未痴との遭遇  〜あるバウンティ・ハンターの記録〜


(う、うわ・・・・ちょ、ちょっと・・・・)

 ちくん、と胸をさすような痛みが乳首を貫いた。思わず声が出そうになり、それをぐっとこらえる。

 私は、自分の身体を見下ろした。

 大きな・・・・自分で見ても、ボリュームに優れた私の乳房の先に、丸い、球形の生物が取りついている。

 乳頭をつつみこむようにして、身体をいっぱいに伸ばした謎の生命体。

 私の肌にはりついているそれは、もぞもぞとうごめきながら小さな身体で私の胸を覆い尽くそうと身体をよじっていた。

(こらこら・・・オイタがすぎる・・・・って)

 胸の生物を引き剥がそうと手を伸ばし・・・・身体に走った感触に痺れ、その動きがとまる。

 

 ちりちりと、焼けつくようなじれったい感覚が乳首から伝わってきた。

 おっぱいをつつみこもうとする生物が、その身体の下に隠した口で私の乳首をつまんだのだ。

 彼の動きは素早かった。野生の動物が獲物を捕らえるような、飛びつくような動きで乳首に狙いを定めていたのだ。

(え、ちょっと・・・・)

 すぐさま、ちゅうちゅうと勢い良く胸を吸いたてる動きが始まった。

 生物は、小さな身体・・・・ハンドボールぐらいの全身を躍動させ、私のおっぱいからエナジーを吸い取ろうとうごめいていた。

 丸い身体がポンプのように収縮と膨張を繰り返し、私の乳首の中身を吸い出そうと暴れる。

 

 ぎゅっぎゅっぎゅっ!

 

「ん・・・・あ・・・・」

 ・・・人間にはとうてい出せないほどの吸引力だった。

 思わずもらした声は、驚きと、それからほんの少しの快感のためだ。

 胸全体が引っ張られるほどの力が乳首にかかる。

 この子の、こんな小さな身体のどこにそんな力があるのだろうか?

 ・・・・当然だ。

 もともと、その口は、人間をとらえ、その血と肉をすするためのものなのだから。

 幼い彼にしたって、それぐらいの力をそなえていても不思議ではない。

 

 私は、自分の軽率な行動を悔やみながら、胸にとりついた彼をやさしくなであげてあげた。

 乳首に走る稲妻のような衝撃は、すぐに大量の快感をともなうものに変わっていた。

 強烈なバキュームは、乳首を限界まで引っ張りあげ、私の胸の中のものをすいだそうとしている。

 胸の中、乳首からつながるミルクの道。

 まだ使ったこともないその部分が、一気に掃除されていくようだった。

 身体が軽くなるような快感。

 思わず、私は空いたもう一つの乳房を手でいじりそうになってしまった。

 あやうく、オナニーでも始めてしまいそうなほど・・・・その衝撃は、新鮮で快楽の色を伴っていた。

 

 やさしく彼をなでながら、そっと乳首から引き剥がす。

 おっぱいが、彼の離れた衝撃でぷるぷると揺れた。

 彼は、不満そうに身体をふるわせると、私の手を離れて空に待った。ちょうど私の視線の高さをくるくると飛び回る。

 ・・・・多分、餌をねだっているのだろう。

「シャワーが終わってからね」

 言葉が通じるはずもないのだが、私は彼に声をかけ、さっと身体をながした。

 彼がかみついた乳首は、かすかに赤くなり、充血していた。

 水流があたっただけで快感が溢れ出す。まるで、中途半端なところで愛撫を中止された乳首のようだった。

「・・・・ん」

 左の乳房が、なんだか重い。彼に吸われたのは右側だから、ちょっとおかしい。

 多分、右側の乳房が軽く感じられるせいなんだろう。

 彼に吸われた乳房は、まるで体内の老廃物を吸いとってもらったように軽い。肌にも少し張りがでているような気がする。

 ほんのりピンク色に上気した乳房は、きっと男の目をさそうに違いない。

 それに比べると、左の乳房は少し・・・・。

(左も、吸ってもらおうかな)

 危険な考えを、私はすぐに打ち消した。

 

***** 

 

 バスルームから上がり、彼の姿をまじまじと観察する。

 ちなみに、私はバスタオル一枚羽織っただけの姿だ・・・・無用心? 

 なに、ここは一人乗りの宇宙船の中だ。いったいだれが、どうやって覗きにこれるというのだろう?

 彼の姿は、生物としては奇妙きわまりない。

 スライムのような、軟体の身体。その中に浮かぶ赤い血管のようなモノ。

 そして、身体の下に生える牙。

 彼の種族は、この牙で人の皮膚を、その上の強化服ごと突き破り、人の血肉をすするのだ。

 

 彼らは、”メトロイド”と呼ばれている。

 

 正体不明の、謎の異性体。惑星ゼーベスから始まった動乱の、その混乱を象徴するような生物だ。

 幾人もの調査員を殺し、人間の血をすすってきたメトロイド。

 人間にとって未知の生物であり、その狂暴な習性から、生態の観察など不可能だといわれてきた生物だ。

 

 それが、今、ここにいる。

 私の目の前にいる・・・・この宇宙船の中にいる、私以外の唯一の生物がこの子だ。

 バウンティ・ハンターとしてある惑星の調査を行い、その星が爆発炎上しようとするとき。

 帰り道で見つけたのがこのベビー・メトロイドだ。

 通路の途中に転がっていた卵。私の目の前でその卵は二つに割れ、彼はその中から飛び出した。

 

 ・・・・私以外の人類は、メトロイドが卵生であったことをいまだに知らない。

 そして、メトロイド・・・・この異形の生物に、インプリンティング(刷り込み)という習性があることも。

 

 だから、この・・・ベビー・メトロイドは私の後をついて飛び回る。

 ぷよぷよする身体でふわふわ後をついてくる様子は、結構可愛い。

 愛玩動物としては、結構いい部類に入るような気もする。

 私は、貯蔵庫から肉を取りだし、解凍だけして彼にそれを与えてみた。

 やはりおなかがすいていたらしい、肉の上にちょんと飛び乗ってそれをかりかりとかじり始めた。

 牙が動いている様子が、半透明の身体を通して映し出されている。

 け、結構不気味。

 体内の様子が見える、っていうのは少し気味が悪いかもしれない。

 

 食事が終わると、彼はぴょんぴょんと私の周りを飛び回り始めた。

 ちなみに、肉はまだ結構残っている。

 小食なのか、食べるのを途中でやめたのかはわからないけど、とにかく上下にふわふわ浮きながら私の目線の高さをくるくる回る。

 かまえ、といっているんだろうか?

 ためしに手を伸ばしてみると、身体をよせるように近寄ってきた。

 つん、つんとつついてやる。

 彼はひくひくからだをよじらせながら、嬉しそうに身体をはずませた。

 ・・・・面白い。

 調子にのって、指にぎゅっと力を入れてみる。

 柔らかい体が凹んで、ひとさし指がまるまる体内に入ってしまった。

 どういう体をしているのやら。

 もう少し押しこんでみようかと思っていると、ぷるんとはじけて離れてしまった。

 変な身体。思わずくすくす笑っていると、もっと遊べとばかりに飛び上がってきた。

 ・・・・名前でも、つけてみようか。

 急に、そんな考えが頭に浮かんだ。

 

 そう思ったら、なんだか急に親しみが湧いてきた。

 ちょっとだけ、名前を考える。

 ・・・・ネーミング・センスには、実は自信がない。

 なにせ、私自身のコード・ネームだって、自分でつけたものだ。

 ちなみに、私のコード・ネームはサムス・アラン。

 女性であることをそれだけで悟られないようにと配慮してつけた名前だ。

 だけど、これがセンスのいい選択とは自分でも思えない。

 ・・・・あまり、深く考えるのはやめにした。

 ベビー・メトロイド。

 しばらくは、ベビィと呼ぶことにしよう。

「・・・・・ベビィ」

 声に出してみる。

 そう言えば、メトロイドには口・・・・というか、発声器官らしきものは見当たらない。

 耳もどこにあるのやら。ひょっとして、私の声が認識できないかも、とそう思っていたら。

 首をかしげるような、不思議な動きを、ベビー・メトロイドが示した。

 ぷにゅぷにゅとした身体を、少し弾ませて、身体を少し折り曲げる。

 愛嬌のあるそのポーズに、私は思わず噴き出した。

「・・・ベビィ」

 もう一度、呼んでみた。

 身体中で疑問符を表現するように、ベビィが身体をふにふにさせていた。

「ベビィ、おいで」

 手まねきしてみる。

 ・・・・ベビィが、そろそろと飛び上がって、私のすぐ側までやってきた。

 そっと手をのばし、よってきたベビィをなでてあげる。

 知能は高い。そういえば、そういう話を聞いたことがあった。

 私は、少し、ベビィと遊んでみることにした。

 

 ベビィは、するどい観察力をもっていた。

 自分とまるで違う形をした、私の・・・・母親の姿に違和感でもあるのか、私の一挙一動を細かく捕らえ、それに反応しているようだ。

 感情表現も非常に豊富だ。

 微妙なアクションでしか表には現れないので相手の感情を読み取るには難しい。

 だが、一緒に遊ぶうち、彼が喜んでいるのか怒っているのか、その辺りもなんとなくつかめるようになっていた。

 ・・・ペットにするなら、優秀すぎるくらいだろう。

 いろいろ、からかうようなこともしながら、 だいたい1時間ぐらい遊んだだろうか?

 さすがに、シャワーを浴びたあとそのままだった格好に寒気を感じ、私は衣服を取りにクローゼットに移動した。

 宇宙船の中は暖かめに空調がきいている(これは、寒さに弱いメトロイドへの配慮でもある)ので、風をひく心配はないが、さすがにずっと裸というのもはばかられる。

 クローゼットから衣服・・・と、いっても宇宙活動用に簡素に作られたスーツだが・・・を取りだし、さて着替えようかとしたそのとき。

(・・・・おおっと)

 ベビィが、ひょいっと私の前に回りこんできた。

 無視するな、もっと遊んでくれ、といったところだろうか。身体をふるわせ、少し抗議するように飛び回っている。

 まるで、猫かなにかのようだ。

 内心くすくす笑いながら、ベビィの身体をつまんで肩に乗せてやった。

 ・・・・ちょっと、生暖かい。不気味かも。

 そんなことを思いながら、居住区のソファーに座り込む。ちなみに、まだスーツは手にもったままだ。

 で。

 もう少し遊んでやろうか、と考えているうちにちょっとしたきっかけが訪れた。

 この環境を、劇的に変えることになったきっかけ。

 

 たぶん、おなかがすいたのだろう。・・・そう気がついたのは後のことだったのだけれど。

 ふわふわ不思議な風に身体をゆらめかせた後、ベビィが私の方をまじまじと見つめていた。

 私は、何を言いたいのかわからずに首をかしげた。

 そのときだった。

 最前のことを思い出したのか、それとも、メトロイドとしての習性がそうさせたのか。

 ベビィは、私の身体に飛び掛った。

 思わずよけようと身体をひるがえした、私の胸にベビィが飛びついた。

(・・・・!)

 また、吸われる?

 さっきの、激しい吸引が脳裏に描き出された。

 乳首への、痛みさえともなう刺激と、それから・・・・快感と。

 胸がどきどきし始める。

 ご無沙汰の身体が、じくじくと反応しはじめるのがわかった。

 さっきの、あれが、また・・・?

 身体が、勝手に警戒し始める。

 ・・・・なのに、ベビィはじっと乳房にしがみついたままだった。

 かしこいベビィは、おっぱいを吸わなくても私が・・・・彼が、餌を欲しがっていることを察してくれると思ったのだろう。

 つん、つんと乳房につつくような刺激をあたえてくれる。

 でも、それだけだった。

 私が、さっきの肉を取り出すとそちらに飛び移ってしまった。

 ・・・放り出された、私の体が、うずいた。

(・・・・あ、あれ)

 変な気分だった。

 愛撫だけ、前戯だけされて放りだされたような・・・まさに、そんな感覚だった。

 乳首が少し固くなっている。

 頭の中に、さっきの・・・・ベビィが、胸に吸いついていたときの快感が何度もフラッシュバックされる。

(いいや・・・・しちゃえ)

 そっと、胸をもみしだきはじめた。どうせ、ベビィのほかに見ている者などいない。

 考えてみれば、今は長い戦いの後だ。

 こんな風に身体が火照るのも別に、珍しいことじゃない・・・・。

 

 おっぱいと、ヴァギナを指でこするだけのソフトな自慰。

 いつもなら、私をすぐに満足させてくれるオナニーは、むしろ私の体内に眠る欲望を呼び覚ますようだった。

(・・・・う、ううん)

 おかしい。

 している最中も、何度もベビィの・・・・おっぱいへの刺激が思い出される。

 あれに比べたら、今やっているのなんて、子供の遊戯みたいなものだ。

 乳首が、欲しがってしこりあがっている。

(く・・・くぅん)

 ワレメの、少し内側をこすりあげる。

 ・・・・だめだ。

 全然、足りない。

 顔を上げると、不思議そうな顔をしてこっちを見つめるベビィがいた。

 

 どくん、どくん、どくん・・・・。

 

 心臓が高鳴っている。

 ベビィの賢さは折り紙つきだ。きっと、誘えば・・・・呼べば、やってきて・・・・。

 そういう意識で、頭が支配された。

 

 私は、とうとう、彼をさしまねいた。

 普段は、あまり出さない声も、このときは・・・・押さえきれなかった。

「ベビィ、こっち・・・・」

 一度声がでてしまうと、後は奔流のようだった。

 おさえることもできず、おっぱいを突き出し、彼を招きよせる。

 

 胸がどきどきしていた。おっぱいの中にある「しこり」が、彼にすってほしいとだだをこねているようだった。

 ベビィがそっと、とまどうような素振りを見せながら私の側まで飛んでくる。

 差し出す左の乳房を観察するようにまわりをくるくる飛び回り、小さな牙をわしゃわしゃと動かす。

「歯を立てちゃダメ・・・・ほら、ここ・・・・」

 子供におっぱいを差し出す母親そのままに、おっぱいをベビィの前に示して見せる。

 ・・・乳首は、もうツンと勃っていた。授乳する母親に例えられるほど高潔なものではない。

「そう、そこ・・・・あっ・・・・」

 ぬるり。

 さっき、ベビィにあげた肉のせいだろうか? 彼の身体は、脂肉ですこしヌラついていた。

 どちらかと言うと気味の悪い脂が胸に塗りつけられていく。

 ベビィがまた胸をつつもうと暴れるせいで、おっぱい全体に広げるようにぺたぺたと脂が広がっていく。

(あ、し、失敗・・・・)

 でも、そんな失敗もどうでもよくなるぐらいの衝撃が、すぐにやってきた。

 ベビィの身体がひしゃげるぐらいぐぐっと身体が縮み、ミルクの道にたまった老廃物が一気に吸い出されていく。

 ・・・おっぱいが、まるで風船に空気を入れたように張り詰めているのが分かった。

 そこから、一気になにかが吸い出されていくような感覚が湧き出していく。

 

「あっ、あっ、あああああん!」

 

 身もだえした。身体が震えるぐらいの快感が、背筋を走る。

 脂でヌメるためなのか、ベビィの吸引運動は始めてのときにくらべて慎重なものだった。

 何度も、何度もおっぱいから電撃が走る。乳首が引き千切られそうなくらいの快感が、身体中を支配する。

「ベビィ・・・・すごいわ・・・」

 左手で、頭のあたりをやさしくなでてあげる。

 ・・・右手は、いつのまにか自分の胸を揉み始めていた。

 ベビィに吸引してもらった乳房は、張りも感度も格段にアップしていた。

 乳首を中心にマッサージを加えると、張り詰めた乳首からは快感が噴き出すように湧いて出た。

 私は、あまりの悦楽に思わずその行為に没頭してしまった。

 普段は、めったにしない自慰行為が、やみつきになりそうなほどの甘美な誘惑をもって目の前に現れていた。

 ぎゅ、ぎゅっと乳首をこねまわす。

 どちらかといえば力任せの愛撫であったが、それでも左の乳房に与えられる衝撃に加えると弱いものにすぎなかった。

「うっ、あ・・・・」

 指先がだんだんと乳房の先の方に移動していた。

 乳首を、身体の敏感な部分をおしつぶすように刺激する。乳首の周りを指でこすり、先端を指先ではじいて見せる。

 身体を走る電流が、どんどん強くなっている。それが、はっきりわかった。

「あ、あ、あ・・・・」

 膝が崩れた。床ににしりもちをつくように身体が崩れる。

 床の冷たささえ身体を刺激しているようだった。

 ベビィの暴力的な愛撫はまだまだ続いていた。

 身体中の性感ポイントが目覚めてしまったように、刺激を欲しがっている。

 いつもの私は、自慰をするにしてもどこかソフトな方だ。

 それだけに、身体中に炸裂するようなこの性感は、もう心の奥底から自分を崩してしまいそうなほど激しいものだった。

「あうっ!」

 手が、いつのまにかアソコに伸びていた。

 ベビィをなでていたはずの手も、自分の乳首を嬲っていたはずの手も、どちらも秘蜜の源泉をいじりはじめていた。

 愛液が。愛液がとまらない。

 身体の奥から、とめどなく快楽の象徴が流れ出していた。

 過去に経験のないほどの大洪水だった。しっとりと濡れたそこは、もうヌルヌルとなにかを誘うように光っていた。

(は、恥ずかしい・・・)

 誰の視線もないとはいえ、私の頬は羞恥に紅潮しはじめた。

 こんなに・・・こんなに感じてしまっていいのだろうか?

 こんなに感じたのははじめてだ。相手は、相手はこんな子供だというのに・・・・。

 その考えも、すぐに消えた。

 普段、オナニーのときでさえめったにいじらないクリトリスに手が伸びる。

 皮につつまれたままのそこを、やさしく周囲から愛撫する。

 指先で、押しこむように女のスイッチをつつく。

(い、いい・・・・)

 考えてみれば、こんなことをするのは数ヶ月ぶりだった。

 数ヶ月振りの、ご無沙汰になっていた体が敏感に反応し始めていた。

 足はもう180度近くまで広がり、まるで見えない観客に秘裂を大きくさらしているようだ。

(くう、くう・・・・)

 膣口を、入口の周りを指がこすりはじめる。指先はもう泉のようにあふれた膣の中をつつき始めていた。

 ちゅぷちゅぷといやらしい音があたりに響き始めた。

 私は、久しぶりの快感に没頭し、一心不乱にオナニーを続けた。

 ヴァギナのまわりを、細かく丁寧にマッサージしていく。

 カケラも快感を逃すまいとしっかりと、身体中で快感を味わうように刺激を続ける。

 ・・・・そんなことをしていたら、ベビィに叱られた。

 

 自分を無視するな、とばかりにきゅんきゅんと身体をはずませている。

 なついた犬がするような反応。普段なら可愛いと思ったかもしれない。

 でも、今は・・・・。やっぱり、快感の方が優先だ。

 久々の快感は、胸を焼くようだった。

 暴れるベビィに、なんとか片手を回してぎゅっと胸に抱いてやる。

(子供を抱く母親・・・・には、見えないか)

 なにしろ、もう片方の手は激しくヴァギナをこすっている最中。

 それでも、なんとなく可愛いと感じる相手を抱きながらの自慰は、すごく刺激的だった。

(あ・・・・だめ・・・・)

 片手になった分、アソコから流れだす切なさは倍増したような気がする。

 身体の、もっと深い部分から欲望が流れ出してきた。

 深いところへ。

 奥へ。

 なにか、なにか・・・・欲しい。

 欲望に、虚ろな目がちらちらと辺りを走った。

(・・・・くっ)

 

 手にしたのは、パワード・スーツのエネルギー源にもなっている、エナジーカプセル。

 細長い棒の角をとった形をした代物で・・・・・こうやって見てみると、いれるのにはぴったりだった。

 凹凸もない、すっきりしたデザイン。

 適度な太さ。

 ・・・・結構、そういう目的に使う人も少なくないのかもしれない。

 右手でそれを掴むんだ私は、ためらいもなく・・・・カプセルを、ワレメにさしこんだ。

 入口はぐちゃぐちゃ、秘肉も開きっぱなし。そんな状況だから、あっさりそれは身体の奥まで到達した。

 

「・・・・! ・・・・っ!」

 

 カプセルから、エネルギーが漏れているんじゃないかって思うぐらいの衝撃。

 深いところまで満たされる感覚。

 膣の中はすっかりカプセルに満たされる形になった。底面の部分をつん、つんと小突くと、自分の膣奥に衝撃が走るのがわかる。

(い、いい・・・)

 すっぽりと膣内に入ってしまう大きさ。私は、膝をがくがく動かしたり、秘肉を指で押しこんだりしてその感触を楽しんだ。

(すごい・・・いっぱい・・・・)

 カプセルが入った分だけ、膣の中から愛液がこぼれ出した。

 ごぽごぽって音が立っているのが聞こえた。

 私は、さらに指を伸ばして膣の中を攪拌した。爪の先が、すっかり身体の中に入ったカプセルをつつくカタチになる。

「ふあっ!」

 ・・・膣の中と一緒に、頭の中まで攪拌されているようだった。

 身体は、もう快感に支配されている。

 ベビィの、メトロイドの体液に催淫効果でもあるんじゃないの? と疑いたくなるぐらい、激しい快感。

 賞金稼ぎなんてやっていると、どうしてもご無沙汰になる期間は長いわけで・・・・そんな私のブランクを、一気に埋めるぐらいの快感が津波になって襲いかかってくる。

 じゅぶじゅぶ、ぐちゅぐちゅ。

 愛液が、信じられないほど分泌されていた。

 入口から垂れた潤滑液が、とろとろと滴りながら床を汚すぐらい。

 オナニーでこんなになるなんて、信じられない。

 ・・・・と。

 胸に抱いていたベビィが、ぶるぶるっと震えてあたしの腕から逃れた。

「・・・・?」

 膣の中をまぜながら、熱病にうなされたみたいな視線でベビィを見る。

 ベビィは、しばらくふわふわ飛び回って、それからすうっと高度をさげた。

「え、ちょ、ちょっと・・・・」

 ベビィが向かったのは、私の手がかき回しているそのあたり。

 女の蜜が肌にはえる、多分すごい匂いのするだろうその辺目指してベビィはそーっと降りたった。

 さすがにあせる。

 胸のときとは、また違ったドキドキが頭を支配した。

 ・・・あそこをいじられたら、どんなだろう?

 そういう誘惑が、当たり前のように広がる。

 でも、それをいきなり受け入れるには、まだ警戒心が先にたった。

「だ、だめっ! そこはっ!」

 なにか事故がおこったら・・・?

 そういう思いで、ベビィを阻止しようと手が伸びた。

 でも、身体の小さなベビィはなかなか捕まらない。そして、いったん目的地に辿り着いたベビィの力は凄まじい。

 

「あ、あっ、あくっ!」

 

 ・・・ヴァギナから、内臓を吸い出されるような感覚。

 稲妻に身体を引き裂かれたような刺激。

 それは、愛液の泉から、水分をしぼりとろうとするような行為だった。

 私の恥丘の上に降り立ったベビィは、あたりに流れ出した愛液をすすりとろうと身体を動かし始める。

「あっ、あっ、あっ!」

 ちょうど、秘裂をはさんだ左右にベビィの牙があたっているのがわかった。

 ぱっくりと口をあけたヴァギナと、ベビィの身体の下にある口とが触れている。

 ヴァギナへのキス。

 そして、ベビィはそこから全てを吸い出そうと身体を動かし始めた。

 身体が、内側から裏返るような衝撃。

 愛液が、残らず搾り出されるような恐ろしい吸引が私を襲った。

 膣内のエネルギー・カプセルがベビィに引き寄せられ、入口から顔を出す。

 愛液がベビィの吸引でうねりつつ入口に集まっていく。

 身体をゆさぶるような振動がヴァギナ全体をつつみ、クリトリスにも激しい衝撃を与えていく・・・・・。

「あふぅ、あひぃいいいい!」

 全裸で、アソコをベビィにむさぼられ・・・その格好のまま、私はもだえ狂った。

 細かな振動が勃起したクリトリスを徹底的にいたぶっていた。

 時折、ベビィが息継ぎをするように身体を大きくはずませる。それだけで、イッてしまいそうなぐらいの大波が身体を駆け巡った。

 ・・・・秘肉が、押しつぶされるように痛んだ。

 ベビィの牙と、内側からせりあがってきたカプセルにはさまれているのだ。

 入口の肉を指でツネられるような痛みが支配する。

「ひ、ひぃいっ!」

 悲鳴が漏れた。

 全宇宙を股にかけるバウンティ・ハンターだって、こんなところは鍛えられない。

 だけど、それもすぐに快感が入り混じるようになって、私の頭は混乱した。

 

(イタイ・・・けど、いい・・・・イク・・・・イきそう)

 

 痛みと快感と、どっちに惹かれてか分からないままに、腰が動き始めた。

 左右に、前後に、お尻がくいくいふられる。

 自分でも制御できない、恥辱の踊りだ。

 膣内に入ったカプセルが腰を振るたびに暴れ、私をさらなる快感へといざなった。

 もう、なにも考えられない。

 ただ、快感をえるために腰をふる。

 両手は、ヴァギナにはりついたベビィを押さえつけるようにその頭を押さえていた。

 ・・・・しゅぽん、と不思議な音がした。

 コロコロコロ・・・となにかが転がっていく。

 それが、膣から飛び出したカプセルだと分かるのに、随分時間がかかった。

 ベビィの身体がずれたときに、勢いよく抜け出したらしい。

 そして、カプセルがなくなったそこに。

 ベビィが、入りこもうとしていた。

 

「あ、あ、あひぃいいいいいいいいいい!」

 

 水分の多いベビィの身体は、収縮もすれば膨張もする。

 スライムのような身体は、快楽に入口を開いた私のヴァギナを容易に貫いた。

 入りこむときに、固い牙が膣壁を擦り、それで私は一回目の絶頂を迎えた。

「い、いひっ! うあああっ!」

 膣が収縮したからだろうか。胎内のベビィが激しく身をよじらせた。

 いったいどうしてそんなところに入りこんだのか、身体をくねらせ、私の奥深くから快楽をくみ出していく。

「あ、あんっ! あんっ! いいっ!」

 ベビィの身体が動くたび、全身がハネ上がるような快感が走った。

 空いた手は、両手でクリトリスを擦りたてている。

 快楽の虜となったように、私はクリトリスをこすりつづけた。

 胎内のベビィは、まるでそこが安住の地であると主張するようにそこから出てこない。

 体内から、私の内側をこすり、私を快楽で支配しようとしている。

「ダメッ、ダメッ。だめぇええええ!」

 彼の身体が、体内で暴れる。

 柔らかい体が、膣をやさしく広げる。

 固い牙が、内側から衝撃を与えてくる。

 ・・・・何度絶頂を迎えても、彼の動きはとまらなかった。

 私は、クリトリスが赤くはれ上がるまでそれを続け、やがてはイキ疲れて眠りに落ちた。

 全身の水分が愛液に変わるような激しい吸引を受け、私は彼を体内に受け入れたまま意識を失ったのだ。

 みっともなく両足を広げ、体内にいる彼のせいであそこをぷっくりと膨らませたまま・・・・。

 十数回の絶頂の後、私は宇宙船の床に倒れこんだ。

 

*****

 

 その日を境に。

 私は、毎日ベビィと二人で楽しむようになった。

 ベビィは、なぜか私の身体から出るものを摂取するのが気にいったらしい。

 いつも私の側をついてまわり、私が裸になると喜々としてとんでくる。

 お風呂も、寝るのも一緒にするようになった。

 宇宙船が目的地につくまでに、いったい何度交わったことか、数え上げることもできない。

 ある日など、ベビィは一日中・・・・私の中に入って暮らしていたほどだ。

 私の膣から出てくるベビィを見るたび・・・・本当にベビィの母親になったような思いを覚えた。

 

 ・・・・今の、宇宙船が向かっている目的地は、むかしから懇意にしている生物研究所だ。

 元々は、ベビィをここに預けるために連れてきたのだ。

 だが・・・・いったい、どうすればいいのだろう。

 私の身体は、もう、すっかり開発されてしまった。

 ベビィがいなくなったら、自分がどうなってしまうのか。

 

 自信は、あまりない。

 今日も、私の胎内に入りこもうとベビィがあそこで暴れている・・・・。

本編<スーパーメトロイド>に続く・・・・


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