昨年の夏のこと。
私は何気ないきっかけであるゲームを入手した。
『綾波育成計画』
当時、特に入れ込んでプレイ中のゲームもなく、このHPを開設して18禁小説を書くようになる前だったため、暇つぶし的な気持ちがあった。
その内容は、ネルフの一員であるプレイヤーの分身がファーストチルドレン・綾波レイの教育・生活管理のようなことをするらしい。要するに感情に乏しい少女1人を若い男が飼育するわけだ。
(どうせなら18禁で出せばよかったのに)
マニュアルを見ながらそう思った。戦闘や訓練のストレス解消を兼ねてあんなことやこんなことを感情を表に出さない少女に教え込んでいく。いいじゃないか。なんなら後半はサードチルドレンあたりとつがわせてみたりするのもおもしろい。
そんな妄想をしながら一通りマニュアルを読み終えた私は、とりあえず初回プレイを開始。もっとも、2回目があるかどうかはわからないが。
訓練を施したり、学校に通わせたり。原作に沿って時折現れる異形の天使と戦闘などもしてみたり。普通の育成・調教SLGをやる要領でとりあえず効率的な方法はわからないものの無難に進行。
ただ、その辺の調教系などとは要領が異なるコマンドが1つ。コミュニケーション能力を育てるためのメンタルケアコマンドで、レイの語彙を増やすことができるらしい。キーボードで入力後、表示される一覧の中からそれの種類(人名・書名・食べ物・薬・遊びなど)を選択し、さらにそれがどういったものか(おもしろい・おいしいなど)を次にその種類ごとに表示される別の一覧の中から選択する。
まあ、最初は一応真面目にやっていた。その辺の漫画や作者名、戦国武将や芸能人などを適当に入力していった。教えた言葉がその後のレイとの会話に出てくるため、キーボードを適当に押して意味不明の単語を入力するということは避けた。
だが、感情に乏しいレイのコミュニケーション能力を育てるには有用だったため、自然実行の回数が増えてくると、いい加減真面目に考えるのも面倒になってくる。
(…………よし!)
ゲーム中の時間が3ヶ月ほどたった頃、私はちょっとした悪戯心を起こした。
レイに単語を教える場面で、私はキーボードに「セックス」と打ち込んだ。私はそれを、「2人でする楽しい遊び」として少女に覚えさせた。軽い気持ちだった。私のこの行動が後に少女の生活をあんなにも淫らなものに変えてしまうなどとは、まだこのときは思いもよらなかった。
その後も、「フェラチオ」「パイズリ」「アナルセックス」「レイプ」「3P]「輪姦」などという「遊び」を、「バイブレーター」や「ピンクローター」「アナルビーズ」などの名前も次々と覚えさせるが、教える言葉の具体的な内容まではパラメーターの変化には影響しない。卑猥な言葉や官能小説家、エロゲーのタイトルなどをいくつも教えているにもかかわらず、レイは順調に人格を成長させていった。
ゲーム期間の折り返しも過ぎる頃にはレイの顔にも表情が浮かぶようになり、私とのコミュニケーションにも笑顔を見せ始めた。これも私の教育の賜物、などと自惚れていたのだが、その先にとんでもない事件が待ち受けていた。
会話の際に学校でのことも話し始めたのだが、その日のレイの発言に、私は仰天した。
曰く、「今日クラスのみんなと輪姦で遊んできた」らしい。しかもそれがいたくお気に召したらしい。それから堰を切ったようにレイの淫らな告白は続いた。連日のように喜々として学校での「フェラチオ」や「セックス」「パイズリ」等の性経験を語るレイ。
嗚呼、私の教育が間違っていたのだろうか。すっかり淫らな少女になってしまって。そう嘆きつつも私はレイの学校での生活ぶりを想像せずにはいられなかった。
ガラッ……
レイがドアを開けて教室に入って来た瞬間、教室の空気が一変する。女子たちは軽蔑や嫌悪の視線を、男子たちは好奇と欲望の眼差しをそれぞれ少女に集中させる。
レイも以前よりはよく学校に行くようにはなったが、それでも週に2回か3回程度。(私のスケジュール調整ではその程度が限度だった) この日はたまたま週末と通学以外のスケジュールが重なり、5日ぶりとなる登校だったために、やりたい盛りの少年たちの性欲は溜まりに溜まっている。
レイが自分の席に鞄を置くまでの時間すら待ちきれず、一部の男子たちがレイに近寄って声をかける。
「よお、優等生。今日も楽しく一緒に遊ぼやないか」
男子の声を聞くと、人と触れ合うことの楽しさを覚え始めたレイは微笑みを浮かべてそれに応じる。
始業前でそんなに時間はないため、急いで教室を出ると廊下を通って便所へと向かう。当然、男子たちが入って行くのは男子便所だが、レイはそれをさほど気にする様子もなく数人の男子たちに続いてその中に入る。
中では先に入った男子たちがすでにズボンの前を開けてそれぞれの一物を露出している。中にはすでに大人顔負けの威容を誇るモノもあるが、多くはやはりまだ少年らしいモノだった。
だがレイはそんな光景を見ても、もはやそれが日常と化していてなんら動じることなく微笑さえ浮かべて眼前にさらけ出された男子たちの一物に手を伸ばす。それも時間がないので1本ずつではなく、左右の手にそれぞれ別の一物を握り、2人まとめてその欲望を処理し始めた。
左右それぞれの一物をそれぞれ手で扱きながら交互に唇も使ってしていく。経験もなくまだ若い肉茎は甘美な刺激に対する抵抗力はなく、いくらもしないうちに放出を始める。
びゅっ、びゅびゅっ……
示し合わせたようにほぼ同時に射精を始めた2本の一物は、左右からレイの顔を白く汚していく。飛沫が制服にも飛んで染みを残すが、飛び散ったものを拭う暇も与えられず、交代した新しい一物がレイの前に差し出され、レイは素直にそれを再び口に含み始める。
何度かそれを繰り返して、ちょうど始業のチャイムが鳴るのに合わせるように、レイはそこにいた男子全員の精液を1回ずつ搾り取るのだ。
昼休み、放課後には屋上で輪姦劇が繰り広げられる。さらに人数を増した男子たちが制服を脱いだレイを取り囲み、次々と入れては出していく。そのために用いられる場所はあそこだけでなく、口や後ろの穴さえ男子の欲望を満たすために使われる。
狂宴が終わる頃にはレイの全身は綺麗な部分を探すのが難しいほどに精液に塗れてしまうだろう。
だが、それでも私によってそれらを楽しい遊びだと教えられたレイは自分の行為の淫らさに気づくことはない。
そんなレイの学校生活を思うと、私としては是非自分でもレイの教育結果を味わってみたいと思ったのだが、そんなコマンドは当然存在しない。歯がゆく思いながらも成す術もなく日は過ぎていった。
だが、天はそんな私を見捨てはしなかった(笑)
ある日のこと。私はレイのストレス解消に役立てるために、彼女を海へと連れ出した。どういう仕組みかはよく知らないが、オールシーズン海水浴が可能なためレイの水着姿を拝むこともできて一石二鳥の計画だった。
だが、それ以上のことは何も期待せずに行った海で、私は嬉しい誤算にあった。
なんとレイの方から
「いっしょにフェラチオして遊びたい」
と、言ってきたのだ。私が嫌などというはずはない。もちろんレイの意思を尊重した。
仁王立ちしたまま海パンを膝の下までずり下ろすと、私の前で膝立ちになったレイのちょうど顔の前に私のモノが露わになる。私のモノを見てレイはその目を輝かせたようにも見えた。
「んっ……」
両手で筒のような形を作ると幹の部分を丁寧に包み込み、中学生少女の唇が亀の頭にも似た剥き出しの先端部分にそっと口づける。
ずちゅっ……
そのまま小さく唇が開かれ、亀頭部分が熱い唾液の海に呑み込まれた。
「うっ……!」
私は思わず快感のうめきを洩らす。その肉体的な快感もさることながら、もう半年以上も自分が指導してきた少女にこんなことをさせているという思いが、背徳的な快感をかきたてる。
「じゅぷっ……んっ……じゅぶっ……んむっ…………」
さらに、亀頭が口の中に入ってからも、クラスメートにでも仕込まれたのか、中学生の少女とは到底思えない舌技で私をどんどん快感の高みへと押し上げていく。幹の方でも、輪を作った手を上下させ扱かれることで、強すぎず弱すぎず、絶妙の刺激がもたらされる。
「うっ……レイ……レイ…………!」
びゅっ、びゅるっ、びゅくっ……
そのあまりの快感に私はあっけなくイッてしまい、大量の濁液をレイの口中に迸らせた。
「んっ!? ……んんっ……」
突然の放出にレイは少し驚いたようだったが、唇は私のモノを離さず、私の出した汁を洩らさず口の中に受け止めていた。
ごくっ、ごくっ……
レイの喉が動き、少女が私の出したものを嚥下しているのがわかる。
「んっ……」
亀頭を咥えたまま口中に出された精液を全て飲み干したレイは、わずかに零した精液が唇の端から白い筋を描いたまま、どこか満足したような微笑のような表情を浮かべた。
レイのそんな表情を見ていると、一度放出したことで萎えかけていた一物に再び力が満ちていく。それをレイも感じたのだろう。何も言わずそのまま2回目の奉仕が開始された。
結局、日が傾くまで私とレイはそのまま淫らな遊戯に耽り続け、自分でもわからないほどの回数レイの中に自らの欲望を発射していた。その後も時折海に行っては、毎回のように私とレイは淫らな行為にいそしんでいた。
そして、唐突に終わりは訪れた。
それについては多くは語るまい。
ただ、レイはあれだけのことを私やクラスメートたちとしていながら、「性奴隷END」や「淫乱END」などにはならず、平凡な結末となってしまった。当然と言えば当然なのだが(笑)