俺には妹がいる。
訳があって一緒に住んでは居ないけど、俺の事を慕ってくれる、とてもカワイイ妹だ。名前は・・・・・衛
「ふぅ、今日のメールは・・・おっ、衛からか」
そう言って兄はメールを読み始めた。
『ハァーイ、あにぃ!元気でやってる?今日ボクは友達とスキーに行ったんだよ、今は室内でスキーが出来るんだよ。って言ってもボクはスノボをやってたんだけどね、あにぃも一緒に来れば良かったのに・・・あにぃはスノボやったことある?やったことないならボクが教えてあげるよ!
あっ!そうだ!!今度の日曜日ボクと一緒に行こうよ。もし良かったら明日一緒に買い物に行こう。今ならとても安く売ってるんだ。 衛』
「スノボ・・・かぁ・・・衛と一緒に・・・」
最近の俺はどうにかしているらしい、いつもどんな時でも衛の事ばかり考えてしまう。学校の授業中でも、部活のときも、メシを食べているときでも、フロのときも・・・いつもいつも衛の事しか考える事しか出来ない。
「とりあえず、『いいよ、明日一緒に買い物に行こう』と返事しておいて・・・・・今日はもう寝るとするか」
一人でぼやきながらベッドに入る。
・・・30分後・・・
寝れない、寝ようとして目をつぶっても衛の笑顔が、その可愛い笑顔が映し出されてくる、まるで網膜に焼き付いているかのように、兄妹としてなんて見れない、見ることが出来ない、衛、衛、衛、こんなに苦しい思いをするならば、いっその事・・・
気がついたら朝だった。
「相当重症、だな・・・」
そう言って、ベッドから起きようとしたらその時急に横から声がした。
「うぅん・・・あっおはよぉ・・・あにぃ、何が重症なの?」
「うっわぁ!!ま、衛?」
イキナリの事に俺は情けない声を出してしまった。
「な、何でココにいるんだっ?」
寝起きのボサボサの頭、半開きの目で衛に問う。
「え?だってあにぃ、昨夜ボクにメールくれたでしょ?今日一緒に買い物に行こうって、だからボク、あにぃを起こしに来たんだ、だってあにぃいつも寝坊しちゃって遅刻ばかりするんだもん。」
確かに俺はだらしが無い、自分自身そう思う。いつも会う約束をしては遅刻ばかりしている。そんな俺を思ってか、衛は起こしに来てくれたのだ。
「・・・で、何で一緒に寝てるいるんだ?」
「そ、それは、あにぃまだ寝てたし、起すのも可哀想だったし・・・もう少しだけ寝かせておこうって思って、あにぃの寝顔見てたら一緒に寝ちゃって、」
少しオドオドした表情を見せながら説明する衛。
(とってもカワイイ!)
俺はそう思った。
衛、衛の表情の一つ一つが俺の心を、精神を刺激する。笑顔、泣き顔、困った顔、ふてくされた顔、この顔を俺のモノにしたい、未来永劫俺のそばに置いておきたい。出来るならばいっそ抱いてしまいたい・・・
・・・んっ・・・
「えっ?」
そっとやさしく口付けをしてやる、イキナリの事に衛は驚いたように後ずさりをしてしまった。
「えっ、えぇっ?あ、あにぃ?い、いきなり何するの?」
俺は答えようともせずに衛を押し倒そうとする。
「や、やぁ、なに?あにぃ、どうしたのあにぃ」
少し強引に衛をベッドに押し倒して、覆い被さるように抱きつく。
「・・・・・ボク・・・こんな事するあにぃ、ャだよぉ・・・」
いつも笑顔の耐えない衛の顔から、その目から大粒の涙が流れてくる。
(なにやってるんだ?オレ?これはオレがやっている・・・のか?あんなに可愛いと思っているあんなに愛しく思っている衛を、オレが泣かせている?)
「ひっく、ふえっ・・・えっく、」
覆い被さっていた体をどけて、泣きじゃくる衛の頬に手のひらを添えながら俺は言う。
「衛、俺は、俺はお前の事が大好きだっ!他の誰よりもお前の事が大好きだ。誰にも渡したくない・・・・」
俺は、今までの関係すら崩れてしまうかも知れない、という恐怖に怯えながらも衛に優しくそれでいて力強く言い放った。
少しの刻、時間にすれば一分も無いかもしれない程の短い時間、だけど俺と衛のあいだには一時間以上に思える沈黙の刻が過ぎた。
「あにぃ、・・・あにぃはボクの事が好き・・・なの?」
その刻を破ったのは衛だった。はっきりとした口調で衛が尋ねてくる。
「あにぃはボクの事が好きで、だから、だからこういう事がしたく・・・なったの?ボクと」
俺は自分でも驚くほどの速さで即答した。
「そうだっ!俺は衛の事が大好きだっ!学校でも、部活のときも、メシを食べているときも、フロのときも、寝るときでもっ!いつもいつも衛の事ばかり考えてるっ!・・・だから、だから衛とHな事もしたい、たとえ俺達が兄妹だとしても」
また俺達に沈黙が流れる。
「ボク、ボクもあにぃのこと大好きだよ。いつまでもあにぃと一緒に居たいし・・・・・あにぃと・・・Hな事もやってみたい・・・」
うつむきながら衛は話しを進めた。
「でも、でも、さっきのあにぃは・・・恐かった。別人みたいだった。いつもボクに優しく話し掛けてくれるあにぃじゃ無かったよ?だからボクとっても恐くて・・・」
「・・ゴメン、衛・・・・・・・ゴメン・・・」
俺は自分を殴りたくなった。情けなくて、欲望でしか動けない自分を殴りたくなった。
「でもあにぃ、ボクあにぃの事好きだから、本当に大好きだから、優しくしてくれるなら・・・・・・・・いいよ」
「衛・・・」
俺は、衛に口付けをして体を優しく抱きしめる、そして何度も何度も口付けを交わした。口付けの場所が唇から額へと移り、頬、首筋、鎖骨へと徐々に下がっていく、着ているYシャツを脱がせて、ブラを外す。そして未発達の胸へと辿り着く、衛のその胸をしっかりと見つめていると、
「・・・・・ハズカシイよ、・・・ボク、小さいよ・・・ね・・?」
ふと笑いがこみ上げてきた。
「ふふっ、確かに大きくは無いけど、とってもカワイイ」
「うぅぅ、ひどいよ、ボク気にしてるのにハッキリ言うなんて、」
衛はすねた顔を見せる。
「何言ってるんだよ。お前が聞いてきたんだろ?」
「そうだけど・・・『そんなこと無いよ』って言ってほしい・・・んあっン・・」
俺は衛が言いきる前にその小さな膨らみの先端の突起をかるく噛む。
「ごめん、感じやすいんだな、もうちょっと優しくするよ」
そう言いつつもその突起を噛むのを止めない、もう片方の突起は指で軽くつまんでやる。すると衛の体が、ビクッとは跳ねた。
「ふぁぁっぁ、あにぃ、あにぃぃ」
衛はとても気持ち良さそうに喘ぎ声をあげている。
「衛、俺も感じさせてくれないか?」
「え・・・う、うん、いいけど、でも、どうすればいいの?」
俺は衛の唇を指でなぞった。
「ここで」
してくれる?と目で問うと、衛は黙ってうなずいた。俺はベッドにあおむけになる。衛は背を向けて俺をまたいで、そっと、初めてみるであろう男モノに手をそえて、ゆっくりと顔を近づけた。
「指で溝の所を擦って、舌で舐めて」
「ウン・・・・・」
衛は俺の言うとおりにした。なまあたたかい唇がそこに触れた。
「ウ・・・・・・」
俺は思わずうめき声をあげてしまった。
「気持ちいいの?あにぃ」
「ん・・・・すげ、いい・・・・」
やっぱり初めての行為だ。テクニックは無い、でもフェラチオってどうやってするかより、誰がするかがポイントだと感じた。
衛の舌が、俺のモノのまわりを掃除するように這っている。もっと奥まで咥えて衛・・・・もっと・・・
「ンッ、グッ」
一生懸命にフェラチオする衛のお尻が、俺の目の前で上下していた。お尻の穴まで丸見えだ。俺はイタズラ心を起こしてそこをつついた。
「ヒャッ!」
衛はビックリして跳ねあがる。
「何するんだよぉ・・・ばかぁ・・・」
「ごめん。でも、もうこっちも大丈夫・・・かな?」
目の前にある衛の秘所に指を入れてみる。
「すごいな、もうトロトロじゃん」
衛の秘所から愛液が流れ出てくる。俺はそれを指ですくって衛に見せてやる。
「ゃだぁ、やめてよ、あにぃのバカぁ・・・」
衛は顔を真っ赤にして泣き出しそうになりながらうつむいている。
「もう、我慢できない、入れてもイイ?」
俺がそう訊ねると、衛は首を縦に振るった。
俺は限界まで膨れたモノを、衛の入り口にあてがう。入り口に触れただけで、衛は体を今までで一番大きく、ビクッと振るわせた。
「行くぞ」
ズプズプッ
「あぐぅぅっ、ンンッン・・・あっくぅっ」
「痛かったら、痛いって言えよ。」
ゆっくりと挿入していく、衛は少し苦しそうな声をあげる。俺は思いきって深く突いた。奥で抵抗している何かを押し破る感触があった。多分それは衛の処女膜だったんだろう。
「動いていいか?少しずつ気持ち良くなるから我慢して。」
俺は本能的な動きで腰を使い始める。
「あっ、あぁ、ぁん、あにぃ・・ンァッ・・・」
「気持ちいいだろ?ちょっとずつ、気持ち良くなるハズだ」
「う・・・・・うん・・・アッ、あっ、んんっ」
何度か深いところをえぐってやると、衛はだんだんリラックスした声をあげるようになった。よし、感じてる。
「衛」
俺は突き上げながら衛を呼んだ。いま、衛のすべては俺のものだ。
「あにぃ」
そして俺のすべては衛のものだった。
「ボク、ヘン・・・・体が、熱くて、浮いてきちゃいそうだよぉ・・・」
「イキそうなんだよ。衛、そのままもう少し我慢・・・していて」
息を荒くしながら返事をした。衛をさらによくするためにまた乳首をいじってやる。
「ああッ!だめぇ!あにぃ、それされるとボクもう、ダメになっちゃうぅ・・・・」
「いいよ。ダメになって」
俺はだんだん衛とシンクロしていく自分を感じた。
「あぁぁ・・・気持ちいい、ボク、気持ちいいよぉぉ」
衛は自分からお尻を振るった。もっと快感が欲しいんだ。俺は汗を流しながら腰を打ちこむ。
「だめ・・・・」
「イクときはイクって言うんだ」
「イク」
次の瞬間、それまでに無いすごいしめつけが俺をおそった。衛の内部が俺を奥まで飲みこもうとする。俺は衛の中に射精した。
衛を抱きしめてやる。お互いのぬくもりを直接肌で感じる。この世で一番大切な人のぬくもりを・・・
「あにぃ、とっても・・・あたたかい」
「ぜったいに離さないよ。衛」
もう一度強く、長く口付けを交わす。お互い抱き合い深い眠りについていった。