〜御転婆天使後援会の「クリスマス緊急企画」〜
活動報告12(短編小説)
サンタ娘とハンバーガー?
※写真については、引用元が特定出来ないように、「3次使用」しています。
しかし、不都合が生じた場合は撤去しますので、予めご了承下さい。
※緊急企画につき、小説の公開の順番が変更になりますことをお許し下さい。
「今度は茜ちゃんの番だよぉ!」
舞が、黒いショートブーツの爪先に付着した、男の我慢汁をウエットティッシュで拭き取りながら、私を見上げてくる。
舞みたいなロリっぽい女の子が、真っ赤なサンタの衣装を纏うと、よりロリっぽく見えて、同性ながら抱きしめたくなっちゃうぅ。やっぱ、色白って得だよね〜。
そんな私も、舞とお揃いのサンタ衣装だけど・・・。色黒の私が着ると、ちょっとアンバランスかな?(しかも、私はブーツまでサンタ衣装なんだけど。)
・・って、この衣装、本当は綾乃さんのバイト先のクリスマス衣装なんだけど・・・。って、一体、どんなバイトしてんだぁ?
・・・・。まあ、それはさておき。
私は、これから4度目のゴールシュートを男の股間に喰らわす為、クシュクシュの赤いサンタブーツを膝へと持ち上げた。こんな事なら、ソックスタッチ持ってくるんだった・・・。(商品名出して何が悪い? ←今日は逆ギレモードな私。)
そんなこんなで、準備は完了っ。
私は、床に大の字で寝かされて両手足をロープで繋がれた、哀れな男を見下ろして”ニヤニヤ”と笑って見せた。もちろん、男は素っ裸だよ。床、凄く冷たいんだけどね。
さ〜て、4発目、決めちゃおっかな〜♪
すると、男が尋常ではない形相で怯えている。舞の電気按摩の時とは180度違う、男の命乞い。
「お、お、お願いだっ! もうっ、なにも悪いことしないからっ!お願いだから、そのブーツで蹴るのだけは、ゆ、許してっ、許してくれぇ!」
そんな男に、業とブーツの爪先を見せびらかすように近づけちゃう。
私のブーツに怯えてるみたいね。
それもそのはず、このブーツ、一見すると柔らかそうに見えるけど・・・、爪先には鉄板が仕込んであるの。
どう? 効きそうでしょ?
・・って、痛いじゃ済まないくらい効くんだけどね。
それは、事務局の新人”セリカさん”で実験済み。 ふふ〜ん♪ だって、3発蹴ったら、胃液を吐いちゃったんだよぉ〜。私は軽く蹴ったつもりだけどねっ。
で〜も、今日は変態男退治の実践でしょ。
だから、さっきは、思いっきり蹴ってやったの。もちろん、ゴールシュートの蹴り方で。
舞が小刻みな電気按摩を喰らわせた後で、チンチンが勃起してたから、相当痛かったんじゃないの〜?
まっ、そんな痛み、私には分かんないけど・・・。
「い、嫌っ!も、もう蹴らないで・・・。」
私が、男の目の前に立つと、男は先ほど以上に情けない声で命乞いを続けている。
だから、言ってやったよ。
「何〜ぃ?そんなに怯えちゃってぇ〜。私にキックされんの、そんなに怖いの〜? ・・・でもさ〜。小学生の女の子レイプしたお前が悪いんだからねっ。おとなしく、私たちにお仕置きされちゃいなさいっ!」・・って。
そしたらさ〜。男の奴、泣いちゃったよ・・・。凄く気持ち悪い顔。
でも、チンチンが勃起してるのはなぜ?
本当はガンガン蹴ってほしい癖に・・・。
そんな嘘つき男には、助走を付けて、キツイ一撃を・・・なんちゃって。
じゃあ、ご希望通り、ガンガン蹴っちゃおかな〜。汚い男が蹲るのって、見てて面白いし。
そして、私は男から一歩下がる。もちろん、適度に助走を付けるため。だって、そろそろ、玉を潰しとかないと、ネバネバした精液でブーツ汚されちゃうし・・・。お遊びはここまでね。
私は、もう一度、涙でグチョグチョになった男の酷顔を睨み付けてから、助走の第一歩を踏み出した。
私の体が”フゥア”と軽く浮いた瞬間! 私は力一杯、右足を撓らせた。
ビュンッ! あまりの速さに右足が風を切る。
「ほらっ!今度こそ、潰れちゃいなっ!! 喰らえっ!球殺シュートっ!!!」
最後の軸足が着地する。よしっ、ここだっ!!
「えいっ!」
フォグゥ!
硬いブーツを履いた私の右足が、男の汚い股間に突き刺さった瞬間。
「うぅぁああ! あがっ、がぁ!」
男は、息をするのも苦しそうな表情で、身を揺すり、腰をピクピクさせながら悶えている。
でも、キンタマはまだ無傷みたい。
男が痛さでさすっているのは、チンチンだけだし・・・。
「あれ〜? 思ったより、コイツのキンタマ強いな〜。」
私は、少しガッカリだったけど、そこは前向きに気持ちを取り戻す。
ならば・・・。もう一発! 私は、再び右足を撓らせた。
「・・・これでどう!? エイッ!」
ぐちゅぅ!
「うっ、あぁぁあ!」
あ! この喘ぎかたは・・・。まさか。
ドピュッ!ダラァ〜、ドロドロ〜。
「あっちゃ〜。キックが反れちゃった。・・・って、こいつ、私に蹴られただけで逝きやがった。やだ〜っ、もう、ブーツがドロドロ〜。」
そう。キンタマを狙って蹴ったつもりが、いつもの悪い癖で、反れてチンチンに直撃しちゃったの。
・・・って、私って本当にコントロール悪いよね・・・。
それにしても、いっぱい出したわね〜。ほらっ、ブーツもベトベトだけど、膝小僧まで飛び散ってるよ・・・。汚い。
でも、私以上に、ガッカリしたのは、舞だった。
「茜ちゃ〜んっ!だ・か・ら、そこはチ・ン・チ・ンっ! ・・・っも〜う!せっかく、ブーツ拭いたのにぃ〜、また、舞の番じゃ〜ん!」
私のキックで潰れると確信していた舞は、帰り支度を済ませた後だったみたく、白い頬をふくらませてプンプンしてる。
「ごめ〜んっ! 今度、ドムドムでハンバーガー奢るからさ〜。」
私は、猫のように機嫌が変わる舞を軽く腕で包みながら、その様子を伺った。
そしたらね・・・。
「ほんと〜っ!だったら、舞がトドメ射しちゃう! ・・そうそう。できれば北越のドムドムがいいな。舞んち、松伏だし。」
「・・・って、怒ってたの演技〜?」
「あ〜あ、バレちゃった〜。」
舞が白い歯を見せて微笑んでいる。”私って、やっぱお人好しだよね・・・。”とか、思ちゃう瞬間でもある。
でも、もう手遅れみたいね。
・・・だって、ほらっ!舞を見てみな? あんなに高く、足を振り上げてる・・・。もしかして、あのまま、振り落としちゃうのかなぁ?
・・って、本当みたいね。(やることが私以上にエグイ・・・。)
「悪いけど、ハンバーガーの為に、お前のキンタマ潰すからっ★」
舞が涙で汚れる男の顔を見下ろしながら、そんな事を言っていた・・・。
「えっ!? ハ、ハンバーガー?」
そのセリフに、状況すら飲み込めない男。そりゃ〜そうだよね。
でも、男に理解させる時間なんて無い。
すぐさま、舞が力一杯右足を振り落とした。
「それっ!」
グチャッ!
「ぎゃぁぁあああ!」
それは一瞬の出来事だった。
舞のショートブーツが風を切った瞬間、宙にはキンタマから飛び散った血痕が、水飛沫みたいに舞い上がっていた。
さすが・・・、改造ブーツ。破壊力が桁違いだね・・・。
でもさ〜。その後が舞らしかったよ。
男の血痕や精液でベトベトになったブーツを私に見せながら・・・。
「やった〜!2個いっぺんに潰したから、”ダブルバーガー”だよっ。 いい? 茜ちゃん♪」・・だって。
・・・って、おいっ!
(おわり)