私は21歳以上です。

第4日目  2/29(火)  バンコク→ハジャイ泊


朝7時頃ルーが帰るというので、1,500Bチップを渡す。そのまま一緒に下に降りて、彼女を見送る。彼女はタクシーでさっさと帰っていった。やっぱり冷たい娘だ…。さらに11時まで寝る。
荷物を整理して、チェックアウトの手続きをする。フロントの女性に、3月2日から再度、ここに宿泊したいので、その予約と、それまでオフ夫妻からの荷物を、ここで預かってくれるようにお願いした。さらに、空港行きのエアポートバスの乗り場を教えてもらう。ここからは、少し距離があるが、ランドマークホテルの辺りにバスは止まるらしい。

荷物を引きずりランドマークホテルまで行く。しかしバス停らしきものは見当たらない。近くのバイタクの兄ちゃんに聞いてみると、もう少し先にあるらしい。さらに歩きBTSの駅近くまで行くと、数人がたむろしている所があったので、BUSSTOPの表示は無いが、ここが一応バス停なのだろう。
しばらく待っていると、赤バスやエアコンバスは、次々とやってくるのだが、肝心のエアポートバスは一向にやってこない。20分ほど待って、ようやく1台のエアポートバスがやって来たのだが、一番右側の車線を走っている。手を挙げて合図をするが、通り過ぎてしまった…。せっかく荷物を引きずってここまで来たのに、タクシーに乗ってしまうのもシャクに触るので、さらにバスを待つことにする。
その後ファラン2人もやって来て一緒に待っているが、一向にバスは来ない。30分近く待っただろうか。「あきらめてタクシーで…」と思っていたところ、ようやくエアポートバスがやって来た。「今度こそは!」と思い、バスが近づく前から大きく手を挙げて「こっちに来い!」と合図する。しかしバスは、またしても一番右側の車線を走っている。だが今度は、バスはそのまま右側車線で停車し、係の人がドアを開けて「こっちに来て下さい」と合図している。ファラン2人と車道を横切って、何とかバスに乗り込むことができた。
そのままバスで、国内線ターミナルに行く。空港内の「BUGER KING」でようやく食事。フライトまでは、結構時間があったので、出発ロビーで居眠りしながら待っていた。

17:00にバンコク発、約1時間10分のフライトでハジャイに到着する。手荷物を受け取り、すぐ近くのリムジンカウンターで、バスの乗車券を買う。市内までは、タクシーが200B、バスが50Bだった。係の人に「どこまで、行きますか?」と聞かれるが、ホテルも予約していないし、初めての場所なので、どこに行ったら良いのかも分からない…。「とりあえず、市内まで行きたいんですけど」と答えると、「○○ショッピングモールまでで良いですか?」と聞かれたので、とりあえず「YES」と答えて、50B払い、バスの乗車券を受け取る。
外に出てバス乗り場を探すが、それらしきものは無い。係の人に、再度場所を確認して行ってみると、そこに停車していたのは、バスではなくて、ワゴン車だった。ギュウギュウ詰めのワゴン車に乗り、市内へ向かう。約25分位行ったところで降ろされるが、場所が全く分からない。近くに「HATTYAI CENTRAL HOTEL」というのが、あったので、地図で場所を確認する。

とりあえず、自分なりにいろいろ調べてみた結果、ピンクホテルに泊まるのが良さそうだと思い、徒歩で地図を片手に何とか目的のホテルに到着する。ハジャイは小さな街なので、市内の中心部まで連れていってもらえれば、あとは徒歩で何とかなる。
レセプションに行き、値段を確認すると、ダブル、ツインとも1泊620Bとのこと。ダブルを2泊予約する。部屋はなかなか広くて、多少古いが清潔で良い感じだ。
荷物を置いて、ここのホテルに併設されている「PINK LADY COMPLEX」2FのMP「PINK LADY」を覗いてみる。女性コンシーアに値段を尋ねると、タマダー1,250B、ダラー1,550Bと事前の情報通り。しかし雛壇の女性の数は少なく、タマダー、ダラー共に5人づづほどしかいなかった。
ここの「PINK LADY COMPLEX」は、MPや古式按摩、床屋、サウナ、スヌーカー等が設置されており、男のための総合娯楽施設といった感じである。
とりあえず、ホテル近くの安食堂で、フライドフィッシュ入りのお粥を食べる。85Bだった。それから暗黒旅社氏がご推奨の、ロイヤルホテルのシースルーバーに行ってみるが、時間が早すぎるのか、誰も人がいなかった。営業しているのだろうか?
近くでトゥクトゥクを拾って、エンペラーホテルまで行き、周りを散策してみる。エンペラーホテルの前の通りには、噂の格安MPが3件あった。そのうちの1件に値段を聞いてみると1H400Bとのこと。その他、この近辺にはカラオケやカフェ、ノーハンドレストラン等があり、ネオンが怪しく光っている。もちろんバンコクとは、比べ物にならないほど、寂れてはいるが…。

とりあえず、お店の前にミニスカの可愛いお姉ちゃん達がタムロしていた、「VILLA CAFE」に入ってみる。ここは正面にステージがあり、お店の娘が順番に歌を歌っている。店の照明はステージ以外かなり暗い。お客は私の他に、中国系の3人組がいるだけだ。シンハビールを頼み、隣に女の子が1人やってくる。23歳とのことで、なかなかの美人。英語はかなり上手い。彼女の話によると、やはりこの辺りは、マレー人やシンガポール人がほとんどで、日本人は来ないとのこと。
彼女のステージの番となり、彼女から「ステージで花をプレゼントして欲しい」と言われる。首にかける花輪のようなもので、1つ100B。「3つ買って!」とお願いされるが、とりあえず1個だけ花輪を買うことにする。彼女がステージにあがり歌い出した。ウェイトレスに「花は、いつ渡すの?」と聞くと、「今、行って」と手で合図される。ステージに花輪を持っていき、彼女の首に掛けてあげる。少し恥ずかしかった…。 ここには1時間ほどいて、私がビール大ビン1本、彼女にドリンク1杯奢り320Bだった。

その後、バイタクの兄ちゃんを捕まえて、郊外のDISCOの集まっているところへ行ってもらう。「ショーをやっているところはあるか?」と聞くと、「OK、OK」と言って、兄ちゃんはバイクを走らせる。タイでは初めてバイタクに乗ったが、ハジャイは交通量が少ないので、爽快でなかなか気持ちが良い。連れて行かれたところは「EROTIC TOPLADY」というお店で、事前に行ってみようと思っていたお店だった。バイタクの兄ちゃんには20B渡す。

中に入って見ると、ここも正面にステージがあり、女性がタイ語や中国語の歌を歌っている。ここも全然お客が入っていない。横の大型スクリーンでは、ペントハウスのビデオを流している。ビールを頼むと、店員がやって来て、「1時間120Bで女の子を横に座らせることができますが、どうですか?」と聞いてくる。このまま1人でビデオ見ていてもつまらないので、女を選ぶことにする。店員に連れて行かれ、後ろのカウンターのところに行くと、女が6人ほど座っていた。その中から、一番純情そうな娘を選ぶ。

席について話をしてみると、ほとんど英語が通じない。仕方がないので、秘密兵器の指差し会話集を取り出し、コミュニケーションをとる。彼女は指差し会話集を興味深そうに見ていた。 10時過ぎから、スクリーンが上がり、ショーが始まる。シャワーショーとか、レズビアンショーみたいな、ソフトなショーが続く。あまり面白くないので、出ることにする。しかし、会計してビックリ! 740Bもする。1時間弱しかいなかったはずである。高いと思ったが、文句をいうのも面倒臭くなって、そのまま支払う。もしかしたら、バイタクへのマージンが上乗せされていたのかもしれない。
そのまま、隣のDISCO「DISCOVERY COMPACT」を覗くが、時間が早いせいか、だれもお客がいない。


すぐに出て、付近の写真を撮ったりしたあと、トゥクトゥクでホテルに1度戻り、ピンクホテル12Fにある、「SKY LOUNGE」に行ってみる。ここは、金・土・日の週末だけ、SEXYショーをやっているようだ。中に入ると、ここもお客がいない。平日はどこもこんなものなのだろうか? ここでも、ママさんらしき人がやって来て、「女の子隣にどうですか? 1時間150Bです」と説明し、さらに「外に連れ出すのは、ショートが1,200B、オールナイトが2,000Bです」と連れ出し料金についても全部説明してくれた。最初の「VILLA CAFE」や「EROTIC TOPLADY」なんかも、全て同じように連れ出せるのだろう。
横のカウンターにいる女を遠目で眺めてみるが、イマイチなので「No thank you」と言って、15分で出る。ビール1本で165Bもする。カフェやラウンジは結構割高な感じがする。ビール1本80BのバンコクのGOGOやバービアに慣れてしまっているせいもあるが…。 
行くところが無くなって、街をブラブラする。途中バイタクの兄ちゃんと話をしたりして時間を潰す。「WEST SIDE SALOON」というカウボーイバーみたいなのが、近くにあったので、覗いてみるが、カントリーの生演奏をしている健全なバーだった。

夜1時を過ぎて、「そろそろDISCOに人が集まっているかな」と思い、ピンクホテルすぐ近くにあるDISCO「HOLLYWOOD」に入る。中に入ってビックリ! すごい数の人がいる。外は閉散としているのに、どこからこれだけの人が集まってくるのだろうか。 女もたくさんいる。それも可愛い娘がたくさん! ナナDISCOやレインボーなんか比べ物にならない。店員に席まで案内され、コロナビールを飲みながら、辺りを観察する。コロナビールは1本190Bとかなり高い。
店内はかなり広く、音もメチャメチャでかい。ライトがチカチカしているのと合わせて頭が痛くなる位だ。隣の男女グループの中に1人、目鼻だちのクッキリした美人の娘を発見する。声を掛けたいのだが、男と一緒にいるので、声を掛けづらい。その他にも女の子は、たくさんいるのだが、どの娘もだいたい男と一緒にいるようだ。最初から男と一緒に遊びに来ているのか、それともここでナンパされたのか、いまいち判断がつかない。
そうこうしているうちに、お目当ての彼女が隣の席に座った。すかさず「HELLO!」と手を差し出し挨拶する。話をしようとするのだが、音がデカクて会話にならない。とりあえず、私が日本人だということは、理解してもらえたようだ。彼女と一緒にいた娘が「2人で一緒に外にでたら?」とニヤニヤしている。やっぱりここにいる娘達は、ほとんどが、ここでナンパ待ちをしているようだ。それを目当てに、マレー人やシンガポール人、現地のタイ人の男がやってくるのだろう。

しばらく彼女と踊っていると、彼女の方から「外に出ない?」と合図してくる。すっかり彼女を気に入ってしまった私にとっては、うれしいお誘いだった。彼女と外に出ようと、出口への通路を歩いていると、映画やドラマで出てくる香港マフィアみたいなのが、私達の前に現れて、彼女と何か話をしている。そして彼女はマフィアもどきに幾らかのお金を渡していた。ここでお客を取るためのシャバ代でも払っているのだろうか? とにかく、めちゃめちゃ怖かった…。
そのまま、彼女にトゥクトゥクに乗せられて、連行される。「どこに連れて行かれるのだろう」と不安が募る。連れて行かれた先は、名前は忘れてしまったが、別のホテル併設のDISCOだった。

彼女の名前はナーム20歳。コラート出身。「どこに泊まっているの?」と聞かれたので、「ピンクホテルだよ」と答えると、彼女は「えー!、私はPINK LADYで働いているのよ」とちょっと驚いた口調で言った。ということは、彼女はMP嬢なのだろうか? 1時間ほどナームと盛り上がり、当然の成り行きで彼女と私のホテルに行くことになった。その前に、彼女は私の手を引き、スタッフの化粧室みたいなところへ入っていった。彼女はここで化粧を直し始めるが、明るいところで、改めて彼女の顔を見て、ちょっとビックリした。想像とはちょっと違っていたのだ。肌の色はかなり黒く、顔立ちもタイ人ばなれしている。強いて例えれば、インド人70%、黒人が20%、タイ人が10%といった感じか。確かに目鼻だちはクッキリしていて美形なのだが、「なんか、ちょっと違うんだよなぁー」という感じ。「もしかしてLBでは?」という疑惑まで私の中で出て来た。
再度、彼女に手を引かれ一緒に外に出ようとすると、またしてもさっきの香港マフィアが現れた。私に、「My friend」とか言って握手を求めてくる。やっぱり怖い…。ここでもナームは、彼に幾らかのお金を渡している。そして、彼女はちょっと怒った様子で私を外に連れ出し、一緒にトゥクトゥクに乗り込んだ。

ホテルに着くと、彼女は私の手を引き、すでに閉店しているPINK LADYの方へ連れて行く。そしてMP入口に貼ってある1枚の写真を指差し、「私なのよ」と言った。ちょっと感じは違うが、間違いなくナームだった。「本当にここで働いているんだ」と思い、とりあえず、彼女のLB疑惑は解消された。しかし「彼女がここで働いているのなら、ここのMPは来れないなぁ」と思い、ちょっと残念…。
部屋に入ると、彼女はシャワーも浴びずに、服を着たままベッドに入ってしまう。私も続いてベッドに入ると、そのまま始まってしまった。ナームは自ら上になり、腰を振りまくっている。3回くらいイッタみたいだ。
「香港マフィアが部屋に来ないか」と、ちょっとビビリながら就寝する…。


fc