桃原美希子 (4月22日(水)16時20分50秒)
■アニトさま■
リクエストいただいておりました作話法ようやくできあがりました。
こんな感じでどうでございましょうか?
それと、「事故の波紋」から始めました連作短編、
なにを隠そう連作短編だったのでございまして
1つの出来事をきっかけに関連のなかった人たちが次々と結びいていく、
ただし本人たちはその結びつきを知らない
というような物語を書こうしたのですけれど
ちょっと行き詰まっておりますぅ〜。
寛大な御心で見守っていてくださいませ。
それはそうとここ1ヶ月の書き込みの多さってすごいです。
やっぱり「空想デート」はみなさまの心にあるのでございますね。
■太田智子さま■
はじめまして 桃原美希子といいます。
あれよあれよという間もないほど連続の書き込みで
「恥ずかしい告白」読みふけってしまっておりました。
ワタシもときどき公園などへ出かけることがあります。
でも女装をはじめてから今日まで一度も声をかけられたことはありません。
といいますか誰もいない場所でコソコソしているだけだからですけど。
出会いを期待している一方で出会いを怖がってます。
怖がってばかりいても何も進展しないのはわかっていますのに
怖がってばかりいるんです。
ですから体験談を読ませいていただくことは
ワタシにとって有意義な体験なのでございます。
これからもよろしくお願いします。
■紀香さま■
ホットパンツで「紀香のお出かけ日記」なのでございますかぁ。
ワタシはレディスのジーンズをときどき穿いて出かけております。
元々ぴったりしたサイズのシーンズなのですけれど
やっぱり女性の体型とは違うので
ウエスト部は少しゆるくて太股あたりはピッチピチ。
ホットパンツならそういうこともないかなと思ったりもしています。
■蒼井優子さま■
「続蒼い体験」を拝読いたしまして思ったのは
そういえばワタシはウエディングドレス物を
書いたことがあっただろうかということです。
女性が一生に一度だけ着る、着たいと願う衣装の最高峰。
純白で純真で純潔を身にまとって
男の人に育てられたらどんなだろうって空想しちゃいます。
■中里まなみさま■
まなみさまの物語世界は読んでて
ほんとにエッチだなあって感じちゃうのでございます。
思うに「見られたい欲求」「見られる恥ずかしさ」を書かれたら
女装世界ベスト3くらいにはいるんじゃないかと思うくらいです。
ワタシが知らないだけで他にもそういう方がいらっしゃるかもしませんので
あえて3本の指に入るというくらいにしておきました。
「3本の指が入る」じやありませんのでお間違えのないよう。
それでもって、新作待っておりましたぁ〜。
「秘密のラウンジ・アルバイト28歳・中里まなみ」
ほらやっぱり、エッチなのでございますぅ。
まなみさまの物語はこぼれそうでこぼれない、漏らしそうで漏らさない、
表面張力みたいっていう感じがしているのです。
◇◇◇ 隣りからの声 ◇◇◇

志望の大学に合格したことで故郷を離れ
今のアパートで1人暮らしを始めて1年がすぎた。
一応仕送りがあるものの交遊費の多くは自分で捻出せねばならず、
学業をおろそかにしない程度にアルバイトにも精を出してきた。
だからアパートは睡眠のために帰るだけの場所といった生活で
両隣りや近所にどんな人が住んでいるのかほとんど知らなかった。
もっとも入居前にはお隣さんが独身女性だったらどんなにいいだろう。
もしかしたら同じ大学に通う女の子で、挨拶から始まって
だんだんと親しくなってお互いの部屋を行き来する仲に……
なんてテレビドラマのような夢想をしないでもなかったけど。
アパートは一世代前の造りで元々学生や独身者対象の間取りであるせいか
独身男性が数年毎に入れ替わると紹介してくれた不動産屋が言っていた。
その言葉とおり女性は1人も住んでいないとわかって興味を失ったのだった。
  ▽ ▽ ▽
けれども今年になって状況はおおきく違ってきている。
見慣れた乱雑な部屋が天国でもあり秘密基地でもあるかのように感じる。
外出していると今日は来ているだろうかと気になってドキドキしてしまう。
それもこれも原因は右隣りの部屋なのだ。
隣人とは生活パターンが違いあまり顔を合わせたことはないけれど
身長はたしか僕より少し低いくらいの細身で30歳くらいの男性だ。
いつだったか近くに住む大家の奥さんにコンビニで出会い、
挨拶ついでに聞いたところ、
入居して3年になる独身のサラリーマンなのだと教えてくれた。
そういえばその人は毎朝決まった時間に
立て付けが悪くなったらしい玄関ドアをガシィンと響かせ出かけていく。
  ▽ ▽ ▽
昨年の大晦日に近いある日のこと。
世の習慣に習って狭い部屋ながら大掃除をしようと思い、
押入れに突っ込んだ物を全部出して整理をしているときだった。
建物の構造上か間取りの関係か、そこが隣りと一番近い部分なのだろう。
それともネズミの開けた穴があるのかもしれない。
ともかくお隣さんの声が聞こえたのだ。
しかも女の人の声が。
30歳独身サラリーマンのその部屋にいるはずもない女の人の声が。
  ▽ ▽ ▽
そうなると好奇心まで押入れの奥にしまいこんでおくことはできない。
ガラクタ類を半分ほど処分してスペースを作り
僕はしばしば押入れに居座ってガラスのコップを壁に押し当てるようになった。
と、男性のボソボソと響く低い声とはあきらかに違う高音の、
内容まではわからないものの女性の声が聞こえた。
つまり男女の会話だ。
まさかそれはテレビの音声で
急に難聴になってボリュームを上げるようになったというのではあるまい。
それとも突然芝居心に目覚めてどこかの劇団に入り
1人何役かでセリフの練習をしているわけでもあるまい。
一番現実的な可能性は付き合っている女性が部屋にいるということだと思うのだ。
  ▽ ▽ ▽
まーなんともうらやましいというかくやしい。
僕なんか高校時代に付き合っていた彼女とは卒業と同時に振られ、
華やかなはずのキャンバスでは
可愛い女の子の周りにはイケ面が群がり入り込む隙はなく、
ビル清掃のバイトはむさくるしいおじさんばかりだ。
彼女いない歴1年、今のところの欲求の解消は
パソコン内の2次元画像および動画が主なのだから。
  ▽ ▽ ▽
『盗み聞き』と言ってしまうと人聞きは悪いものの
自分以外の人が何かをする様子をこっそり聞くのはドキドキする。
対象が男性単体であってはなんの興味もわかないけれど
女性であったりカップルであれば何をしているのかと気になる。
現実に壁一枚隔てた隣りには男と女がいるのだ。
当然のごとく何かが起こらないはずはない。
女性の存在に気づいて数日後に聞いた声もアノときの声だった。
「……あふっあふっ……あっそこ………気持ちいい」
でなければ僕がこんなにも熱心になるはずがない。
今では生活雑貨店で手に入れたおもちゃの聴診器を耳に当てている。
  ▽ ▽ ▽
聞き耳を立てているうちにわかってきたお隣さんの生活パターンは
朝7時15分に家を出て帰宅するのはだいたい20時くらいということ。
休みは土・日曜のようだ。
これらは押入れに入らなくても玄関の開閉音でわかる。
部屋にいるときはとりおり掃除機の音がするくらいでだいたい静か。
もっとも普通に暮らしていて隣りの生活音が聞こえてくるアパートでは困る。
逆に言えば僕が出す生活音も隣り近所には聞こえていないのだろう。
古いとはいえこのアパートは最低限のプライバシーを確保できている。
ただ一ヶ所、この押入れを除いては。
  ▽ ▽ ▽
彼女はほとんど毎週末に訪れているようだった。
土曜日に僕がアルバイトを終えてアパートに戻ったときには
すでに来ていて、たいてい泊っていく。
部屋を出て行く玄関音がせず、
深夜1時2時にも喘ぎ声が聞こえるのだからそうなのだろうと思う。
日曜日は一日中出かけることもなく過ごすこともあるみたいだ。
もっとも僕だって彼女こそいないものの週末ずっと家にいるわけではないので
2人がどういう過ごし方をしているのかはよくわからないけど。
男性のように勢いよく玄関ドアを閉めることはないようだから
いつの間にか来て、いつの間にかいなくなるといった印象だ。
いつかチャンスがあれば彼女の姿を拝見しようと狙っているものの
もしかしたら警戒しているのかなかなか出会うことはない。
何度か大きな音を聞いた直後にベランダから見える前の道を覗いてみたけれど
男性が1人で出かけていくのだった。
  ▽ ▽ ▽
それにしても2人の関係が気になる。
お隣さんはごく普通のサラリーランだと聞いているし、
男の僕が見ても見た目は整った顔立ちをしていると思う。
きっとモテないはずはないと思うのにおかしな声が聞こえたのだ。
「……いけませんわ……主人に知れ……」「……奥さん……」
ふふふ不倫だったのかぁーーーー!。
  ▽ ▽ ▽
3月頃からは平日の夜にも不倫人妻はやってくるようになった。
それがわかったのは使わなくなった石油ストーブを片付けようと
平日の夜に偶然押入れをゴソゴソしたからだった。
そのとき聞こえた押し殺したような息遣い。
間もなく女性が絶頂を迎えたときのくぐもった絶叫。
週末だけの楽しみだった聞き耳が毎日の習慣になった。
押入れの石油ストーブを入れるはずだったスペースには
長時間座っても背中とお尻が痛くならないように座椅子を置いた。
  ▽ ▽ ▽
アダルトDVDなんかを見るとよくエッチグッズを使っているシーンがあるけど
実際にそういうものを使う人がいることを初めて目の当たりにした。
いや実際に目にしたわけではなく、聞いた。
というのも隣りからは声に混じって
ブムムムムウゥゥというモーターが振動するような音もあるのだ。
そして声はだんだんと大きくなってきている。
しかもあからさまな淫語が加わるようになり、
「……いやん、だめ……先生……教室でなんて……」
って2人は先生と生徒の関係だったんですかぁーー!!
ん?教室って?
  ▽ ▽ ▽
興味はどんどん膨らんでいった。
だってどう考えても隣りで行われているセックスは普通じゃないのだ。
だいいち僕の部屋の隣りが教室であるわけはない。
それに「……ご主人さま……お許しをぉ〜」の声もした。
ときどきパシンパシンと肉を叩くような音も聞こえる。
セックスの回数が増えただけでなく
だんだんとアブノーマルな方向へいっているようなのだ。
もしかしたら女性はセーラー服やメイド服でコスプレしてたりして
不倫人妻とか女子高生とかメイドさんとかになりきって
そこにSMなんかも加えたプレイをしちゃってるわけですかぁ〜?
  ▽ ▽ ▽
4月になって僕が参加しているサークルの新入生歓迎合宿があった。
その宴会の席で酔った新入生の1人が女装をして歌って踊った。
それがあまりにも面白かったものだから一週間の合宿の後、
無理やりその新入生のアパートに遊びに行きさらに一週間ほど泊り込んだ。
そうして酒が進んで酔った挙句に2人だけの秘密ができてしまったことは
当分いやもしかしたら永遠に他人に言えないかもしれない。
それはそれとして……
  ▽ ▽ ▽
2週間ぶりに戻った僕の部屋は出かけたときのままだった。
夜だったのですぐに押入れにもぐりこんだ。
と、女性の声がして、もう始まっていた。
「チンポが好きなんだろ」
「変態チンポ女なのぉ……入れてぇ……犯してぇ……」
「尻を突き出せ」
バシン! バシン!
「あひぃ〜。もっとぶってぶって」
淫ら声を聞きながらそこで行われていることを空想して
溜まりに溜まっていた僕は5回イキ果てた。
1時間で5回は自己最高記録だった。
  ▽ ▽ ▽
でも困ったことが1つ起こった。
アルバイトを首になってしまったのだ。
というのも4月になって一度も仕事先に行かないのだからしかたがない。
とりあえずつつましい生活をするならば
仕送りと少しの貯金で2ヶ月くらいはなんとかなりそうだ。
どうせ昼間は隣りも留守なので学校へ行くとして
夜はカップ焼きそばをすすりながら押入れに入り込んで
聞き放題オナニー放題の日々を過ごすのもいいのではないかと思う。
実につつましい生活ではないか。
  ▽ ▽ ▽
友達が言う。
「すこし痩せたんじゃないか」
「ずいぶんとやつれたな」
「大丈夫か、おまえ」
栄養の偏りがあるのかもしれないけど
毎日オナニーをしているし元気いっぱいだ。
とはいうものの久しぶりに栄養のあるものでも買って帰ろうと
スーパーマーケットに寄って何にしようかと迷っていたときだった。
近所に住む大家の奥さんとばったり出会った。
「あらまっ久しぶりじゃない。少し痩せた?
先月はしばらくの間姿が見えなかったけどなにかあったの?」
「学校のサークル行事で、新入生歓迎の合宿だったんです」
「そうなの。あたしはまたてっきりお隣さんみたいなことがあったのかと……」
「ってなんのことです?」
お隣さんって僕の隣りの部屋のことだろうか?
「警察の人、来なかった?」
「けいさつ?」
「ああそれじゃやっぱり事件じゃなかったのかしらね」
大家さんは1人でうなづいていた。
「えっえっえっどういうことなんです?」
お隣さんの部屋には昨夜も一昨夜も女性が来て熱く激しい夜をおくっていた。
おかげで僕は寝不足で、
みんなに痩せたといわれる原因はそこにもある気がしている。
ただお隣さんの仲の良さにはなんの問題も事件もあるようには思えなかった。
「おたくが留守にしていた最中だったんだけどお隣さんが失踪しちゃったのよ。
事件になっていないのなら夜逃げよね。
最近不景気だからねぇ、どうもリストラされちゃったみたいなんだよね。
郵便受けに新聞がたまっていたからおかしいなって思って
お勤め先に連絡して、交番のおまわりさんに来てもらって部屋に入ったのよ。
そしたら部屋の中は何にもなくてがらんとしてて。
でも不思議だったのはベランダに女物の服と下着が干してあったの。
あの人が女性と一緒にいるのなんて一度も見たことなかったのにねぇ」
はぁ〜? 失踪? 女性物の服? 彼女はいない?
合宿前は確かに隣りの男性はいて、だけど女性はいない?
合宿後は………誰もいなかった?
???????????????
じゃあ僕はいったい誰の声を聞いていたのだろう?

△ △ おわり △ △




アニト (4月23日(木)23時48分29秒)
桃原美希子さん、こん○○は。
『隣りからの声』書き込みありがとうございます。
考えましたねー、捻りましたねー。
『空想デート』の作者読者のみなさんであれば
オナニーイメージにはストーリーがあり自分以外の人も登場しているでしょう。
欲情する対象が異性同性どちらであるかは個人の好みとして、
身につけている衣服や性器や気持ちにそれぞれの役割を振り分けて
1人2役(または多役)の空想オナニーであるわけです。
そこを、・・むはははは、考えましたねー、捻りましたねー。
《「事故の波紋」から始めました連作短編》は焦らずゴールを目指しましょう。


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