男根除去手術を見たのは、数年前のことである。それは、儀式的に行われた。裸の青年が祭壇の上に寝か されていた。手足は拘束具で固定されている。官能的なうめき声の入った音楽が式場に流れている。執刀 する巫女が青年の男根を盛んにしごいている。やがて、青年の男根は最大限に膨張した。助手の男女が 数人、巫女の後ろに、裸で座っている。巫女が後ろを振り返って合図した。助手達は、紐を持ち祭壇を 取り囲んだ。そして、巫女がしごき続けている膨張した男根の根元を紐で強く縛った。助手の女のひとり が、壁際の棚より、麻酔の注射器を取り、巫女に渡した。巫女は麻酔薬を、膨張したまま縛られた男根と 睾丸の袋に注射した。うめき声の入った音楽が、一段と大きく鳴り響き、祭壇の奥の正面の壁に映写幕 が、天井から降りてきた。男女の性器と性交の映画が映し出された。巫女は衣を脱ぎ裸になった。床に、 男の助手がひとり仰向けに寝た。巫女は男の上に馬乗りになり、性交を始めた。男女の助手達も、その 周りで性交をしている。相手の男が射精すると、すぐに相手を変え、又、性交をする。巫女も含め、獣と 化した男女が乱交した。男女の精液の匂いが辺りに充満した。暫くして、巫女が祭壇上の青年の男根を 握り、麻酔の効きを確認した。巫女が合図すると、助手達が祭壇の周りに来た。巫女が手術刀を天井に かざして呟いている。助手達は青年の身体を押さえた。巫女が青年の男根を切っていく。青年は麻酔が 効いているのか、少しうめいた程度であった。切り取った大きな男根を映写幕の前に置かれた器にのせ た。さらに、睾丸袋が切り開かれ白い睾丸が取り出された。ふたつの睾丸は、男根の器の隣の透明な容器 に入れられた。その後巫女は、睾丸袋を取り除き縫製した。青年の形良く縫い合わされた股から導尿用 の管が出ている。助手が切り取られた男根跡を紐で縛った。青年は、目を瞑ったままである。助手達に より後片付けがされ、青年は移動用寝台に移された。そして、助手のひとりが、青年を寝かせたまま出口 の方へ寝台押して行った。巫女は、切り取られた男根と睾丸が置かれた前で、再び、助手と性交を始め た。すぐに、他の助手達も加わり、乱交が始まった。そして、夜明けまで続いた。朝日の明るさの中で、 青年の寝かされている部屋に行った。青年は笑顔で、やっと切り取ってもらい大変嬉しいと話した。青年 の枕元には、透明の樹脂皮膜で覆われた大きな男根と睾丸の容器が置いてあった。