意識を失ったバーバラを背に担いで塔を出るトンヌラ……なかなか難解な仕掛けはあったが鏡の塔の深奥に入ることは出来た、結果としてトンヌラ達はラーの鏡の入手に成功し

これでレイドック王の任務は完了したことになる

……が、トンヌラにはより大切な獲物を入手したことの方が大切だ、背中で眠る美少女はトンヌラの度重なる仕打ちに意識を失い

……その身体に夢見の滴を薄めてかけてみた、結果はトンヌラの望み通り。しばらくの間姿を取り戻した後透明に戻るという喜ばしい結果となり

……トンヌラは急ぎ宿屋に向かっている。にこにこと……邪気に満ちた笑みを浮かべながら
 
 
 
 
 
 

「……んっ」

目覚めは不快だった、太腿の間に何か挟み込んだような感触と共にバーバラは目覚め……ゆっくりとした知覚の後でがばっと起き上がる

そこでは、見覚え有る顔が何でもない様子で繋がりあい

「んぁっ…はぁ」

「んっ……起きたんだ」

ずぷっっぐちゅにゅっずぶにゅ

全裸で絡み合うトンヌラとミレーユ…部屋の2つのベッド。その一つでバーバラは寝かされ。もう一つでトンヌラ達が肉欲を貪り合う

あまりと言えばあまりの光景にバーバラは目を背け

……ゆっくり自分の腕を視る、そこには昨日までとは違う確かに見ることが出来る腕があり

「私……」

幽霊等とも言われたが。どうやら姿を取り戻すことが出来たようだ……そのためにトンヌラに抱かれるという事も経験し

「まぁ、ミレーユが終わったらバーバラも相手してあげるよ」

その言葉に青ざめる

「い……いや、もう嫌…」

姿は取り戻したのだ、もうあんな苦しい想いをする必要はなく

絡み合う2人から目を離し、荷物を掴むと部屋を飛び出ようとするバーバラ。それに

「もう僕に抱かれるのは嫌だって言うんだね?」

「あんな……あんな痛いのは、もういや」

扉から出ていく……トンヌラ達はそれを見送り

「……さて、どれくらいで戻ってくるかな」

……結局、バーバラが戻ってきたのはそれから数時間後のことだった
 
 
 
 

「姿が……元に戻ったの」

以前の、半透明の姿を晒すバーバラ……

周りが自分に気付いてくれることが嬉しかっただけに、再び元に戻ったときは絶望したのだろう

結局、飛び出しはしてもトンヌラの所へ戻るしかなく

「言っただろう、ミレーユは定期的に僕の精を受けていると」

半裸…下半身をかろうじて隠しただけのトンヌラが呟く、その背ではミレーユがすぅすぅと全裸のままで寝息を立て

「どうする?受けるか受けたくないのか」

その選択肢は以前にも出された物だ……その後、バーバラは無理強いされるような形でトンヌラに抱かれ

……同じ想いをしなければ姿は手に入らない、再び誰にも気付かれることのない孤独が舞い戻り

「……せいを…」

呟きに思わず苦笑を零す……涙眼になってまでそれを求めるバーバラは震えながらトンヌラに縋り付き

「精をちょうだい」

……トンヌラはバーバラを連れて宿屋を出た
 
 
 
 

「少し、前とはやり方を変えようか」

街へ出たトンヌラ、周りに見えないバーバラとの会話を不思議に思われないために口元はもごもごと蠢くだけだ

バーバラはそんなトンヌラを睨むだけだが、苦笑するトンヌラはバーバラの尻を撫で回し

「何をっ」

「心配しなくても周りには見えてないんだ、安心して散歩を続けるといい」

周りから見えないバーバラに隣を歩かせながらその尻を撫で回すトンヌラ。周囲からは片手を妙な具合に動かせる変な男に見られているだろうが

どうせこの街に長居する気はない、周りの反応など無視して瑞々しいバーバラの尻の肉をスカートの上から掴む

身を竦ませるバーバラは初々しい反応を示し、そのバーバラを弄り回しながらトンヌラは微笑み

「…や、やめて…」

「やめたらまた透明人間暮らしだ」

スカートをめくり上げるとそれを掴ませてやる、離そうとするバーバラに強制し

人通りのある道でスカートをめくり上げるバーバラは、トンヌラに向けられる奇異の視線を浴びながら恥辱に震え

「コレは逃げ出した罰も含んで居るんだ。スカートを戻したらもう二度と僕もミレーユも相手にしないからね」

……大通りを散歩しながらスカートを自分でめくり上げたままでいるバーバラ、白いショーツ……ミレーユが買い求め着替えさせた綺麗なそれを多くの人の前で晒したまま、バーバラは震え

「僕以外には見られていないんだ、心配しなくていい」

トンヌラの指がショーツ越しに尻の肉を撫で回す、ショーツを見せつけるようにスカートをめくったままのバーバラは太腿を震わせながら街の中を歩き回る

まだ痛むだろう股間を撫で回すようにしながらトンヌラは街を闊歩し……羞恥に赤く染まった太腿を指が這う。周りからはトンヌラが指を奇妙に動かしているように見えるだろう。この辺りでミレーユを相手に何度も淫行を繰り返したトンヌラだ。当然奇異の視線は向けられ……その視線がバーバラを苛むことになる

「さて……一枚ずつ脱いでいこうか」

そのバーバラにトンヌラはさらに追いつめるような言葉を吐き。そのボタンを外してやる

喉の奥で微かに呻くバーバラに。引き裂くようにしながら服を引っ張り

「ぬ…脱ぐから」

ようやく頷いたバーバラに微笑みながら……公園の一角。旅芸人が唄う辺りを指さしてやる。多くの眼が綺麗な歌声を奏でる芸人達に向けられる中で、バーバラは彼等と、観客達の間へ突き出され

トンヌラが眼で促す

「……歌が終わったら帰ろうかな」

時間に制限まで架せられる。背に芸人の歌声を受けながら…下着姿で四肢を晒すバーバラは、多くの視線を間接的に浴びながら震える

芸人はかなりの腕前のようだ、多くの観衆に見守られる中で…下着姿のバーバラはブラに手をかけ…躊躇いながら小振りな乳房を露わにする

片腕で慌てて乳首を隠すが、白い肌に淡く色付く桜色の突起はトンヌラの目に確かに捉えられ。ビクビクとした仕草でショーツに手を触れる…

歌は終盤を迎えたようだ。多くの視線の中、トンヌラの目にだけ捉えられるバーバラは片腕で乳房を隠したまま、ショーツに添えた指を止め

「……んっ…」

するするとショーツが太腿まで落ちる。慌てて太股をすり合わせ手で股間を隠すバーバラは、脚を小刻みに動かしショーツを膝程まで落とす、そこからは脚を合わせるだけで…ショーツは足首に転がり

…乳首と股間を手で隠すバーバラが全裸で立つ…それを笑いながら、トンヌラは踵を返し

慌ててそれに付いてくるバーバラトンヌラと同じように人垣をかき分けながら歩いてくる

ショーツを拾いながらのうえ、見えない彼女が人垣を押し分けているのだ…嫌がおうにもバーバラのいる空間には視線が集まり

…全裸のバーバラを傍らに、トンヌラは歩き出した
 
 
 

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