病院。現代社会が生と死を封じ込めた空間。幼い頃からその空間に閉じ込められ、滅多に外にでることがなかった鞠絵。長い入院生活の間ずっと本を読んでいたのだろう、大きな眼鏡をかけているからすぐに鞠絵だとわかる。僕はその日、鞠絵が入院している病院へと脚を運んだ。
間もなく消灯。僕はそれまでずっとトイレの一室で漫画を読みながら待っていた。先ほどまで聞こえていた人々の会話はすっかりなくなっている。僕はそろそろかと思って漫画をゴミ箱に放り込むと、非常灯だけが鈍い光を放つ廊下へと出た。
・
キイィ・・・
鞠絵の病室の扉をできるだけ静かに開け、中に侵入する。鞠絵は外の街灯を頼りに窓際で本を読んでいたが、すぐに僕の来訪に気付いた。
「あ、兄上様・・・!?」
「鞠絵。お見舞いに来たよ。」
鞠絵が表情をこわばらせ、ナースコールへ手をかける。
「ああ、看護婦さん呼ぶのかい? だったら呼んでごらんよ。僕は大事な大事な妹のお見舞いに来ただけなんだけどね。」
僕の言葉を聞いて、鞠絵はナースコールから手を離した。看護婦が来たところで、僕は別に困らない。僕にはここにいる正当な理由があるのだ。僕は窓際へと身を寄せる鞠絵にゆっくりと近づいた。
「ちゃんと寝てなきゃ駄目じゃないか、鞠絵?」
鞠絵はすっかり怯えていた。それもその筈、先日病院を抜け出して遂に会えた『兄上様』にトイレ中でペニスをぶちこまれたのだ。鞠絵は自分のパジャマをがしりと掴んで身を小さくした。
「兄上様、どうしてここまで・・・」
「わかっているだろう? また鞠絵をかわいがってあげようと思ってね。今回は時間もたっぷりある。」
僕は優しくそう言いながらも、乱暴に両手で鞠絵を掴んだ。そして一気にベッドに押し倒し、パジャマを力任せに引っ張った。
「い、いや! 兄上様、やめてください!」
「セックス目の前にして止まるかよ。」
僕はあっというまにパジャマの上着をはぎとり、鞠絵の腰をおさえてズボンも引き摺り下ろした。すると中から明るいオレンジ色をしたブラとパンティが姿をあらわした。
「こないだの下着か。これを来て思い出してたんだろ? いやらしい奴。」
僕はそう言って早速鞠絵のボディに手を添えた。軟らかい肉の塊が僕の手によってわずかに形を変える。
「ひっ! や、やめて・・・!」
「ああ、やめてやるさ。」
鞠絵の懇願に、僕はすんなりとそう答えた。だからといってこれからの遊戯をやめるつもりは勿論ない。僕は持参のポーチから禍々しい形をした物体をとりだすと、鞠絵の顔に擦り付けてやった。
「今日はかわりにコレをいれてやるよ、鞠絵。」
でこぼこのたくさんついた、おおきなバイブだ。ちゃんとコードがついていて、離れた所からでもスイッチをいれることができる。その物体をみるやいなや、鞠絵はじたばたと暴れ出した。
「いや! いやです! 兄上様、どうして!」
「じっとしてろ!」
鞠絵がこれでもかと暴れるので、僕は鞠絵の右の脛に硬く握り締めた拳をゴツン、と当ててやった。
「・・・・・っ!」
鞠絵が口を大きく開き、ベッドの上でうずくまる。僕はその隙に鞠絵の腕を背中側で縛り上げた。
「・・・っ・・・ひぐっ!」
まだ脛がジンジンしているのだろう。鞠絵は懸命に後ろにまわった手を動かそうとする。だが、手が動く気配は全くない。僕はあらためてバイブを持ち直し、それを鞠絵の股間へと押し当てた。
「入っちゃうぞ〜。」
パンティをビーンと伸ばし、できた隙間からバイブが入る。そして丸見えになった鞠絵のおまんこにバイブがズブリ、と入り始めた。
「ひっ、ひぎっ!」
「やっぱりデカすぎたか、入るかな。」
鞠絵のおまんこには少々無理がある大きさのようだ。だが僕はためらうことなくどんどんバイブを押し込んだ。
「あーっ! あーっ!」
バイブを含む肉の口がみるみる赤く染まる。バイブの大きさにおまんこが無理をしている証拠だ。おそらくそれなりの痛みもあるはず。そこへカツ、カツと足音が聞こえてきた。
「警備員か、時間通りだな。」
一瞬は警備員の到来にア安堵の表情を浮かべた鞠絵だったが、僕の一言で再び顔を曇らせた。僕にとっては警備員の登場もまた、ひとつのメニューだったのだ。
カチャ・・・パタン
警備員が一部屋ずつチェックしている音がする。じきにここへもやってくる。僕は鞠絵の身体に適当に布団をかけるとベッドの下に潜り込み、バイブのスイッチを入れた。
ブイイイン!
「うっああああ!」
バイブの振動が始まると同時に鞠絵が荒々しく声を上げる。僕は振動の方向やスピードを細かく変えながら、自分自身もペニスを取り出してぎゅうっと掴んだ。
ギィ・・・
鞠絵の病室のドアが開き、警備員が中を覗く。そのタイミングを見計らって、僕はバイブの振動を一気に最大にした。
「・・・っ! っ! ・・・っ!」
がしっと強くシーツを掴む音がする。おそらく鞠絵が声を立てまいと必死になってのことだろう。僕は更にバイブの振動を最小、最大と何度も切り替えた。
「・・・・・・ぁっ!」
かすかに声が漏れたが、警備員は気付かなかったようだ。やがて警備員は鞠絵の病室のドアを閉め、足音と共に遠のいて行った。
「うはっ、はあっ、はあっ!」
ようやく解放されたとばかりに鞠絵が声を荒げる。僕はベッドの下から出つつも、バイブを休ませない。更なる刺激が鞠絵を襲った。
「あっ、あああああっ!」
鞠絵が股間を抑えようと、必死に腕を揺り動かす。僕はそろそろ次のメニューへ移ろうと思い、バイブを引っこ抜いてやった。
「あぁんっ」
バイブが抜けると同時に鞠絵のおまんこは縮み、うっすらと元の色を取り戻した。僕はいまだ息を荒げている鞠絵にひとつの凶器をみせてやった。
「はあっはあっ・・・! 兄上様、な、なにを・・・」
「動くなよ。違うとこに刺さったら大変だからな。」
僕はあらかじめ用意しておいた注射器をポーチから出すと、針の先端を鞠絵のおまんこへと向けた。
「ひっ・・・ひいっ!」
鞠絵は上半身をがたがたと震えさせながらも、下半身をピタリと停止させていた。僕の言ったことがわかったようだ。僕は針をおまんこの入り口ぎりぎり付近に当てると、針を軽く刺した。
「ぎっ!」
「あと2回だ。」
僕は同じようにしてもう2個所おまんこのすぐ側を刺し、ちょっとした薬品を注射していった。
「さて、しばらく待つか。」
僕は注射器とバイブをしまうと、窓際に立て掛けてあった組み立て椅子を広げて座った。
・
10分後。薬の効果があらわれはじめた。鞠絵が下半身をうずうずとさせる。
「鞠絵、どうした?」
「うっ・・・あぅ・・・」
鞠絵はなかなか言おうとしなかったが、時間が経つに連れ薬の効果が強くなってきたのだろう、更に5分経ったところで鞠絵は白状した。
「兄上様、あの、痒い・・・です。」
鞠絵は動かぬ手のかわりにふとももを擦り合せ、なんとかしてある一点を掻こうとしている。僕は鞠絵の両脚を掴んで広げ、鞠絵のおまんこに注目した。
「くくく、随分腫れ上がってるな。」
鞠絵のおまんこの近辺は3箇所、まるで蚊に刺されたように膨らんでいた。勿論、さっきの注射が原因だ。
「兄上様、痒い! 痒い・・・っ!」
鞠絵がとうとう下半身をむちゃくちゃに揺らす。相当痒いのだろう。僕は待ってましたと言わんばかりに20分ほど前から出しっぱなしのペニスを持ち上げた。
「お兄ちゃんが掻いてやるよ。」
「あ、う・・・そ、それは・・・はうっ!」
僕の申し出を断ろうとした鞠絵に凄まじ痒みが襲う。しかもそれが3箇所だ。鞠絵は脚から力を抜くと、ついに僕にお願いした。
「兄上様、お願いします・・・掻いて、ください・・・」
外の街灯に照らされた鞠絵の顔が赤く染まる。僕は鞠絵のお願いを快く引き受けると、すっかり欲情しきっているペニスを鞠絵のおまんこに直撃させた。
「あうっ! 兄上様、それは!」
「じっとしてろ!」
さっきのバイブに決して劣ることなく勃起した僕のペニスが鞠絵の中に沈み込む。僕は一気に奥まで押し込むと、早速ピストン運動を開始した。
「はんっ、はんっ、はんっ、はんっ!」
おまんこの側のでこぼこはペニスに引きずられてうまく鞠絵の内部に入り込み、そこで僕のペニスと擦れ合う。腫れ上がった分鞠絵の入り口は狭くなっていたので、締めつけも良好だった。
「どうだ、お兄ちゃんが掻いてやってるんだぞ、気持ちいいかっ!?」
「はんっ、はんっ・・・は、はい、気持ち・・・いいですっ! はんっ!」
鞠絵はより痒いところを僕のペニスに擦れさせようと下半身を動かした。僕はあえてペニスの動きを前後運動だけに制限し、鞠絵の腰の動きを見守った。
「はんっ、兄上・・・様っ! もっと、上! 上の方・・・あぁっ!」
鞠絵が僕にそう希望する。僕は鞠絵の言う通り、より上の壁が擦れるようにペニスを動かした。
「はんっ、はんっ! そ、そこです、兄上様ぁ!」
鞠絵はいつのまにか忽然とした笑みを浮かべ、僕のペニスを受けとめていた。
「兄上様っ! もっと、もっと速く! 速く擦って!」
僕はできる限りのスピードで鞠絵を突き上げる。同時に、僕のペニスの中を今にも精液が通ろうとした。
「鞠絵、鞠絵! お兄ちゃんがおくすり塗ってやる!」
僕はそこまで来ている発射に抵抗し、そのわずかな間にペニスを鞠絵から引き抜いた。そして鞠絵のおまんこに向けて勢いよく射精した。
「はあっ、はあっ、はあっ! どうだ、鞠絵!」
「はんっ、あっあぁっ、熱い・・・」
鞠絵のおまんこの腫れ上がった膨らみに精液が上手に覆い被さる。僕は射精を終えると、鞠絵の反応を待った。
「はあ・・・はあ・・・兄上様・・・まだ、まだとっても痒いんですぅ・・・」
鞠絵がとろんとした目つきで僕を見る。僕がこの病室に入ってきた時の目つきとはかなりの差だ。
「鞠絵が言うなら、何度だって掻いてやるよ。僕は鞠絵のお兄ちゃんだからね。」
「兄上様ぉ、はやくぅ・・・」
鞠絵は自ら脚を左右に大きく開くと僕の侵入を待った。僕は再びペニスを持ち上げ、鞠絵の中に侵入する。
「あっああああん!」
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「鞠絵、元気にしてるかい?」
僕は休みがてら、鞠絵の病室を訪れた。すると鞠絵がいつも通りのお出迎えをしてくれる。
「あ、兄上様ぁゥ 来てくださったのですね!」
鞠絵はそう言うとベッドの上に中腰になるとパンティごとパジャマのズボンをずらし、僕にみえるように上着の裾を持ち上げた。鞠絵の股間はふとももにかけていろんなところが腫れ上がっている。
「兄上様ぁ、はやくかいかいしてくださいゥ」
僕はドアを閉めるやいなや早速ズボンを下ろし肉でできた注射器を鞠絵にみせてやった。