「とにかく俺、衛を探しにいってくるよ。」
「うん、お兄ちゃん早く追いかけてあげて。」
コトの始まりは朝、二人の妹が
「一緒に買い物に行こう」
と言ったから朝からずっと買い物に付き合わされていた。途中で可憐が
「お兄ちゃん、可憐ピアノの新しい楽譜が欲しい」
と言ったから、それにも付き合ったりしていたんだ。だけど、その買い物が終わると、今度は衛が、
「あにぃ、ボク新しいスノボのウェアが欲しいんだけど、」
って言い出して、俺が、
「去年買ったばかりだろ?ダメだダメ!」
その他にも、スケート靴だの、ジョギングシューズだの、イロイロな物をせがんで来るからつい言ってしまった・・・
「うるさいっ!そんなに欲しけりゃ自分で買え、自分で!!」
店内に響く大声で怒鳴ってしまった。
「ひどぃ・・・あにぃは、ボクの事がキライなんだ・・・うぅっ・・・」
そう言って、衛は泣きながら走って行ってしまった。
そのとき俺は、とても後悔した。
俺は衛の事がほかの何よりも大切に思っている。と言うより『妹』ではなく一人の女の子として見ている面もある。
《兄妹なのにかい?》
「・・・・・ウッサイ!作者はダマレ」
《ゴメンナサーーイ・・・》
何よりも大切な女の子なのに、怒鳴ってしまった。
(どこ行っちまったんだ、あいつ)
いつものマラソンコースにも、スポーツジムにも衛の姿はない。
(もしかしたら、もう家に帰っているのかも)
俺は、そう願いつつ自宅に戻った。
(靴がある・・・やっぱり先に帰っていたんだな・・・)
俺は、すぐに衛の部屋に向かう。
コンコン、ノック音だけが家に響く。
「おい、衛入るぞ、俺だ。」
返事がない・・・とりあえず入ってみる。いつもなら、
「あっ、あにぃ!なに?何か用?」
と明るい声が返ってくるのだが、電気すらついていない、衛はベッドにうつ伏せになって泣いている。
「ぅ・・・っく・・・・ひっく・・・」
さすがに妹とはいえ、女の涙には勝てない、そう思いながら衛に話し掛ける。
「衛・・・突然・・・怒鳴ってしまって俺が悪かったよ。」
心から謝る。しかし
「あにぃは、ボクより可憐ちゃんの方が・・・いいんだよ・・・ね?」
と問い掛けてくる。
「そっそんなことっ」
言い終わる前に、衛が抱きついていてきた。
「でもっ、ボクはあにぃの事が好きなんだっ!!もうワガママ言わないから、キライにならないでよ。」
衛は俺の胸で泣きながら、顔を上げて言ってきた。ショートカットの柔らかい髪、大きな瞳に長いまつげ。
震える唇が俺にすがるように開いて、俺はついついその唇に・・・・
(だぁぁぁぁぁぁっ!!)
ヤバい。今本能的にキスしそうになった。自分の取った行動に、ちょっと俺は愕然とした。衛は妹だぞ。だから今まで好きでもずっと我慢してきたのに。
でも・・・。
「あにぃ・・・」
今俺の腕の中で泣いている、ふかふかしている柔らかい女の子は、俺の事好きだといっているわけだし、だからヤリたくなってしまっても、それは男として当然の事だけど、人間として〜〜〜〜あぁぁぁ〜〜〜
「あにぃ・・・ボク、ボクッ」
うっ、そんな切なそうな目をされたら、かわいいって感じてしまう。ズキッって下半身が反応して・・・・
(えぇーーい、もうドウにでもなれぇぇ)
≪ぶちっ≫
何かがキレた・・
欲望に負けて、俺は衛の震える唇にそっと口づけていた。
「んっ・・・・・・・」
唇を重ねると衛が甘い息を漏らす。俺は舌を吸いながら華奢な体を抱きしめ、ベッドに押し倒した。
胸のボタンをはずすと、かすかに衛が反応する。
「あ・・・・・・・・・・」
「いいだろ?だめか?」
俺が訊くと、衛は小さく頷いた。そのままボタンを全部外していく。クリーム色のスポーツブラに包まれた丸いふくらみ。すぐに見たくて脱がすと、ふるふるっ、とこぼれ出たおっぱいが白くて綺麗だ。思わず唇を寄せる。
ちゅっ。
「あンッ・・・・・!」
細い声が響く。のけぞった首筋も細くて、そこにそっと口づけてからまた鎖骨、胸へと降りていく。
「ん、あ・・・・・・」
はあっ、と吐息をつく。こうして見ると、普段は男の子に見間違われる事もある衛も、本当にとてもカワイイ女の子だ。
形のいいおっぱいを揉みつつ、指の間に乳首を挟み込む。揉むのと一緒に、微妙な力をこめて転がしてやると、衛の身体がピクリと震えて硬直した。
「んくっ・・・・」
何かを堪えような顔をするから、逆におもしろくなって、小さな乳首を何度もこねてはつまむ。みるみるうちに勃ち上がってきて、ピンク色が濃くなるのに、そっと歯を立ててやる。
「あぁんっ・・・!!」
甘い悲鳴。ビクン、と大きく細い全身が揺れて柔らかな胸の感触が唇に触れる。ふくらみから突き出した、充血した乳首を舌で舐め上げ、甘噛みしながら、俺は指を衛の下半身に這わせた。
「んっ、くふ・・・・・」
「ここは、どうなってるかな」
そっとパンツに触れると、衛はわずかに見をすくめる。
「やだっ、あぁーー・・・」
「もしかして、もう濡れちゃってる?」
俺が耳元で囁くと、かわいらしい顔を朱色に染めて首を横に振った。俺は笑って、指を腿の付け根辺りから小さな布の中に潜り込ませる。
ちゅぷっ。
「・・・・・ウソツキ・・・」
俺がそう言うと、衛は、頬が真っ赤になって泣きそうな顔をして見せる。
「ほら、見てみな?衛のココ、もうこんなになってるよ。」
衛の、とっくに濡れたアソコから蜜をすくいだして、その指先を目の前でこすってみせた。愛液は少し甘酸っぱい匂いがして、粘ってかすかに糸を引く。
「俺におっぱいいじられてキスされて、感じたんだ」
「やっ・・・・・そ、そんなこといわないでよ・・・・」
衛は身体を細かく震わせている。
「こんなに感じてるんじゃ、これ邪魔だろ」
ぐいっ、とパンツを下げて無理矢理に足先から抜き取った。
「やぁっ!」
なにをしても衛は怯えるように、泣きそうに目を潤ませて俺を見る。襲われる小動物みたいな顔が俺を駆り立てる。ベッドの上で逃げたいのに逃げられない、丸いおっぱいを震わせた肌も露な姿。
「ダメだよ。逃げようったって」
手首を押さえつけ、身体中に歯を立ててやる。痕はつけない、でもかすかに痛みは伝わるくらいに。
「やっ、ひっ!・・・いたっ、痛いぃ・・・・・」
「暴れるときつく噛むよ」
低い声で言うと衛は身をよじるのを止めて全身を硬直させた。それでもコリコリに勃起した乳首は、痛みよりも快感が勝っていると言う証拠だ。
「衛は嘘つきだなぁ、ここをこんなにして、」
乳首をひねりつぶすようにすると、またひくひくと身体を揺らす。
「んっ、いたっ・・・・・・ンあぁ・・・・」
「痛いほうが感じるんだ。マゾなんじゃないの?衛」
太腿の奥のから何かが流れてベットを濡らした。それを見て、俺は鼻で笑ってやる。
「なんだよこれ。噛まれてアソコからよだれだらだら流してさ」
「んっ。や、違うよぉ・・・」
衛は本当に涙目で俺を見つめている。その目が仔鹿とか仔ウサギみたいで、とにかくどうにかしたくなる。
(どうしようかなぁ・・・・・)
俺は少し考えた。こんな顔するヤツを素直にベッドで抱いてなんてやらない。ぐいっ、と腕を掴んでベッドから引きずり降ろす。
「やっ、な、なにっ・・・あにぃっ!」
「いいから」
そのまま、もう充分に勃った俺のモノを突っ込もうかと思ったとき、ふっとあるものが目に入った。それは、コートなどを掛けるモノで先端がいい感じの太さだ。俺は少し考え込んで・・・・・・・使える!
「ココがさ、うずうずしてるんだろ?」
俺は指を衛の秘所に差し込んでくるりとかき混ぜた。
「ひっ・・・・・・」
「これならすぐ突っ込んでも大丈夫かな。でも、まずは・・・・これだ」
俺は充分に濡れた衛の秘所に、太い、コート掛けをぐいぐいとねじ込んでいく。
「いやっ、ひぃぃ・・・・ぃ、痛いよっ〜〜〜!!」
衛はベッドにすがりついて、とうとう目尻からはポロポロと涙をこぼした。
(あ、そうか・・・)
よく考えたら、衛はまだ処女だ。・・・・・酷いことしたかなと感じたが、涙を見た瞬間、優しくしてやろうなどという考えが吹き飛んだ。
衛は泣き顔がよく似合う。
一度引き抜いてやる。ずぼり、と鈍い音がして、衛の中から抜き出された太いモノには、うっすらと血がにじんでいる。
「ほら、見てみろよ」
目の前に衛の処女を奪ったモノを突きつけた。そこにまとわりついた、やや白濁色の粘膜と、薄赤い液体を見た瞬間、また衛の目から涙がこぼれた。
「これで無事、女になったわけだ」
「くっ・・・・・・・・・・」
恥辱で肩が震えている。
「あにぃ・・・ひどい・・・・・・・そんな、そんなもので・・・・」
「・・・じゃあ・・・」
俺は、爆発寸前のモノをズボンから取り出して言う
「こっちの方がいい?」
体液にぬるついた秘所に俺のモノを押付けると、衛の全身がビクッ、と緊張する。
「あっ・・・・・・!」
「やっぱり生身の方がいいか」
俺はそのまま腰を進め、ずぷずぷと肉棒を押し込んでいった。
「あっ、ンッ、ああぁっ」
衛のお尻が震えて、ややつま先立ちなった太腿が痙攣している。痛みと圧迫に緊張しながらも、衛の秘所は愛液に溢れ、俺のモノをどんどん呑み込んでいく。
「さっきまで処女だったのに、インランだなぁ、ぐしょぐしょで」
後ろから、張った尻肉の感触を楽しみつつ、俺は腰をうごめかした。衛の肉壁がひくひくと、おそらく衛の意思とは関係無しに痙攣し始めている。
「すごい、締まるよ衛」
「ンッ・・・・はっ、はぅ・・・・・あっ・・ンンッ!」
衛はだんだんと速まっていく俺のピストンを受け止めながら、快楽に酔っている様にも見えた。その証拠に、徐々に衛のお尻も俺の動きに合わせながら揺れ始めている。
「なんだ、衛も気持ちいいんだな?」
「やっ、う、あっ・・・・・ボ、ボク・・・・・・ンンッ・・・・!!」
俺は後ろから衛の胸を揉みつつ、激しく腰を使い始める。
「すごいひくひくしてきたよ・・・」
「あふっ、くぅ、ンンンッ、・・・・・あっ、だめだよぉ、そんなこと・・・・」
言葉とは裏腹に衛も激しい腰使いをしてくる。
「やっ、だめぇぇぇっ、そ、そんな、ボク、やだぁ、なにこれ・・・あにぃぃぃ」
「イキそう?衛」
俺は囁いて、乳首をこねつつ、奥の奥まで突っ込んでやる。衛の肉か絡みついてきて、気が遠くなるくらい気持ちいい。
「やだぁ、ボクもう、ボクもうイっちゃう、だめ!!」
初めての感覚に戸惑いながら、肉の誘惑に勝てずに衛が腰をうち振るう。
「イキなよ」
俺は入り口まで一度引き抜いた先端を、ぐぐっ、っと押し入れて、奥のほうにある、微妙に他と違う感触の場所をこねてやった。
「ああぁっ、だめぇぇっ、イ、イク、イっちゃうぅぅっっ!!」
衛がイクと同時に、俺も衛の中に欲望のままを吐き出してやった。
数日後
結構ひどい抱き方をしてしまって、衛はあの後さすがにすねたが、ずっと俺に好意を持っていたらしく、どうやらこうなって嬉しいようだ。
今度はもっと優しく抱くか、欲望のままに抱くか、俺の中の俺が激しく葛藤している。