真昼の情事/官能小説


  食物循環

                        蛭野譲二

   6.羞恥の買い物


  
 休日の朝の夫婦生活が一段落すると、二人は各々着替えを始めた。この日は亮太を連れて買物に行く約束になっていたのである。

 二人が着るものは、自分では決めず、互いに相手の服を指定し合うことになっていた。

 この日、枝美子が身に着けるように指示されたのは、白いハーフカップのブラジャーと、クリーム地にプリントのあるテーラードカラーの長袖ブラウス、それに焦げ茶のストレートスカートだった。

 このスカートは膝上十センチくらいのものであるが、後に十五センチくらいのスリットが入っている。黒のストッキングは、やはり黒のガーターベルトで吊るようにした。

 着替え終わって、亮太にオッパイを飲ませていると、一郎が「おい、出掛けるぞ」と忙しない。

 授乳を終え、急いでおしめを取り替えると、慌ただしく車に乗り込んだ。

 「急がせるからお乳を搾れなかったじゃない」。

 発車して早々枝美子が不満をもらす。

 「どうせ着くまでに暫くかかるんだから、ここで搾ればいいじゃないか」。

 一郎がそっけない言葉に、枝美子は仕方なく車内でミルクを搾ることにした。後部座席に座っているとはいえ、左側にトラックが走っていたりすると、見られるのではと、気が気ではない。

 すぐに哺乳ビンは一杯になったが、まだ搾りきってはいない。バッグの中にあった紙コップに残りのミルクを搾り出した。

 「ノルマよ、飲んで」。

 枝美子は腕を前に伸ばしミルクの入った紙コップを一郎の頬に突きつけた。

 「わかったよ、責任は取りましょ」。

 一郎は搾りたてのミルクを一気に飲んだ。

 ショッピングセンターに着いて、車を降りると一郎が「ションベンがしたくなったな」と暗に枝美子に指示をだす。

 「えっ、ここで」と枝美子が不安げな顔をする。

 「あの建物の陰なら大丈夫だろ」。

 一郎が亮太の乳母車を押して、入口と反対の方向にさっさと歩いていった。

 仕方なく枝美子も付いて行くと、一郎は建物の角を回り込んだところで、駐車場側を背にして立ち止まった。

 自分で一物を取り出すと「おい、早くしろ」と催促する。枝美子は一郎の前にしゃがむと、口を開きいつもの様にオシッコを飲み込んでいった。

 一郎はジッパーを上げ、「お前も、しておけよ」と枝美子に促す。一郎と一緒の時はいつもトイレに行かせてもらえないのが分かっている枝美子は、その場でするしかなかった。

 「しっかり見張っててよ」。

 諦めた枝美子はスカートを捲り上げ始めた。もちろんパンティーは穿いていないので、その分素早く用を済ますことができる。

 しゃがみ込んだ枝美子の無毛の股間からは、初めちょろちょろと出ていたオシッコが直に勢を増し、ジャージャーとほとばしっていた。それを一郎はニヤニヤしながら見詰めていた。

 周りに全く注意をはらわない一郎に、枝美子は「ちゃんと見張ってて」と言った。

 主だった買物を終えた枝美子たちは、ファミリーレストランで一休みすることにした。

 一番奥の席に陣取った一郎は、あらかじめオーダーを済ませていた。亮太のおしめを替えて、枝美子が後から席についたときには、すでに一郎の前にコーヒーがきていた。

 「ミルクを入れてくれ」。

 枝美子の胸元を見ながら一郎が言った。

 「見られちゃう」。

 意味を察した枝美子がためらいを見せる。

 「大丈夫だよ、他の客からは見えやしないさ」。

 さらに一郎がコーヒーカップを差し出す。言い出したらきかない一郎である。枝美子は、おずおずとブラウスのボタンをはずし、ブラジャーの中から乳首を出す。

 コーヒーカップにミルクを搾り出して、一郎に戻そうと顔を上げると、横にウエイトレスが立ち、あっけに取られていた。枝美子が頼んでおいたオレンジジュースをもって来たのだった。

 その瞬間に枝美子は毛が逆立ち、硬直してしまった。

 一郎が平然とそのジュースを受け取るとウエイトレスは逃げ帰るように去って行った。

 剥き出しのままの乳首からは、まだポタポタと雫が垂れていた。それを見た一郎は、さらに追い討ちをかける。

 「亮太もぼちぼち腹が減ってるんじゃないか、飲ませてやれよ」。

 「だって」。

 「どうせ見られついでだし、お前も爆発寸前じゃないのか」。

 確かに枝美子の胸は既にパンパンに張っていた。やむを得ず亮太を抱きかかえると、あらためて乳房を出してオッパイを与えた。

 「ちゃんと出さないと、亮太が飲みにくいぞ」と、一郎が腕を伸ばし、ブラジャーのカップをずり下げる。結果的に枝美子は乳房をすっかり丸出しにして授乳するはめになってしまった。

 遠くからウエイターやウエイトレスがこちらの様子を見ていることに気付いた一郎は、「さっきから覗かれているぞ」とひやかす。

 枝美子は、頬と乳房をピンクに染めた。

 ショッピングセンターでの買物を終え、車に乗り込んだ。

 一郎の指示で亮太を後部座席に寝かせると、枝美子は助手席に座らさせられた。

 枝美子が安全ベルトを締め終わると、不意に一郎がスカートの中に手を入れてきた。

 腕を奥に突っ込み枝美子の亀裂をなぞる。

 「やっぱりべとべとだ、相変わらず他人に見られるのが好きだな」。

 一郎はさらに枝美子の股間を攻め立てる。

 実際、ファミリーレストラン以来、彼女の股間は疼き通しで、内腿を伝わった粘液がストッキングに滲み込んでいるのを感じていたのである。

 一郎の攻勢で、枝美子はさらに女の性を思い知らされ、女の部分は我慢できないくらい疼いていた。

 それを見透かした一郎はその場でスカートを捲り上げ、そのままオナニーをするように命じた。

 結局、枝美子は家に帰り着くまでの間中、自分で身体の中に指を入れて、女の部分からネチャネチャと恥かしい音を出し続けていたのである。

 「後でシートカバーは、ちゃんと洗っといてくれよ」。

 一郎は嬉しそうに言った。



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