桃原美希子 (6月28日(火)22時44分17秒)
またまたお久しぶりでございますになってしまいました。
一応書き終えてはいるのですけれど
まだちょっとラストに手直しが必要かなって思いますので
前編後編に分けました。
近頃女装活動がなかなかできなくて欲求が溜まっております。
アニトさまとのデートの日もますます遠くなりそうでございますぅ。
▽▽▽ 幸せのための3年計画 【前編】 ▽▽▽

誰が言ったのかは忘れてしまったけれど
日本は小中高校の学校教育が6・3・3年制だから
なにかをするには3年をサイクルにするといいのだそうなのだ。
たしかに3年は結果を出すにほどよい期間だとも思えるし、
そんなことはないと思えば反論はいくらでもできる。
だけどぼくの場合はけっこう当たっているような気がしている。
はじめてアナルに興味を持ったのは高校3年の春だった。
それまでのオナニーの仕方はたいてい
自室でズボンとパンツを膝まで下げて
コンビニで買ったエッチマンガ雑誌を見ながらチンポコをしごく、
というパターン化した単純なものだったのだ。
ところがあるとき男の子同士がお尻を刺激しあうという場面を見て、
なんだか異常に興奮したぼくは
好奇心から空いたもう片手をお尻のほうに廻してみた。
堅い蕾だった。
勇気を出して指先につばをつけてグリグリしてみたけれど
ほんの少し開いただけで押し戻された。
でもその行為がかつてない興奮になり、大量の精液が飛び散らせたのだ。
その後、お尻の穴は男も女も性感帯になることを知り、
快感は使うことで開発できるという知識も得た。
彼女はいないし、いてももちろんそんなことは頼めないため、
ボールペンからはじまって、スティック糊・ドライバーの柄・
ソーセージ・バナナ・こけし・ドリンクのビンなど
身近な道具を使ってオナニーの友にした。
といってもどれもすぐに挿入できたわけじゃない。
こういうときぼくは3年をめどに計画を立てるのだ。
大学に入り1人暮らしをするようになってからさらに研究?に熱心になり、
少しずつ慣らしながらの末に直径4センチのディルドゥが
すっぽり入るようになったのは1年のときの冬だった。
でもまだアナルの快感というよりは射精中心のオナニーではあった。
その頃には床に立てた吸盤付きのディルドゥの上に乗っかったり、
机の脚にガムテープで貼りつけたディルドゥに向けて
四つん這いでお尻を突き出し挿入したりと
一人二役で犯す側と犯される側を演じていた。
でもフィニッシュは結局チンポコをしごいて射精する。
それがあるとき……。
男の人に背後から犯されているような体位でお尻を動かしていると
……ん?、そこっ!、あっそこそこ!!、なにそれ?!
もうちょっと右、手前、そこそこ、そこをグリグリっ。
……と体内にあるディルドゥがぼくのポイントを刺激したのだ。
アナルオナニーをはじめてちょうど3年たったときだった。
ツボがわかると進展は早い。
ついにぼくはドライオルガスムスというものを体感した。
身体の芯に何かが生まれ、振動し、凝縮し、膨張し、爆発したように感じた。
少しの間失神していたようで、知らぬ間に射精していた。
さらに1年ほど前から一人二役のお芝居は大きく変化していて
雰囲気を盛り上げるためスカートや下着を通信販売で買い、
姿見用の大きな鏡に女装した下半身だけ映すようなこともはじめたのだ。
しばらくは自分はヘンタイなのかと悩んだけれど、
インターネットで調べて女装という世界があることを知った。
女の子の恰好をして女の子のようにイク人もいるらしい。
ならばぼくも完全女装を目指して化粧もしてみようと
メイク用品を一通り買い揃えてみたのだけれど……
なかなか上達しないまま大学を卒業してしまった。
しかも社会人1年目は忙しさに追われてほとんど女装をすることはなかった。
3年たっても化粧が上手にならなかったのは実践の頻度の問題だと思う。
当たり前のことだけれど、
時がすぎただけで自然と上手になるわけはないのだ。
それに大学時代に付き合った彼女があまり化粧をしない子だった。
静かに読書をしたり絵画鑑賞をすることの方を好み、
セックスの関係もあったけれど性に対して消極的な女の子。
身近にお手本があれば化粧の仕方もおぼえられたのかもしれない。
女装したぼくはときどき彼女のようにふるまってみた。
もしかしたらそれは、彼女にこんな女性になってもらいたいという
ぼくの願望の現われかもしれなかった。
静かに本を読む。でも中身はエロな小説だった。
絵画を観賞する。でもそのモデルは彼女自身で淫らなポーズしている。
おとなしい彼女はぼくの空想の中では娼婦だった。
でもたった年半で付き合いは終わった。
彼女の求めるものがぼくにはなかったからなのかもしれない。
前の彼女と別れた3年目の夏、言い方を変えると
社会人2年目に付き合いはじめた今の彼女とは合コンで知り合った。
同い年で、流行りのテレビゲームの話で盛り上がって2人で会う約束をした。
デートを重ねるうちに見た目は控えめながら
セックスには情熱的で好奇心も旺盛であることを知った。
仕事上では4年目でプロジェクトに参加させてもらえるようになった。
入社当時、上司から「5年間はみんなを見て学べ」と背中を叩かれたけれど
こないだは「よくがんばったな」と背中を叩いて誉めてくれた。
付き合いだして1年ほどしたとき彼女がある告白をした。
実は大学時代の先輩と月に1度か2度、
アニメのキャラクターになってコスプレイベントに参加しているというのだ。
ときどき会っている先輩がいることは知っていたし、
女の人ということで安心はしていたけれど
まさかそんな秘密があったなんて!!。
キャラクターは今もシリーズ化しているテレビゲームの主人公で、
いわば2人組の正義のヒロインものだった。
ぼくも知っているそのゲームは年齢制限はないけれど
三次元化するとなかなかセクシーな衣装になるはずだ。
見せてとお願いすると彼女もまんざらではないようで
彼女のマンションで決めのポーズまで交えて披露してくれた。
アニメだからこその華やなかデザインは、
身体の線もあらわなピッチピチの部分と
ヒラヒラフリフリと揺れる生地がキラキラ光って、
例えるならばフィギュアスケートの衣装のようだった。
実践で戦うとなったら夏なら汗で透けて裸同然、
冬ならば外へ出た数秒で風邪を引き、
その前にヒールの高いニーハイブーツのおかけで
走ろうとするならばとたんに転んで怪我をするかしそうだ。
でも可愛ければファンの女の子達はそんなことは気にしないのだ。
それに、ベッドの上で戦うだけなら支障はないわと彼女は言ったのだ。
そのままノリでぼくは悪役にされて、組み伏せられたのだった。
それがきっかけでコスプレセックスをときどきするようになって、
ぼくは上半身裸になってエロエロ怪人になったり、
彼女の私服を着て救出を待つ囚われのヒロインを演じたりした。
お尻を叩かれたりオモチャの手錠で拘束されたりするのは気持ちよかった。
必殺の急所攻撃と称してブーツで股間をぐりぐり踏まれたりしていると
ぼくの中のマゾ心が少しずつ大きくなっていく気がした。
もしかしたらアナルに興味を持ったり女装をしたりしたのは
誰かに支配されたり虐められたりしたかったからなのかもしれない。
ヒロインに、いや、彼女に犯されたい、そんな夢を見るようになった。
腰にディルドゥを装着した彼女が跪いたぼくの前に立つ。
ぼくはそれを悦んで咥える。
また、彼女はぼくの背後に回り、何度も何度も腰を突き上げる。
女の子のように喘ぎ、悶え、絶叫しながらぼくはイク。
でも現実のセックスではやっぱり最後は男のぼくが
攻撃的にならざるを得なかった。
男がタチで女がウケ。
ぼくは男で彼女は女。
ぼくも彼女もマゾっ気あり。
といってもこういう秘め事は他人には話せないし、
知られることすら恥ずかしい。

▽▽続きます▽▽




アニト (6月30日(木)23時32分21秒)
桃原美希子さん、こん○○は。
わたしの住む地方は6月だというのに異常な暑さです。
全国的にもそのようですね。
それでも夏は思いもよらぬ出来事や出会いがあったりして
実は待ち遠しくもあるのです。
さて、《女装活動》をしているのに
それでもまだ満足できないかのように活動している人がいます。
求めるものを定めていないからなのかもしれません。
《幸せのための3年計画》を考えるよう薦めてみるとしましょう。
夏同様、後編を楽しみにしていますね。




桃原美希子 (7月26日(火)22時03分58秒)
■アニトさま■
少し前にあるサイトへ写真を投稿したところ
うれしいお言葉をいただきまして
こうなると頭の中がお豆腐みたいなのものでできている
桃原といたしましては
(お豆腐でできているわけではありませんです、念のため)
調子に乗って女装魂に再び火がつきかかっているところ
なのでございます。
この物語を書いていて思ってのですけれど
3年化計画って、アニト様がよくおっしゃっていた
「継続は力なり」ということなのかもしれません。
▽▽▽ 幸せのための3年計画 【後編】 ▽▽▽
一方で先輩も含めた表舞台の活動であるコスプレイベントでも
大きな変化があった。
その仲間にぼくも加えてほしいというと彼女は喜んで賛成し、
パートナーである先輩の了解を得てくれたのだ。
本当は女装がいいのだけれどヒロインは2人組だし、
そもそも参加しているコスプレイベントは女装禁止だという。
男装はOKだけれど女装は禁止のイベントは多い。
ということでぼくは悪役キャラクターが割り当てられた。
ただ、そのキャラクターというのがアニメならでは誇張の仕方で
かなりへんてこりんでおかまっぽいのだ。
上半身はゴテゴテとパットの入ったヨロイ風ベストを着て
戦闘モード満載なのだけれど、
顔は歌舞伎風の隈取にイヤリングやブレスレットをつけ、
ホットパンツにぴったりタイツの下半身、
それにヒールのある乗馬ブーツを履いているだった。
これまた夏は暑いし冬は寒くて実践向きできない。
コスプレと女装、何がボーダーラインなのかよくわからなくなる。
ただ、メイクのおかげで素顔を晒す恥ずかしさはなくなり、
いつもの自分ではない姿で人前に出る興奮を味わえるうえに
ちょっと違うとはいえ化粧の仕方を勉強できる。
さらにぼくにとって喜ばしいのは先輩の存在だった。
女性2人組の設定としてよくあるまさに「先輩」であって、
背がすらっとしていてちょっと冷たくも見えるシャープな表情、
颯爽としていて頼りがいがあって……、
つまりは宝塚の男役みたいな人物像なわけだけれど、
生身の先輩もその通りの人なのだった。
彼女より2歳年上。
独身で、会社ではチーフマネージャーの肩書きを持つ。
プライベートのコスプレイベントでも運営の1人として活動し、
公私ともに彼女を支えてくれている存在のようだ。
ときどき2人の関係がうらやましくさえ感じるときがある。
でもまぁ付き合っているのはもちろんぼくの方だし、
彼女とはゆくゆくは一緒に暮らすつもりにもなっている。
つまり結婚だ。
それとなく匂わせると彼女は目を輝かせて喜びながら
一方でコスプレイベントの参加とか
先輩との付き合いとかが変わってしまわないかと
彼女はちょっぴり不安があるようだ。
「もうしばらく待って。大丈夫、きっとうまくいくよ」
ぼくには夢があった。
できれば結婚する人には女装の趣味を理解してもらいたい。
家の中だけでいいから女の子の恰好ができたり、
普通のセックスだけでなく、女装してレズみたいな絡みもしたいし、
SMっぽく虐めたり虐められたりしたい。
夫婦なんだからお互いの理解があればできないことではない。
現にそういうカップルはいるようだし。
彼女とならそういう生活ができそうな気がしていた。
問題はどのようにしてそういう方向へもって行くかだった。
だから少しずつ計画を進行させてきたつもりなのだ。
イベントに参加したりコスプレセックスをしたりもそのため。
彼女は女装を受け入れ、今では協力的ですらあるし、
SMプレイも徐々に取り入れてみるとそれほど拒否感はないようだ。
むしろぼくが考えるプランより進行が早いような気さえするほどだ。
そろそろ彼女に男役を頼んでもいい頃かもしれない。
そうすれば股間にディルドゥをつけてもらう理由もできる。
それができたら結婚を申し込もう。
あとすこしで3年計画の第一期が完了する。
第二期3年計画はぼくたち夫婦のご主人さまを見つけること。
だって2人ともマゾの夫婦じゃそのうちきっと満足できなくなる。
もちろん第一候補は先輩だ。
焦らず急がず少しずつそういう方向にもっていけば3年後にはきっと……。
▼  ▼  ▼
付き合いだしてちょうど1年目に
コスプレの趣味を告白したときはとても恥ずかしかった。
けれど思い通り彼は理解してくれた。
それどころか女装したりSMっぽいセックスも喜んでしてくれる。
最近2人で将来のことを口にするようになり、
私も彼とならうまくやっていけそうな気もしている。
でもお姉さまと離れたくはない。
女の人しか愛せないお姉さま。
女の子のように受身にもなれる彼。
いやらしいセックスのことばかり考えているマゾな私。
一番おさまりがいい未来図は、私と彼が結婚して、
お姉さまに私たちのご主人さまになっていただくこと。
私の誕生日は2月2日。
ということもあって「2」は私のナンバーという意識がある。
2年計画では、残り1年をめどに結婚。
それまでの間にお姉さまには彼を誘惑してもらう。
女装した彼なら大丈夫だとお姉さまは言った。
だから私は彼を女装させる。
お姉さまは彼をマゾに仕込む。
全部をひとまとめにして進行させるのではなく、
それぞれを2年のスパンで実行していき、
期間内に完了しなければそのつど修正していけばいい。
けどもしかしたらそんな長くはかからないかもしれない。
彼の笑顔を見ているとそんな気がする。

△△△おわり△△△




アニト (8月1日(月)23時36分14秒)
桃原美希子さん、こん○○は。
きっかけがなんであれ、
《頭の中が》なにでできていようと
《女装魂に再び火がつきかかっている》のは良いことです。
物語は、ふむふむ、皆それぞれにいろいろな思惑があるようです
登場人物だけでなく作者美希子さんも、
目標を持ち計画を立て努力してきたことをわたしは知っています。
美希子さんの笑顔を見ていると
美希子さんはきっと幸せになれるだろうと感じるのです。
次回作を楽しみにしています。

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