「はぁ・・はぁ」
熱い息が首元にかかる・・宗介が吐く息だ
珍しい、普段ならどんな苛酷な任務の中でも息を荒げたりはしないのだが
・・・汗にべとつく下着のみで、テッサは足運びに集中する、宗介の視界からはテッサの下着も見えるだろうが、けして視界に入れないと言った彼の言葉を信じることにする
とにかく、歩き続ければ何時かは終わるのだ・・・それを待つしかなく
『メーデーメーデー』
地獄の使者は訪れた
『これは一方的な報告です、そちらの声は聞こえておりませんのでお取り込み中でしたら聞き流してください・・相良軍曹へ質問です、以前コンドームを水筒などと答えていたあなたですが、少しは他の役割が分かったでしょうか・・・・分かったのなら、コクピットの隅に用意しておきましたので・・・避妊だけは心がけ』
ごすっと・・鈍い音がして通信が切れる・・・2人の視界にマオに殴られるクルツが思い浮かび
「避妊?・・・」
宗介の呟きにテッサが身体を強ばらせる・・まさか、大丈夫だとは思っているが
実際、宗介は上擦った声でそれを否定してくれ
「こ・・こんな状況で何を馬鹿なことを言って来るのだか」
・・お尻に、何かが当たっているのは気のせいだろうか
それは、むくむくと大きくなったようで
「な・・なんだこのパンツは・・」
宗介の声と共に、テッサの尻に確かな固さの物が押しつけられた
トランクス・・それは問題ない、だが・・
・・着替えはマオとクルツに半ば無理矢理された、身体の動きがよく分かるようにとテッサはひん剥かれ・・・(当然その時点でクルツは気絶させられていた)
宗介にはクルツのコレクションの中からコレが与えられ。テッサと縛り付けられコクピットに放り込まれた
・・・自分で確認することはなかったが。どうやらクルツのコレクションの中でも特に悪趣味な物のようで
まるで計算されたかのように、肉棒の隆起に合わせた箇所に穴が開いている・・一応布を重ねて見えないようにはしてあるが。それは大人しくしているうちだけだ
勃起すれば自動的に肉棒が外へ出るようにされているらしく
(やばい・・落ち着け、治まれ・・・)
・・・テッサのショーツに包まれたお尻とに挟まれ、へそまでそそり勃った肉棒
テッサにもその感触は感じられる、年頃の少女として好奇心でもあったのか・・それが何であるかは何となく推測でき
(・・・・相良さん・・興奮して)
クルツの避妊云々でそう言った想像でもしたのだろうか、ともかく・・密着し合った状況で2人の間に収まらない肉棒が挟まれ
・・・宗介にとっては非情に厳しい状況となる
難解な理論を考えても、落ちつこうと息を吸っても
・・・肉棒はテッサの小さなお尻に押しつけられ、赤黒い先端はテッサの汗に濡れた背中に擦られる
・・・息を吸えば吸い込むのはテッサの体臭だ
この状況で興奮を自制することは難しく・・・しばし無言での歩行が続く
・・が、歩くせいで肉棒も揺れ・・尻の谷間に挟まったような、お尻の肉に埋没する肉棒が揺れるという状況はかなり厳しい
・・正直、気持ちいいだけに声を堪えることも難しく
汗ばむ四肢もテッサのそれに縛り付けられている。汗の伝う肌がべとべとと絡み合い・・無機質なはずのコクピットで半裸の少女の姿が鮮明に写り
とにかく前へ進むことに集中しようとする、不埒な想像は下半身に血を滾らせるだけだ。ASでの歩行を続け
・・・脚がズボッと突き刺さった
「なっ・・」
迂闊、と言うべきだろう・・それは宗介達があらかじめ用意したマオ用のトラップの1つだ。その一つを宗介は踏み抜き
バランスを崩したASが倒れ込む、落とし穴に落ちたのだ・・前のめりにASが倒れ
「きゃっ・・」
「ぬ・・ぐっ、た・・大佐殿・・」
今まで完全に脱力し、宗介の身体の動きに合わせていたテッサが身構える・・それにASも反応し
練習の初日の再現だ、ASは大きく体を跳ねさせてのたうち回り
「お、落ちついてください・・力を抜いて」
慌てて宗介が動きを止める、しばらくじたばたと藻掻いたテッサも・・手足は宗介に縛り付けられているのだ、宗介が動きを止めればテッサも止まり
・・・ゆっくり起き上がるAS
・・・そこまでは、良かった・・・が
奇妙な感覚がテッサを襲う、尻に当たっていた固い感触が消え去り・・・熱い何かが、太腿に挟まれている
思わず視線を下にやり
「・・・・・」
慌てて前を向く、宗介も硬直しているようだ・・・どうすればいいか、しばらく黙考し
「あ・・その・・・・立派ですね」
「・・・きょ、恐縮です」
訳の分からない言葉を交わし合う・・テッサが履き、汗に濡れたショーツから・・・赤黒い何かが生えている
正確には太腿の間にそれを挟み込んでしまい・・さっきからそれがぴくぴくと動いている
今の衝撃で背中に当てられたそれの位置が変わったようで
「くっ・・」
腰も縛り付けられているせいでうまく抜けないようだ、太腿の間でそれが動くのだけが分かり
・・・どうすることも出来ず
慌てて宗介が手でそれを直そうとするが・・・
「あ・・・」
「・・・」
白い華奢な指が赤黒い肉塊に触れる寸前で止まる、縛り付けられた腕はテッサの腕も動かしてしまい
・・まさか、テッサにそれを触らせるわけにも行かず
「・・・」
「・・・」
気まずく硬直する2人、興奮が収まらぬのか肉棒だけが元気にテッサの股間を押し上げ
ショーツ越しに感じられるその熱い脈動に、テッサもどぎまぎしている・・・それほど無知ではないのだ、男の人がこういう物を持っていてこういう反応をすることも知識としては持っており
・・だからこそどちらも無言になる
使用頻度が少ないそれは、自分での処理もまずしないため・・柔らかな太腿と布地越しに伝わる肉の感触に興奮しきっている
先程、汗に濡れた背中に当たっていただけで十分に危険だったのだ・・今の状態は危ないなどと言う言葉では言い表せず
ゆっくり汗をかいていく2人・・縛り付けられているのは手首、足首と腰・・密着しあいべとつく汗にさらに肌を触れ合わせながら
無言のままASが立ち尽くし
「・・・・」
思わずしげしげと観察してしまう
見る機会などそう無い代物だ、それが気になっていた異性の物と言うことで有れば。テッサの好奇心も耐えきれず
赤黒い・・と言うにはまだ若い亀頭、まさかテッサに分かることではないが
皮が剥けサイズも立派な物で・・下からテッサの股間を押し上げてくる、宗介の物が布地ごしに触れて来るという行為に
・・どちらもが鼓動を早め
「その・・す・・すぐに収めますので」
口には出しても・・どうしようもないことは確かだ、まだ手が使えれば殴りつけてでも大人しくさせるのだが
・・仕方ないだろう
宗介は決心する、後で発覚すればマオに何をされるか分からなかったため避けていたが。状況の打開はそれしかなく
「た・・大佐殿、手首の拘束を取りたいので、協力していただけますか?」
「は・・はい」
テープで巻き付けられただけだ、取ることはそれほど難しくないはずで
テッサと協力して腕を持ち上げると、テープの継ぎ目に口を近づける・・そのまま、テッサの手の上にある継ぎ目に口を這わせ
「ぐ・・・」
「んぁ・・」
・・・直に感じられるテッサの香りと声にさらに硬化し、しばらく・・静かな時間が流れた・・・