真昼の情事/官能小説

  賄い付き下宿

                        蛭野譲二

   14.お礼


  
 「一つお礼を思いついちゃった。さっき『彼女居ない』って言ってたから不自由してるんでしょ?」。

 酔っているとはいえ、綾さんの口からこんな言葉が出てくるとは思わなかった。そして、期待した。

 「これから手伝ってあげようか?」。

 正に期待通りの台詞だった。

 「ただし、あくまで手伝ってあげるだけよ」。

 毎日のように綾さんでマスをかいてた俺にとっては、手でも何でも良かった。ともかく綾さんにやってもらえるんだから。

 「さっ、いいわ。ズボン下げて」。

 俺は、直ぐにベルトに手をかけ、ズボンをケツの下まで下げて座り直した。もちろんブリーフはパンパンにテントを張っていた。

 「遠慮しなくていいわ。パンツも下げてご覧なさい。これでも歳相応の経験はあるからびっくりしたりしないわ」。

 俺の真正面で中腰になった綾さんのオッパイは、剥き出しのままでゆさゆさと揺れていた。

 そんな状況だからパンツを下げた俺の息子は、ビンビンで反り返り、カリが下腹に付くほどだった。

 「やっぱい若いのね。凄い元気」。

 綾さんは、膝を開いた俺の前に跪き、興味深げに俺の一物を眺める。

 そして手を伸ばし、指の腹に俺の先走り汁を塗していた。

 右手で親指と他の指で輪を作るようにすると、一回根元に向かってしごいていった。

 「くっ」。

 これは、気持ちよかったが、少々摩擦が強すぎる感じだった。

 「あっ、痛かった?。御免ね」。

 綾さんにも、それが分かったようだ。

 一瞬、躊躇するような仕草を見せた綾さんが信じられない行動に出たんだ。

 まだ、たまに雫の垂れるオッパイを抱え、俺の切っ先に近づけると、乳輪の辺りを強く絞り上げたんだ。

 悩ましい乳首から白い飛沫が噴き出し、俺の亀頭に降りかかった。全然冷たくなんてなかった。

 息子はビクンと震えた。

 「あっ、嬉しいな。私のお乳でこんなに感じてくれるなんて」。

 さらに二、三回母乳を先っぽにかけてくれた。

 もう、それだけでもイキそうだったが。何とか堪えられた。

 綾さんは、再び指で輪を作り、俺のを掴んでしごき始めた。

 感触と言うよりその行為自体が、凄く嬉しかった。だが、いつもの自分の右手との感触の違いからか、直ぐにイクことはなかった。

 これは、俺にとっても幸いだった。綾さんのしなやかな手の感触を長く味わえたんだから。

 「気持ちいい?」。

 なかなかイカない俺に、少し不安になったのかもしれない。

 俺の方は、宴の前に一回抜いてたんで、持ちこたえていたんだが、綾さんは、もちろんそんなことは知らない。

 少し焦れたのか、綾さんは一旦手を離した。

 「そうだ!いいこと思いついた。ズボンもパンツも脱いじゃってて」。

 そう言うと、立ち上がり風呂場の方に歩いて行った。

 パンツも完全に脱ぎ捨てたところに綾さんが戻ってきた。手にはバスタオルを持っている。

 「ソファーにこれ敷いて座って」。

 俺が座り直すと、大きく開いた膝の間に綾さんが分け入るように膝を付いてきた。さっきよりだいぶ近付いた位置だ。

 「オッパイだったらどうかしら?」。

 この言葉に俺は歓喜した。

 綾さんは、両手で巨乳を挟みつけるように抱えると、ギュッと絞り出した。

 また大量の母乳が迸り、まだいきり立ったままの俺の股間に降りかかる。

 至近距離からの母乳は温かく、俺の敏感な部分をくすぐる。それだけでも充分気持ち良かった。

 何度か、母乳を搾り出すと一物は袋まで母乳まみれになった。

 頃合良しと見た綾さんは、さらに這い寄り、見事な二つの乳房で俺の分身を挟みつけようとした。

 最初は、竿が滑って、オッパイと俺の下腹の間に押し退けられたが、何度かのトライで見事に、綾さんの胸の谷間に収まったんだ。

 このときの快感は、なかなか例えにくい。

 もちろん手よりも柔らかで、女の秘洞に居るときより、ふんわりとした、でも圧迫感が強いんだ。

 綾さんのオッパイは、とても暖かかったから手筒より膣に近かったと思う。

 その状態で身体全体を俺の下腹に乗り上げるようにずってきたから、たまらない。

 ともかくオッパイは指のような強い摩擦感がなく、特にカリにビンビンに来た。

 身体全体を使ってパイズリを続けてくれる綾さんの健気さも嬉しかった。

 暫くしごかれて、滑りが悪くなると、また母乳をかけてくれ、挟み直してくれた。

 オッパイの硬さは、先ほどミルクを吸い始めたときと別物のような柔らかさだ。

 俺はほとんど目を剥くような感じで、上体もソファーに横たえていた。

 イクのは時間の問題だった。おぼろげな目の前に綾さんのヒップがあった。

 突き出したヒップ僅かに覆うミニスカートがセクシーだった。

 綾さんがまた俺の身体にのしかかるようにして、また上体を引くときだった。

 オッパイが俺のモノを一際きつく挟みつけていた。

 猛烈な快感が走る。俺も思いっきり腰を突き出した。ブルブルと震えがきた。

 そして、男の樹液を放出していた。

 綾さんも静止し、強く俺の分身を圧迫していた。

 その間、俺はブシュブシュと粘ったものを出し続けていた。


 止まった時間が蘇ると、まだ目の前に綾さんのヒップがあった。

 スカートは、ほとんどずり上がっていた。

 体制を起こそうと、綾さんが身体をひねり、ちょうど俺にピップを向けるような状態になった。

 少し下から見上げる位置にあった俺の視線の先に見えたものは、予想外のものだった。

 スカートの下に見えたピップは、何も纏っていないようだった。パンティーストッキングも穿いていない。そして女性が最後の拠りどころにする下着も見えなかった。

 おそらく綾さんは、このときノーパンだったと思う。一瞬だったので確信はないが、どんなに悪くしても、身に着けているのはティーバックだ。

 それを目にして俺は一気に覚醒した。

 立ち上がった彼女は、俺の視線に気づかなかったようで、背を向けたままスカートの裾を引き、タオルを手に取った。

 綾さんは、振り向くと、顎から鎖骨の辺りを拭いながら俺に笑顔を向けた。

 「どう?。スッキリした?」。

 「あっ、はい」。

 声をかけられたが、俺はろくに気の利いた返事もできなかった。

 ただ、パイズリの快感と、たった今目撃した艶かしいヒップは、強烈に脳裏に焼き付けていたのだが。



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