。さすがに、この雰囲気の中に1人で入っていって、歌える勇気は、まだ持ち合わせていないので、今回は場所の確認だけにしておく。ソイゼロからスクンビットを挟んで反対側の高架下にも、怪しいネオンが光っており、もしかしたら似たような感じの店があるのかもしれない。次回は要チェックか!?
   
再度BTSでプルンチットからサラディーンへ移動し、本日の最終目的地タニヤへ。まずは「VIP鶴」へ入店する。中に入ると騒々しく、客がかなり入っている様子がうかがえる。さっそくやってきたチーママらしき人に、セット料金が1時間600Bであることを確認。そのまま「女の子選んでください」と奥へ通されるが、これまたアルカディア並に女性の数が多く、一斉に多くの視線が集中するので、かなり恥ずかしい・・・。しかし、レベルはアルカディアよりも劣る感じがする。真正面に立っていた女性を指名するが、改めてよく見ると結構なオバさんで、失敗です(泣)

そのまま上の階の個室に連行される。ここの個室は、冷房の効き過ぎで冷蔵庫のように寒い。タニヤの店は、ここに限らず、どこも冷房が効き過ぎていて、連日かなり寒い思いをしていたので、今日は長袖シャツで出撃したのだが、これが正解であった。指名した彼女は、そこそこ日本語を話すことができるが、話はあまり盛り上がらない。それではと歌本をチェックすると、まあまあ新しい曲も入っているようだ。彼女は勝手にLOSOの「パンティープ」を入れている。私もいつものように、パラポンの「コーハイチョークディー」とピーターの「ジャラックガンナントライ」を歌うが、個室で2人きりだとあまり盛り上がらない・・・。ちなみに彼女は、パラポンもピーターも知らないとのこと。LOSOとFLYなら知ってるというが、それじゃ日本人以下では?(笑)
ツマらないし帰ろうかと思っていると、チーママが「時間です」と言って部屋に入ってきた。時計を見るとまだ40分しか経っていないと思うのだが・・・。しかし、もう出たかったので、チーママに600B、指名した彼女に100Bを渡し足早に店を出る。

次は、某タニヤ事情通A氏お勧めの「ニューキャッツアイ」へ。店の前までやってくると、2人の女性が座って客引きをしており、入る素振りを見せると、2Fの店へと案内してくれる。中に入ると、やたらハイテンションなチーママが出迎えてくれる。店内はそれほど広くなく、落ち着いた雰囲気。他に客はボックス席に2組がいた。席に座ると、チーママが「ここの店は初めてですか?」と聞いてくるので、「初めてだよ。友達に聞いて来たんだ」と答える。セット料金が1時間600Bであることを確認し、「女の子選んでください」と言われて、奥のソファーへ連れて行かれる。女の子は10人ほどだったが、意外と可愛い娘が多かった。選ぼうとすると、チーママが「連れて帰りますか?」と聞いてくる。どうやらオフ可の娘とNGの娘がいるらしい。ちょうど真ん中に座っている娘がタイプだったので、彼女を指名。席に付いて、近くに来た彼女を改めてよく見ると、ちょっと最初のイメージとは違っていたが、愛嬌のある顔立ちで、笑顔が可愛い。
名前はニー、24歳で昼間はラムカムヘン大学の学生とのことだった。日本語はまだカタコトだが、英語が話せるので会話は問題ない。軽く自己紹介など話をした後、タイカラの本をチェック。まあまあ新しい曲もあるようだ。ここでも再びパラポンでスタート、Xの「ターマーガフォン」、Mr.Teamの「マイトンミーカンバヤーイ」、再びピーターと流す。彼女にも「歌ってよ」と言ってみるが、「マイダイ」とのこと。あまりカラオケは得意じゃないらしい。

彼女が「タニヤに来ると、いつも女の子と一緒に帰るの?」みたいなことを聞いてくるので、「タニヤは飲んでカラオケ歌うだけで、しかも、だいたい酔っ払っちゃうから1人で帰っているよ」と答えると、彼女もオフNGの娘なので、「それは良いことね」と笑顔を見せる。
彼女は、年末年始もここで仕事をしているとのことなので、私は「今日の深夜に日本に帰国するけど、また12月30日からバンコクに来るから、そしたらお店に来るよ」と言うと、私の日本の携帯番号を聞いてくる。「どうせ掛かってこないだろう」と思って教えたのだが、帰国後、彼女から数回電話があった。時間も残り少ないので、最後はパラポンの「コンディーターノーン」で締めチェックビン。
ところがママさん(もう1人のチーママだったかも・・・)が持ってきた伝票を見てビックリ!会計は1,350Bになっている。店に入ってから1時間で切り上げたつもりだったが、ママさんは1時間40分いたと言っている。結局何度か交渉して、10分くらいはオーバーしていたかもしれないので、追加のチャージとドリンク代合わせて930Bで合意する。最後はママさんも怒った表情で、「これで良いんだろ!」みたいな態度であり、気分が悪かった・・・。ニーには「タニヤでは、よくあることだから別に気にしてないから」と言ってチップ100B渡す。そのまま彼女と階段を下りて、店の前でバイバイ。最後の会計時にイヤな思いをしたが、それ以外は付いてくれた彼女の接客を含めて、満足度は高く、良い店だと思うので、次回また来ようと思った。

時計をみると、あと30分ほど時間があったので、パッポンへ行き、新しくOPENしたという「THAI BAR」へ入店。しかしダンサーのレベルは低くナナ3Fレベルといった感じ。ウェイトレスのイサーンブスも、私にコーラくれだの、レディーを選べだのと鬱陶しく、結局15分で退散する。
そのままBTSでホテルに戻る。荷物を受け取り、タクシーを拾って空港へ。約20分で到着。高速代70B、メーターに端数をプラスして170Bをドライバーに渡す。空港に入ると、前回サーと別れた時のことが頭をよぎる。搭乗手続き、出国審査もスムーズに終え、搭乗ゲートまでブラブラと歩く。いよいよ、あとは帰るだけとなった。

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