「ふー、やっぱり萌えだなぁ」
そう言いながらプレイステーションのディスクを取り出す。世の中ではプレステ2だとか言っているが、金の無い貧乏学生の俺には縁の無い話だ。幸いプレイしたいゲームはプレステでも出来るのでプレステ2を買う必要も無い。俺はディスク2と書かれたソフトを取り出しセットする。スタートボタンを押すとゲームが再開された。今俺がプレイしているのは『シスタープリンセス(以後シスプリ)』12人の妹が現れイロイロと物語が進呈して行くというオカシナ恋愛ゲームだ。しかも妹と言っているにもかかわらず兄と一緒に住んでいない・・・このゲームはまず初めにマイシスターという一人の妹を決めてその妹と恋愛する・・・悪く言うなら『落とす』といったものである。ちなみに最初に決めたマイシスター以外の妹も落とすことは出来る。妹といえばゲームのプレイヤーの呼び方は一般的に『お兄ちゃん』であるが、このシスプリは12人全員のプレイヤーに対する呼び方が違うのだ。
俺が今落としにかかっているのは「衛」自分のことを「ボク」と呼んだり、イロイロなスポーツが好きでショートカットの髪やボーイッシュな外見から、男の子と間違われたりする事がある。プレイヤーの呼び方は『あにぃ』・・・かなり萌えだ。
俺はゲームの主人公として、このスポーツ好きの女の子と朝ジョギングに行ったりしている。ゲームも後半に差し掛かり、衛の兄に対する好感度が上がってくる。すると朝ジョギングをしていると衛が
「おはよ、あにぃ!あのね、今日はあにぃに大事なお願いがあるんだ!聞いてくれる?」
と問い掛けてきた。俺は心の中で(衛の願いなら何でも聞くぜ)と思いながらゲームをすすめる。
「あのね今日、お母さんたち知り合いの結婚式で出かけちゃうから、家に誰もいなくなるんだ!それでね、ボク一人じゃあ心配だから、あにぃに泊まりに来てもらいなさいって!!お母さんが言ってたの!」
ここでイキナリのお泊まりイベント発生!!しかしゲームの中の俺は少し愕いた様子でいるらしい、衛は両手の人差し指を合わせながら上目使いに
「だ、だめかなぁ?・・・」
と聞いてくる。その仕草に俺の精神は多大なるダメージを受けてしまう。・・・結局何だかんだで引き受けることになった。今日の夜の計画を走りながら話している。いっしょにテレビを見たり夜更かししたりなどの他愛無い会話だ。だがその会話に恐ろしい魔物が潜んでいた。
「あ、そうだ・・・・・あにぃ、ボク、今夜はあにぃと一緒のお布団で寝たいな、子供の頃みたいにさ・・・・・ダメ?」
グハッ(吐血)
俺は速攻で次の選択肢で『一緒に寝る』を選択した。
その後衛と別れて学校に行く・・・放課後になり衛の家に向かった。夜も更けパジャマに着替えることにした。だけど兄のパジャマが無い。
「ほら、あにぃ見てみて」
なんとそこには兄のパジャマを着た衛の姿が!!!
「あははは・・・・・あにぃのパジャマ、やっぱりスゴク大きいんだね、はら、こんなにブカブカだよ〜〜。あにぃ・・・・・ボク、今日はこのパジャマ借りてもいいかなぁ?このパジャマ気に入っちゃったんだ♪」
ゲフッ(吐血2)
衛が俺のパジャマを着ている。かなり大きめのサイズで衛の指が袖に見え隠れする。
(なぁんてこった!!このゲーム!プレイヤーの心を分っていやがる!!!!)
「ふーーーー・・・今日は取り合えずこの辺でセーブして終わりにしよう・・・このままだと萌死してしまう。(実際こんなカワイイ妹がいたらドウなんだろうな、妹だけど、妹だからこそ!みたいなモノがあるんだろうな)」
もし実際にこんなカワイイ妹がいたら・・・・・・・・
==========ここからは妄想です==========
〜純愛編〜
ガチャ
玄関のドアの開く音がする。衛が俺を起こしに来た。俺は家の事情で一人暮らしをしている。それでもまだ高校二年なので、学校行事でマラソン大会などがある。それを知った衛が、毎朝トレーニングをやろうと持ちかけてきたのでOKした。俺は朝が苦手ではないので、朝早く起きるのは大丈夫だ。だけど流石に走るタメに起きるというのはツライ、だから衛に家の合鍵を渡して起こしてもらうことにしている。目は覚めているのだけど、体が起きようとしない。結局目を瞑ってしまい、また眠った所を衛に起こされる。というのが普段どおりだ。今日もそのパターンだった。
衛が俺の部屋に入ってきて言う
「もぉ、あにぃったら、まだ寝てるの?早く着替えて行こうよぉ〜」
勿論それで起きるはずも無く、衛は未だ寝ている俺のベッドに腰掛けて、俺の頬などをつねって伸ばしたりする。いつもならそれで起きるのだが、今日は休日という事もあって、なかなか起きてマラソンに行く気がしない。一応目は覚めているので、衛に話し掛ける。
「なぁ、衛?今日は・・・・やめない?」
目を擦りながらそう言うと
「もぉ、なに言ってるの?一昨日もそんなこと言って走らなかったじゃない、あにぃ、そんなんじゃ体力がつかないぞ?ほら早く着替えて、いこっ!」
厳しく俺をせかす。俺は少し考えてこう言った。
「う〜ん、体力がつけばいいんだろ?じゃあさ今日は俺がいいことを教えてあげるよ♪」
そう言って衛の腕を掴むと、ベッドの中に引きずり込んだ。
「ちょっ、あにぃ、なにするんだよぉ」
「イイ事だよ、い・い・こ・と」
「んはぁっ!!」
俺はいきなり、衛の胸を揉んでやる。
「やっ、あに、やめてよっ」
衛の言葉に耳を向けず、未だ熟していない衛の果実を揉み続ける。ブラジャーは着けていないらしく、その果実からぷっくりと小さな突起が姿を見せた。Tシャツ越しなのでよく分らないが、確かに乳首が立ってきている。
「衛、未だブラしてないんだ?」
「う、う・・・ん」
俺の問いに顔を薄く赤らめながら答える。その顔がとてつもなく可愛く見えて、俺はたまらなくなってくる。
「確かに、ブラするほど大きくないもんな」
「・・・・・・・」
「でも、小さい方が感度がいいって言うし、俺はどちらかと言うと小さい方が好きだしな」
「小さい小さい、って何度も言わないでよぉ・・・酷いよあにぃ・・・」
傷ついたのか、衛は顔を背けながら言う。しかし兄が自分の胸を好きと言ってくれたのが嬉しいのか、怒っている様子は無い。俺は衛のいぢけた顔を見るのが好きらしい。
「ねぇ、あにぃ?コレって・・・スポーツ?」
「・・・欧米じゃな・・・」
「なら・・・イイや、いつもボクがイロイロ教えてあげてるんだから、今日はあにぃが、イロイロ教えて・・・ね♪」
衛は少し、子悪魔っぽい顔で笑っている。取り合えず俺は衛の上着を脱がせた。上半身は裸で、下半身はスパッツという、なんとも淫靡な姿だ。ゆっくりと衛の果実の突起・・・乳首を、片方は指で摘み、もう片方は舐めてやる。
「んっ、・・・はぁはぁ・・」
すると感じているのか、衛は甘い声を漏らした。今度は少し強めに摘んだり、噛んだりしてみる。
「んあっ!・・・く・・んっ・・・」
大きな声が部屋の中に響いた。片方の開いている手を衛の秘所に近づけてみる。多少身じろぎしたが、逃げはしない。スパッツの上から触ってみる。するとそこはまるで、おもらしでもしたかのように濡れていた。
「俺に、おっぱい揉まれて、噛まれて感じちゃった?」
「ち、違うよっ、違うもん・・・ボク・・・ボク・・・」
耳元で囁くと、その耳まで真っ赤にしながら否定した。
「違うの?・・・じゃぁ・・・コレなに?」
蜜のついた指を衛の目の前に突き出してみる。すると無口になって下を向いたまま、少し涙目になってしまっている。流石にそれ以上はかわいそうだから、軽くキスをして、肩から鎖骨、胸、ヘソのあたりまで舌を這わせる。
「ココ、いい?」
スパッツに手をかける。
「うん・・・いいよ」
ゆっくりと脱がしていくと、やはり恥かしいのか、手で股間を隠そうとする。俺はその手を取り、横に置いた。
「ダメだよ。しっかり見せてよ」
衛は、恥かしさの限界に来ている様で返事は無い。お構い無しに手を押さえつけ、全身をくまなく見てやる。そこには自分が愛しく思っている少女の裸体がある。それだけで俺は興奮していた。
十分に衛の体を鑑賞した後、顔を秘所に近づける。
チロリ
すでにトロトロに鎔けきっていたそれは、俺の舌を難なく受け入れる事が出来た。舌を出し入れするたびに衛の甘い声が部屋中に響き渡り、その声と同じリズムで、トロリトロリと蜜があふれ出てくる。
「ん・・・ぁんっ・・・・うぁぅ・・・・・んあっ!!」
指も使ってクリトリスを刺激すると、より一層大きい声が漏れてきた。それと同時に、衛の秘所からは蜜が溢れ出てくる。
「・・・もう、凄い事になってる。入れて・・・いい?」
一応そう訊ねてみるが、ここまで来てしまったら、例え拒まれようとやめる気は無い。しかしそんな俺の思いとは裏腹に、衛は俺の目をジッと見つめてコクンと頷いた。その表情が子犬のような、小動物のような感じで、俺は堪らなくなった。
衛の秘所に、俺の一物をあてがい、ゆっくりと挿入を始める。俺は自分のモノに全神経を集中して挿入感を感じる。衛も自分の秘所に全神経を集中していた。
「・・・・ッ!・・・」
声にならない衛の声がした。それは俺のモノがある程度突き進み、薄い皮みたいな物を破ったと同時に、衛が漏らした声だった。
その後自分のモノを根元まで押し込んだ。
「衛、俺のが、お前の中に入ってる・・・」
「うん、あにぃの・・・中で感じるよ」
「動くぞ」
「うん」
運動を開始する。衛にとっては、初めての行為なので、快感より痛みのほうが勝っているだろう。だけど、だんだん、少しずつ、ゆっくりと、感じ始めるハズだ。
「最初は痛いと思うけど、チョットずつ気持ち良くなるから」
「大丈夫・・・だよ・・・ボク、あにぃのなら・・・・・グゥッ・・・」
数分たつと、苦痛の声でしか無かったのが、だんだんと悦びの声へと変わっていった。
「んぁ・・はぁっ・・・・・・はぁっ・あぅぅっ・・・・・・んあぁあ・・・・」
リズムを変えて突いてやる。
「・・・あ・にぃ・・・ボク、なん・・だか・・・きもちイイ・・・よ?」
「衛、もう少しだから・・・もうスグ・・・・だから・・・」
そう言ってラストスパートをかける。今までより、より激しく動かして衛の中の感触を感じる。
「ま、もる・・・もう・・・・・・・クッ!・・・」
俺は衛の中に出していた。俺がイクと同時に衛の体がピクピクと小刻みに震える。どうやら俺と一緒にイってしまったらしい。
こうして俺たちは、初体験で一緒にイクという体験を果たした。結局体力が付いたかは分らないが、結構疲れたからイイとしよう・・・
「あにぃ、あしたも、特訓・・・・する?」
「エッ?いいのか?」
「ばかぁ・・・明日はマラソンだよ♪」
===========正気に返ります===========
続く・・・って言うか続ける!