逢瀬の秋寺田龍彦様

 茜色の夕日に照らされた山々は、紅や黄色の錦に彩られ、見る者すべてを魅せると思われるほどの美しく幻想的な秋を織りなしていた。風が吹くたびに、紅と黄色の波がさらさらとうねっている。秋鳥の鳴き声が、この明美な秋の空間に、忙しなく響き渡っていた。

 僕は、鄙びた温泉宿の一室から、その光景をぼんやりと眺めていた。

 今日、この鄙びた田舎の温泉宿へやってきたのは、『兄君さまと一緒に温泉に行きたいですっ!』という春歌の熱烈な要望に応えたからだ。本当は、日帰り旅行にするつもりだった‥‥。しかし、ここへ来るまでに利用したケーブルカーが故障してしまい、どうやら明日までケーブルカーは復旧することはないらしく、仕方なく、ここに逗留しなければならなくなった。

 僕は、椅子の背もたれに深々ともたれ掛ると、ふうと静かに溜め息をついた。すると、部屋で髪の手入れをしていた春歌が、僕に声をかけてきた。

「うふふふっ‥‥兄君さま‥‥本当にホレボレとするほど綺麗な秋の景色ですわ」

 黄色い浴衣に身を包んだ春歌は、僕の傍へやって来ると、僕の膝に片腕を乗せ、僕に寄りかかるように床に座った。春歌の少し濡れた漆黒の髪が、夕日に照らされ、煌めいている。春歌は、何か香水でもつけているのか、ほんのりと甘い香りがした。

「うん‥‥そうだね、とっても綺麗だね」

「‥‥でも、少し妬けてしまいます‥‥兄君さまを見惚れさすなんて‥‥」

 春歌は、そう言って、軽く頬を膨らませた。その仕草が、なんとなく可愛らしかった。

「ふっ‥‥春歌ちゃんは、この景色に負けないくらい可愛いよ」

 僕が、そう言うと、春歌の頬は紅葉のように真っ赤に染まった。

「まあ‥‥兄君さまからそう言っていただけるなんて‥‥ワタクシ‥‥とってもとっても嬉しいですわ‥‥ポッ」

 春歌は、目を閉じて僕の膝に頭をのせた。僕は、膝の上にある春歌の頭を髪を梳くようにして撫でた。春歌の髪は、僕の手からさらさらと流れるようにすり抜けた。

「‥‥‥‥ワタクシ‥‥とっても嬉しいです‥‥兄君さまのおかげで‥‥温泉にも入ることができましたし‥‥この様に美しい日本の秋が見ることができて‥‥‥」

「‥‥よかった。僕は、春歌ちゃんが喜んでくれて嬉しいよ」

 しばらくの間、静寂に包まれた部屋の中で、春歌は気持ちよさげに頭を撫でられていたが、突然、僕を見上げるように頭を上げると、真剣な表情をして僕に言った。

「‥‥‥‥兄君さま‥‥‥お茶は、如何ですか?」

「うん?‥‥そうだね‥‥‥貰おうかな」

「‥‥わかりましたわ。うふふふっ‥‥‥ワタクシ、お茶を淹れるのが得意なんです‥‥兄君さまのために、とっておきのお茶を淹れますわ」

 春歌は、すっと立ち上がると、嬉しそうにテーブルの方へ向い、手際よくお茶の準備を始めた。僕は、再び窓の方へと視線をやった。太陽が今にも山に隠れそうなほど傾き、辺りには夜の帳が降り始めていた。

 春歌は、ボンヤリと外を眺める僕に話し掛けてきた。

「うふふっ‥‥お茶の淹れ方は、ドイツのお祖母さまから教わりましたの‥‥」

「へぇ‥‥‥そうなんだ」

「ええ‥‥味の方も、お祖母さまが認めてくださったぐらいですから‥‥保証できますわ!」

 春歌は、とても嬉しそうな笑顔を浮かべて、湯気がゆらゆらとたちのぼる湯飲みを持ってやって来た。

「はい‥‥兄君さま、熱いから気をつけてください」

「ありがとう、春歌ちゃん」

 僕は礼を言いながら、春歌から湯飲みを受け取った。湯飲みから湧き立つ緑茶特有の爽やかな香りが、僕の嗅覚を刺激する。僕は、湯のみにむかって息を吹きかけて冷ましながら、お茶をすすった。

「ふぅふぅ‥‥ずずっ‥‥うんっ!とってもおいしいよ」

「ああ‥‥兄君さまに褒めて頂いて‥‥ワタクシ‥‥嬉しいですわ‥‥ポッ」

 僕は、春歌の笑顔を眺めながら、さらに湯飲みに口をつけていく。飲んでいく度に、身体の底から熱くなっていくような気がした。湯飲みの中身を覗くと、エメラルドを思わせる鮮やかで綺麗な緑色の液体が湯飲みの底に僅かに残っている。僕は、残りを一気に飲み干した。

「ふぅ‥‥とってもおいしかったよ、春歌ちゃん。‥‥ふぅ‥‥なんだか‥‥身体の奥底から温まったような気がするよ‥‥」

「‥‥うふふふっ‥‥全部飲み干して頂いて‥‥ワタクシ‥‥とっても嬉しいですわっ‥‥兄君さま‥‥湯飲みをお預かりします‥‥」

 なぜだか‥‥近くにいるはずの春歌の声が‥‥どこか遠くの方から聞えてくるように感じた。

「‥‥ふぅ‥‥うん?‥‥ああ‥‥ありがと」

 僕は、春歌に湯飲みを手渡そうと、湯飲みを持った手を春歌の方へ伸ばした。だが、その時、僕の身体が沸騰したように突然、熱くなり、脳が痺れるような感覚に襲われた。

ゴトン‥‥‥‥

 僕の手に握られていた湯飲みが滑り落ち、畳の上に落下して鈍い音をたてた。湯のみは、ころころと畳の上を転がっていく。

「??‥‥あ、あれ?」

「兄君さま‥‥‥どうか‥‥‥なさいましたか?」

 春歌は、小首を傾げて艶っぽく微笑んだ。

 その仕草を見た途端に、僕の心臓は、突然、外にその心音が漏れるかと思われるほどドクドクと脈打ち始めた。体中の血は、熱くなっていく。

 僕は、夢見るような心地の惚けた顔で春歌をしばらく眺めていた。春歌の可愛らしい顔を見ていると、先ほどから感じていた体の火照りは、ますます強くなっていく。火照りは身体だけでなく、僕の心にまで侵食し始めた。心が、その奥底から昂揚していくように感じる。

「くっ‥‥あ‥‥なんだろう‥‥ハァ‥‥ハァ‥‥コレは‥‥いったい?‥‥ハァ‥ハァ‥‥ハァ‥‥あつ‥‥熱い‥‥」

「うふふっ‥‥兄君さま‥‥どうかなさったんですか?‥‥とっても息が苦しそうですわ」

「ハァハァ‥‥いや‥‥なんだか‥‥ふぅふぅ‥‥よく‥‥わからないんだが‥‥ハァ‥ハァ‥‥身体が火照ったように‥‥熱くて‥‥ハァ‥ハァ‥‥部屋が‥‥暑いのかな?」

「いいえ‥‥部屋は暑くありませんわ。兄君さま、お熱でもあるのではないですか?」

 春歌は、僕の額に手を伸ばした。ひんやりとした手が僕の額に触れる。すると、脳髄を貫くような快感が僕の身体を走り、股間のモノがビクッと反応した。僕の股間のモノは、僕の意に反して、ムクムクと膨らんでいく。

「!?」

 僕は、慌てて春歌に気付かれないように手で股間を押さえた。

「少し‥‥熱いというぐらいですわ‥‥」

「‥‥ハァ‥‥そうか‥‥ハァ‥‥熱は‥‥ふぅ‥‥そんなに‥‥ないか‥‥」

「でも‥‥‥兄君さまの額に‥‥汗がいっぱいでてますわっ‥‥」

 春歌は、手で僕の額の汗を拭っていく。春歌の柔らかな手の感触に反応して、股間のモノはさらに膨らんでいく。僕は、股間の膨らみに気付かれまいと、必死で平静を装うとした。

「‥‥‥兄君さま‥‥‥とっても身体が苦しそうですわ‥‥‥特にココなんて」

 春歌はそう言って股間を押さえていた僕の手を優しく払いのけると、手で包み込むように僕の大きく膨らんだモノを掴んだ。

「!? は、春歌ちゃん、な、何を!?‥‥‥‥んふっ‥‥うぅぅ‥‥あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‥‥ッ‥‥ン‥ハァッ‥ハァハァ‥‥」

 浴衣の上から股間のモノに手を添えた春歌は、僕に妖しく微笑みかけると、そのまま上下に手を動かし、淫らな刺激を股間のモノに与え始めた。僕の思考を奪い去るような淫らな刺激が、脳髄を貫いた。僕の口から、喘ぎが洩れていく。春歌は、僕の喘ぎを聞くと、とても愉しそうな表情を浮かべて、さらに股間への刺激を強めていく。

 僕は、身体中の血が股間へと集中していくように感じた。

「春歌ちゃ‥‥ハァハァ‥‥さっきの‥‥お茶‥‥いったい‥‥何を‥‥っんはぁぁ‥‥」

「うふふっ‥‥何のことか‥‥わかりませんわ‥‥そんなことよりも‥‥まぁ‥‥大変ですわぁ‥‥兄君さま‥‥見てくださいまし‥‥兄君さまの‥‥どんどん熱く‥‥硬くなっていきますわ‥‥うふふっ‥‥ワタクシが‥‥鎮めてさしあげますわ‥‥」

 春歌は、僕の腰に巻いていた帯を手際よく解くと、スルリと抜き取った。帯を抜き取られた僕は、浴衣の前を全開にして、だらしなく椅子にもたれ掛かかる様な格好になる。僕のモノは、苦しそうに下着を突き破らん勢いにまで膨らんでいた。春歌は、人差し指でくすぐるように僕のモノの頂点を撫でた。

「っん‥くっ‥‥あああ‥‥ン‥ハァァァ‥‥」

 必死で喘ぎ声が漏れないよう耐えようするが、それは徒労に終わった。僕の口からは、打ち寄せる快感に溺れていく喘ぎ声がなさけないほど溢れてくる。春歌は、僕が喘ぐ度に、さらに僕への刺激を強めていく。

「うふふふっ‥‥これも‥‥邪魔ですわ‥‥」

 春歌は、僕の下着に手をかけた。

「ハァ‥ハァ‥ン‥ハァ‥ハァ‥‥それは‥‥ハァ‥‥駄目だ‥‥ハァ‥‥春歌ちゃ‥‥」

 春歌は、僕の制止を無視して、下着を一気に引き下ろした。その瞬間、僕の肉棒は勢い良く飛び出した。

 春歌は、飛び出した僕の肉棒を嬉しそうに眺めながら、肉棒の先を人差し指で可愛い花の花弁をなぞるように弄り始めた。

「っ‥‥んああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‥‥っ‥‥あふっ‥‥やめ‥‥んふっ‥‥あああぁぁぁぁぁぁぁぁ‥‥」

 春歌が弄る度に、肉棒はますます硬くなっていった。春歌は、さらに勃起した肉棒を愛しむように手で包み込むと、包んだ手で優しく上下にこすり始めた。

 春歌の手から淫猥な刺激が紡ぎ出される度に、脳髄がじわじわと侵食されるように腐っていく。

 僕の中で‥‥倫理が‥‥道徳が‥‥熱い奔流となって襲い掛かってくる快感によって、心の奥底へと、深い奈落の底へと押し流されていく。快楽という名の麻酔は、僕の理性を痺れさせ、正常な思考を奪い‥‥理性によって閉じ込められていた荒々しい牡の精神が開放する。

 春歌は、竿を刺激しながら、亀頭を舌の先でぺろぺろと舐めた。強烈な快感が、僕の身体を電流が走ったかのように駆け巡った。僕は思わず、背筋を弓なりにして激しい喘ぎを発した。

 くあああああ‥‥たまらネェ‥‥たまらネェ‥‥もっと‥もっと‥もっと‥欲しい‥‥‥春歌がァ‥‥。

 僕の心に潜む牡が封じられた檻の扉が開いた。僕の心は、ただ目の前にいる美しい雌に俺のモノをぶちこんでやりたい‥‥この可愛らしい雌のアソコに俺のペニスをぶち込んでやりたいという、どす黒い欲望の色に染まっていった。

「ハァ‥‥はぁ‥‥はぁ‥‥ハァ‥‥ハァ‥ハァ‥ハァ‥ハァ‥‥っ‥‥ウオォォォォォォォォ!!!!」

 俺は、獣のような咆哮をあげると、俺の肉棒をしゃぶっていた春歌の身体を畳の上に押し倒した。一瞬、虚をつかれて押し倒された春歌は、目を大きく開けて驚いた表情をした。俺は春歌の唇を奪うと、むしゃぶりつく様にしてその唇を、激しく貪欲に吸った。

「んぐっ‥‥んんんんんんんんん‥‥っ‥‥んふっ‥‥んんぁ‥‥んぁ‥‥」

 俺に唇を貪られた春歌は、苦しげな喘ぎ声をその愛らしい唇から漏らした。ピチャピチャと淫らな水音が、雌の喘ぎと共に宿の一室に響く。

 目を閉じて頬を赤く染めた春歌の切なげな表情は、俺の心をさらに熱く昂ぶらせ、もっと春歌を征服せよと、もっともっと春歌を俺の色に染めあげろと駆り立てる。俺は、自分の舌を春歌の口内に侵入させ、舌で春歌の口の中を犯していく。春歌も、俺の舌に自分の舌を絡ませ、お互いにお互いの舌を味わう。

「んんん‥‥んぁ‥‥んくっ‥‥んぁ‥‥‥‥んぁ‥‥‥‥んんんんんんん‥‥んふっ‥‥」

 春歌の唇から口を離すと、俺は息をきらしながら、春歌の腰に巻かれた帯に手をかけた。

「あっ‥‥‥兄君さま‥‥‥‥」

 春歌は、俺が帯を解きやすいように腰を少しあげた。俺は、春歌の背中に手をやり、帯の結び目を解くと、乱暴に帯を引き抜いた。春歌の浴衣の前がはだけ、春歌の雪のように真っ白な肢体が露わになる。浴衣の下には何もつけていなかった。

「ん〜〜?‥‥春歌は、エッチな子だなァ‥‥‥くくっ‥‥‥浴衣の下に何もつけてないなんて‥‥‥‥」

 俺は、春歌の細い首筋に両手を添えると、首筋から肩の辺りをゆっくりとなぞっていく。春歌の白く肌理(きめ)の細かい肌触りは、俺を十分に堪能させてくれた。一通り肌の感触を愉しむと、今度は、チュチュと音をたて、春歌の首筋へとキスの雨をふらせた。春歌が俺だけのモノである証明だといわんばかりに、卑猥なキスが刻印されていく。

「はぁ‥‥はぁ‥‥兄君さまが‥‥ワタクシを‥‥ワタクシを‥‥っ‥‥あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」

 首筋からゆっくりと春歌を侵略してきた俺の手は、次の獲物である春歌の白く柔らかな双丘を包み込む。俺に胸を掴まれた春歌は、喘ぎ声を上げながら背中を弓のように反らす。春歌の胸は、発育途上ではあるが、それでも十分に女性としての膨らみを感じさせる。手で揉む度に、柔らかな弾力のある柔らかな反応が返ってきた。

「んあぁぁ‥‥兄君さまぁぁぁぁぁぁ‥‥ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ‥‥っ‥‥んあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‥‥」

「‥‥くくっ‥‥春歌ァ‥‥‥‥こんないやらしいことされて‥‥‥悦んでるのかァ?‥‥そんな愉しそうな声をあげちゃって‥‥‥‥‥春歌は‥‥‥とってもいやらしい子だったんだなァ‥‥‥乳首も‥‥こんなにピンピンじゃないかァ‥‥くくっ‥‥」

 俺は、親指を使ってピンと尖らせた春歌の乳頭を責めた。尖った乳頭を親指で軽くはじき、押さえ、そしてくすぐるようにしてこねくり回す。すると、春歌の口から快感に満ちた一際大きな声が発せられた。

「ヒッ‥‥あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‥‥ああああっっ‥‥‥‥んんん‥‥ンハァアアアアアアア!!!!!!」

 春歌にとって、どうやら乳頭が敏感に感じるウィークポイントのようだ。

 春歌の顔には、いつもの凛とした色は見る影もなく、ただ快楽の海に溺れる雌の表情が浮かんでいた。半開きになったその可愛らしい口元からは、唾液が流れ、一筋の跡が作っていた。春歌は、いつもの春歌からは想像もつかないほど艶のある嬌声を出し続けている。

 ああ‥‥もっと‥‥もっと春歌の‥‥激しい喘ぎが聴きたいなァ‥‥。

 俺は、乳房の上にちょっとのった紅い実を口に含んだ。

「あっ‥‥っ‥‥‥んんん‥‥」

 春歌の敏感な紅い実が俺の口の中に含まれると、春歌は、身体を一瞬ビクッと大きく震わせた。

 俺は、口に含まれた春歌の紅い実を舌で突つき、その紅い実の輪郭を撫でるようにして刺激する。すると、春歌はその可愛らしい口から、これまでより激しい喘ぎを紡ぎ出した。

「あ、兄君さまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ‥‥んああああぁぁぁぁぁぁっ・・・わたくしぃぃぃぃ‥‥気持ちいぃぃぃぃぃぃぃぃっ‥‥‥んんんっ‥‥ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ‥‥」

 俺は、春歌の乳首を責めながら、手を春歌の下腹部へとやった。春歌のお臍の辺りからゆっくりとその肌に這わせ、その下の方へとじわじわと侵略する。淡い茂みに到着すると、まだまだ幼さを感じさせるその淡い茂みの感触を愉しむようにして、茂みをくすぐるようにして撫でる。

「っ‥‥‥ひゃうぅぅぅぅ‥‥‥んあぁぁぁぁぁ‥‥あっ‥あっ‥あっ‥‥んんん‥‥」

 股間への唐突な刺激に反応して、春歌は腰を軽く浮かせ気味で左右に軽く動かした。

 俺の手は、さらに春歌の淫裂へと進み、膣口を親指と中指で押し広げると、押し広げられた膣に指を差し込む。膣に差し込まれた指には、ヌルヌルとした液が纏わりついてきた。春歌の秘部は、俺のモノをいつでも迎える準備ができているというぐらいに濡れていた。

「‥‥ああ‥‥膣にぃぃぃぃ‥‥‥‥兄君さまの指がぁぁぁっ‥‥んんんんああああぁぁぁぁ‥‥‥兄君さまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ‥‥ワタクシぃぃぃ‥‥‥‥んふっ‥‥んんんん‥‥」

「‥‥ふっ‥‥‥春歌のココは‥‥もうビショビショだなァ‥‥まったく‥‥エッチな子に育ったものだァ‥‥」

 俺は、指を春歌の膣から引き抜くと、春歌の液でベトベトになった指を春歌の目の前に持っていく。

「見ろよ‥‥‥春歌‥‥‥ほうら‥‥春歌の液で俺の指がもうベトベトだぜェ‥‥‥春歌は、ホントにいやらしい子だなァ‥‥くくっ」

「っ‥‥ンハァ‥‥兄君さまぁぁぁ‥‥ワタクシは‥‥ワタクシは‥‥‥」

「くくっ‥‥春歌は、とってもいやらしい子なんだなァ?」

「ワタクシは‥‥はぁはぁ‥‥いやらしい子では‥‥ありませんわ‥‥はぁはぁ‥‥こ、これは‥‥その‥‥兄君さまが‥‥その‥‥ご寵愛して‥‥くださったためで‥‥いつもは‥‥このように‥‥淫らでは‥‥ありませんわっ‥‥んんん‥‥ンハァ‥‥‥」

「‥‥ふっ‥‥どうせ俺のことを想って‥‥いやらしいこと‥‥してきたんだろう?‥‥オナニーいっぱいしてたんじゃないか?‥‥くくっ‥‥‥春歌‥‥‥俺が、春歌をもっともっと淫らな女にしてやるぜェ‥‥」

 俺はニタリと口元を歪ませると、春歌の額に‥‥瞼に‥‥鼻先に‥‥頬に‥‥そして唇に口づけをしていった。

「んふっ‥‥んんん‥‥んぐっ‥んぐっ‥んぐっ‥‥んんんんんっ」

 再びお互いの舌を絡ませ合いながら、お互いの口内を味わう。ピチャピチャという音が、頭の中で木霊するように響く。俺は、手を再び春歌の股間へと伸ばすと、淫核の包皮を剥き撫で上げた。

「んぐッ‥んんんんんんんんんっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‥‥‥ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」

 突然の刺激に、春歌は口は半開きにさせて激しい嬌声を漏らした。俺は、さらに淫核への刺激を撫でるだけでなく、軽く摘んだり、指の動きを速めたりして、春歌への淫らな刺激を加えていく。

「んはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‥‥‥兄君さまぁぁぁぁぁぁぁぁ‥‥指がぁぁぁぁ‥‥んんんんんんん‥‥‥あああぁぁぁぁぁ‥‥‥いいぃぃぃぃぃぃぃぃぃですわぁぁぁぁ‥‥はぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 俺の指は、春歌の愛液でベトベトになっていく。俺は、春歌の耳元に顔をもっていき、春歌のマシュマロのように柔らかい耳たぶを軽く甘噛みしながら囁いた。

「‥‥春歌‥‥そろそろ‥‥春歌の膣に‥‥いれるぞ‥‥いいな‥‥」

 俺は、春歌の淫核への責めをやめると、屹立した肉棒を春歌の淫裂にそってあてがった。もう準備万端といった感じで膨張しきっている俺の肉棒が、春歌の柔らかな秘部に触れると、今すぐにでも春歌の膣内へとブチこんでこの肉を味わいたい衝動に駆られる。だが、必死でその衝動を押さえながら、上下に腰を動かし、肉棒に愛液を絡ませていた。

「っんん‥‥兄君さまぁぁ‥‥はぁはぁはぁ‥‥んんん‥‥はぁはぁぁぁぁぁ‥‥んふぅぅぅ‥‥」

「‥‥くっ‥‥‥春歌っ!‥‥そろそろ‥‥‥」

 俺の腰の動きが次第に速くなっていく。

「んはぁ‥‥‥んんんんん‥‥兄君さまぁぁぁぁぁ‥‥ワタクシにぃ‥‥兄君さまの‥‥ご寵愛を‥‥感じさせてくだいぃぃぃぃぃぃ‥‥‥ン‥‥ンハァ‥‥んんん‥‥」

 俺は、亀頭を淫裂にあてがうと腰を徐々に下ろしていく。しかし、春歌の幼い膣は狭く、肉棒を簡単に奥へは招いてくれなかった。春歌の膣は、肉棒をきつく締め上げて、俺の侵入を阻んでいる。

「‥‥ぐっ‥‥‥春歌っ‥‥‥全身の力を抜くんだ‥‥‥」

 春歌の頭に手を伸ばし、髪を梳きながら、頭を優しく撫でていった。

「ハァ‥ハァ‥‥兄君‥さ‥まぁぁ‥‥」

 しばらく春歌の頭を撫でていると、春歌の全身の緊張がほぐれ、膣の締め付けも少しづつ緩んできた。

「‥‥ふぅ‥‥春歌‥‥一気にいくぞ‥‥」

「はぁ‥‥はぁ‥‥は、はい‥‥兄君さま‥‥」

 俺は、ぐいと勢いをつけて子宮の奥まで貫いた。

「ヒグッ‥‥あああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

「春歌ァ‥‥俺の‥‥全部‥‥入ったぜェ‥‥」

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ‥‥ワタクシぃぃぃ‥‥ンハァ‥‥はぁぁ‥はぁ‥‥兄君‥さ‥まと‥‥一つにぃぃぃ‥‥あああっ‥‥‥‥んん‥‥」

「ああ‥‥春歌‥‥ガッチリ‥繋がってるぜぇ‥‥」

「ああ‥‥ワタクシ‥‥はぁ‥‥兄君さまと‥‥はぁぁぁ‥‥やっと‥やっと‥契りを‥結べましたわ‥‥っんん‥‥嬉しい‥‥ですわっ‥‥」

 処女だった証しが、春歌の淫裂からこぼれおちる。俺は、幸せそうな表情を浮かべる春歌の顔を撫でてやると、春歌の唇に口づけをした。

「‥‥んんっ‥んはぁ‥‥んんっ‥ンハァ‥ン‥ン‥‥ンンン‥‥ンハァ‥‥」

 繋がったままの状態で、しばらく互いの唇を貪欲に求め合う。

「春歌‥‥少し動くぞ‥‥」

「‥‥はぁはぁ‥‥はいぃ‥‥んはぁぁぁぁぁぁ」

 俺は、ゆっくりと膣の奥から肉棒を半分ほど抜き、再び奥へと突き上げる。

「んあぁっ‥‥っんはぁぁぁぁ‥‥兄君さまぁ‥ワタクシを‥感じて‥‥もっと‥‥もっと‥ワタクシを‥‥ご寵愛‥‥くださいぃぃぃ‥んんっ‥‥んはぁぁぁぁ」

 腰の動きは、次第に速いリズムを刻み始めた。頭の中は、ひたすら春歌を感じることだけでいっぱいとなっていた。

「ぐっ‥‥‥‥いいぞおぉ‥‥春歌っ!!‥‥この締め付け具合っ‥‥たまらんっ‥‥」

 さらに春歌を感じようとする腰の貪欲な動きは、もはや自分でも止められなくなっていた。俺は、ただひたすらに春歌を激しく責めたてる。肌と肌が、激しい音をたててぶつかり合う。

「ンハァ‥ンハァ‥ンハァ‥ンハァ‥ンハァ‥ンハァ‥ンハァ‥‥兄君さまぁ‥兄君さまぁ‥‥兄君さまぁぁぁぁぁぁ‥ワタクシ‥‥ワタクシぃぃ‥‥っんんん」

 春歌をさらに感じさせてやるため、ピンと尖らせた乳頭を口に含み、その先端を舌でくすぐった。

「っんはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!‥‥っんん‥‥あ、兄‥君‥さまああああああああああっ!」

 俺を呼びながら激しく喘ぐ嬌声が、部屋に響きわたる。俺は、乳頭の先端だけでなく、その輪郭をなぞり、音をたてながら少しきつめに吸いあげた。

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‥ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‥‥んあっ‥‥兄君さまあああああ‥ワタクシ‥もう‥何かぁぁ‥何かぁぁ‥何かがぁ‥‥きますぅぅぅぅ‥‥」

 春歌が一番敏感に感じる乳頭への責めで、春歌は達する寸前になっていた。

「くっ‥‥一緒に‥‥いくぞぉっ‥‥春歌ぁぁぁぁっ!」

「あああああああああっ!‥ンハッ‥ンハッ‥ンハッ‥ンンン‥‥きますぅ‥きますぅ‥‥き、きますぅぅぅぅぅっ!」

「春歌ぁっ‥‥!」

 頭の中が、真っ白になった。熱いものが、全身を駆け抜ける。俺は、子宮の奥深くまで肉棒を貫くと、精液を春歌の子宮に叩きつけた。爽快な快感が、俺の全身を包み込む。

「ンハァァァァァァァァァァァっ!兄君さまのぉぉぉ‥‥ンハァァァ‥‥熱いぃぃぃぃぃぃ」

「くっ‥‥‥はる‥か‥‥‥」

 春歌の膣内に射精し尽くし、肉棒を引き抜くと、春歌に覆い被さるように倒れこんだ。俺の頬に、柔らかな春歌の胸が当たった。俺は、肩で息をしながら、春歌の柔らかな胸の感触を頬擦りをした。

「‥兄君‥さま‥‥」

 春歌は僕の頭に手をのせると、幼子の頭を撫でるように僕の頭を撫でた。

「‥‥はぁ‥はぁ‥はぁ‥はぁ‥うっ‥‥‥うぅぅ‥‥‥あ、ああ‥‥春歌‥チャ‥ン?‥‥あ‥あ‥あ‥あああああ‥‥ぼ、僕は‥‥な、なんて‥‥なんてことを‥‥」

 春歌の柔らかい胸に抱かれた格好のままの僕の胸に、突然、強烈な罪悪感が到来した。

 僕は‥‥春歌を‥‥犯して‥‥しまった‥‥‥‥妹を‥‥嬲って‥‥犯した‥‥。

「うふふっ‥‥兄君さま‥‥どうされたのです?」

「ど、どうされたって‥‥ぼ、僕は‥春歌ちゃんを‥‥い、妹に‥‥あ‥あ‥あ‥あああああああああ‥‥な、なんてことを‥‥春歌ちゃんに‥‥」

 濃い霧がすっと晴れていくように、僕の頭がシャープになっていく。先ほどまでの行為が、僕の頭の中に鮮明に蘇ってきた。そして、今まで本能に押さえつけられていた僕の理性が、頭の中で激しい非難の声を上げ、僕の心を凍りつかせていく。

 お前は‥‥春歌を‥‥妹を愉しみながら犯していたんだぞ!なにをしているんだ‥‥お前は‥‥近親相姦を‥‥大悦びしながらやっていたんだぞ!!

 激しい自責の念で、頭はいっぱいになった。

「うふふふふっ‥‥兄君さま?‥‥どうして‥‥そのように震えてらっしゃるのですか?」

「どうして?‥‥それは‥‥その‥‥僕が‥‥春歌に‥‥大切な妹に‥‥‥こんなことをしてしまったから‥‥」

 春歌は、ニコリと微笑みかけると、僕の頬に手をあて、優しく愛しむように撫でた。

「兄君さまは‥‥ワタクシのこと‥‥お嫌いですか?」

 春歌は、そう言って僕の唇にそっと口づけをした‥‥。

 長い‥長い‥優しいキス。春歌の息が、僕の鼻をくすぐった。

 すぐに、春歌の唇から離れなければ‥‥。そう頭では分かっているのに、自分から唇を外すことは‥‥できなかった。

 僕の目と春歌の目が合った。春歌の瞳には嬉しそうに色を浮かんでいる。

 しばらくして、春歌が僕の唇から離れると、僕の唇を人差し指でなぞりながら、再び同じ問いを口にした。

「兄君さまは‥‥ワタクシのこと‥‥お嫌いですか?」

「えっ‥‥いや‥‥それは‥‥春歌ちゃんは‥‥好きだよ‥‥」

「では、ワタクシを‥‥愛せませんか?」

「えっ‥‥それは‥‥だから‥‥妹だし‥‥」

 僕が、返答に困って、しどろもどろになっていた。すると、春歌は、晴天のような明るい笑顔を浮かべていた春歌の顔は、次第に曇っていった。春歌の瞳は、どんどん潤んでいく。

「では‥‥兄君さまは‥‥ワタクシを‥‥愛しては下さらないの‥‥ですね?‥‥ぐすっ‥‥ぐすっ‥‥ワタクシの身体‥‥魅力‥‥ないのですね‥。ぐすっ‥‥もう、ワタクシ‥ワタクシ‥‥ぐすっ」

 僕は、突然、瞳を潤ませ始めた春歌に驚き、慌てて何か言おうとするが、適当な言葉がすぐに出てこず、うまく返答が出来ない。

「いや違うって‥‥春歌の身体は魅力的だよっ!‥‥って、そういうことをいいたいんじゃなくて‥‥‥だから‥‥ええっと‥‥何ていったらいいか‥‥僕は、春歌のことが大好きだって‥‥だから‥‥本当に‥本当に大切な妹だと想ってるから‥‥」

「ぐすっ‥ワタクシのこと‥‥ご寵愛してくださいますか?‥‥ぐすっ」

 半べそをかいた顔を向けられ‥‥僕は‥‥一瞬硬直して‥‥‥思わずコクリと頷いてしまった。

「本当ですかっ!!!!‥‥ワタクシ‥‥ワタクシ‥‥嬉しいですわっ!!!!!!」

 春歌は、潤ませていた瞳をパッと明るい輝きの色に変えると、僕に深いキスをした。

「んんんっ!んんんんっ!!んんんんんんっ!!!」

 春歌は、唇を離すと、猫が甘えるように僕の胸に頭を擦り付けた。

「兄君さま‥‥‥愛があれば‥‥すべて問題なしですわっ!‥‥うふふふっ‥‥」

「も、問題なしって‥‥もしもし‥‥春歌ちゃん?‥‥‥あれ?‥‥そういえば、僕は春歌ちゃんの淹れてくれたお茶を飲んで‥‥それから‥‥」

 春歌は、僕の胸から顔をあげ、小悪魔のような悪戯っぽい表情を浮かべると僕に言った。

「うふふふふふっ‥‥あれは‥‥自分の心に正直になるお茶‥‥。そして‥‥これが、その素ですわっ!」

 春歌は、テーブルの下にあった小さな小瓶を手に取ると、小さな錠剤のような形をした緑色の塊を取り出した。春歌はその緑色の塊を僕に見せると、自分の舌にのせ、そのまま僕に口づけをしてきた。

「んんんんんんっ!?」

 僕は慌てて唇を閉じようとしたが、春歌の舌が先に僕の口内に侵入してきた。僕の口の中で、先ほどの緑色の塊が唾液と混じり合って溶け出し、何やら形容しがたい味が僕の舌を刺激した。

「んぐっ!?」

「んんんっ‥‥んはぁ‥‥さあ‥‥兄君さま‥‥言葉で愛を確認したところですし‥‥今度は‥‥再び‥‥身体で愛を深める番ですわっ!」

「んんんはぁ‥‥は、春‥歌‥ちゃ‥ん‥‥‥うっ‥‥ううぅ‥‥」

 僕の股間のモノが再びムクムクと起き上がり始めた。春歌は、やさしく僕の肉棒を撫で上げる。

「兄君さま‥‥‥秋の夜は‥‥‥まだまだ長いですわっ‥‥‥時間はたっぷり‥‥うふふふふっ‥‥‥」

 霞んでいく僕の視界の中で、瞳を妖しく潤ませた妹がぞっとするほど艶っぽく微笑んでいた‥‥‥。

 




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