「智鈴、今日もたくさん可愛がってあげるからねぇ〜、ぐふっ。」
暗闇の中瞳を妖しく光らせたその男は、床に這いつくばっている全裸の女性を見下ろしてそう言った。その声と目線に女性、いや、女の子といった方がしっくりくる年齢である彼女は身を震わせた。男の手が伸び、その女の子、智鈴の身体に少し触れただけで、智鈴はまるで電気ショックでも与えられたかのように身体をびくつかせた。
「何を怖がっているんだぁ〜い? はっはっはっは。」
わざとらしく語尾を延ばしながら、男が智鈴に顔を近づける。
「ひっ! こ、来ないで!」
顔をそむけ、下を向く智鈴。その顎をガシリと掴み、男は智鈴の顔を上に向けた。
「智鈴ぅ〜、今日は音楽の授業をしてあげよう〜ぐふっ。」
智鈴の両足には重い分銅がついており、彼女は思うように動けない。更に連日続いている過激な陵辱行為、例えば縄で強く縛られたりしていたので、彼女の身体は激しく傷つき、それもまた動かぬ身体に拍車をかけていた。
「智鈴ぅ〜、良い子でいれば、先生、怒ったりしないからねぇ〜? ぐふっ。」
男は赤いランドセルを持ち出し、智鈴に背負うよう命令した。もうじき中学生になるといえどもまだ小学生である智鈴は、ランドセルをつけること自体に抵抗はなかった。だが、全裸で背負うのにはさすがに戸惑った。しかも、これから兄である男が智鈴の身体を授業といって辱めるのは明白だったのである。
「つ、つけました・・・。」
それでも、智鈴はランドセルを背負った。智鈴は既に、目の前にいる男、兄に絶大な恐怖を感じていた。ランドセルを背負い、身体を小刻みに震えさせながら次の命令を待つ智鈴。その姿に満足したのか、男はニヤッと怪しい笑みを浮かべ、自分の股間を智鈴の顔におしつけた。彼も既に全裸だ。
「今日はたて笛の練習をしようねぇ、ぐふっ。」
兄のペニスをくわえろ、ということだ。智鈴はこれまで受けた兄の陵辱から、たて笛の意図を瞬時に理解した。また、汚らしいペニスに舌をつける・・・。智鈴の中に嫌悪の情が生まれる。だが、逆らえばもっと非道いことをされる。逆らった罰として、既に智鈴の後ろの穴はズタズタだった。智鈴は覚悟をきめて、自分の口にふくむには多少大きいペニスをくわえこんだ。
「ぐふっ。涙を流すほどコレが美味しいのか〜い?」
言うまでもなく、涙は陵辱に対する絶望と悲しみによるものである。勿論男もそんなことはわかっていたが、あえてそう言って智鈴を追いつめる。
「こらこら、たて笛といっただろう? ちゃんと吹かなきゃだめじゃないかぁ〜い。」
男は静かにそう言いながら、智鈴の口からペニスを引き抜き、彼女の頭を手のひらで激しくぶった。
バシィィン!
「うう・・・」
智鈴が痛みをこらえながらも、再びペニスを咥えなおす。そして命令通り、ふーっ、ふーっと息を引き込もうとした。唇とペニスの隙間に唾液の泡をつくりながら、智鈴の息が男の股間に当たる。
「うう〜ん、いいよ いいよぉ〜、ぐふっ。」
男は満足げにそう言うと、腰を激しく動かし始めた。
「ほぅら、智鈴ぅ。動くたて笛なんて初めてで、楽しいだろぅ〜?」
左右にあまりに大きく動くので、智鈴の顔もまた、左右に大きく動かされ、翻弄される。それでも必死になって智鈴は男のペニスを離さなかった。離せばまた、ぶたれるのだ。
「さあ〜、四つん這いになって後ろを向きなさい〜、ぐふっ。」
新しい命令が出たので、智鈴はようやくペニスから口を離すことができた。大きく息を吐き出し、休憩しようとする。だがそんな暇を与えるものかと、男が智鈴の頬を強くてのひらで打った。
バチィィン!
大きな音が部屋中に響く。智鈴は嗚咽をもらしながらも命令通り、四つん這いになって尻を男に向けた。
「なんだい、智鈴ぅ〜。全然濡れていないじゃないかぁ〜い。」
まだ、性的な刺激よりも痛みの方が圧倒的に強い証であった。更に陵辱による恐怖が大きすぎて、「感じる」間などないのだ。男は今もなおブルブルと恐怖に震える智鈴に、挿入を開始するのだった。
「! い、痛い! 痛い!」
小学生のヴァギナに、大学生のペニスはあまりにも太すぎた。一昨日も、昨日も挿入で開いてしまった傷口が再び開き、血が流れ出す。
「いけないなあ、こぉんなにちっちゃいからいけないんだよぅ。僕がもっと、広げてあげようねぇ〜。」
そう言って、いきなり腰を激しく動かし出す。
「痛い! 痛い! 痛い!」
智鈴は痛がるばかりだ。まだ満足に愛液も出ておらず、すべりがよくなっている訳でもない。だが、痛みが伝わるのは智鈴だけではなかった。
「ぐっ! こ、この! この! 痛いじゃないか! ちゃんと濡らせよ!」
智鈴に怒鳴り散らしながら、両手で激しく智鈴の尻を叩く。すぐにも智鈴の尻は真っ赤になった。
「痛い! 痛い〜!」
ヴァギナが痛いのか、尻が痛いのか。とにかく智鈴は力いっぱい「痛い」と叫んだ。男はなるべく自分のペニスに痛みが伝わってこないように動きを制限し、ひたすらに腰を動かしてペニスをシゴく。
「うっ! はあっ!」
ビクッ、と男の身体が震え、男が忽然の笑みを浮かべる。智鈴の膣でイッたのだ。
「ぐふっ、ぐふっ、ぐふっ・・・さあ、次の授業は体育だね、お外に出るよ。ぐふっ。」
息をきらしながら、男は智鈴を引っ張って外に出ようとした。その時だった。
バアン!
男が部屋の扉の鍵をはずした瞬間、勢い良く扉が開いた。そして秘密の教室の外部から幾人もの警官が侵入し、男と智鈴をとりかこんだ。
「川内智彦! 脅迫、および強姦の罪で逮捕だ!」
男――智彦の顔に焦りの色が見えはじめる。そうか、ばれてしまったか。智彦はそう思い、ふっきれたように笑った。
「わはははは!」
警官たちに囲まれながらも、声高らかに笑う智彦。警官たちがゴクン、と息を呑む。そして、智彦は智鈴の身体を抱えたまま、脅迫用に置いてあった鋭いナイフで智鈴の、そして自分の首をかっきった!勢い良く血が吹き出す。
ブシュウウウ!
「ふっ・・・ふっふっふ。今度は誰にも、邪魔されないぞぅ、ぐふっ。」
魔人は息絶えた。
地獄では今もなお、智彦の智鈴への陵辱は続いているという・・・。