「・・・・あれ?」

眼が醒める、あやふやな知覚を無理矢理戻す

・・・考えはすれど、答は出ない・・・少なくとも寸前まで、父と共に遺跡の調査をしていたはずなのだが・・・

「・・・フォログラフィ?・・それとも・・」

幾つかの疑惑が上がるが、そのどれとも違う・・おそらくは

「テレポーター・・レーダーが反応しない、未確認惑星か・・・危険だな」

テレポーター自体はそう珍しい物ではない、だが未確認惑星へのテレポート言う事態は・・・かなり厄介だ

味方が居ない、援助物資もない

「・・・くっ」

懐を探る、けれどそれほど多くの物は出てこない

フェイズガンと、幾つかの携帯武器・・・頼りない、あまりに・・・・

せめて生き残るためにはパワードスーツ程度は欲しかったのだが・・・

「何も無いのか?」

がさごそと全身を漁る・・そして

「・・・父さんの・・」

父の認証キー・・高官専用のそれはどこにでも入れ、また何でも使えるため便利だが

・・・もし、惑星間通信で届く範囲にこれで通じる機器があれば

「頼むぞ・・」

神に祈る気分で・・男、クロードはキーを押し・・神はそれに応えた
 
 
 
 

森を行く・・

散策感覚だが、力場維持装置によって体表面に力場層を創り上げたクロードを傷つけるには最低でもミサイル程度の出力がいる・・未確認惑星とは言え、野生でそれだけの力を得る存在は希少だろう

・・特に、この力場には・・

「きゃあぁぁっ」

叫び声・・顔を向ければ、原住民らしい女の子が化け物に襲われている

別に、放っておいてもいいのだが

「目覚めが悪そうだしな」

化け物に噛みつかれ、逃げ惑う少女に同情し・・腕に喋り駆ける

「アクセス・・コードPA302A2841F、照準オート、人命を照準から除外・・発射」

・・・光の奔流が、化け物を世界から消し去った
 
 

父の認証コードに応えたのは無人艦隊だった、昔、父が戦功を上げた戦争でオーバーテクノロジーとも言えるほどの科学力を有した惑星があったらしい、その惑星は結局敗北し、全てのシステムは父の惑星に奪われたらしいが・・・その中で十年以上も宇宙を飛び回っていた無人主力艦隊、それが幸運にもこの惑星の側に来ていたのだ

当然、父の認証キーにはかつての超科学惑星の認証コードのデータも含まれており・・・彼はこの星から脱出する術を手に入れた

ただ、食料がないため・・日持ちしそうな物を求めたの散策だったのだが・・・上空に待機させておいたキラー衛星が役に立ったようだ

突然の天からの光に灼き滅ぼされた化け物に、少女は目を丸くし

「大丈夫?・・」

「・・ありがとうございます、勇者様」

・・・奇妙な言動に首を捻る、超常の力を目の当たりにして怯えるならともかく・・彼女が見せるのは尊敬に近い物だ、加えて・・かなり、自分達と似通った生体種のようだ

どうやらこの星の環境は自分達の星と、また・・起原の星地球と、よく似た環境を持っているようだ・・・そうなると、近くに無人艦隊が存在したことも頷ける、制圧するつもりだったのだろう、結局、その命令は下されなかったようだが・・・逆に、今クロードがその気になればこの星を支配下に置くことも可能になる・・・

「・・・」

むくむくと沸き上がる支配欲・・けれど、もし父にそれが知れれば全ては一瞬で失われる・・大戦の英雄という偉大な父を持つクロードにとって、父の名を汚す行為は度し難く・・

それよりは、無難に生きて父の七光りを利用した方がいい・・たとえ周りに何を言われようと

そうなれば、植民に適した惑星と無人艦隊の発見は彼の功績になるはずだ、変な欲にかられるよりは・・・

「私、レナって言います、是非お礼がしたいので、ついてきてください」

・・・けれど、目の前の少女が金で買えるような存在でないことも確かで

・・・究極の選択・・・・

けれど、事なかれ主義の彼が結局選んだのは

「ごめんね」

バチチっ

・・少女・・レナの首筋で電光が弾ける、スタンガン・・

原住民1人程度ならどうとでもごまかせる・・無人艦隊から自律行動型ロボットを転送、辺りの哨戒に当たらせ

・・・レナを、犬のように木に縛り付けた
 
 
 
 

「・・・げ、原住民の生体情報は報告しないといけないからな」

・・・そう、自分に言い聞かせ、対象に麻酔を施す・・意識レベルではなく、筋能力を低下させるタイプだ、これで少女、レナは満足に歩くことも出来ない

首に自分のベルトを掛け、犬を木に縛るようにして逃げられなくする・・自律歩行ロボットがある以上それほど気にすることはないが、気分の問題だ

用意した書類に外見上の特徴・・髪の色、肌の色、着用している衣服の文化レベル、血液の検査を施す・・性病は見つけられなかった、実際に知りたかったのはそれだけだが

「・・・」

息を呑みながら、衣服を剥いでいく・・意識はまだ戻りそうにないが、レナが身を捩らせるたびに指が震え

・・・レナの肢体が晒される、土の上に無造作に横たわらされるレナは下着だけにされると、薄い色のショーツの上から股間を覗き込まれ

ブラが取り払われる、尖った乳首を指で挟むクロードは、レナの意識が戻らないうちに・・全ての衣服を彼女から取り払い

「・・よし」

太腿を押し開く、恥毛に触れ・・色を書き記す彼は、そのまま内股の肉を掴むと左右に押し開き

「ん・・」

身動ぎするレナに怯えながら、秘裂を覗き込む

ほとんど見る機会の無かった生の秘裂に食い入るような視線を注ぎ

「んっ」

ぴちゃっちゅぱっ

舌で舐める・・士官生として規律正しい生活を余儀なくされた彼にとって、その行為はひどく背徳的で

その部位を何枚も写真に残す・・けれど、そのフラッシュがいけなかったのか

「・・んっ・・・え?」

少女の意識が・・覚醒し

「ひっ・・・きゃぁぁぁぁっぁぁっっ」

叫びを上げる・・その声自体はそれほど大きくはない、全身の筋能力が低下しているのだ、満足に叫ぶことも出来ないだろう

けれど・・少女が覚醒したと言うことが、クロードには恐怖で

「ひっ」

慌てて、荷物を漁ると麻酔を探し・・

「・・・・・・ゴクッ」

息を呑むと、取り出したアンプルを少女に近づける

「いやっ・・なに?やめて・・・・・いやぁぁぁっ」

泣き叫ぶ少女に針を近づけ・・内腿に突き刺す

「いやぁっ」

・・・麻酔ではない、麻薬に近い物・・自白剤のような物だが

「んぁっ・・」

・・・原住民に用いるタイプの禁止薬剤・・対象を催眠状態に追い込んで深層心理に情報を刻み込む

「・・・い、いいかい・・僕は君を助けるんだ」

焦点の合わなくなった眼・・・

それに・・喋りかける

「君は病気なんだ・・治療しないと死んじゃうし・・周りにも感染する、身体を調べて・・適切な治療をしてあげる」
 
 

「・・・はい・・勇者様」
 

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・・・飽田は反応が少ないとつくづく更新が遅れますので
ちなみに、レスはとことん遅いです
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