(注 OPはうろ覚えです

辺りから歓声が聞こえてくる

それに紛れ、城を行く白魔術師が一人、汚れてもかまわない簡素な服をまとい、まとめた髪をフードに押し
込めて走る女

今街では人気の劇団の劇が上映中、ちょうどクライマックスで他に注意を払う者は居ないだろう

その中を・・・女は走る、自由を求めて

「・・・よし、このままいければ」

・・・一人の白魔術師、それが廊下を駆け抜ける・・・その途中で

「いよっと・・」

一人の青年が横を駆け抜けていく、ぶらぶら揺れるしっぽに一瞬目を見開き、気づかなかったふりして走ろ
うとする白魔術師

けれど、青年はゆっくりと首を白魔術師の方に向け

「あれ?・・」

一瞬惚けたようになる、慌てて白魔術師は走り出し・・・

「あんたは・・・ちょっ」

突然走り出した白魔術師を追って走り出す男、白魔術師が駆け下りていく螺旋階段の吹き抜けを飛び降り

「ぬおおおおぉぉぉぉ」

とんでもない速度で白魔術師に迫る

それを地の利を生かして何とか凌ぐ白魔術師

けれど、その手は気づかぬ間に握られていた、一瞬目線が重なり

「ガーネット姫、み〜つけた」

にこりと笑う・・・慌ててふりほどこうとして

「おっと、悪いけど俺と来てもらうよ?国の外まで」

男の言葉に抵抗の手が一瞬ゆるむ

「・・外?」

「そっ、俺達誘拐犯、て言うわけで抵抗せ・・」

「お願い、私を誘拐してください」

「・・・は?」

力ずくでも誘拐しようとしていた少女の突然の申し出に戸惑う男・・・けれど、すぐに笑うと

「いいぜ、お姫様、こっちだ」

手を取って走り出す

白魔術師の扮装のまま連れ出される少女・・・

けれどその直前で板金鎧に包まれた兵士に見つかり

「こっち」

慌てて別の道に飛び込む

「姫様ーー」

がしゃんがしゃんと音を立てながら男が後を追い

そして・・・彼らは舞台の真ん中に現れた

「ちっ」

「おいジタン、何やってんだ?」

「・・・しゃあない、人質だな・・悪いね姫さん、ちょっとおとなしくしてな」

言い、その喉にナイフを突きつけるジタン

辺りが騒然と騒ぎに包まれ

「おいおっさん、この子の命が惜しければ近づくなよ」

板金鎧に言う、すぐに劇団の者達が集まり

・・・ナレーションが即興で劇をねじ曲げる

そして・・・

「っつしゃーー、逃げろーー」

劇団の者達は一瞬の隙をつき、逃げ去っていく・・・未だ状況をつかめない王女達全員を・・・ただ板金鎧
の騒ぐ声だけが聞こえ・・・

ビビだけが、乗せられていった
 
 
 
 

「ふいー、助かった助かった・・・姫さん、お手柄」

「はぁ・・こちらこそありがとうございます、どうしても城の外に出たかった物ですから」

劇団改め盗賊団に囲まれながらお茶を飲むガーネット、剛胆と言うか抜けてるというか

「へぇ・・外は怖いとこだよ?姫さんはおとなしく城の中にいる方がいいと思うけど」

「大丈夫です、護身術のたしなみもありますし、私は外に行かなくてはならないんです」

言って、お茶を一杯飲みきると勝手にティーポットから注ぐ

「・・・まぁ、いいけどね俺達としてはもらうもんさえもらえば」

「?」

「何で俺達が姫さん誘拐したと思ってるんだか」

「身代金じゃないんですか?」

「まぁいいよ、お茶が美味しかったんだろ?もう一杯飲んだらどうだ?」

「ええ、いただきます・・変わった風味ですね」

「薬の味だよ」

「へぇ・・・クスリ?」

ふと、顔を上げるガーネット

「そ、痺れ薬・・姫さん世間知らずだから要らなかったかもしれないけど」

「なっ」

ぐらっと、視界がかすむ・・・そのまま倒れ込み

「おい、いつものとこ連れて行け」

「はい、兄貴・・それと、侵入者がもう一人」

言って、黒魔術師を一人連れてくる男

「・・・放っておいても問題なさそうだな、ひとまず牢に入れとけ」

「へい」

「ま、ひとまずは姫さんだな」
 
 
 
 

「気分はどうだい?姫さん」

「最悪よ」

「それは良かった、くつろがれては俺の体面に関わる」

どかっと、姫の前に座り込むとにやにや笑うジタン

「ひとまずこれからの姫さんの処遇としては、どっかの金持ち貴族に肉人形として売り飛ばすか、俺達が肉
人形に使うかだな」

ぎっと、睨んでくるガーネット、だが・・・それをたやすく受け流し

「ま、それよりも」

つかつかとガーネットに近寄り

「・・・外に出たいって言ったな?お前が望むんなら行きたいとこに連れてってやってもいいぜ」

ぱっと、ガーネットの顔に喜色が浮かぶ

「ただし・・・あんたには俺達の肉人形になることを選択してもらう、嫌なら変態貴族に売り飛ばす」

にやにやと笑いながら

「選びな、姫さん」
 
 
 
 

「ま、人生の授業料だと思うんだな」

盗賊団ジタン・・・元々は義賊だったらしいのだが、ジタンがお頭を殺して乗っ取ったのだ、そして今は、
女専門の盗賊団になり果てた

雌奴隷や、高貴な地位にある女の写真等を売りさばく

そして今・・大陸でも名高い美少女が彼らの前に立った

「・・わ、私の名はガーネットです、世間では姫と呼ばれていますが、実は淫乱な・・変態です、どうか私
の痴態を見てください」

盗賊団の前に立ち、嘲笑を浴びながら言うガーネット、彼女の選択は・・・身体と引き替えにある国へ連れ
て行くこと

今のガーネットは・・・白いローブの下に着ていたオレンジのタイツという格好だ、動きやすくはあるだろ
うが・・・嫌でも身体のラインがはっきりする

それに首輪をし、杭に鎖で縛り付けてある

「さて、アジトに着くまでの間・・・楽しませてくれよ」

「はい・・・」

言うと、ジタンの前に跪くガーネット、ぎこちない手でジタンのズボンを下ろし

「ほ・・・奉仕させていただきます」

そっと、肉棒に口を付ける

「んむ・・」

軽く触れる、キス・・ジタンはその頭を掴むと一気に下ろし

「んぐぅぅ」

「もっとしっかり舐めるんだよ」

喘ぐガーネットの喉まで肉棒を突き刺す

「ぐ・・んぐぅぅ・・・」

「ほら、しゃぶれ」

「ふむぅ・・」

ジタンに頭を押さえられたまま、舌で肉棒を舐めるガーネット

ぴちゃ・・ちゅばぢゅぱ

膝をつき、一生懸命奉仕するガーネットの尻を誰かが触り

「ひむ・・」

「いいから舐めてろ」

全身を軽く触れられるガーネット、その身体が盗賊団の陰に隠れ・・・
 
 
 

ジタンが飛び上がった

「これはこれは・・・お早いお着きで」

巨大な剣が、ガーネットの眼前に刺さる

「ベアトリクス」

「遅れて申し訳在りません」

逃亡寸前に乗り込んだのだろう・・・王国最強騎士を前にして慌ててガーネットから離れる盗賊団

「我々を下ろしてもらいましょうか」

キチッと、剣が向けられる、その背後にはおろおろする黒魔術師

「・・・おい、高度を下げろ」

「ですが」

「もう30は飛んだ・・・いいから下ろせ」

30という言葉が何を意味していたか、だが・・・高度はゆっくり下がり、縄梯子が下ろされる

「ではな姫様、この続きはまたこん・・どぉ」

慌てて腰を引き、何とかイチモツが斬られるのだけは避けるジタン

舌打ちすると、ベアトリクスは逃亡し

「・・ま、王国最強騎士を簡単に敵には回せないしな」

「大将なら勝てるんじゃ・・」

「確証がない、勝率が100になるまでは戦うな・・言わなかったか?」

部下に笑いかけ

「心配しなくてもあの2人はアジトに連れ帰る、先に戻ってろ・・・魔の森は俺の遊び場だ」

・・・狩りの始まりだ
 
 
 
 
 

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・・・飽田は反応が少ないとつくづく更新が遅れますので
ちなみに、レスはとことん遅いです
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