「クフフ、お兄様ステキだわ。」
「本っ当にそう思うかい?」
陽が沈んでまだ間も無い時間帯、僕と妹の咲耶は身体いっぱいにオシャレをして家を出た。
「本当よ。私が手伝ったんだもの。」
日頃着ることの無い慣れない服装に戸惑っている僕の顔を覗き込んで咲耶が言った。どこかの名門校の制服のようにきりっとしたスーツにアイロンを当てたばかりの白いスカート。胸元にちょん、と赤いリボンを乗せ、左手には小さなバッグを持っている。綺麗な茶色をした長いストレートヘアは頭の両端で結ばれ、ふたつのしっぽができあがっていた。
「もっと自信を持って、お兄様! さあ、いきましょ。」
前髪の向こうから紫がかった瞳があらわれ、僕に軽くウインクする。
「そうだね。」
僕も軽く相槌をうって歩き出した。
今日は咲耶がどこで知ったのか、オシャレパーティーに二人で参加するのだ。咲耶も無類のオシャレ好きだけど、そんな男女が集まって互いに気合の入った服装を見せ合おうというものらしい。咲耶がいなければおそらく一生参加することのないパーティーだったに違いない。しかしとりわけオシャレが好き、という訳でもない僕が参加してもいいものだろうか。やっぱり不安になってくる。
「みんなカッコいいんだろうなあ〜。」
ふとそんな独り言が口から出た。すると咲耶が
「お兄様が一番カッコいいわよ、クフフゥ」
と言って僕の左腕に絡んでくる。僕にべったりの咲耶の頭を見下ろしていると僕は不思議といい気分になった。
・
「すごいな・・・」
はじめに出た言葉がそれだった。僕より年下のコや同世代であろう男女が大人も顔負けするほどにビシッと服を着こなしていたのだ。それも一人や二人じゃない。会場となっている部屋をそんな彼らがうめつくしているのだ。僕は身体をギクシャクさせながらもなんとか受付をすませた。
「お兄様、早くはいりましょ?」
咲耶が僕の腕をひっぱって前進しようとする。咲耶は気後れ、というものをしていないのか? 咲耶には到底、かないそうにないな、と思いながら僕は咲耶に導かれ会場の奥の方へと進んだ。
「咲耶、知っている人はいないのかい?」
僕は咲耶にひっぱられながら尋ねた。さっきから僕たちを見ても声をかけてくる人やグループはいなかった。
「そうよ、皆このパーティーではじめて会うの。」
知り合いのいないパーティーに参加したのか。ますます咲耶が頼もしく見えてくる。しかし、だからといって咲耶にばかり頼っている訳にはいかない。僕は咲耶の兄なんだ。
「咲耶、あの辺が空いてるみたいだよ。」
「じゃあそっちにいきましょ。」
僕と咲耶は会場の一番奥にスペースをみつけ、そこでパーティーの始まりを待つことにした。
「皆様、今日はようこそお越し下さいました!」
待つこと数分、会場の中央に置いてある台に男が一人昇ってそう言った。
「では早速、皆様のドレスを披露していただきましょう!」
パーティーの始まりだ。僕たちは案内係の指示に従って席につき、おいしい料理を少しずつ口に運びながら中央の台に注目した。
「・・・え、もしかして僕たちも昇るの?」
参加者が一人ずつ、一組ずつ台にあがってくるっと身体をまわしてみせる。その様子から察するに、どうやらいずれ僕もああしなければならないようだ。とんでもないところに来てしまった、僕は料理の味も忘れて後悔した。
「お兄様、大丈夫よ! お兄様は絶対カッコいいから!」
僕の沈んでゆく様子を察してか、咲耶が慰めの言葉をかけてくれる。そうだ、そうだった。今ここには咲耶がいるんじゃないか。僕は兄として咲耶以上にしっかりしたところを見せてやろうとテーブルの下にかくれていた拳に人知れず力を込めた。
・
「フフフ、お兄様ってばあんなに緊張して。おかしかったわよ。」
やっぱり僕は素人だ。舞台に上がった途端、頭の中が真っ白になってしまった。反面、咲耶は僕と一緒に上がれて大満足だったようで、撮ってもらった写真ができあがるのを今から楽しみにしている。
「では、皆様ごゆるりとお楽しみください!」
最後のペアが終わってすぐのことだった。突然会場の電灯が全て消え、微妙な明るさをした赤色の証明だけが点いた。光は弱く、会場の隅の方など全く見えない。僕と咲耶はこれから何が始まるのか、という期待を胸にその場に立っていた。すると側から、何やら尋常じゃない声が聞こえ始めた。
「あ・・・ん」
「はぁ、はぁ、いいのぉ・・・」
「もっと、もっとぉ!」
更にはくちゅ、くちゅといった音が聞こえて来るのだから間違いない。今、暗闇の中で多くのペアがセックスをはじめているのだ。
「さ、咲耶・・・?」
僕は辺りを見まわした後、咲耶の顔へと視線を移した。しかし暗過ぎて、なんとか輪郭が確認できる程度だった。
「お兄様、あの・・・」
咲耶がしどろもどろといった口調で僕に話しかける。その間も、辺りからはいやらしい声と音が聞こえていた。
「咲耶・・・そうだったんだね!」
「お、お兄様!?」
僕は側にいた咲耶を思いきり抱き寄せた。そして髪を指で払い、あらわになった耳元で囁いてやる。
「咲耶、こうしたかったんだね。」
「ち、違う、違うのお兄様!」
咲耶は僕とセックスがしたくてこのパーティーに参加したのだろう。兄と妹なんて、普通ならできはしない。だけど、ひとたびこんな状況に巻き込まれてしまえばしてしまう、それが所詮兄と妹も男と女である証だった。
「違うの、お兄様! 私、こんなパーティーだなんて全然知らなかったの!」
咲耶が可愛い抵抗をみせる。僕は早く咲耶を安心させてやろうと、先程あらわになった耳元から頬を添って首へと舌を這わせていった。
「うっ、お、お兄様・・・やめ・・・!」
咲耶の身体は何か香水でもかかっているのだろうか、とてもいい香りがした。僕はその香りを追いかけるように、咲耶の服の中へと鼻を押しつけた。いっそう濃い香りが僕の嗅覚を刺激しる。
「いいにおいだ、咲耶・・・」
「はなしてっ、はなしてお兄様!」
このまま咲耶の胸を貪りたい衝動にかられたが、あまり力いっぱいにやるとせっかくの咲耶のドレスが破れてしまうかもしれない。僕は咲耶の胸を諦め、かわりに一番おいしいところに集中することにした。
「や、やめて! ダメぇ!」
僕は素早くしゃがみ込み、咲耶のスカートの中に潜り込んだ。スカートの中はいっそう暗くなっていたが、眼もかなり慣れて来たところだ。近づいてみれば、咲耶のパンティの柄もよくわかる。しかも、咲耶のパンティを紐をほどけば簡単にはずすことのできるものだった。
「咲耶、僕が脱がし易いようなパンティを履いてきてくれたんだね。」
「違う! 違うのおにいさ・・・あぁっ!」
するるっと紐をとき、さっそく咲耶の股間にかぶりつく。さっきから心臓がバクバク鳴っている。女のコのココにしゃぶりつくのがこんなに興奮するなんて――僕は更なる興奮を求め、一心不乱に口を動かした。あまりの勢いに、僕のよだれが口から溢れ頬を伝ってゆく。
「あっ・・・ああん、ヌルヌルしてる・・・やだぁ・・・」
咲耶が脚を閉じて抵抗しようとする。しかし両脚の間には既に僕の顔がはさまっており、咲耶の抵抗は僕にとって逆に気持ちよかった。咲耶の軟らかいふとももが僕の両の頬を圧迫するのだ。
「咲耶・・・積極的だね、んむ・・・」
僕は舌を伸ばせるだけ伸ばし、咲耶の股間のあらゆる場所を舐めまわした。同時に両手で咲耶のふとももをさすりまわす。そうしてる内に、僕は咲耶が特に反応する個所をみつけた。
「あっ、あっ、ああっ!」
ソコに舌を押し付けたり、こすってみたりすると、咲耶は何倍にもいやらしい声を漏らしてくれた。もっと聴いてやろう・――そう思い、僕はソコだけを舌で舐めまわす。
「だめ、そこ・・・はっ、だめ・・・なのぉ!」
ぐちゅぐちゅという音に合わせるように咲耶が吐息を漏らす。咲耶の股間は、すっかり僕の唾液まみれになってしまった。鼻をつくニオイだスカートの中にたちこめる。
「もう、我慢できないよ!」
僕は急いでズボンを脱ぐと、ビンビンになったチOポをとりだした。そしてそれを握り締めこすりながら、なお咲耶の脚の間を舐め続ける。
「はあ、はあ、咲耶、おいしい・・・よっ!」
「いやぁ、もう、もう、やめてぇ・・・」
心臓の音に呼応するように、チOポを握る僕の手も急速に加速してゆく。さすがに自分でするだけあってか、更には咲耶の股間をオカズにしてか、はやくも絶頂が僕に襲いかかって来た。
「はあー、はあー、イ、イクっ!」
どびん、どびん、どびんっ!
あまりに勢い良く跳んだ精液が、咲耶のスカートの裏側に付着する。ただスカートの裏につけておくのも勿体無い。僕は射精を終えるとスカートを掴み、付着している精液を咲耶の脚になすりつけてやった。
「ひっ!? お兄様、何をつけたの!?」
「これから咲耶の中に入れるものだよ。」
僕はスカートに残った精液を上手に指ですくうと、それを咲耶のおまんこの入り口に塗りたくった。唇に口紅を塗るのは調度こんな感じだろうか。まもなく白く濁った液体で丸い円ができあがった。
「よし、あとは入れるだけだな。」
「入れる・・・!? お、お兄様!?」
僕は咲耶のお尻を掴み、その指先で咲耶のおまんこを広げながら身体を起こした。そしてチOポをゆっくりと上昇させる。周りの参加者も、たった今チOポを肉の海に沈めたようだ。
ぎゅぅっ
またも咲耶が可愛い抵抗をみせる。両のふとももで僕のチOポを挟み込んでいるのだ。しかしそれがやはり気持ちよく、僕は狭くなった肉の間にチOポを進めていった。
「あっ、あぁっ、お兄様・・・!」
チOポのさきっちょがヌルリとしたものにあたった。おそらく僕の唾液か、精液だ。いつのまにか僕のチOポをしめつけていたふとももの肉が、ヌルヌルした肉にかわっている。その肉の責めは、ふともものものより数段気持ちがいい。
「いああぁぁ!」
咲耶が身体をビクンと跳ねさせた。同時に、チOポに何やら熱いものがからみつく。液体のような、そうでないような不思議な熱さは、僕をますます興奮させていった。
「すごいよ、はあ、咲耶! チOポがとっても熱くて! 咲耶が何か、熱いの、出してくれたんだね?」
「うっ、ううっ、やめ・・・て・・・」
咲耶が眼に涙をたくさん溜めながら僕に訴える。僕はそれに
「まかせて。」
とだけ答え、周りがやっているような感じで下半身を揺らしはじめた。
「はあ、はあ、咲耶、熱いよ、とっても!」
「痛い、痛・・・いっ!」
軽くステップを踏む感じで腰を上に突き上げる。僕が脚をびんと伸ばして突き上げるので、咲耶の身体はすっかり宙に浮いてしまっていた。
「お兄、様・・・おろして・・・ひぐぅっ!」
僕の両手とチOポで下半身だけを支えられた咲耶が、僕の肩にしがみ付きながら訴える。
「もうちょっとだよ、もうちょっとで終わるから、今度は横になってしよう!」
僕は早く咲耶を楽な姿勢にしてやろうと、一気に加速した。咲耶のチOポを咥えるにはまだ狭い膣が僕のチOポを執拗にしめつける。
「はあ、はあ、はあ! で、出るよっ、咲耶ぁ―――!!!」
「い、いやああああああああ!」
どくん、どくん、どくん、どくん、どくん・・・
僕の精液は確実に咲耶の中へと注ぎ込まれていった。まさしく大満足、という奴だ。しかし僕はそれで終わることなく、咲耶を床に寝かしつけると再び挿入を開始した。
・
「咲耶、待ってくれよ、咲耶!」
会場を出るやいなや、咲耶はすたすたと僕を置いて歩き出した。そして僕の呼びかけに振り返ることなく敵意を剥き出しにして
「うるさい!」
と一言だけ言い放った。その時、僕は自分が誤解していたことに初めて気付いたのだ。
「さ、咲耶、その・・・あ、何か、美味しいものでも奢ろうか?」
何もかも既に遅すぎた。咲耶は僕という存在から一刻も早く離れようとするかのごとく、走って行ってしまった。
「あ・・・どうしよう・・・・」
僕はこれから数日に渡って、言い訳を考えるのだった。
・・・クスス! 作戦成功デス☆ 咲耶ちゃんを兄チャマから遠ざける為に
パーティーをすりかえるなんて、四葉ってば天才♪
・・・でも、智兄チャマの最後の謝り方は最低デス・・・
やっぱり四葉の兄チャマは陽兄チャマだけかなぁ? きゃゥ
陽兄チャマのトコにマーボードウフ食べに行こぉ〜っと! クスゥ
八重歯がキラリと光る四葉ちゃんでした♪