○魔法少女 ちゅうかなしゃんりぃ!

「仙界修行編」

 遙か中国大陸の西の果て、広大な樹海に守られて、その聖域はあった。
この樹海の中心には三連に連なった山があり、更ににその中央には、巨大な九重の城がそびえ立っている。
 この山の名を崑崙と言い、天仙、地仙、尸解仙や水仙など八百以上にも及ぶ数々の神仙が住み、玉京の宮殿、霊霄殿には元始天尊と呼ばれる道教の最高神が住んでいた。
 さて、この崑崙山には、山を巡るように黄水と呼ばれる川が流れていた。
 その黄水の畔に立つ一人の美少女。
 傍らには、不思議な光を放つ奇妙な丸い石が浮かんでいる。
 容姿から察するに年は十一・二と言ったところだろうか。
 しかしながら、そのあどけなさの残るかんばせとは不釣り合いなくらいに胸は発達していた。巨乳と言うほどではないが、年齢的なことを考えると、やはり大きいと言わざるを得ない。
 髪の毛は巾着でまとめ、動きやすいように半袖の青い上着に袖を通し、淡い水色のズボンをはいている。
 少女はすうっと息を吸い込むと、眉根を寄せ、幼いながらも凛とした表情をつくる。
 愛らしい口元をわずかに動かすと、その奥で何事か唱える。
「はぁっ!!」
 裂帛の気合いと共に両の手を握りしめ、足を踏ん張ると、奇妙な丸い石が宙を滑り出す。
 石は、それ自体がまるで生き物であるかのように宙を舞い、時には川面を切って飛沫をあげた。
「ふっ!!」
 少女が再び気を込めると、石は彼女の元に舞い戻り、ちょうど目線の高さで制止する。 相当の意識の集中を要するのか、少女の額には玉の汗が滲み、肩で息をし、胸元が気忙しく上下する。
「どうやら………」
 背後から声がかかり、少女は振り返る。
「どうやら、如意宝珠は自在に操れるようになったようじゃな」
 声をかけてきたのは白い髭をたくわえた老人であった。
「これほどまでに上達が早いとは、香麗、そなたには余程の才能があるようじゃな。もっとも、そうでなければ、わずか六歳の時から、この崑崙で修行することはかなわなかったであろうがな」
 好々爺とした表情を浮かべ、老人は近づいてくる。
 香麗と呼ばれた少女は、老人が現れた瞬間からすでに膝をつき、敬意を表している。
「そんな、天公様のお褒めに与るにはまだまだアル」
 伏して応える香麗。
 そんな少女の様子を満足げに見やる天公。
「香麗、立つがよい」
 促され、顔をあげて立ち上がる少女。その瞳には、老人に対する尊敬と畏怖の念が窺われる。
 一方で老人は、香麗の身体を無遠慮に眺め回し、その形よく隆起した胸元に目を止めた。
「香麗、そなたももう十二。そろそろ天仙に加わる準備を始めねばの」
 そういわれ、顔を輝かす香麗。
「ほ、ほんとアルか?」
「ふむ、そなたには天界の定めた、まさに天命と呼ぶべき使命がある。その天命を果たす為には、一刻も早く一人前になってもらわねばならぬからの」
 余程天仙に加わりたいのだろう、唇をむにむにと動かし、笑いが込み上げてくるのを、必死で抑えている様子だ。
「取り敢えず、そなたの洞に向かおう。そこで天仙に加わる準備を始める」
「はいアルっ!!」
 一も二もなく返事をし、小躍りせんばかりに天公に続く香麗。

 香麗の住む洞はほど近くにあった。
 二人は煉丹や、呪符作りの為の部屋に入ると、明かりをつけた。
「お師父さま、まずは何をすればよろしいアルか?」
 無邪気に訊ねる香麗。
「はは、香麗よ、天仙になるのに、一朝一夕に事が運ばないことは知っておろう?それほど慌てずとも良いのではないか?」
「それでも、ほんの少しの時間も惜しいアルよ」
 窘められ、小さく舌を出す香麗。
「分かった分かった、それでは始めるとするかの」
 そう言って、地面に胡座をかく天公。
 何が起こるか分からないままに、それでも期待に目を輝かす香麗。
「まずは下履きを脱ぐのじゃ」
「………………へ?」
 天公の言葉の意味がよく飲み込めず、香麗は思わず間の抜けた声を出した。
「服の下を全て脱げと申しておるのじゃ」
 香麗は耳を疑った。いくら天仙になる修行とは言え、他人の前で下履きを脱ぐなど、おいそれと出来るものではなかった。
「………あ、あのぉ、それはどう言う………」
「天仙になる為の修行を始めると言わなかったかの」
 戸惑う香麗を余所に、こともなく答える天公。
「あの、脱ぎますから、後ろを向いていてもらえないアルか?」
「それでは修行にならぬ」
 天公はにべもなく答える。
「あい分かった、そなたは天仙にはならぬと申すのじゃな?」
 そう言って立ち上がろうとする天公。
「も、申し訳ありませんアル。す、すぐに脱ぐアル」
 慌ててズボンに手をかける香麗。
 が、なかなか手が動こうとしない。何しろ、腰のすぐ前に天公の顔があるのである、羞恥心が湧かない方がどうかしている。
「(お、お医者様にかかってると思えばいいアルよ………)」 
 自分に何とか言い聞かせようとする香麗。
やがて、ゆっくりとズボンが引き下ろされ、白い下着が現れる。
 片足を上げ、足首からズボンを脱ぎとる少女。その一挙手一投足を、漏らさず老人は見続ける。
 続いて下着に手が掛かる。
「…………あ、あのこれは一体何の………」
「天仙になる修行じゃ」
「………………………………」
 ぷっくりと膨らんだ少女の股間から目を離さず、天公は機械的に答える。
 やがて、下着も引き下ろされ始める。
「……………他に、何か…………」
「ない」
「………………………………」
 するりと下着が下がり、少女の秘部があらわになる。
 香麗は足首から下着も抜くと、すぐさま股間を手で覆い隠した。
 最早、羞恥のあまり耳まで赤くなり、目にはうっすらと、涙が滲んでいた。
「手をどけるのじゃ」
「……………それは」
 何とか抗おうとする香麗。
「どけるのじゃ」
 再び言われ、おずおずと手を離す。
 老人の目の前に、白く滑らかな丘が突き出される。
 まだ陰毛は生えておらず、処女の淫裂を隠すものは何もなかった。
 陽の光など一度も受けたことのない肌は静脈が透けるように白く、ほんのりと赤みがさし、クレヴァスの奥に行くに随い、赤みが増していく。亀裂の先には表皮が複雑に重なり合い、真珠を辛うじて覆い隠している。
 上着はそのままになっているので、殊更卑猥さが滲み出る。
「……………は、恥ずかしいアル」
 口の中で呟く香麗。
 しかし、老人は気にもとめず、産毛が輝く土手を凝視する。
 息がすうすうと敏感な部分にかかり、身体がぴくぴくと小刻み震える。
「ふ〜む、毛はまだ生えてきてはおらぬようじゃな?」
 感心した声を出す天公。香麗は恥ずかしさのあまり、消えてしまいたいほどであった。
「どれ、ここはどうかの?」
「あっ!!」
 老人の指が柔らかな土手に触れ、香麗は思わず小さな悲鳴を上げて腰を引いた。
「天仙となる身がこれしきのことで恥ずかしがってどうする?罰じゃ、自分で腰を前に出すのじゃ」
 言われても、簡単に出来ることではない。
 しかし、天公は香麗が自ら腰を突き出すまで、辛抱強く待った。
 やがて、ゆっくりと少女の秘部が前にせり出してきた。
「ふ〜む、良い心がけじゃ」
 満足そうにそう呟くと、老人は再び指で白磁の肌に触れる。
 さらさらと、恥毛の生え揃わぬ丘を指で撫で回し、むっちりとした太股にも指を這わす。
 やがて、老人のごつごつとした指が、亀裂の先端の袋に触れる。
「…………い、いや、………そこは、駄目アル」
 心細げに哀願する香麗。
 当然、天公は無視する。
「ぁぁあ………」
 陰核が莢から剥き出され、香麗は絶望的な声を上げる。
「ここはどうかの?」
 そう言って、陰核を刺激する天公。
「も、もういやアルぅっ!!」
 叫ぶや、座り込み、泣き出す香麗。
 そんな香麗を、天公は苛立たしげに叱咤する。
「よいか香麗っ!!そなたは何やら勘違いをしておるようじゃから言っておくが、これは房中術という立派な施術じゃ!!素女経、洞玄子、玉房秘訣と言えばそちも納得がいくであろう?」
 香麗は泣きじゃくりながらも、聞き覚えのある教典の名に、その内容を思い出そうとした。確か、男女の性的なことに関わる秘術で、幼い香麗はその教典を読むことを禁止されていたが、大体の察しはついていた。成る程、房中術であるのなら、この様な猥褻なことも納得できる。
「この六年間、お主は何を学んできたのじゃ?!」
 そう言われ、のろのろと立ち上がる香麗。
「ふむふむ、よい子じゃ」
 そう言うと天公は、再び香麗の淫裂に手を伸ばした。
「おや?」
 見ると、香麗の太股に粘りけのある水滴が光っていた。
「ほほ、なんじゃ、感じておったのか。かわゆい奴じゃのお」
 そう言うと、天公はそのとろみをすくって、陰核にまぶし始めた。
 唇を噛み、ひたすら老人の猥褻な行為を甘受する少女。
「…………駄、駄目アル。………あんまり弄らないで欲しいアル………あんぅ」
 香麗の細い肩が、小さく震える。
「嘘をつくのは良くないのぉ、お前のここは、こんなにも涎を流して、喜んでおるではないか?」
「あああ、そんな事、あんっ、………ダメぇんぅっ、………な、ないアル」
 尚も指先で、香麗の真珠を刺激する天公。
「どれどれ、こんなにびしょびしょでは気持ち悪かろう?儂が拭いてしんぜよう」
 そう言って舌を突き出す天公。
 これには流石に香麗も腰を引いた。
「そ、そんな、天公様、汚いアル………」
 香麗の言葉に、天公は笑って答える。
「良いか、可愛い香麗、人間の身体には不浄な部分はどこにもないんじゃ。特にお前のように可愛い娘にはの」
 そう言って、天公は香麗のつきたての餅の様に柔らかな尻たぶに指を食い込ませると、腰を引き寄せ、ぶちゅりと秘唇に口をつけた。
「ぁぁああ、そ、………いや、………あん、………やめ」
 べろべろと秘部全体を舐め回し、密壺を舌でこじ、溢れ出る愛蜜をすくいだしては、喉を鳴らして飲み下す。
「甘露甘露………」
 嬉々として十二歳の少女の股ぐらに顔を埋め、花弁にしゃぶりつく天公。香麗は最早、何も考えられず、天公の手に体重をあずけ、ただただ喘ぐばかりであった。
「…………いやぁんぅ、…………もう、もう許し……あんっぅ、あん、あん」
 首を左右に振り、譫言のように呟く香麗。
「何を許すのじゃ?お前の花弁は、まるで溶けたようにどろどろではないか?」
 そう言って舌を捻り込む天公。ぐりぐりと捻っては吸い付き、しゃぶりつき、再び舌を捻り込む。ふわふわと柔らかな恥丘が鼻をくすぐり、思わず鼻をぐいぐいと擦り付ける。
「いやぁ、変になっちゃうぅぅぅ、あんぐぅ………変に、あひぃ、………変になっちゃうアルよぅ!!………あんっ、あんぅっ!」
「変になれば良かろう?何も我慢することはない」
 そう言うと老人は、中指を香麗の中に潜り込ませた。
「あひぃいいっっっ!!」
 叫び声を上げる香麗。
 少女の中は熱く、きゅうきゅうと指を締め付けてきたが、天公は激しく指を出し入れし始めた。
「や、やめぇ…………」
 がくがくと痙攣を起こす香麗。下の口からはまるで失禁したように蜜が流れ出ている。
 目はうつろ、口は半開きで涎が流れ出る。
 指を二本にし、更に激しく、少女の内蔵を掻き回す。擦り上げる。突き上げる。掻き回す。
「いやいやいやいやぁあっ!!!やめ、だ、だめだめだめだめぇぇええっつ!!!」
 ぶしぶしと愛液が飛び散る。
「あんあんあんあんっ、あんぅ、くふぅうう、いやいやっ!!や〜〜〜っ!!!!」
 ごりごりと掻き回す。
「いやぁぁああああああっっっ!!!」
 一際大きな絶叫が洞内に響き渡り、香麗の身体がどさりと崩れ落ちる。
 うずくまった香麗の股間からは、どろどろと愛液が流れやまず、ぱくぱくと淫唇が口を蠢かしている。
「ふ〜む、気をやったか…………」
 濡れそぼった指を舐めながら、そう呟く元始天尊。
「じゃが、まだまだ修行はこれからじゃ」
 そう言うと天公は、ぐったりしている香麗を無理矢理起こすと、赤黒い肉棒を取り出した。老齢の割はそれは勢いが衰えておらず、しかも常人の倍は太く、大きかった。
「ほれ、次はこれを口に入れるのじゃ」
 目の前に醜い肉の塊を突きつけられ、思わず顔を背ける香麗。
「いやぁ、そんな、きたな、おぶうぅ」
 無理矢理、その可憐な唇を肉棒でこじ開ける天公。
「人の身体に不浄な部分は無いと言ったであろう?」
 そう言って、剛直を突き入れる天公。
 少女の口内は熱く、逃げ惑う舌はぷりぷりとして、何とも気持ちが良かった。
 思わず腰が砕けそうになるのを堪えながら、天公は少女の口の中を、薄汚い肉棒で汚していった。
 香麗は最早諦めており、天公から逃れようとはしない。
「ほれ、ぼーっとしておらんで、舌を動かさんか」
 香麗の口の中で陰茎を転がしながら、天公は勝手な事を言う。
 それでも、香麗は天公に従った。今や、さほど嫌悪感はない。
 もごもごと舌を動かす香麗。熱く、柔らかな舌が陰茎に絡み付く。
「そうじゃ、今度は飴を舐めるようにぺろぺろと舌を使うんじゃ」
 唾液でぬるぬるになった陰茎に、香麗はちゅうちゅうと吸い付いた。
 口元からは泡を含んだ唾液が流れ落ちている。
「さ、そろそろいかせてもらおうかの」
 そう言うと天公は香麗の頭を掴み、激しく腰を動かし始めた。
 ねばねばと唇が竿を擦り上げ、ぷりぷりとした舌が絡み付いてくる。
「おおうう、香麗、おお、今から薬を出すからの、ちゃんと飲むんじゃぞぉぉおおっ!!!」
 訳の分からないことを叫びながら、老人は一際激しく腰を振りたてた。
 やがて樹液が絞り出される。唾液と混じり合って量の増えたそれは、香麗の小さな口には収まりきらず、流れ落ち、白い顎を濡らす。
 それでも香麗は健気にも、溢れんばかりの精液を飲み下し、小さな喉を鳴らした。
小さく萎んだ陰茎が、ぬるりと吐き出される。
 元始天尊は小さくなった陰茎をしまい込み、傍らにあった机の上の道具を乱暴に払い落とすと、ぐったりとして息をついている香麗をその上に乗せた。
 そうして、香麗の膝に手をかける。
「も、もういやアル…………」
 そう言うと香麗は、膝に力を込め、開こうとはしない。
「ふ〜む、今更だだをこねるではない……」
 そう言うと老人は少女の膝に掛けた手に、一層の力を込めて開いていった。
 老人とは言え、幼い少女が力でかなうはずもなく、膝は徐々に開かれていく。
 やがて、膝が完全に割り開かれると、少女は絶望に顔を覆った。
「見ないで、…………………欲しいアル」
 小さく少女は哀願する。
「見ないでは施術できんではないか。ふ〜む、この格好で見ると、襞の奥までよく見えるわい」
 解って言っているのか、老人は、殊更少女の羞恥をあおるようなことを言う。
 そうして、再び少女の秘部に手を添える。
 丘の感触を楽しみながら、ゆっくりと手を這わす。
「まぁ、もうすぐ今日の修行も終わりじゃ、少しの間、我慢せい」
 そう言うと、天公は一枚の赤い呪符を取り出した。
 恐る恐る、指の隙間から覗き見る香麗。
 呪符は、使用法によって色や作法が定められているが、香麗はこの呪符を初めて見る。
 天公は、少女の秘部に呪符を当てると、手で馴染ませるように張り付けた。
 瞬間、呪符に書かれた文字が青白い光を放つ。
「あんぅ」
 香麗は微妙な刺激を加えられ、小さく喘いだ。
 続いて、天公は赤い煉丹を取り出すと、香麗の半身を起こし、それを飲ませた。
 施術を終えると、天公は香麗を抱え、寝室へと運ぶ。
 寝台にぐったりしている香麗を横たえると、額に汗で張り付く香麗の前髪を払いながら言い聞かせた。
「良いか香麗。より高位の仙人となるためには厳しい修行をこなさなくてはならぬ。じゃが、お主は才能があるとはいえ、まだ身体が出来てはおらぬ上、女の身じゃ。その為、天仙になる修行も一風変わったものになる。今はまだ効果が現れぬが、やがて分かる日が来る。それまで、辛抱するのじゃぞ?それから、くれぐれも断っておくが、何があっても呪符を剥がすではないぞ?効果を表しているときの呪符を剥がすと、修行が無駄になるばかりか、命にも関わることがある。良いか、くれぐれも呪符を剥がすではないぞ?」
 ぐったりとしている香麗は、小さく頷くと、そのまま瞳を閉じ、小さな寝息を立てて寝入ってしまった。

 どのくらいの時間眠っていただろう、香麗は寝苦しさのあまり目を覚ました。
 部屋の中が暑いのだろうか?香麗は眠たい目を擦りながら、自分で作った鎮宅符を部屋に貼った。
 しかし、まるで効果はない。いつもなら部屋の中が適温に調節され、保たれるのだが。
 やがて、その寝苦しさの原因が、身体の内か湧き起こる疼きであることが分かってきた。
「はぁ、はぁ、…………なにアルか、これ?」
 一瞬、香麗の脳裏に、昼間飲まされた煉丹がよぎる。
「…………これも、…………修行のひとつアルか?」
 枕をかき抱き、必死に疼きに耐える香麗。
 とその時。
「きゃっ!」
 秘部にぺったりと張り付いた呪符が、突然震え始めた。
「やぁ、こんな…………」
 慌てて呪符を剥がそうと手を伸ばす香麗。
 しかし、これを剥がすと、命に関わるかもしれない。
 何より、昼間の恥ずかしい修行がふいになってしまう。
 少女にしてみれば、そちらの方が耐えられなかった。
「昼間、あんなに頑張ったアルから、…………うんくぅ、…………こんな、…あん、事で…………あんぅっ」
 呪符は機械的に振動し、少女の股間を微妙に刺激し続ける。
 だが、呪符の振動は少女が登りつめるのには、あまりにも微細であった。
 別の意味で、股間に手を伸ばす香麗。
 だが、呪符を破ってしまうかもしれないので、やはり手が止まる。
「呪符さえなかったら、あんぅっ、………自分で、自分で出来るアルのに………」
 自分でも信じられない言葉が口をついて出るが、今はそんなことは考えられない。
 身をよじり、気が狂いそうになりながら、必死で耐える香麗。
 呪符の攻めは、結局明け方まで続いた。

 明け方に呪符の動きが止まってから、香麗はただ茫然自失として過ごした。
 何しろ、呪符の効力が切れて、それを剥がしても良いのかどうかは、それを作った当の元始天尊にしか分からないのだから。
 その為、既に身体の火照りも消え、香麗は自分を取り戻してはいたが、とにかく元始天尊が現れるまでは、何事もできないでいた。
そこへ、元始天尊が現れる。
 天公は虚ろな様子の香麗を見ても、さして驚く様子も見せず、香麗を担ぎ上げると、昨日の作業部屋へと運んだ。
「ふむ、よく呪符を剥がさずに耐えたな。それでは剥がして進ぜよう」
 天公の言葉と共に、呪符は音もなく剥がれ、燃え尽きる。
「どれ、術の効果はどうであったかな?」
 昨日のように天公は股の間に顔を割り入れる。
 淫花は既にどろどろに溶けだしており、淫水が股を濡らしている。
 老人は花弁を揉んだり、さすったりしていたが、やがて、十二歳の股ぐらにかぶりついていった。
「ふ〜む、……………あふ、…………術は、…………程良く効いておるようじゃの」
 香麗の秘部にむしゃぶりつきながら、天公はうそぶく。
 顎や口周りは既に涎と香麗の愛液とでべたべたになっている。
「あん、…………あん、あひい、…………天公様、…………止めてアル」
 頬を染め、恥辱に耐える香麗。
 しかし、天公は聞き入れようとはしない。
「な、何を…………あむぅ、…………言っておる。…………もっとよく調べぬ事には、あふぅ、……………んぐ、………ならぬ」
 ぴちゃぴちゃと卑猥な音が部屋に響く。
「それに、香麗のは一際美味であるから、止めようにも止まらぬわ。こんなに美味いあそこをしおって、悪いのは香麗じゃ」
 そう言って天公は香麗の秘部を尚も貪る。
「そんな、…………あん、あん、あんぅ、………あんまりアル」
 香麗は白い腹部をわななかせ、首を振ってむせび泣く。
 天公は肉芽を唇で甘噛みしたり、ころころと転がしたり、ちゅうちゅうと吸い付き、花弁を押し広げ、皺の一つ一つまで丹念に舐め回すと、蜜の溢れ出る膣口に唇を這わせ、溢れ出る過密をごくりごくりと飲み下した。
 その度に香麗は、手足を突っ張らせ、身体をがくがくと揺すり、切なげに腰をよじった。
「さて、…………」
 名残惜しそうに、香麗の股ぐらから離れる天公。
「もう、ここは良いであろう。これから次の段階にはいるとするか」
 ぐったりとしている香麗の半身を抱き起こすと、掛け釦に手を伸ばした。
 香麗には、これがとても仙道修行の一環とは思えなかった。
「あの、お師父さま?………これで、本当に地仙から天仙になれるアルか?」
 不安そうに天公の顔を覗き込む香麗。その仕草が愛らしい。
「勿論じゃとも。その為にこうして香麗は頑張っておるのではないのか?」
 そう言うと老人は、愛おしげに少女の頭を掻き抱くと、その唇を奪った。
「むぐぅう!?」
 唇をこじ開け、舌を差し込むと、逃げる舌を絡め取り、その唾液を啜った。
 目を白黒させて藻掻く香麗。
 解放されたときにはぐったりとなっていた。
「何も考えず、お主は儂に従っておればよいのじゃ。必ず天仙にしてやるからの」
 そう言うと天公は、再び香麗の上着に手をかけた。
 上着の前が開かれ、豊かな乳房がまろび出る。
 天公はそのあまりの見事さに、思わず感嘆の声を上げた。
「ふ〜む、服の上からでも思っておったが、これは想像以上じゃの」
 羞恥に顔を背ける香麗。彼女にとって、このアンバランスなほどの乳房は、コンプレックスの原因でしかないのだ。
 たっぷりと量感のある乳房を下からすくい上げ、しげしげと観察する天公。
 巨乳と言っても乳首周辺はさほど発達しておらず、グロテスクな感じはまるでない。肌の色は透けるほどに白く、乳輪は、やや肌色にほんのり赤みがかかった程度の綺麗なピンク色で、乳首は大きくはなく、肌に埋没していた。
「これは食べ応えがありそうな果実だわい」
 言いながら、乳房を下から撫でさする天公。
 その言葉を聞いて、やはり淫らな修行は続くのだと、香麗は絶望した。
 香麗の胸に、顔を寄せる天公。
 口を開けると、乳房にぱくりと食らいつく。
 顔を背けていたぶりに耐える香麗。
 もう片方の乳房にぐにぐにと指をめり込ませ、揉みしだきながら、口の中では舌で乳首刺激する。舌全体で乳首を撫で回し、舌先で弾いては乳首を転がす。乳房に歯形をつけ、唇の先で乳首を引っ張るなどして玩ぶ。
 さんざんに少女の乳房を玩んだ後、顔を離す天公。
「ふむ、これはしたり。まだもう一つ残っておったか」
 そう言って今度はもう片方の乳房に、まるで蛸の様に吸い付く。
 唇を這わし、じゅぶじゅぶと唾液まみれにしながら、乳房にしゃぶりつく。
「香麗は、自分を自ら慰めたことはあるのかの?」
 突然顔を離し、おかしな事を言い出す天公。
 香麗は驚いて天公の顔を見るが、元始天尊はまるで意に介した様子はない。
「………………ないアル」
 香麗は消え入りそうな声で呟いた。
「自分のここを…………」
 天公はあえて聞かなかったふりをして、少女の陰核に手を伸ばした。
「きゃっ!!」
 突然の攻めに、声を上げる香麗。
「撫でたり、さすったりして、自身を慰めたことはないのかと聞いておるのじゃ」
 言いながら、その間も元始天尊は、香麗の幼い秘部をいたぶり続ける。
「そんな恥ずかしいこと、したことないアル………」
 先ほどよりもやや大きな声で香麗は答える。
「 このすべすべした肌を撫でたり、この愛らしい真珠を指先で転がしたり、閉じた亀裂に指を這わしたりして悪戯をした事はないのかと聞いておる」
 言いながら、言葉の通りに元始天尊は指を動かした。
「………………………週に一度くらいなら、する事もあるアル」
 か細い声で答える香麗。
 香麗の答えに満足げな表情を見せると、天公は香麗を抱え上げ、自分の膝の上に乗せた。
 陰茎は既に露出しており、まるで桃のような少女の股間からはグロテスクな亀頭が顔を覗かせる。少女の股間から陰茎が生えてきたような錯覚を覚える。
「それはいかんのう。香麗のような可愛い娘が、自分でするなどとは。勿体ない、実に勿体ない」
 そう言いながら、赤みを帯び、既に隆起し、しこり立つ乳首を捻ったり、乳房に指を食い込ませたりして玩ぶ。
 その白いうなじに舌を這わせたり、強引に唇を奪ったりしていたぶる。
 そうして、天公の攻めを受ける度、香麗は身を捩り、陰茎の背に密着した花弁がそれを刺激する。
「あ、あふぅ、…………て、天公様、…………う、動かないでぇぇ、………あん」
「何を申しておる、動いておるのはそなたではないか」
 愉しそうにそう答えると、元始天尊は腰を動かし始めた。
「やああああ、やめぇえ……………、あん、あんぅうう、……………きひいい」
「腰を動かすと言うのは、こういうことを言うのじゃ、それそれ……」
 手に余るほどの少女の巨乳を後ろからぐにぐにと揉みながら、腰を激しく前後に揺する老人。
密着した蜜壺からは淫水が流れ出し、花弁は陰茎をぬるぬるとしゃぶる。陰茎の背からはこりこりとしこり立つ真珠や、よじれる花弁の感触が生々しく伝わってくる。
「いやはああん、お願いアルぅ、あんっ…………もうこれ以上は…………しな……ああああんっ!!欲しいアルぅぅぅ!!!」
 がくがくと身体を揺すり、泣き叫ぶ香麗。 
「そうか、もっと欲しいのか。可愛い香麗のお願いとあらば、爺も頑張らねばのう」
 そう言うと天公は掴んでいた少女の乳房から手を離し、むっちりと肉付きの良い太股の下に手を回した。
 少女の身体を持ち上げると、より一層の激しさで、ごりごりと淫唇を擦り上げる。
「いやああああ、ちが、ああああああああん、あんあんああん!!!天公様、あんっ!やめ、いやああ!!!!」
 激しく首を振る香麗。
 最早言葉は出なかった。激しさを増した強烈な攻めは、少女の快感中枢を鷲掴みにし、電撃が背骨を走りあがり、脳内で暴れる。
「いやああああ、だめっぇええええええええ、あん、あんっ!!んぁあっひぃいい!!」
 少女の口から一際大きな悲鳴が上がると、その股ぐらから生えた陰茎は、白濁液を吐き出し、床に飛び散らせた。
「ふ〜む…………」
 天公は大きく息をついた。
 香麗はぐったりとしてうなだれている。
「さて、香麗、次の修行じゃ」
 そう言って香麗を立たせると、元始天尊は一物を差し出した。
 何を言わんとしているかは分かったが、香麗は顔を背けた。
「薬を飲まんと終わらんぞ?」
 そう言われ、やむなく香麗は口をつけた。
 ぴちゅ。
 少女の愛らしい唇が、グロテスクな陰茎に触れる。
「んくぅ、んむ、んむ、……………ふくぅ、んむ、んむ…………」
 これで終われるならと、香麗はペニスを口に含むと、ちゅばちゅばと咥え込む。
 今まで力を失っていた男根が、少女の熱い口内に含まれた瞬間力を取り戻し、むくむくと大きくなっていく。
「おお、そんなに儂のが好きか?嬉しいのお………」
 元始天尊がうそぶく。
 そんな天公を余所に、香麗はひたすら赤黒い陰茎を口に含み、舌を絡ませ、吸い付く。
 だんだんと唾液が溜まり、香麗の口の中はどろどろに溶けたバターのようになっていく。
 熱い泥濘が陰茎に絡み付いてくるかのようだ。
 舌で裏筋を辿り、鈴口を刺激し、そのものに舌を絡ませ、顔を前後に滑らせる。
 やがてもどかしくなったのか、天公は香麗の頭を掴んで激しく腰を振り始める。
「香麗、香麗っ!!!さあ、お前の好きな薬を飲ませてやるぞおおお!!」
 天公が叫ぶや、熱いマグマの塊が香麗の口の中に吐き出される。
 喉を鳴らして飲み下す香麗。口元からは蜘蛛の糸のように、淫液が糸を引いている。
 そうして、再び香麗の股間に、あの忌まわしい呪符が張り付けられ、その日の淫らな授業は終わった。

 そんな淫猥な修行は一ヶ月近くも続き、香麗は元始天尊に玩ばれながらも、淫らな修行を耐え抜いた。
 そして、それでも香麗は恥じらいと初々しさを保ち続けた。
 尤も、その事が、却って元始天尊の嗜虐性を刺激するのだが、幼い香麗は知るべくもない。
 その日、香麗と元始天尊は、黄水の畔に立っていた。
 香麗の傍らには、例の如意宝珠が浮いている。
「さあ、香麗、如意宝珠を飛ばして見せよ」
 元始天尊が命ずる。
 戸惑う香麗。
 何しろ、この一ヶ月というもの、天公とおかしな修行しかしておらず、宝珠を巧く動かす自信がない。
「………………案ずることはない」
 天公が呟く。
 意を決して、口の中で真言を呟く香麗。
「えっ!?」
 香麗は驚きの声を上げた。
 宝珠が軽く念ずるだけで、思ったように簡単に動くからだ。
「天公様………」
 元始天尊を見上げる香麗。
「うむ」
 満足げに頷く元始天尊。
「よいか、香麗。この世の全ての事象には、全て氣が関係しておる。森羅万象、遍く事象全てにじゃ。むろん、香麗の体内にも氣は流れておる。その氣を制御し、自在に操ることが、仙道修行の一つなのじゃ。そうして、その氣を制御するための修行法が玉房秘訣などの房中術なのじゃ」
 如意宝珠を自在に操る香麗。一ヶ月前と比べ、力むこともなく、息が上がるでもなく、その上達ぶりは傍目にも分かった。
「更に、先ほど仙道修行の一つと申したが、理論を学ぶことも必要じゃ。我ら道術士は煉丹などの秘薬を作るが、その使い方を誤れば、己だけでなく周りにも累が及ぶ。下界の皇帝が、金丹を薦められ、命を落としたことが幾度となくあったが、これは知識もなく、使い方を誤ったからに他ならない。そちに飲ませた煉丹も同様じゃ。服用中に身体の氣の流れを制御させるようにつけたのがあの呪符なのじゃ」
 天公との修行の中身を知らされ、天公が、実は自分の身体が目的で、修行と称して淫らな事をしている、そう思っていたことを、香麗は恥じた。
「さて、もうよいじゃろう」
 元始天尊の言葉に、宝珠を戻す香麗。
「お主の修行の成果は確実に上がっておるが、まだ魔障が済んでおらぬ」
「魔障?」
 思わず復唱する香麗。
「そうじゃ、宿業とも言う。人は生来、業を背負っておるが、苦難を自らに課すことによって、これを軽減させることが可能じゃ。修行と称して自らに肉体的苦痛を与えるのも同様じゃ。尤も、その本質を理解しておらねば無意味じゃがの。そこでお主には明日から西牛貨洲にある小西天という山に赴いてもらい、黄眉童子なる妖怪を退治してもらいたい。付近の民衆が非道く苦しめられているとのこと。人助けなどは本意ではないが、正果を得るには一番の方法じゃ」
 今まで、修行の成果のこともあり、笑顔で天公の言葉を聞いていた香麗だが、妖怪退治の話を聞き、笑顔が引きつり、顔に張り付く。
「私が、妖怪退治アルか?」
「そうじゃ。その為の如意宝珠じゃ。宝珠は剣にも鎧にも変化させられることは知っておろう?それに、宿業がなくならねば、天仙にはなれぬ」
 そうは言われても、香麗の顔は晴れない。
「それと、そちにこれを進ぜよう。これに乗って小西天に行くがよい」
 そう言った天公の言葉と共に現れたのは、一匹の黒い霊獣であった。背中を黒曜石のような鱗が覆っており、陽光に反射して、きらきらと輝いている。
「こ、これは、麒麟アルね?」
 顔を輝かせて訊ねる香麗。
「ふむ、雄じゃから正確には麒。角端という種のものじゃ。名前などはそちが決めるがよいぞ」
「ほんとアルか?…………ん……と…越影、越影が良いアル」
「ふむ、穆王八駿からとったのじゃな。じゃがこやつは穆王の馬などよりも遥かに早いぞ?」
 そう言って笑い出す元始天尊。
 香麗もひどく気に入った様子で、越影の頭を撫でたり、背中をさすったりしている。

 その日の晩。
 その日は淫らな修行もなく、呪符も貼られず、煉丹も飲まされず、安らかに眠ることが出来るはずであったが、やはり、妖怪退治の事が頭から離れず、眠りについたのは夜も更けてからのことであった。
 ふと気がつくと、何か人のいる気配がする。
 夢だろうか?
 まだ目が覚めきっておらず、頭の中に靄がかかっているような気がする。
 疲れ切った身体はまるで鉛のように重く、手はおろか、瞼を上げることすら億劫である。
 すると、自分の下半身が、やけに涼しいことに気がついた。
 何とか瞼を持ち上げると、暗いのでよくは分からないが、足下で何かが蠢いているのが見て取れた。
 次の瞬間、敏感な部分にぬるりとした感触を感じ、香麗は小さく悲鳴を上げた。
「きゃっ!」
 慌てて上半身を起こすと、そこには陰茎を剥き出しにした元始天尊が屈み込んでいた。
「て、天公様?な、何してるアルか?」
 まだ頭がぼーっとしている香麗は、事態がまるで飲み込めずにいた。
「ふむ、香麗が時折一人で自分を慰めていると言っておったので、今日は儂が相手をしてやろうと思ってな」
 そう言って、香麗の剥き出しになっている下半身にしがみつき、再び顔を埋める元始天尊。
 事此処に至り、ようやく天公の目的に気付く香麗。慌てて後ずさるが、狭い寝台の上では逃げ場がない。
 幸いにして、これまでの修行の中で、処女を散らされはしなかった。
 今此処で、慰みの為に陵辱されるわけにはいかない。
「…………い、いやアル」
「どうしたのじゃ?儂が相手をしてやろうというのじゃ、逃げることはないではないか?自分でするより、ずっと気持ちいいぞ?」
 言いながらにじり寄る天公。
 香麗の顔が恐怖に凍り付く。
「可愛い足をしておるのぉ」
 そう言って、香麗の足に舌を這わす。
「ふくらはぎもすべすべして…………。どうして香麗はそんなにも儂の胸を焦がすような身体をしておるのじゃ?」
 蛞蝓の様な軌跡を残し、舌はどんどん這い上がっていく。
「太股もこんなにも柔らかくて、身体中から乳の匂いが漂っておる」
「お願いアル、天公様、もうこれ以上は……あっ、ひっ!」
 股の付け根を攻められ、声を上げる香麗。
「ささ、上着も脱いで、儂にその大きな乳をしゃぶらせておくれ」
 そう言って天公は掛け釦を外しにかかる。
「い、いやあああ!!」
 香麗は悲鳴を上げて元始天尊の身体を突き放そうとするが、老齢とはいえ男の力にかなう筈もなく、顔を背けさせるのが精一杯であった。その間も、天公は釦を外していく。
 やがて、左の乳房が隙間からまろび出される。
「ほほ、可愛い乳房が顔を覗かせおったわ」
 吸い付こうとする天公を、香麗は押しやろうとするが、手を束ねられ、反抗できなくなる。
 それでも足をじたばたさせるが、絡み付かれてどうにも身動きが出来なくなってしまった。
「んく、どうしてそなたはこの様に愛らしいのかのぉ?………こんな、すけべな身体をしているのに、………こんなにも幼い顔をして………」
 ちゅばちゅばと乳房に吸い付く天公。
 だんだんと乳首が隆起し、赤みを増していく。
「このしっとりした肌も最高じゃ。ほんに、そなたの様な少女が、何故この様にいやらしい身体をしておるのか………」
 乳房に吸い付きながら、天公は膝で股を割り、香麗自身を刺激した。
「やぁ、やめえ、…………あぐぅっ、…………止めて欲しいアルぅう、………あん、あんぅっ、………こんな、酷いあんんうう、………アルよ………」
 涙を流し、いやがる香麗。しかし、ここまで来て今更止める気など、天公にはさらさら無かった。
「むふぅ、………あにをひふか、………酷いのはそなたではないか。んくぅ、………この様にスケベな身体をして、この儂を挑発しおって。この乳房が揺れる度、儂がどのような思いをしておったか、そなたは知るまい?それを、その気持ちを知らずに、こんなに乳房を大きくしおって」
 天公はそう言って乳房に噛み付き、反対の乳房を捻りあげた。
「あひいいいいっ!!!い、いあ、いた、ああああっ!!」
「それに、こちらはまるで反対のことを言っておるぞ?」
 乳房を揉まれ、吸い付かれ、陰部を膝で刺激され、香麗の身体は意思とは無関係に反応していた。
 ねっとりと糸を引く花弁。
「 こちらもほんにいやらしいのお。乳房はこの様に大きく発達しておるのに、毛がまるで生えておらぬ」
 そう言って、柔らかな土手に、手を這わす天公。
「そんあああ、………あんぅ、こと、………ひうっ、知らない、あんっ、……アル………」
「だからよけいに腹が立つ。お主はまるで自分を見ようとはしない。尤も、そこが好いのじゃがの」
 下卑た笑いを浮かべ、老人は少女の秘部をこね回す。
「あん、あんっ、いやああ、触らないでえええっ」
 寝台の敷布の上に、まるでお漏らしでもしたように淫水が溢れ、赤く色付いた花弁が、びゅくびゅくと蠢く。
「そろそろよかろう…………」
 そう言って、処女の淫裂に一物をあてがう老人。
 ゆで卵のようなのっぺりとした亀頭が、花弁を巻き込み、秘芯に侵入しようとする。
「いやぁあっ!?やめてアル!!赤ちゃんが出来るアルううっ!?」
 身を捩って逃げようとする香麗。
 しかし、天公は片膝を持ち上げ、腰を掴んで離さない。
「ふふ、香麗の子供なら、さぞかし美形に育つであろう。女の子を産むがよいぞ」
 殊更、香麗の恐怖心をあおるようなことを言い、嗜虐性を満足させる天公。
「いやああっ!!」
 亀頭の先端が香麗の中に潜り込む。
 ぐにぐにと陰茎を捻り、少しずつ亀頭を埋没させていく。
「あぐううっ、………痛いぃぃぃっ、……もう、やめぇ、………痛いアルぅ」
 苦痛に頬を紅潮させ、顔を歪める香麗。寝乱れ、額に張り付いた髪の毛が妙に色っぽい。
 やがて、亀頭の先端が壁にぶち当たる。
「いやああああっ!!いやあっ!!駄目アルぅううっ!!!」
 血涙を流し、叫ぶ香麗。
 しかし、天公は一際力を込め、一気に腰を進めた。
「いやあああああああああああああああああああっ!!!!」
 ぶちりと言う、感覚的な音が聞こえ、激しい痛みが香麗を襲う。
 鮮血が、処女の証が太股を伝い、敷布を汚す。
「いやあ、…………もう、抜いてえ…………」
 激痛に耐えながら、息も絶え絶えに懇願する香麗。
 天公が腰を動かす度、痛みが股間を襲う。
「何を言う、これからが気持ちいいのじゃぞ?」
 天公はそう言って、腰を前後に揺すり始める。
「いた、………いい、う、動かないでぇ」
 ぐちゃぐちゃと肉棒で蜜壺を掻き回す天公。破瓜の血と、淫水が入り交じり、狭いながらも陰茎の動きを助ける。
「香麗の、………中は、…………熱くて、…………狭くて………最高じゃ。………何もせずとも、儂のモノをぎゅうぎゅうと締め付けてくるわ」
 香麗は放心状態で、最早何も耳には入っていなかった。唯ただ、痛みに耐え、早く行為が終わるのを、ひたすら待ち続けるしかなかった。
「いやぁあ、…………あふぅ、……………もう、いやあ…………」
 うなされてでもいるように、顔を上気させ、譫言を繰り返す香麗。
 その様子は、だんだんと当初のものとは変わってきていた。
 痛みの中に、何かうずうずした感覚が生まれてきていた。
 やがてその感覚が痛みを凌駕し、腰から甘い刺激が拡がり始める。
「ああう、………あんぅ、………だめぇ、…駄目アルぅう、……………あんっ」
 我知らず香麗は、鼻にかかった甘い吐息を吐き出す。
 赤黒い剛直が、花弁をめくり上げ、押し込む毎に、快感が沸き上がり、何も考えられなくなる。
「ひぐぅ、………天公様、もうこれ以上は、…………香麗、変になるアルぅ………」
 潤んだ瞳で、切なげに訴える香麗。
「はぁ、はぁ、…………ど、どう変になるのじゃ?」
 何も答えず、頭を振る香麗。
「うふぅ、………ちゃんと答えぬか」
 天公の言葉に、少し躊躇った後、香麗は小さな声で呟いた。
「あん、あんぅ、…………あそこが、…………るアル」
「聞こえぬ、………………あそこがどうしたのじゃ?」
「いやはぁあ、…………あんっ、…………言えないアルう」
「言えねばこうじゃっ!!」
 そう言って、激しく腰を繰り出す天公。
 腰がぶつかる度、激しく身体を痙攣させ、快感によがり狂う香麗。
「いやぁあっっ!!!きつく、あん、きつくしないでぇっ!変になるうううう、変になっちゃうアルうう!!!!」
 淫水が泡立ち、だらだらとお尻の谷間を流れ落ちる。
「なら言うか?…………はぁ、はぁ、………あそこがどうしたのじゃっ!!」
 更に激しく腰を打ち出す天公。子宮が突き上げられ、はらわたをごりごりと擦り上げられ、電流が背骨を駆け上がる。
「いやあ、やめぇ、やめてアルうううっ!!あそこが、あん、あんっ!気持ち、いああ!!気持ち好いアルぅぅぅうううううううっっっっっ!!!」
 叫び声と共に、淫水を激しく吹き出す香麗。
 頭の中で、火花が激しく弾け飛ぶ。

 うずくまり、激しく嗚咽する香麗。
 小さな肩が小刻みに震える。
 凶行の後は生々しく、ぱっくりと口を開いた淫穴からはどろりと、破瓜の血が混ざった精液が流れ出、太股を伝う。
 無理矢理犯されたとは言え、最後には女の喜びを知り、激しく快感によがり声を上げた事実は否定しがたく、それが酷い自己嫌悪へとつながっていた。
 そんな香麗の沈んだ心を余所に、夜は白々と明け、旅立ちの日が訪れる。

「みんなで力を合わせて、妖怪をやっつけるアルよ〜っ!!」
 やや、泣き腫らして目は赤いが、握り拳を作り、気合いを入れる香麗。
「……………………………」
 当然の事ながら、誰も返事をする訳が無く、却って不安が募る。
 唯一匹の仲間、越影も、主人の檄には全く反応を示さない。
 でも、そんな事には構っていられない。妖怪退治を首尾よく納め、早く天仙の仲間入りをしなくてはならない。
 香麗は前向きなのだ。
 颯爽と越影に跨り、香麗は麒麟の脇腹を軽く蹴る。
 香麗の想像では、黒い霊獣に跨った一人の美少女が、颯爽と空を駈ける姿が思い浮かんでいたが、現実は些か違っていた。
 一度大きく嘶くと、どんっ!!と言う加速音と共に、衝撃波を残し、越影は勢いよく駈け出した………。
 音が置き去りにされ、香麗は無音の世界に包まれる。
「は、早すぎアル〜〜〜〜っ!!」
 香麗の声が、ドップラー効果を残し、木霊する。
 西午貨洲に着くには、さほどの時間は必要なさそうだ。

 

 

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