・・・前の時もそうだったが、ジュリアンを嬲るだけで出さなかったため沸々と情欲が沸き上がり
「お兄ちゃん?」
怪訝そうに見上げてくるルイセを無視して先を急ぐ
ルイセを無視した事に・・隣から不満そうな眼が見上げてくるが、ズボンの中ではち切れそうな肉棒を抱え、グローは頭を悩ませ・・
「・・・」
・・・脚を止めた
「お兄ちゃん?」
・・ティピはここには居ない、先行させて村の様子を確かめるためだ
そして、今まさに・・ティピは自分達が魔法の眼を届けるべき相手を発見し
(・・邪魔者だ、コロセ)
・・・ゲヴェルの声を聞く
仮面騎士が殺し損ねた男・・それが、眼と利き腕を失った状態で生き延び・・
「行くぞ、ルイセ」
「?・・うん」
・・・迷うことなく、ティピの体を使い、グローはその背を突き落とした
「・・そんな」
青ざめた顔でルイセが見下ろす
村はずれの丘、そこで脚を滑らせた男が・・首の骨を折って亡くなり
目も見えず、そんな危険な場所に近付いた男が悪かったのだと・・誰もが納得する
死に方に不自然なことなど無かったからだ、農作業をしていた男が彼を目撃しており・・突然バランスを崩して転けたことを証言した
・・・誰も、その時足場を崩した小さな影のことなどには気付かなかった
「・・もう少し早く着いていられたらな」
・・・ゲヴェルに近付いていた男は死んだ
それを、ほくそ笑みながら・・・グローは東の山小屋の怪しい人影を耳にし
それが仮面騎士が雇った盗賊だと言うことは容易に想像が付き・・・それを掃討した
「・・・」
暴力は、微かにでも性欲を鎮めてくれる
人の肉を破壊し、死を体感できる瞬間に・・歓喜を感じ
人に向かって魔法を使うのは初めてだったろうルイセを見る
攻撃魔法で何人かの盗賊を焼いたルイセは、それを・・ゆっくりと認識し・・殺人の恐怖に震えている
・・・やがて2人は村に戻り・・さらに数人の盗賊を殺すこととなった、そのほとんどはグローが殺したが、ルイセによってとどめが刺されるよう手加減し
エリオットという少年を助け、それを王都まで送る約束をした
・・・そして、2人は宿屋に戻るとそれぞれの部屋に戻り
(ああ・・そう言えば)
ふと、思い出す
今日取り戻した研究資料は必要のない物だった、今晩・・再度サンドラの研究室を襲撃する手筈になっていたのだ
「・・・」
それを・・ルイセに伝えるべきか迷い
(テレポートか・・)
グローシアンのみに伝えられる秘術を思い出す、グローシアンの使うテレポートは通常の術者の数百倍から数千倍の効果を及ぼし・・・その能力は興味有るのだが
「伝えるか・・」
立ち上がると、ティピにその夢を見たと伝える
そして・・
「・・・」
さしたる緊張もなく、ルイセと2人・・サンドラの研究室を駆け上がる
既に仮面騎士達と連絡は取った、今サンドラは仮面騎士に追いつめられて屋上へ逃れているようだ
・・研究資料は回収した後だという
(さて・・どうするか)
自分の役目はルイセのグローシアンとしての魔力への耐性を強めることだ
ゲヴェルにとって天敵と言えるグローシアンを研究し、あるいは自らの中で免疫を作り・・ゲヴェルに渡すことが必要だが
「お母さんっ!」
考えているうちにルイセはサンドラを見つけたようだ、仮面騎士に追いつめられるサンドラに・・ルイセが叫ぶ
・・・腹に当て身を喰らわされたサンドラは意識を失い、仮面騎士達の足下に倒れ伏し
「動くな」
・・・その喉元に、ナイフが突きつけられた
研究資料の強奪は終わっているようだ、ルイセのテレポートも覚醒した・・これで、もうここに用はなく・・・
「交換しないか?」
念話で仮面騎士に語りかける
笑いを・・堪えながら
「俺達はお前達が奪った研究資料を取り戻した・・それと、母さんを交換しないか?」
手に持つ研究資料は意味のないものだ・・そもそも、サンドラは毒に侵されている
しょせんは茶番に過ぎないが・・その茶番に、ルイセは縋るような眼をし
「・・いいだろう、持ってこい」
仮面騎士はグローが考えたとおりの反応をしてくれる、だからこそ・・足を踏み出したグローを制止させ
「女の方が持ってこい」
・・ルイセに、研究資料を持たせ
「変なアイテムを使われるわけにはいかないからな・・素っ裸でこっちへ来てもらおうか」
サンドラの、まだ張りのある胸にナイフを突きつけながら・・仮面騎士は当然のように言い放ち
「そんな・・」
・・切っ先が胸に突き刺さった
簡単に衣服に広がっていく、血の染み・・それに、青ざめ
「服を脱ぐんだ、ルイセ」
笑いを堪えながら、ナイフで服の胸元を引き裂いてやる
「っ・・お兄ちゃん!?」
「母さんを殺す気か?」
面白いように、非難するような眼が消える・・胸元まで引き裂いた指に、耐え・・そのままへそが見えるように衣服を引き裂く
恥ずかしそうに目を背けるルイセを無視し、ナイフを太腿まで下げ・・・身体を覆う衣服が、左右に開いた
幼い彼女の華奢な身体が、グローの前に広がり
ぷつんっ
「っ・・」
下着がナイフに切り裂かれ、床に落ちた・・小振りな胸とつんと尖った乳首を周囲に晒しながら、ルイセはグローにされるがままに従い
「あ・・・くっ」
グローの指がルイセのショーツを引き落とした、目の前で震える小さなお尻にグローが微かな微笑を浮かべ
・・・全裸にされたルイセが資料だけを手に仮面騎士達の方へ歩く・・それを、苦笑しながら眺めると
「待て」
仮面騎士がルイセを制止する
「アイテムを隠し持ってはいないだろうな・・手を左右に拡げて脚を開け」
「そんなっ・・」
・・・胸と股間を隠しながら歩くルイセ・・そのルイセに、全裸を晒せと命じ
サンドラの胸にさらに深く、ナイフが刺さる・・
震える手がゆっくり、乳首の先端と・・恥毛を晒し
「やめてっ・・お母さん!」
脚をゆっくり、左右に拡げる・・白い太腿の間で桃色の恥毛が生え揃い、固く閉ざされた秘裂をグローは背中から眺め
白い肌、柔らかな肢体・・幼いながらやはりいい体をしている
自分の全てを晒したまま、ルイセはサンドラへと近づき・・・・仮面騎士に研究資料を渡す
解放されたサンドラにルイセが縋り付き・・・
そのサンドラを抱え上げるとグローが走る、全裸のルイセは慌てて布きれで身体を隠すと続いて走り
・・・・ゆっくりと、グローは短剣を拾い上げる
・・黒い液体に濡れた、その刃を