柏木彩 (1月13日(日)01時35分59秒) アニトさん、ほかの皆さんこんばんは。 今日は、以前(一昨年くらい?)書いたストーリーの続き、 というか、番外編です。 (自分じゃタイトルをつけないんで、区別しにくいでしょうがごめんなさい。) わたしの物語は、最近、あまり女装してません。 今回も、元のアイディアでは、女装する人も、したい人も出てこないはずでしたが、 それじゃ、ここに投稿するにはあんまりだと思って、少し付け加えました。 このくらいなら許容範囲だろう、と勝手に思ってるんですが、もし、 「女装に関心を持つ人たちのための部屋」にふさわしくないようであれば、 言ってください。 それにしても、自分でも分かりにくいおかしな物語だ と思うようなものを書いているので、アニトさん達のメッセージを読んでも、 どう思われているんだか、少し、心配になります。 ■桃原美希子さん■ シンデレラストーリーは、憧れですよね。 でも、今のわたしが書いたら、狂った物語になるでしょう。 たとえば、ガラスの靴ではなくて、もっとエロなアイテムで花嫁を探す、とか。 まっとうな物語をありがとうございます。 ■門倉歩惟さん■ このくらいのショートストーリーが好きです。 わたしもこういうのが書きたいんだけど、めったに成功しません。 長いものももちろんいいんだけど、 このくらいの短さで、書きたいことが表現できたらいいな、って思います。 :::::::::::::::::: あいつは、例の先輩と付き合ってるらしい。 最初にそのうわさを聞いたときには、びっくりした。 何しろ、よりによって、幼馴染で、子供のころから一緒だったあいつが、 先輩の「女」にされているなんて。 でも、それからあらためてあいつを見て、俺の認識は変わった。 白い肌、愛嬌のある目、細い手足。 あいつなら、そこらの女より、よっぽどいい女になるのかも? それから俺は、その考えにすっかり取り付かれてしまった。 学校で、あいつを見るたび、思う。 先輩と、どんな風に過ごしているのか。 授業中、先生の質問に手を上げる。 その指先。 指名され、答える口。唇。 あの唇で先輩と・・・キス・・・それから、もっと・・・ 体育館で。短パンから伸びる足。脚。 更衣室で、着替えるあいつ。細い首筋、華奢な肩。 あの首筋に、先輩がキスするんだろうか。 あの体に、どんな服を着せるのだろう? たとえば、セーラー服? それじゃ、スカートも? あの脚を? 俺は、毎日、鼻血寸前だ。 ・・・・・・・ 今、俺の目の前で寝息を立てている、無防備なあいつの寝顔。 小さいころから、一緒に勉強したり、遊んだり。 夏休みには、一緒にプールにいったり、疲れたら、うちで昼寝をしたり。 今も同じ。 Tシャツにショートパンツ。 子供のころから見慣れているはずなのに、今の俺には・・・・・ 俺の前で、こんな姿をさらして、不安を感じないのか? 襲ってくれ、と言わんばかりの姿。 自分を止められる自信がない。 顔を覗き込んでみる。 安らかな寝息を立てている。唇。 今なら・・・・ ・・・・・・「なに?」 「いいい、いや、なんでもない。ほんとに寝てるのかと思って。」 「あ、そう。キスでもするのかと思ったよ。」 「ばばばば、ばか、そんな・・・・」 もう、寝息を立てている。寝ぼけてたのか。 いつも、そう。こいつは、いったん寝ちゃったら、なかなか起きないんだ。 でも、キスなんて・・・ ・・・・・・・ 待ちに待った機会がやってきた。 このまま、夏が終わるんじゃないかと心配してたが。 こいつは馬鹿なんじゃないか、と思うくらい無防備だ。 もっとも、幼馴染の俺が、こんなこと考えてるなんて、 思っても見ないのかもしれないが。 それにしても、先輩の「女」にされてるくらいなんだから、もう少し、 ほかの男のことも気にしてもよさそうなもんだ。 仰向けに横たわる寝顔。 タンクトップにショートパンツ。 そこから伸びる手足。 今は、俺だけのものだ・・・・ この日のために手に入れた。うちの学校の制服。 実際に着せてみるか・・・・・いや、さすがに、それは無理。 いくら、こいつでも、起きるに決まってる。 腰の上に、スカートを置いてみる。 それから上着。 セーラー服を着たあいつが、今、俺の目の前で無防備に寝ている。 触りたい。 だが、今はダメだ。 まずは、これで。 思ったとおり。 携帯のレンズを通せば、本当に着ているのと全く変わらない。 今度は、もう少し、スカート短めにして。 次は、下からのぞくようなアングルで。 俺は夢中で、シャッターボタンを押す。 心の中で、何度もこいつを犯した。 これで欲しいものは手に入れた。 あとは、行けるところまで、行け、だ。 俺は、こいつの隣に腰を下ろした。 ゆっくり、髪を撫でる。 横たわり、そっと、内腿に触れる。 まだ目を覚まさない。 頬に、唇を触れる。 体の上に覆いかぶさるようにして、ゆっくりと、唇に・・・・・ ・・・・・・「なななな、なに?????」 とうとう、目を覚ました。 俺は、ここまでの慎重さをかなぐり捨てて、力ずくで抱きしめた。 「なに、なに、どうしたの???」 「頼む。お前に、頼みがあるんだ。」 「なに、たのみって、いったい・・・」 「・・・・・セーラー服を・・着てくれ!」 「って、なに? どういうこと?」 「お前、あの先輩の前では着てるんだろ? 俺にも見せてくれよ。 先輩に見せれて、俺に見せられないってことないだろ? お前と俺の仲じゃないか。」 「何言ってんの? 意味わかんないよ。」 「お前こそ何言ってんだよ。みんなわかってるんだぞ。 お前、あの先輩の『女』にされてるんだろ!」 「・・・・・・・・・・」 すべてを了解したような顔で、黙り込む。 俺も、言葉が出てこない。 「・・・・・そんなこと、してないよ。」 「嘘付け。知ってるんだぞ。お前、いつも、先輩と一緒に帰ってたし、」 「それは、先輩が勝手に付きまとってただけで・・・」 「ほらみろ、やっぱり、先輩と一緒だったんじゃないか。」 「でも、だからって、それ以上何かあったわけじゃ・・・」 「ない分けないだろ。あの先輩だぞ。ごまかすなよ。」 「でも、何もないんだって。」 「じゃ、なんで、先輩はお前に付きまとってたんだよ?」 「それは・・・・・」 「・・・・・やっぱり、そうなんだろ。何だよ。俺にまで嘘つくのか?」 「嘘じゃないって。」 「わかったよ。そりゃ、そうだ。恥ずかしいよな。 先輩の『女』にされてるなんて。恥ずかしくて、幼馴染の俺にも、言えないか?」 「だから、違うって・・・」 「じゃ、こんなの見られたら、困るんじゃないの?」 俺は、さっき撮った画像を見せてやった。 「何、これ・・・・・」 「さっき、撮った。お前が寝てる間に。」 「そんな・・・」 「眠れる美少女って感じだろ? みんなに見せていい?」 「止めてよ、ちょっと、携帯こっちにかして・・・・」 「誰にも見せないよ。心配するなよ。」 「その画像も消して。」 「俺が見るだけにするから。」 「それもダメだよ。」 「どうしても? じゃ、ひとつだけ頼みがある。」 「なに?」 怒ったように言う。 「セーラー服を着て見せてくれ。」 「また・・・・」 「いや、それ以上何もしないから。見るだけ。 そしたら、携帯の画像も全部消去するから。な? 」 「ダメだよ、そんなの。」 「でも、お前の姿が俺の記憶に残ってるっていうのと、 これが携帯のメモリーに残ってるっていうの、どっちがいい?」 「それは・・・・・」 俺は、とうとうこいつを説き伏せた。 俺が用意したセーラー服の上下を、今着てる服の上から着るだけ。 それだけ条件をつけて、やっと承諾させたのだ。 「・・・・・これで、いい?」 「!」 俺の予想通り。いや、予想をはるかに上回る。 華奢な体格に、セーラー服はぴったりあっていた。 プリーツスカートの裾から膝頭がのぞいている。 白い首筋、頬、唇。 ショートカットの子だと思えば、このままでなんの文句もない。 俺は、頭のてっぺんから、つま先まで舐めるように眺め回した。 ゆっくりと、後ろに回り、また、前に戻ってくる。 「ちょっと、そんなに見ないでよ・・・・」 恥ずかしそうに紅潮した頬。 俺の視線を気にした体の動きに、スカートが揺れる。 「もういいでしょ?」 「・・・・・・いや・・・・・」 「え?」 「・・・・・もう、我慢できん! 好きだ!」 俺は、そう叫びながら抱きついていた。 「ちょっと、イヤだ、止めて。止めてってば、お願い!」 肩を抱き、腰を抱き、キスを迫り、スカートの裾に手を忍び込ませる。 後ろから、俺の股間をスカートの尻に押し付ける。 俺は破れかぶれで、ただ、できるかぎり、目一杯、こいつの姿を、感触を、 俺の記憶に焼き付けておきたかったのだ。 「携帯かして。」 ようやく俺の手から逃れ、なぜか、乱れた胸元を整えながら、言った。 もう、思い残すことはない。 今なら、まだ、こいつも、本気で拒絶するのか、 悪い冗談で済ませていいのか、迷ってる。 「自分で全部消してくれ。」 俺は、素直に携帯を渡した。 「じゃ、もう帰るから。」 画像の消去を確認すると、そういい残して、帰っていった。 まだ手にはあいつの感触が残っている。 あいつの姿が、目に焼きついている。 それに・・・・ フン。携帯のメモリーだけで安心しちゃって。 全部、メールでパソコンのほうに送ってあるんだ。 後で、ゆっくり見てやろう。 ビデオも用意しておけばよかったな。 でも、まあいい。 これで、当分おかずには困らない。 アニト (1月15日(火)00時05分19秒) 柏木彩さん、こん○○は。 >このくらいなら許容範囲だろう、と勝手に思ってるんですが、 充分に『空想デート』のストライクゾーンですよ。 生まれた瞬間から女装娘の人はいません。 何歳までかは男性として過ごし、 ある時何かをきっかけに女装に関心を持ちます。 関心を持ったからといえすぐに行動を起こせるものでもありません。 悩み、試行し、ときに止め、再開し、と だんだん女装娘にと育っていくのが一般的な通り道です。 物語の《俺》はあきらかに《女装に関心を持つ人》であり、 ああ、友達や知人に対してこういう空想を持ったことが自分もある と思いながら読んだ人は案外いるのではないでしょうか?。 《あいつ》にしても火のないところに煙は立たず的な設定で、 今または今後をぜひとも知りたい人物です。 続きとタイトルがあるととてもうれしく思います。 メニューへ戻る |