寝ている妹を

「おい、真由。寝ちゃったのか? おいってば……」

 コタツに入ったまま眠ってしまった妹に呼びかけながら何度か軽く身体を揺さぶったが、真由が目を覚ます様子はない。コタツの上には、まだ飲みかけのオレンジジュースがコップの3分の1ほど残っていた。

「……ホントに寝ちゃったみたいだな」

 そう呟くと、思わずごくりと口の中の唾を飲み込んだ。ちょうどおへその少し上くらいまでをコタツ布団からはみ出している妹の顔を覗き込む。3年くらい前から伸ばすようになった髪を耳の上辺りで束ねているが、倒れるようにして眠ってしまったので、2本のしっぽはカーペットに広がってしまっていた。澄んだ色で普段自分のことを見上げてくる愛くるしい大きな瞳はやや長い睫毛の瞼に隠されている。口はわずかに開いていて、耳を澄ますとすーすーと微かな寝息が聞こえてくる。間違いなく眠っているらしい。起こす真似はしたが、そんな簡単に起きてもらっては困る。今日のためにいろいろと準備をしてきたのだから。

 親父は東京に出張、学校の先生をしている母親は行事のスキー旅行に同行して二人とも今夜は帰って来ない。今夜一晩は妹の真由と二人っきりだ。こんな機会はそうそうない。そう思って準備したのだが、まさかインターネットで購入した怪しいクスリがホントに効くとは思わなかった。クスリの効き目がなくても、夜中真由が眠ってしまった後に妹の部屋に侵入するつもりだったが、その場合、途中で真由が目を覚ましてしまう危険があった。だが、クスリが効いているのなら、真由が途中で目を覚ますことは心配しなくてもいい。説明によると、クスリが効いたら少なくとも2,3時間はぐっすり眠ってしまうらしい。

「コタツなんかで寝てると、風邪ひいちゃうぞ……と」

 だが、万一の場合とやはりこれからすることに少しやましい気持ちがあるため、誤魔化すようにそう言って、真由のわきの間に腕を差し込むと、コタツの外へと小さな身体を引きずり出す。ぐっすり眠っているらしく、それでもまるで目を覚ますような様子はない。

「あっ…………」

 小さく声を漏らして自分の頬が少し熱くなったのを感じる。コタツから下半身を引き出したときにスカートが引っかかって捲れるかたちになって、ピンクの水玉模様のパンツが丸見えになっていた。おしっこをしたあと、ちゃんと綺麗に拭ききれていないのか、ほんのわずかにだがパンツの股間の部分が黄ばんでいるようにも見える。

ごくっ……

 再び唾を飲み込んだ音が、やけに大きく感じられた。

 ほんの数年前まで一緒に風呂に入って何度も真由の裸を見たことはあったが、あの頃とはまるで事情が違う。自分はまだ異性について強い興味は持っていなかったし、まして真由が女の子だということなど全く意識していなかった。それに、あまりよく覚えてはいないのだが、あの頃の真由はあそこにチ○チンが生えていないだけで女の子らしいところなどどこにもない、まだ完全にコドモの身体だった。

 友人から借りたエロ本で女性の裸の写真は何度か見たことがあるが、彼女もなくまだ実物は見たことがない。どうにかして写真なんかじゃなく本物を見てみたいと思ってきて、妹のことに気がついたのは少し前のことだった。真由が小さいのは今でも一緒で、背の順で並ぶとクラスで前から2,3番という位置にいるが、最近になってわずかだが胸が膨らみ始め、どこかしら女らしい感じになってきていた。

「……パ、パンツ見ただけで興奮してる場合じゃないよな」

 自分を鼓舞するように言って、真由の着ている黄色いトレーナーの裾に手をかけた。緊張のせいか、その手が少し震えてしまっている。だが、強いてその震えを無視してトレーナーをわきのところまで捲り上げた。その下に着ていたブラウスとアンダーシャツも、纏めて同じように捲り上げてしまう。すると、すべすべしたお腹と、まだブラジャーを着けていない微かな胸とが視界に飛び込んできた。

ごくんっ……

 みたび、大きく唾を飲み込む。綺麗だった。すぶすべした肌は、傷や染み一つない。わきまで捲り上げられた服のすぐ下はぱっと見ただけではわからないほどではあるがほんの少しだけ盛り上がっていて、その中心に薄いピンク色した小さな米粒のような乳首があった。

「あ、後は下も……」

 何度も飲み込むほどの唾を出していたにもかかわらず、そう言った口の中は無性に乾いていた。自分の身体を少し下にさげると、緊張と興奮で震えてしまう両手を太ももの方からスカートの中へと侵入させていく。間違っても爪でももを引っかいたりしてしまわないように注意しながら、人差し指と中指をパンツの腰ゴムに引っかけることに成功した。

するする……

 下ろすときも足を引っかいてしまわないよう慎重に、寝ている妹の下着をずり下ろしていく。膝の辺りまで下ろしたところで下着は丸まり絡まってしまった。

「……これが…………真由のあそこ…………」

 そこで手を離すと、下着に覆われた部分を見て感動にも似た思いで言葉が途切れ途切れになってしまった。妹のそこはエロ本なんかで見るのよりずっとシンプルで、美しく感じた。毛の1本も生えていないすべすべのなだらかな丘。その途中から1本の切れ込みが谷のようになって下の陰に消えていく。真由の足をもっと開かせればその陰の奥や、あるいは谷間を開いてその中覗き見ることもできるが、膝のところで絡まった下着が邪魔になってそこまではできなかった。

 だが、それでも十分すぎるほど煽情的な光景だった。まだ小学生の妹が本来隠すべきところが服がはだけて露わになって、かつ妹は寝たまま自分が今そんな格好をしていることに気づいてもいない。ズボンの下であそこが痛いほどに張り詰めていた。

「はぁっ……はぁっ……」

 荒い息を吐きながら、興奮で思うように動かない手でズボンのチャックをもどかしく外すと、トランクスもろとも膝の下までずり下げる。無垢なほどに綺麗な妹とは対照的に、完全には生え揃っていない陰毛がかえってみっともなさを感じさせる汚らしいものが外気に触れる。ひくひくと微かに揺れ動き、先端からはすでに雫が滲み始めていた。

「ま、真由…………!」

 何も犯そうというつもりはない。寝ている妹、それもまだ初潮を迎えたという話も聞かない小学生を無理矢理レイプするような気は最初から持っていない。

しゅっ、しゅっ……

 妹の裸を見ながら右手で筒の形を作り、いきり立ったチ○チンを包むと、慣れた手つきで前後に擦り上げる。本当はもっと真由の胸とかあそことかを触ってみたかったが、敏感なところを下手に弄ると何かの間違いで真由が目を覚ましてしまうかもしれない。今日のところは見るだけで我慢して自慰を続けた。

しゅっ、しゅしゅっ……

 目の前に本物の裸があるという事実、寝ている妹相手にこんなことをしているという背徳感が興奮を強め、いつになく早く射精の衝動が襲ってきた。チ○チンを扱く手が、ラストスパートに激しさを増す。

「うっ……真由、真由ッ!」

 妹の名を呼びながら、手の中でチ○チンが跳ねる。

びゅく、びゅくびゅくっ

 射精の瞬間、背筋が震えるほどの快感を覚えた。チ○チンの先から噴き出したどろどろした白い液体は、寝ていた妹の上に飛び散る。すべすべのお腹。割れ目のすぐ上。濃い白濁液が真由の身体の上にいくつもの白い斑点を作る。遠くまで飛んだ分は胸にまで届き、薄ピンクの乳首の上に白い膜が覆っていた。

「や、やばっ!」

 よく見ると、肌の上だけでなく、捲れたスカートやトレーナーにも白い飛沫が点々と付着していた。まだ先からどろりと残りの汁を溢れさせるチ○チンの先端をティッシュで拭うと、慌ててもう何枚かのティッシュを箱から引き出して妹の身体と服に飛び散った精液を拭いていった。急いで拭いたのだが、服に付いた精液は完全には取れず、どうしても濡れた痕が残ってしまう。もし真由がこの染みに気づいてしまったら……そう思うと、心臓が止まってしまいそうだった。

 

「……おい、真由! 真由、起きろってば!」

「ん…………んん…………? お兄……ちゃん……?」

 妹の肩を掴んで激しく左右に動かすと、さすがに目覚め始めたのか、寝言めいた声が上がる。さらに何度が強く揺さぶると、ようやく妹のまぶたがわずかに上がる。もちろん、自分も真由もとっくに服は元通りに直してある。

「コタツなんかで寝てたら風邪ひくぞ。眠いんだったらパジャマに着替えてベッドで寝なさい。脱いだ服は俺が洗濯機に放り込んでおいてやるから」

「うん…………わかった」

 まだ半分以上寝ぼけたような状態なのか、ふらふらとした足取りながらも真由は言われた通りに自分の部屋に向かう。何度も目を擦りながら妹は部屋に入ってドアをバタンと閉めた。そのまま着替えないで、あるいは着替えてすぐにベッドで再び寝てしまったら。そう思うと気が気ではなかった。それでもそう簡単に気づかれることはないと思うのだが、バレた時のことを考えるとやはり不安だ。だが、

「……じゃあ、お願い……お兄ちゃん」

 ガチャッと妹の部屋のドアが半分ほど開けられ、まだ眠そうな声と顔の真由がパジャマに着替えて、脱いだ服をこちらに差し出していた。寝ぼけてぼんやりしている間に着替えさせて、精液が付いた服を洗濯機にかけて洗ってしまう。その作戦はなんとか成功した。頭がよく働いていないために、精液の染みで微妙に湿ったところに気づかなかったようだった。

「ああ、おやすみ」

 そう言って真由の服を受け取ると、真由もおやすみの挨拶を返してまた部屋のドアを閉めた。多分、そのままベッドに戻ってまた寝るのだろう。もう夜も遅い時間だったが、朝になるまでに何があるかわからない。多少の近所迷惑は承知の上で、真由から受け取った服を洗濯機に入れると、そのまますぐにスイッチを入れた。


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