春歌の災難・学校編yun様

 ある日の午後、春歌は鏡の前でくるくると回っていた。

「・・・へんじゃないかしら?」

 そうつぶやいてもう一度逆周りに回転する

「・・・やっぱり・・・違和感がありますわ」

 そう言ってさらにもう一度回る。

 今春歌は制服を着ていた。今度学校に通うことになりその制服が届いたので試しに着てみたのだ。いつも着物を着ている春歌にとってはやはり違和感がある。
 しかし、学校に通うからには制服を着ないわけにはいかない。かくいう春歌も少し楽しみにしていたのだった。

 全体は紺色にまとまっていて首元には薄緑のラインが入っている。胸元には学校のマーク、そして襟元にはラインと同じ色のリボン。スカートは折り目がぴっちりとしていて真新しい感じが伝わってくる。長さは短いというわけではないが特に長いわけでもない、一般的な長さである。派手な制服ではなく、ごく普通の制服である。

「ほんとにこれでいいのかしら?」

 鏡の前でくるくる回りながら、不満を漏らしてはいるものの春歌は結構制服を気に入っていた。というのも、制服を着てみたのはこれが初めてではない。

 制服が届いた日に真っ先に兄に見せに行ったからである。その時の兄の顔が春歌には忘れられない。

「兄君様ったら・・・うふふ」

 思い出すと笑みがこぼれてくる。

 いつも着物姿の春歌しか見ていなかった兄にとってはかなり新鮮だったようで、兄は言葉失っていた。それほど、春歌の制服姿はよく似合っていた。

 とはいえ、やはり少し違和感がある。いよいよこれを来て明日学校へ行くとなると少し不安になってくる。

「制服なのだから、しかたないですわね」

 そう自分に言い聞かせると春歌は制服を脱ぎ、いつもの着物に着替えなおした。

 

 〜数週間後〜

 

 春歌は学校中から注目されていた。ただでさえドイツからの転校生ということで目立ちやすい上に、先日あった体育祭で大活躍してしまったのだ。

 もっとも、最初に学校に手続きに来た時に着物で学校に来たのでその時から注目しているものもいたのである。

 おまけに春歌は容姿もいいので特に男子からの人気は高かった。帰り道に声をかけられたりすることもしばしば・・・

「私には兄君様がおられますわ、兄君様一生お守りしなくては」

 などと春歌は考えているので、もちろん体よく断っている。

 しかし、断られても男子たちはなかなかこりないもので。何度も言い寄ってくるものもいる。

 春歌はもはや漫画のヒロインのような存在になっていた。

 こうなってくるとだんだんエスカレートしてくるのが怖いものである。

 ・・・・ただしそれは普通の女子だったら・・・・の話であろう。

 じっさい、春歌が夜遅くに帰るときなんかは変な男が近寄ってくることもあったが、そこは春歌、投げ飛ばしてしまうのである。そうなったら、男はあたふたと逃げていくだけ。
 というふうな感じで実際に襲われたことなどは無かった。正確には手を、指を触れられたことは無かった。

「まったく最近は変な人が多いですわ」

 こんな言葉を漏らす春歌本人もほとんど自覚していなかった。

 しかし・・・


 〜さらに数週間後〜


 ある日の夕方春歌が帰ろうとして下駄箱を開けると手紙が入っていた。


 春歌さんへ

  本日○月×日△時に体育館の裏まで来てください


 こんな内容の手紙だった。

 さすがの春歌もどんな目的でこの手紙が入れられていたのかは容易に想像がついた。

 自分の慕っているのは兄だけであり、他の男子とお付き合いする気などはまったく無かったが

「何も言わずに帰ってしまうのも悪いですわね」

 と、春歌の性格上無視して帰ることは出来なかった。

「お手紙に書いてある時間ももうすぐですし・・・」

 春歌は、時計を見ながらそうつぶやいて指定された場所へ向かった。


 指定された場所へつくと誰もいなかった。

 夕方の体育館裏、おまけに夕方といっても春歌はこの学校に来る前までの授業の補習をしてもらっていたのであたりは少し暗くなっている。

 今テスト期間なので部活をしているものもいない。風が吹くと少し寒い。もう秋半ばである。

「まだ少し早いですわね」

 そうつぶやくと春歌は近くにあった倉庫にもたれた。

 立派な倉庫である。それもそのはず、この学校は比較的運動が盛んなところで全国大会などにも多数生徒が出場している。

 中には、野球・サッカー・バレーなどその他たくさんのスポーツの用具がしまってある。

「そろそろ、来られるかしら?」

 春歌がそうつぶやくと、また風がヒュっとふく。そのかぜに合わせて春歌のスカートや髪がゆれる。そのとき・・・

「ごめん、ごめん遅くなっちゃって」

 明るい声がして、一人の男子が駆けてきた。春歌のクラスの男子である。

「ええと、お手紙をくれた方ですか?」

 春歌がたずねてみる。

「うん、そうだよ。またしてごめん」

 男子が明るい声で答える。

 身長は春歌よりも10cmほど高く、体つきも結構しっかりしている。とても温和な顔をしていて、人がよさそうである。

「あの・・・それで、お付き合いの件でしたら・・・」

 男子が言い出す前に春歌から切り出すと

「ああ、いいの、いいの。そんなことで来てもらったんじゃないから」

 あっさりと答えを返す男子。春歌も少々戸惑ってしまう。

「えっ、そうなんですか。すみません勘違いしちゃって」

 春歌はあせってあやまる。

「いいよ、良いよ気にしなくても」

 男子は代わらず、マイペースである

「あの・・それで、どんなご用件でしょう?」

 たずねると男子は

「ええっと・・・いやねぇ・・・それが」

 男子がいきなりしどろもどろしだすと・・・

     ガラッ

 突然後ろの倉庫の扉が開き中から男が襲い掛かってきた。

「えっ?・・・きゃ」

 そんな悲鳴を上げながらもしっかりと反応する。

 すぐさま振り向き春歌につかみかかってきた男を投げ飛ばす。

 しかし、次の瞬間

「きゃ」

 春歌は投げた後の体制が崩れたところを突き飛ばされて倉庫の中に追いやられてしまった。

     ピシャ

 倉庫の扉が閉まる、倉庫にはたくさんの用具があるため常に電気がつけられていて結構明るかった。

「まったく、倉庫に入れるだけで一苦労だよ」

 そういって、春歌の前に立っているのは先ほどの人のよさそうな男子である。

「い、いったいなにを・・・」

 春歌がそう言ったとき、扉が開いて誰かが中に入ってきた

「いたたたた・・・、俺柔道初段なんだぜ?」

「大丈夫か、派手に投げられたなぁ」

 こっちの男子は見たことが無かったが、おそらくこの学校の生徒であろうことは分かった。

 柔道をやっているだけあって体つきはかなりがっしりとしていた。

「あ・・あの・・・な、なにを・・」

 たずねる声が少し震えていた

「んん〜?そんなのきまってるでしょ、なぁ?」

「ああ、ここなら誰も来ないし・・・・」

 男子たちがニタニタしながら会話を交わす。

「い・・いや・・」

 後ずさりをするがすぐに何かの用具にぶつかってしまう。

「まあ・・・じっくりと・・ね」

 そういいながら温和な顔の男子が春歌の胸に右手をやった

「やっ・・・・やめて」

「くくく、やめてだってさ。いいねぇ」

 いいながら胸を揉んでいく

「や・・あ・・・やめてぇ」

「おやぁ、結構いいじゃん。初めてじゃないの?」

 体つきのいいほうは後ろのほうで立って見ている

「ふふ、楽しめそうじゃん」

 そういって、胸を揉みながらいきなり唇を合わせてくる

「んむっ・・・んんっ」

 そして同時に舌を挿入し、無理やり春歌の舌を絡めとる

「んんっ・・・ん・・ん」

 男子は執拗に舌を絡める。ピチャ、ピチャという音が倉庫にいやらしく響き渡る

「ったく、後でちゃんと代われよな」

 後ろで見ていた男子が言う。言われた男子は空いている左手で丸を作り合図する、そしてそのまま春歌の右胸に手を持っていく

「んんっ」

 春歌が苦しそうに声を出す

「んんっ・・・・はぁ」

 男子が唇を話すのと同時に春歌の口から吐息が漏れる。

「いいなぁ、すごくいいよ」

 男子がいやらしく言う。右手はいつの間にか胸からはずれ下腹部のほうへ寄っていた

「こっちはどうかなぁ?」

 太ももを撫で回しながらゆっくりと中心へ寄せていく

「あ・・・やあ・・・んっ・・んんっ」

 パンティのふくらみに指が触れると春歌の体がビクンと反応する

「すこし・・・濡れてるよ・・・はやいなぁ」

 いいながら、執拗に撫で回す

「あっ・・・んっ・・・や・・ぁ」

「いいなぁ、感じてくれてるんだ」

 そう言って春歌の頬に舌を這わす

「ひあんっ」

 生暖かい感触に思わず大きな声を出す

「おい、そろそろ俺にもやらせろよ」

 見ているだけだった男子が声をかけた

「ええぇ〜、まだだよ。今からがいいとこなんだから」

 不満そうに声を出す

「でもよぉ、時間も無いんだぜ」

「んん〜、じゃあ・・・2人でやっちゃうか?」

「おっ、いいねぇそれ」

 2人の男子の顔がいやらしくゆがむ

「はい、立って立って」

 そういって、もう力がほとんど抜けてしまっている春歌を立たせる

「じゃあ、俺は後ろな」

 温和な男子が言う

「分かったよ、じゃあ俺は前からだな」

 そう言って体つきのいい男子は唇を重ねてきた

「んんんっ」

 いきなり口をふさがれてまたも苦しそうな声を上げる

 その間もう一人の男子は春歌のお尻に顔を近づけていた

「くくっ、いいお尻だなぁ」

 スカートの上から手を当てて撫で回す

「んんっ」

 さらに前の男子が服のすそから手を入れ、ブラの上から胸を揉みだした

 後ろのほうは撫でながらスカートをゆっくりと上げていく。そして、パンティの上からさらに撫で回す

「んっ・・・んっ・・はぁ」

 唇が自由になり吐息が漏れる

「あっ・・あっ・・・んっ・・やぁ」

 すこし安心したのもつかの間今度は前の男子がブラの中に手を入れてきた

「あっ・・・あんっ」

 男子の指が膨らんだ丘の先にある突起に触れると思わず声が出る

 さらに後ろの男子は春歌のパンティを脱がしにかかっていた

「あっ・・・や・・め・・・あんっ」

 前の男子が先ほどからの愛撫ですっかり立ってしまっている突起をつまむ

「もっとゆっくり楽しみたいんだけど・・・時間が無いんだよね」

 後ろの男子がそういいながら繁みに指を這わせていく

「あっ・・・あっ・・あっ」

 胸と大事なところを同時にいじられ春歌はわけが分からなくなってきていた

 指が蕾を割って進入してくる、さらに前の男子が春歌の服をたくし上げブラが半分はずれた胸に顔を寄せてきた

「あんっ」

 おもわず大きな声で喘ぐ

 充血した突起は舌で弄ばれ、秘所の中では指が所狭しと動いていた

「あっ・・あんっ・・やめ・・ぇ・・あんっ」

 ピンク色をした蕾の中から指を抜くと、指の先と蕾との間に橋がかかる

「もういいだろ、初めてじゃないみたいだし・・・」

 その言葉を聞いて前の男も顔を放す。と同時に後ろの男子がグイと春歌の腰を引張る、春歌が前のめりに倒れそうになるのをもう一人のほうが支えた

 後ろの男子はズボン・下着を脱ぎ大きくなったモノを出した。スカートを上げて腰の上に置き、もうかなり濡れている春歌の穴にあてがった

「いやぁ・・・やめてぇ」

「いまさらやめられるわけ無いじゃん」

 言いながら男は腰を動かしていく。ズブズブと春歌の中に男のモノが飲み込まれていく

「あっ・・・ああっ」

「くぅ、いいぜぇ」

 男のモノはすっぽりと入ってしまった

「動くぜぇ」

 そういうと男子はピストン運動をゆっくりと始める

「あっ・・あっ・・あっ」

 心とは裏腹に押し寄せてくる快感に春歌は耐えられず声が出てしまう

「こっちもたのむぜぇ」

 前の男子もいつの間にか自分のモノを出していた。そして強引に春歌の口の中に押しこみ顔を前後させる

「んむっ・・んんっ・・んんっ」

 今までに味わったことの無い変な感触に春歌は混乱した

「んんっ・・んんっ・・んんっ」

 春歌の上下の口からいやらし音が漏れ、倉庫に響き渡る

「んんっ・・んんっ」

 男子たちの動きは止まらない

「んんっ・・んっ」

「ううっ、だめだ・・・でるっ」

 そう言って前の男子が春歌の口から引き出した。と同時にモノの先から白い液体が勢いよく飛び出した

 ドロッとした液体が春歌の顔にかかる。頬をつたいポタポタと床へ落ちた

「あうっ・・・ああっ」

 上の口は楽になったもののまだ下の口は男のモノをくわえていた

「あっ・・・あっ・・・あんっ」

 ピストンの速度がだんだんと速まってきた

「あっ・・あっ・・あっ」

 春歌の喘ぎ声もだんだん激しくなってくる

 なおも男子は春歌の中をかき回す

「あうっ・・あっ・・あんっ」

「くっ・・いくぞ」

 男子のほうが限界に来ていた

「あうっ・・・あんっ・・私も・・・イ・・クッ」

 一方の春歌のほうも限界だった

「うっ・・・出すぞ・・」

「あっ・・あんっ・・あっ・・・・あああぁぁっ」

 ほとんど同時に2人は達してしまった。男子のモノの先から液体が春歌の中に流し込まれる

「ああっ・・・あつ・・い・・・ああっ」

 

 

「はぁ・・・はぁ・・・」

「おい、次は俺がはめる番だぞ。今日は時間が無いから仕方ないけど」

「分かってるよ、早く帰らないと怪しまれるぜ。テスト期間なんだぞ」

 春歌が肩で息をしているのを見ながら2人の男子は服を着て、満足そうな顔で倉庫を出て行った

「う・・・あ・・・・ぅ」

 春歌はもう何がなんだか分からなかった。何故自分がこんな目に合わされるのか、考えても一向に答えは出てこなかった・・・

 もうすっかり透明になった精液を顔から拭い取り、ただ茫然としていた


 終わり



後書き
  春歌の災難第2弾ということで何とか書き終わりました。前回からなんでこんなに時間かかったの?というのは触れないでください。大人の事情です(嘘)

  今回のコンセプトはとりあえずは制服ということです・・・はい。ほとんど着物以外の姿が無い春歌を制服で・・・・と考えたのですが、むずかしいものです・・・。オリジナルの制服を考えるのはきつかったので私の母校やらなんやらを参考にイメージしてみました。

  春歌は武術もやっているので捕まえるために2人はいるなぁ・・・なんて考えたのですが、そのまま3Pになるとこれまた書くのが難しい・・。結局なんだか中途半端なものになってしまったような気がします。それにすこし・・というかかなり前置きが長すぎたかなぁ?と反省もしてたりしてなかったり・・・

  次は・・・まだあんまり考えてないんですが・・・いったん春歌から外れる・・・かも。もういっそのことシスプリから外れる・・・・かもしれません(早)。また感想などがあればよろしくお願いします。

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