その46

 

 

 

 

燃え上がった官能の炎が鎮まる間も与えられず、ふたたび愉悦の濁流に投げ込

まれた留璃子は、近くで狂態を凝視する親友の視線にも気付く事なく、情けな

い声を張り上げた。日頃は男と女の間の事を、全て知り尽したかのごとくに吹

聴する留璃子の牝の狂いを目の当たりにして、清美の手は自然と己の股間に伸

ばされていた。

(きもちいいの? そんなに、いいの? ねえ、留璃子? )

遂には堪え切れずに自慰に至った乙女の前で、留璃子は激しく身悶えて嬌声を

張り上げる。女を責める事に慣れた隆俊の手管の前で、快楽の炎に包まれて燃

え上がった女体は、どこまでも暴走して行くから、後は少年の突き上げに合わ

せて尻をうねらせ、わけのわからぬままに甘い悲鳴を部屋に響かせるばかりだ

「だめ… また、ああ… 助けて… いっちゃう… いくぅぅぅぅぅ… 」

ほどなく二度目の絶頂に駆け昇った留璃子は汗の浮き出た裸身を震わせて、躯

を弓なりに大きく仰け反らせる。親友の淫らなイキっぷりを見せつけられて、

傍らでオナニーに耽っていた清美も、軽いアクメに達していた。意識が朦朧と

成った留璃子は、ここから淫の地獄を垣間見る事に成る。立て続けに二度の絶

頂を極めさせられた茶髪の少女は、尚も責め手を緩めない少年の無尽蔵のスタ

ミナの前に、より深い脳乱へと陥って行く。彼は呆気にとられる清美を前に、

さらに留璃子を責め立てて、彼女を立て続けに何度も絶頂に追い上げてしまっ

た。

 

 

 

「またせたな、清美。さあ、こっちに来るんだ」

少年の地獄の様な責めの果てに大悶絶に陥り、白目を剥き唇の端から泡を噴い

た親友の惨状を目の当たりにして、清美は恐怖に駆られて、この部屋を逃げ出

したいと願っている。

だが、心の奥底に澱んでいた邪で淫媚な昂りが、彼女をこの場に留まらせてい

た。しかも、少年からの呼び掛けを受けた彼女は、理性が危険を知らせる警鐘

を打ち鳴らしているにも関わらず、まるで夢遊病患者の様におぼつかぬ足取り

ながら、ゆっくりとダブルベッドに近づいてしまう。

もう用済とばかりに、気死に至った茶髪の少女をベッドの端へと追いやった隆

俊は、茫然自失の様を見せる清美を抱き寄せると、さも当然とばかりに処女の

唇を奪い去る。

(あっ… アタシ、キスしているんだ… )

これが彼女にとってはファースト・キスだった。学園では硬派で通っている不

良少女は実像は臆病な奥手の乙女であり、留璃子と隆俊のセックスを見せつけ

られて、一時的に思考停止に陥っていた。

清美ほどの美少女であれば、言い寄る男子生徒は少なくは無かった。しかし、

複雑な家庭の事情から中学生活の後半にはグレ始めた彼女は、家庭不和の原因

と成った浮気症の父親への嫌悪感が高じて、これまで頑に異性との交流を避け

ている。

生来の異性に対する臆病さと処女故の躊躇いから、今日まで乙女であった清美

を見る隆俊の目には凶暴な光りが仄めいている。年上の愛人等と肉欲の限りを

尽すセックスを楽しんでいる少年であるが、彼にとって処女を喰らうのは初め

ての事だった。

美しい義理の叔母からは、処女では明らかに荷が重いと評されてはいたが、膨

れ上がった興奮が分別を駆逐している。そんな少年の気迫に気押されて、清美

はバスローブを毟り取られても逆らう様子も見せない。そのままベッドに連れ

込まれて、仰向けに寝転がったところで、ようやく彼女はすこしだけ己を取り

戻す。

「いっ… いや… いやよ」

少年の手が、物心付いてからは他の誰にも触らせた事が無い股間に伸ばされる

から、清美は眉を顰めて両手で彼の腕を捕まえて懸命に抗う態度を見せる。だ

が、彼の空いていた左手で乳房を愛撫された上に、唇を耳たぶに寄せられてし

ゃぶり付かれてしまうと、不思議な昂りに包まれた美処女の両手からは、魔法

を掛けられた様に力が抜けて行く。

焦ることもなく、耳たぶと胸元への愛撫を繰り返すうちに、清美の両手はすっ

かりと拘束力を失ってしまった。彼女の抵抗が下火に成ったのを良い事に、少

年は耳たぶから唇を離すと、こんどは胸元に顔を埋めて片方の乳首に吸い付い

た。

「あっ… そんな… 恥ずかしい… 」

くすぐったさと、仄かであるが妖しい快感に苛まれて、美しい処女の裸身がビ

クっと震える。舌先を器用に使い乳首を口の中で転がしてやれば、清美は捕ま

えていた少年の手を離すと、胸元に吸い付く彼の頭をかき抱く。

慌てる事は何も無い経験豊かな少年は、二つの乳房を唇と手で同時に双方とも

に愛撫を加え、交互に乳首を口にしてねちっこくしゃぶり回して清美に切ない

悲鳴を上げさせる。最初は押さえ込む様に彼の頭を抱えていた少女の腕からも

徐々に力が抜けてゆく。頃合を見計らった隆俊は、彼の愛撫により弛緩した清

美の様子を確かめてから、再び彼女の股間へと手を伸ばす。もう邪魔をする気

力を薙ぎ倒されている少女の抵抗も無く、彼の中指は濡れた秘裂へと達する。

「あっ… 」

小さく驚きの声を清美が上げたのは、彼の指が粘膜を押し退けて膣にもぐり込

で来たのを悟ったからだ。だが、執拗な胸元への愛撫により正常な判断力を失

っている少女は、自分が何をされているのかも、よく分かってはいない。朦朧

とした脳裏には、最前の留璃子の狂乱ぶりがプレイバックされている。

自分もああした牝の乱れを経験する事になるのか? と、思うと、強い牡を待

ち焦がれる様に女陰が潤いを増して行く。初めてのセックスに対する畏怖と、

親友が直前に見せた淫狂への憧れから、心は非常に不安定だが、既に躯は彼の

愛撫に応えて、初めて男根を受け入れる準備を整えている。

指での直接的な愛撫により、十分な潤いを得た事を確かめた少年は、いよいよ

初物喰いの時来たりとの思いを強める。彼は抗う気持ちが霧散した様子の乙女

の足元へと身を移して、留璃子に比べると細く引き締まった両脚をあっさりと

割り広げる。大股開きを曝した乙女の女陰は溢れた愛液に濡れ光る。

まるで誘われる様に少年は己の肉棒を彼女の秘裂へと寄せて行く。最初の瞬間

を予測して、その衝撃にそなえて固く目を閉じた処女の怯える姿すら、隆俊の

獣心を震わせる。しかしながら豊富な経験に基づき、相手が初物である事を忘

れぬ野獣は、気持ちの昂りとは対照的に慎重に亀頭を処女口へと埋めて行く。

「ひっ… ひぃぃぃぃぃぃぃぃ… 」

覚悟はしていたものの、やはり乙女にとっては荷の思い巨根が割り入ってくる

感触に、清美は裸身を強張らせて、哀しい声を張り上げた。しかし、ここで引

き返す事などはあり得ない少年は、手を添えた男根を左右に抉じりながら、潤

いは十分な女陰に亀頭を沈め込ませた。まだ先端の部分が呑み込まれただけな

のに、清美は躯が真っ二つに引き裂かれる様な錯覚に陥り、激痛に悩まされて

いる。

「だめ… 無理よ、おねがい、やめて! ああ、いたいの… 抜いてぇぇぇ… 」

 

 

 

 


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