「ふぅ・・・」
汗を拭き、魔物を横たえる・・・ここらを荒らし回っていた奴だ
近くの街の者の頼みで片付けた、自分の数倍はあろうそれに座り込み
「最近、新種の魔物が増えたわね」
溜息を付く・・・
武闘着を纏い、手足をおしげなく晒す美少女・・・17.8と言ったところだろうが・・・信じられない意思の強さと身のこなしを持つ
背までの桃色の長い髪を団子にしてまとめ、手に甲を付けただけで魔物の跋扈する守に在る少女・・・武闘家マァム、そう、呼ばれている
長身ながら細い腰、引き締まった身体の、躍動感溢れる美人だ
・・・けれど、そのマァムが急に倒れ込む・・・虚ろな目で
「悪いの・・・ラリホーじゃ」
言ってからから笑うと懐から種子のような物を取り出す
「さて・・・こいつを植え込むか」
ブライが植え込んだのは
>彷徨う鎧