「可憐ちゃんの幸せってな〜に」
「えっ・・・」
「だ〜か〜ら〜、可憐ちゃんが幸せに思うことよ」
「可憐の幸せ・・・・それは・・・・・」
9月22日
「あっ、お兄ちゃんからメールが来てる」
可憐へ
明日は可憐の誕生日だろ。だからお祝いをしてあげようと思って・・・
だから、明日僕の家に来てくれるかい。
「・・・お兄ちゃん、可憐の誕生日覚えていてくれたんだ・・・」
そういって、可憐はもちろん行くと返事を出した
「明日お兄ちゃんと、一緒にいられるんだ・・・」
9月23日
可憐は鏡の前で一生懸命に服を選んでいた。めったにない兄と一日過ごせるチャンスなのだから、いつもよりも真剣に服をとっかえひっかえ鏡に映しては考えていた。
「こっちの方がいいかなぁ・・、それともこっちかなぁ・・・」
可憐のベッドの上には引っ張り出してきた洋服がたくさん積まれている。
「お兄ちゃんはどんなのが好きかなぁ・・・」
兄が自分の誕生日を覚えていてくれただけでもうれしいのだが、その上兄が自分を誘ってくれたのだ。可憐は完全に舞い上がっていた。
「あっ、もうこんな時間。お兄ちゃんがお迎えに来てくれるわ」
可憐は結局自分の1番お気に入りの洋服を着ていくことに決めた。
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴り響く。きっと兄が迎えに来てくれたのだろう。可憐は急いで階段を駆け下り、玄関のドアを開ける。すると、予想通り兄が門の外に立っていた。
「お兄ちゃん、こんにちわ」
可憐が喜びの声を上げる。
「やあ、可憐。準備はもうできたかい?」
「うん」
「じゃあ、行こうか」
そういって兄は歩き出す。可憐も急いで後に続く。
「お兄ちゃん、どこへ行くの。お兄ちゃんの家に行くのじゃないの」
「うん、そうだけどね。実はまだ可憐の誕生日プレゼント買ってないんだ」
「えっ」
「いや、どんなものを買ったらいいか分からなくてさ。だから、可憐の好きなものを買ってあげようと思って」
兄がすこし申し訳なさそうに言う
「いいの」
可憐もすこし申し訳なさそうに聞く
「いいよ、いいよお金はちゃんとあるから」
兄がそんなにお金を持っているわけはないことを可憐は知っている。自分ひとりで生活しているのだから当然だろう。しかし、そんな兄が可憐に、たとえ無理をしていようと、
何でも買ってくれるといってくれたのはうれしかった。
「じゃあ可憐、お洋服がほしいな」
「うん、じゃあ洋服を買いに行こうか」
そういって2人は商店街の方に向かった。
「ああ〜、これいいなぁ」
「可憐がいいとおもうのを選びなよ」
「う〜ん、こっちもいいなぁ」
可憐があれこれ迷ってるのを兄はうれしそうに見ていた。本当はあんまり高い服を選ばれたりしたら、今月残り一週間ほどがすこし苦しくなる。しかし、かわいい妹のためなら
すこしくらい無理をするのが兄というものだろう、と思いつつもやっぱりあまり高いのは・・・、などと考えていた。
「ねぇ〜、お兄ちゃん。どっちのほうがいいかなぁ?」
可憐が服を2つ持って兄の前へやってきた。どちらも可憐にはよく似合っていて、どちらかを選べといわれても困ってしまう。しかし、2つとも買ってあげるという選択肢を
作るにはいささかきついものがある。
「う〜ん、こっちのほうがいいんじゃないかな」
兄は苦渋の選択で1つを選んだ。本当は2つとも買ってやりたいが、やはり無理である。
「じゃあ、可憐こっちにする」
そう言って、可憐は兄が選んだほうにした。
可憐の服を買った後、2人は兄の家に向かった。
「はい、到着」
兄が玄関の扉を開け、可憐を招き入れる。
「ケーキと夕食は買ってあるから、一緒に食べよう」
夕食は買ってあるといっても無駄遣いをするわけにはいかない。兄が調理するのである。一人暮らしが長いので料理はすこしは得意である。
「すこし待っててね、あと少しで完成だから」
そう言うと、兄は台所に入り最後の仕上げに取り掛かった
夕食を取り、買ってきたケーキも食べ終わり。時間はもうかなり遅くなっていた。
「もうこんな時間だね、可憐も帰らなきゃ。送っていくよ」
いいながら、兄は片づけを始めた。
「うん・・・・あのねお兄ちゃん」
「なんだい」
「可憐ね・・おにいちゃんにお礼がしたいの」
「お礼って、いいよ別にそんなの」
「でも・・・可憐はお兄ちゃんにお礼がしたいの」
「ん〜、分かったよ可憐。で、何かくれるの?」
「ううん・・・あげるんじゃないの」
「じゃあ、何かしてくれるの?」
「うん・・・可憐・・・お兄ちゃんに・・ご奉仕・・してあげる」
「へ?」
「お兄ちゃんに・・・お口で・・ご、ご奉仕してあげたいの」
「!?!?!?!?」
兄は驚きのあまり言葉が出なかった。
「で、ででででも・・・その・・か、可憐?」
しかし、可憐は本気のようである。兄はすこし考えた。
「・・・・・じ、じゃあ可憐お願いできる・・かな?」
「うん・・・」
戸惑いはしたものの正直悪い気分ではない。かわいい妹が口でしてくれるというのだ。兄にとってはすこし夢のような気がした、いろんな意味で。
可憐はすこし恥ずかしがりながら、兄のものに口を近づけていった。
「うっ」
可憐の唇が触れると兄は小さな声を漏らした。可憐は続けて口の中へ入れようとする。
「んっ・・んっ」
すこしづつ、可憐の口の中へ兄のイチモツが入っていく。できる限り口の中へ入れてしまうと、可憐は口を動かしだした。
「んっ・・んっ・・んふぅ」
「うっ・・か、可憐」
可憐のご奉仕は上手というにはすこし遠かったが、兄には十分だった。なにより可憐がしてくれているというだけで、もうかなり利くのである。
「んふっ・・・んぅ・・んっ・・んっ・・んっ」
可憐はなおも口を動かす。と同時にすこしだけ舌も使いはじめる。
ピチャ ピチャ ピチャ
静かな部屋だけに、音が響く。
「んっ・・・んっ・・んっ」
可憐は必死に口を動かす。兄はもう限界に来たみたいだった。
「か、可憐・・・でる」
「んっ・・・んはぁ」
兄が可憐の顔を押し、口を離させると同時に先から勢いよく精液が飛び散る。
ビュ ビュ
可憐の顔めがけて勢いよく発射される精液。
「きゃっ」
可憐は驚きのあまりすこし悲鳴を上げた。経験がないため、こんなに勢いよく飛び出てくるとは思わなかったのだろう。精液は可憐の顔を流れ服に落ちていく。
「ご、ごめん可憐。大丈夫かい?」
「う、うん。ちょっとびっくりしたけど・・・平気」
「服も・・・汚しちゃったね」
「ううん、いいの。今日買ってもらった服があるし」
兄は可憐の顔を拭いてやり、可憐は今日買ってもらった服に着替えた。
「じゃあ、可憐こんどこそ送っていくよ」
「いいの、お兄ちゃん。一人で帰れるから」
「だめだよ、危ないよ」
「大丈夫よ、そんなに遠くないんだから」
「でも・・・」
「大丈夫よ」
「じゃあ、気をつけて帰りなよ」
「うん」
そう返事をして可憐は玄関のドアを出て行った。しかし、すこし行ったところで振り向いて
「お兄ちゃん・・・」
「ん?」
「可憐の幸せは・・・お兄ちゃんと一緒にいられることです」
そういうと、可憐は笑顔で帰っていった。
終わり