「マール・・・」

「クロノ」

復活した親友の姿に微笑みかけるクロノ・・・けれど、心を刺すのは、自分の腕の中でよがり狂った彼女の祖先・・・マールと同じ顔が、思い浮かぶ

「ありがとう・・ルッカから聞いたの、私を助けてくれたんでしょう?」

「あ・・ああ」

手を取り、喜ぶマール・・・その温もりが、クロノを苦しめ

「さぁ、戻りましょう」

「・・ああ」

彼らは再び時を越えた
 
 

「私は今回の事件の原因を調べるわ」

「ああ・・」

言って、ルッカが走っていく・・・それを見送り

「さて、マール・・城まで送っていくよ」

「え?いいの?」

(・・・それが、歴史だしな・・)

「ああ・・行こう」

マールと連れ立ち、クロノが歩いていく・・けれど心の歪みは、どんどん大きくなっていく・・

そして

「捕らえよ」

身が取り押さえられる、抵抗する気もないクロノの身体を兵士が殴りつける・・・それは、たとえダメージを受けなくとも屈辱でしかなく

・・・憎しみが募り、歪んでいく・・・以前無罪の罪で死刑を宣告された経験を思い出し

・・・彼は狂気を抱えたまま連れられていった

「父様」

背に聞こえるマールの声だけが耳を打ち

・・・そのまま裁判所へと連れて行かれた
 
 
 

・・・闇の中、1人・・・

牢獄・・・無実の罪・・・

「おい?」

俺が何をした?・・・悪いのは誰だ?・・・これが正しい歴史か?

「聞いてるのか?」

そっと目を開け、それを見据える・・・嘲りながら自分を見てくる二人の兵士

「馬鹿だな、姫様の誘拐などとは」

それを・・・自分を取り押さえた功績を誇っていた男をしばし眺め

「・・・もう、面倒だ」

そっと、立ち上がる・・・装備はそのままだ、刀の確認すら・・・しなかった、平和ぼけが

・・・そんな物で、数千年に及ぶ激戦を駆け抜け、神にすら牙を剥いた俺に・・・逆らうか

・・・そんな物でそれすらをも倒した俺にそんな眼を向けるのか・・・

・・・混濁する意識、その中で・・・自分の中で、何かが騒ぎ

刀を抜いた・・・虹色に輝くそれを・・・嗤う人間どもに向け・・・鉄格子を斬り裂いた

「なっ、きさ」

その刀はそのまま・・・兵士の首を裂いた

「邪魔だ」

その死体を蹴飛ばし・・・壁に向かうと

「・・・シャイニング」

光が、壁を穿った・・・

「・・・あいつとその血族に、地獄を見せてやろう」
 
 
 

ぽたっぽたっ

「どなた?」

不思議な音に、顔を向ける女・・・

ぽたっぽたっ

「・・あなた?」

妙な音に一瞬不安になり、護身用のナイフを取る・・・ここはこの国でもそれなりの地位にある者の邸宅だ、敵は多い

ぎぃ

扉が開く

「あなたは?」

朱髪の少年・・・知り合いではない、そして・・・血塗られた刀

「ひっ」

それに慌て、後退る女・・・金の髪のショートカットの知性的な顔をした、そう歳をとっては居ない、40代前半と言ったところか、落ち着いたその顔が恐怖に染まる、普段は物静かな女性だ、政略結婚で望まれぬ結婚を強いられた、近隣でも噂になった美女、それは年嵩を重ねて色褪せようと、その片鱗を端々に見せる、今も宮中の噂に上がる、親子ほど歳の離れた婚姻はかなりの反発を産んだものだ・・・それも無理矢理なら、なおさら・・・

そしてその夫の顔が・・・転がってくる・・・この国の、大臣の顔が、少年の左手に放られる

「あ・・・」

血に濡れた刀、それを少年は収め・・・近付いてくる、その狂気に満ちた顔で

「ひっ・・やっ・・やぁっ」

叫ぶ女の腹に拳が刺さり・・・意識を失う

「・・・シャイニング」

そして全てを・・・凪ぎ払った
 
 
 
 

静寂だけが満ちていた・・・

血に濡れた牢獄で、死骸に囲まれながら・・・女は、牢に吊された

「あああ」

恐怖に怯え竦むことしかできない女、辺りは・・・看守の死体で赤く染まる

「どんな気分だ?」

その女の顎を掴み、問うクロノ・・・もう、そこに正義に燃えた情熱はなく、繰り返される歴史に疲れた男が居るだけで・・・

「今、ここで生きているのはお前だけだ」

そのドレスに刃を立てる、この場にそぐわぬ純白のドレスに

「それももうすぐ死ぬ・・・どんな気分だ?」

・・・それから目を離し

「まぁいいさ」

麻袋から何かを取り出す・・・猿轡を噛まされ、縛り上げられた・・・

「リリーナ」

・・愛娘、父に似ず、真っ直ぐに育ってくれた自慢の娘

「こいつでストレスは発散する」

・・・未だ意識を失ったそれを手枷に吊しながら

「ま、待って・・私はどうなってもいいから、だから、その子だけは」

言う女に笑みを向け

「そうか、ならこれを受け取れ」

口に、何かを注ぎ込まれる、それを無理に飲み下され

「あくぅ・・」

全身に痺れに似た何かが広がる・・・それはやがて、全身から体力を奪い

「・・・生命Eの固まりだ、古代の者は先を争ってそれを欲した」

そして・・そこに残るのは・・・かつて、希代の美貌と謳われた少女の姿、今、縛られ眠る少女が年を重ねればこんな感じになるだろう

「さぁ・・・」

少女を手枷に繋いだまま母親を離してやる・・・18.9まで若返った女を

「こいつを助けて欲しいならお前が贄になれ、ここの欲望を全てを受け止めたならば、この女は助かるだろう」

言い、リリーナを指しながら

「どうするね?大臣夫人」

その細い顎をつかみ取る、年端のいかぬ少女の顔で、けれどきつくクロノを睨む女・・・

クロノはその刀をリリーナに向け

「わかったわ」

女が妥協する・・・過去と同じように、無理矢理大臣に娶られたときのように

「なら、何をすればいいか、わかるな?」

クロノの前に跪くと、ズボンに手をかける女・・・金の短髪をかき上げると、その美しい眉根を寄せ・・・桜色の唇を開く

ちゅぱ・・

クロノの肉棒に舌を這わせる女、慣れた手つきで奉仕し

ぴちゃっちゅぱっぺろぺちゃっ

娘の前と言うことを無理に頭から締め出し、奉仕する女

それを見下ろし、鼻を鳴らすと

「つまらんな、そのままでいい、尻を上げてこっちに向けろ」

クロノの言葉に一瞬青ざめ、けれど素直に頷く女・・・言われたとおり、ドレスに包まれた小さな尻を上に向け、手をすねに付ける

「・・・今まで、あの爺に同じ目に遭わされてきたのか?」

その問いに沈黙し、クロノがスカートをめくり上げた

「ふん」

そのまま、下着も下ろし、反応らしい反応を示さず沈黙する女の秘所を指でつつき

「・・濡れてないな」

・・・そこに、刀の鞘を当てる・・・

びじっ

そして、それを突き刺した

「あぐっ」

さすがに声を上げ、悶える女、それにそのまま突き刺し

ぶちぃっぶじっみちっぎちっじびびっ

秘所を裂きながらそのまま突き刺す、それに絶句し、眼を見開き苦悶する女

それを放り

「力押しでは壊せそうにないな」

既に絶望した女が苦悶に耐える様を眺めながら、鞘を紐で固定してやると隣に転がし、猿轡と枷をしてやる・・・そのまま娘・・・

金の髪を背まで伸ばした少女に向き直る、母親のいいところだけを受け継いだ娘を

「・・・親子丼も美味そうか」

そこにもう、クロノの価値観は存在しなかった
 
 
 

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・・・飽田は反応が少ないとつくづく更新が遅れますので
ちなみに、レスはとことん遅いです
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