柏木彩 (10月28日(土)13時09分02秒)
アニトさん,皆さん,こんにちは。
(しばらくは)女装しない物語です。
でも,こういうのでも(むしろこれが本当の),空想デートだと思いますが,どうでしょう。
:::
先輩は,いきなり僕の手を握りしめて,こう言った。
「俺の彼女になってくれ。」
「い,いきなり,彼女って・・・」
「お前が好きだ。俺の彼女になれ。」
「だって,ぼく,男ですよ。」
「それがどうした。お前は綺麗だ。いいから来いよ。デートしよう。」
腕をつかんでそのまま歩き出す先輩に,僕は引きずられるようについていった。
・・・・・これって,何かの冗談?
「爪綺麗だな。指も長いし。」
テーブルの上においた僕の手に,指を絡めながら
「手首なんか,こんなに細いじゃないか。」
「やめてくださいよ。周りの人が変に思うでしょ。」
「どうして?」
「こんな制服着た二人が,こんなふうにして・・・」
「制服着た奴らなら,あっちにも,向こうのほうにもいるだろ。」
「あれは! カップルでしょ。」
「俺たちだってカップルだろ。 
ああ,そうか,もっとカップルらしくしてほしいんだな。隣に行くよ。」
僕を窓際に押し込みながら
「お前の肩,華奢だな。」
「やめて,先輩。人が見てる。」
「何でよ。ほかのやつらもやってるよ。」
「向こうは,男の子が女の子の肩を抱いてるんです。」
「俺たちだって,そうだろ。」
「僕たちは違うでしょう。ガクラン着た二人でしょ!」
「あ,そっか,お前がセーラー服着ればいいのか。あっちみたいに。」
えっ? セーラー服?
なんで,そんなことを言い出すの?





柏木彩 (10月28日(土)14時14分59秒)
さっきの続きです
:::
先輩が,人目にかまわず大声を出すもんだから,
とうとう,こんな人気のない喫茶点に入り込んでしまった。
「ここなら落ち着いて話せそうだな。」
「何の話をするんですか。」
「俺とお前の二人の将来について,だよ。」
「二人の将来なんてありませんよ。」
「俺の彼女にならないつもり?」
「だから,僕は男だって言ってるでしょ。」
「問題ないよ。」
「問題ないって・・・」
「お前なら問題ない。気づいてないの? 本当は自分でも分かってるんだろ?」
じっと,僕の目を覗き込む,自信に満ちた瞳。
えっ? 気づいてって・・・
「赤くなった。」
「先輩がへんなこというから。」
「どうだかな。」
僕はドギマギしながら,話をそらそうとした。
「そ,それより,これからどうするつもり・・・」
「ん? デートだろ。」
「デートって,」
「なんかお前が気にするみたいだから,
セーラー服にでも着替えてもらって,それならいいだろ?」
「・・・・・」
「それから,そうだな・・・・ファーストキスは,どんなシチュエーションがいい?」
「へっ?」
「公園とか遊園地とか行く? それとも室内がいいかな。
室内だったら,キスした勢いでそのまま・・・・・」
「・・・・・」
「お前の細い首筋,可愛い胸,腰も細いよな,お前・・・・」
心のそこから楽しそうな目で,僕の体を見つめている。
「想像しただろ?」
「とんでもない。」
「耳たぶ,赤いぞ。」
「・・・・・」
「お前は,俺にしがみついて,『先輩』,可愛い声で甘える。
スカートから伸びている白い脚がまぶしいよ。俺は思わず手を伸ばして・・・・」
先輩の視線を受けて,思わず脚を縮めた。
「・・・・・いい?」
真顔になった先輩が僕の顔を覗き込む。
「・・・・・って,いいわけないでしょ。何で男同士でそんなこと。」
「わかってないな。それとも誤魔化してんの?
いいか,お前,これが文化だろう。人間の文明だよ。
オスとメスがまぐわうなんて,獣と一緒じゃないか。」
「なに言って・・・・・」
「いいから聞け。」
先輩は,とうとつに語りだした。





柏木彩 (10月28日(土)15時52分09秒)
また,続きです。
途切れ途切れでごめんなさい。
:::
男の子がいたんだ。ちょうどお前くらいの。
そいつは,女の子に憧れてた。
といっても,性転換したいとか,そんなんじゃなく。
可愛いスカートをはいて,女のこっぽい仕草をして,
そんなたわいもないことを想像してたんだ。
そのうちに,その子は,想像だけじゃなく,
本当にスカートをはいてみたいと思うようになった。
姉さんがいたんだ。
姉さんの着ている服,部屋に掛けてある服,
それを横目で眺めながら,それを着ている自分を想像しだした。
姉さんがいない間に,部屋に入って,壁にかかっているワンピースを触って,
ちょっとだけ壁からおろして,自分の体に当ててみたりして。
本当に着てみたいという思いは,どんどん膨らんでいった。
チャンスは,あっけないくらいすぐにやってきた。
姉さんが修学旅行に行っている間に,その子も部活動の合宿があって,
ちょうどいい機会だから,父さんと母さんも泊りがけで旅行に行くってことになってた。
ところが,突然,その子の合宿がキャンセルになっちゃったんだ。
両親は旅行をキャンセルしようとしたけど,
その子は,「この日がチャンスだ!」って思っちゃったんだな。
子供じゃないんだから,一泊くらい大丈夫。
そういわれてみれば,まさにそのとおりで,
両親は,子供もなんだか大人になって,男らしく頼もしくなったな,
なんて思いながら二人で出かけていった。
ほんとは,女らしくなろうとしてたんだけどね。
誰もいない家の中。
本当はすぐにでも姉さんの服を着たかったけれど,なかなかできなかった。
突然帰ってくるんじゃないか,誰か来たらどうしよう,
なんていろいろ頭によぎってしまって,
姉さんの部屋に入ったものの,それ以上手を出す勇気が出なかったんだ。
そのうちに,両親が,泊まっている温泉旅館から電話を掛けてきた。
もう,帰ろうったって明日にならなきゃ電車もない。
カーテンを閉めて,いらない明かりも消してあるから,誰か来ても居留守を使えばいい。
その子は,姉さんの部屋に戻った。
壁にかかってる洗い換えのセーラー服を手にとって,鏡に映してみる。
もうすぐ,これを着られるんだ,そんな思いがその子の全身を駆け抜けていった。
このスカートをはいたら,どんな気分なんだろう。
女の子になったみたいにかんじるだろうか。
女の子になったらどうしよう。
音楽を聴いたり,少女雑誌を読んだり,それから?
女の子って言えば・・・
オシャレ! オシャレだよね。
その子は,クローゼットの扉を開いた。
姉さんの持っているいろんな服,
ワンピースやミニスカート,ブラウス,キャミソール・・・
アクセサリーやリボンもある。
可愛い服ばっかり!
着てみたい!
でも,綺麗にしまってあるのに,出したりしたら,やばいよね。
あの,セーラー服でいいや。
その子はとうとう覚悟を決めた。
部屋の明かりを消した。
どこかから,誰かにのぞかれてるんじゃないか,そんな心配が消えなくて。
カーテンの隙間から漏れる月明かりで,その子には十分だった。
着ていたものを脱いで,スカートを手に取った。
ドキドキ。
心臓が,暴れているみたい。
スカートに脚をとおして,持ち上げる。
プリーツのついた裾が,脚を撫でていく。
ゾクゾクするような快感。
腰のところでホックをとめた。
ちょっときつめだけど,でもちょうどいい。
スカートが,体を包んでいるんだ,って実感できる。
すぐに上着にも袖をとおした。
スカートの余韻に浸っていたかったけど,上半身裸っていうのは,ちょっとね。
鏡の前に立ってみる。
うん,変じゃない。
腰から下は,ぜんぜん,普通の女の子と変わらない。
上半身は? 胸がないのがちょっと,バランス悪いかな。
顔は?
うーーん。
でも,髪型は変じゃない。
おかっぱ頭が,ショートの女の子に見えなくない。
やっと女の子になれた。
もう今までの自分じゃない。
心臓もこんなにドキドキして。
部屋の中を歩き回ってみる。
スカートの裾が揺れて,そのたびに腿を撫でる。
鏡の前でくるっと回ってポーズをとってみる。
フワリ,とスカートも揺れる。
そうやってしばらく歩き回った後,
ベッドに腰掛けて,音楽を聴いたり,雑誌を眺めたりした。
でも,中身なんかぜんぜん頭に入ってこなくて,もう一度,クローゼットの前に立った。
リボンを取り出してみたけど,止め方が分からない。
カチューシャをつけてみた。
それからネックレス。指輪。腕にも。
さっき眺めてたワンピースを取り出してみる。
やばくない?
ううん,大丈夫。綺麗にたたんでしまっておけば,きっと。
急いで着替えて,もう一度かがみの前に立つ。
下半身はいいんだけど,やっぱり胸がない。
顔も,イマイチ。
次の服。
次の服。
とうとう,一通り試着して,結局は,セーラー服に戻る。
鏡の前に立ってみる。
なんだか物足りない。
まだ,ちゃんと女の子になってない気がする。
どうしたらいいんだろう。
ポーズ?
雑誌に載ってたモデルを思い出しながら,いろいろポーズをとってみる。
気取ってモデル立ち。
お尻を突き出して,胸をそらして・・・・胸がない・・・・
可愛らしく手を振ってみる
ちょっとスカートを持ち上げて,「イヤン」なんて,声を出したり
四つんばいになって,お尻を突き出したり
やっぱり違う。
中身が女の子になってない。
下着が・・・・・
最後まで身に着けてた男物をとうとう脱いでしまった。
あとは・・・
そんなことしたら,本当にヤバイ。
でも・・・
そんなことを思いながらも,手は勝手に引き出しを開けて,姉さんの下着を探していた。
これを身に着ければ。
今度こそ,本当の女の子になれる。
ブラとパンティをつけて,もう一度,セーラー服を着なおした。
この際だから,顔にもリップだけ塗ってみた。
「好き・・・」
不思議ね,リップを塗ると,キスしたくなっちゃう,あたし。
「先輩,好きです・・・」
声に出して,そんな演技をしてみる。
そう,恋する女の子よ。それが本物の女の子。
言葉だって,男の子みたいな言葉遣いじゃダメ。ちゃんと女の子らしくしなきゃ。
「あたしのこと,好き?」
鏡に向かって首を傾げてみる





柏木彩 (10月29日(日)20時00分32秒)
またまた,続きです。
:::
「どう,何か感じるだろう?」
「どうって,言われても・・・」
「そうか?」
:::
ガタン!
後ろから大きな音がした。
ビクッとして,恐る恐る振り返る。
「誰?」
誰もいるはずない。
ところが,
「みつかっちゃったか。」
暗がりから男がぬっと現れた。
「誰?」
「ちょっと,留守かと思って寄らしてもらったんだけど,」
「泥棒?」
「さあなあ。」
「け,警察・・・」
「呼ぶのはいいけど,お前こそ誰なんだよ。
この家に,お前みたいな『女』いないはずだよな。」
ハッとして自分の姿を見下ろす。
この格好,ずっと見てた?
「どうしたんだ? 警察呼ばないのか? 俺が呼んでやろうか?
変な女が近所の家に忍び込んでたんで,のぞいてみたんですってな。
おまわりさんの前で,お前が誰なのか,ゆっくり説明してもらおうじゃないか。」
携帯電話を取り出した男に,思わず
「ま,待って。」
「どうした,説明できないのか? 近所の人にでも言ってもらえばいいだろ。
この子は,この家の『娘』,です,ってな。」
そんなことしたら・・・
「出てって,」
「ん?」
「出てってください。警察は呼ばないから。」
「いいんだよ俺は。務所もなれてるから。
そろそろ潮時だと思ってたんだ。 今日ここで掴まることにするよ。
でも,その前に,せっかくあったんだから,可愛いお姉ちゃんと遊んでからにしたいなあ。」
「そんな・・・」
男はズカズカ部屋の中に入り込んでくる。
立ちすくんでいる隙に,
ピカッ
フラッシュが光った。
「なに?」
「せっかくだから,可愛い姿を写真に撮らせてもらったよ。
これさえあれば,お前がもし逃げ出したとしても,近所の人に見せて,探し出せるからな。」
こんな格好でにげられるわけない。
男はニヤニヤと笑いながら,どんどん近づいてくる。
逃れようととしたとき,手をとられて
パンッッ
ほっぺたを平手でたたかれた。
「おとなしくしろっ!!  お前はもう逃げられないよ。」
あごに手をかけて,顔を持ち上げながら,男は鋭い声でそういった。
抵抗する気力は,いっぺんでなくなってしまった。
「お前一人か?」
「・・・はい。」
「家族は?」
「旅行に・・・」
「ほお・・・じゃあ,みんなの留守に,こっそり楽しんでたってわけだ。」
「・・・・・」
「お前,着てるの,これなんだ?」
「・・・・・」
「きこえないのか。ほら言ってみろ。」
「・・・セ,セーラー服,です・・・」
「セーラー服? じゃ,お前は女の子だ。そうだな。」
「・・・いえ・・・」
「なに? セーラー服を着るのは女の子だろう。違うか?
それとも何か,お前は,男のくせにセーラー服を着て悦んでる変態なのか?」
「・・・・・」
「おら,返事はどうした。」
「は,はい。」
「はい,じゃわからねえよ。自分の口で言えねえのか。」
「お,男です。」
「それじゃ,たりねえだろう。さっき言ったように言ってみろ。ほら,早く。」
「お,男のくせにセーラー服を着てる変態です,」
「いえたじゃないか。そうかあ,お前,変態だったんだな。
じゃ,これから,表へ出て,男アサリに行くところだったんだな。」
「ち,違います。」
「違う? お前,こういう格好で,いつも男に抱かれて喜んでるんだろ。」
「そんなこと・・・・」
「したことないのか? じゃあ,想像するだけだったんだな。」
「想像なんて・・・」
したことない。そんなこと考えたこともなかった。
「じゃあ,お前,なんでこんな格好してるんだ。」
「ただ,」
「ただ?」
「スカートはいて」
「それから,どうするんだ?」
それから?
「それから・・・」
「ブラジャーつけてパンティはいて,セーラー服着てリップまで塗って,
それでどうしたいんだ?」
「女,女の子みたいに,なりたい。」
「女の子みたいって,どうするんだ。」
「女の子みたいにオシャレしたり,」
「ほかには?」
「ほかって・・・」
「そうか,お前,男を知らない生娘ってとこだな。」
「えっ?」
「女の悦びって,そんなもんじゃないんだよ。
俺が教えてやる。女になるっていうのは,こういうことをいうんだ。」
男はいきなり唇を押し当ててきた。
肩を抱き寄せ,それと同時に片方の手を太ももの内側に這わせてきた。
「やっ。」
おしのけようとしても,男の力にはかなわない。
「よかったな,お前。
おれは務所がえりだからな,お前みたいなやつの扱いには慣れてるんだよ。」
初めてでも,天国を味わうことができるぜ。」
「おいっ,お前は女の子になりたいんだろう。
女の子は男に抱かれて,そんなふうに暴れるのか? 力を抜けよ。」
セーラー服の上から,ブラで膨らんだ胸をもまれる
首筋を舐められ,閉じようとする膝の間に手が割って入り
お尻には硬いものがあたっている
「いいか,余計なこと考えるな。お前は女の子なんだ。
大好きな彼とのデートだよ。彼が求めてきたんだ。 拒むわけないよな。」
彼との,デート。
あたしは,女の子。
「感じるだろう。大好きな彼が,お前をこんなにほしがってる。
彼の手が,お前の体に触れているよl。」
「感じたら,声をだしていいんだ。」
「力を抜いて。」
前をはだけ,男は胸に顔をうずめる。
「ぁああんっ」
「だんだんよくなってきただろう。じゃ,今度は,ここだ。」
「はあぁぁぁん。」
体をよじって逃げようとするが,巧みに手足を絡めとられる。
「こんなことされるのは初めてか?」
絡みつく舌が,ところかまわず,嘗め回す。
「あ,そ,そこは・・・」
「自分で触ったこともないのか? ヒクヒクいってるぞ。」
巧みな指使いと舌使い。
男になされるがまま,声を上げて,もだえ狂った。
息も絶え絶え,理性のかけらもなくなったころ
「触ってみて。」
男は手を引っ張り,自分の股間に手を触れさせた。
「大きくなってるだろう。お前が好きだっていう印だよ。
お前のことをいっぱい,いっぱい愛したいんだ。」
「お前の手で脱がせてくれ。」
露出した,そそり立つペニス。
「ここにキスして。」
命じられるままに,唇を押し当て,
それから舌を這わせ,そうして口の中にほおばった。
「俺のこと好きか?」
「ウン」
「お前とひとつになるよ。」
「ウン」
「力を抜いて。いくよ。ギュッと力を入れて,息を吐きながら力を抜いて。」
「んぁっ。あぁぁっ」
「いい子だ。お前が足腰立たなくなるまで,たっぷり可愛がってやるからな。」
:::
「結局,両親が帰ってくる直前まで,二人はそうしていたんだよ。
帰ってから,姉さんが帰ってくるまでの間に,
こっそりセーラー服やら下着やら,洗いなおして元通りにするのが大変だったそうだ。」
「泥棒はどうなったの?」
「両親とは入れ違いで,こっそり逃げていったんだよ。」
「じゃあ,掴まらなかったんだ。」
「掴まるどころか,その後も,家族が留守になるたびに,
そのこのところを訪れていたんだよ。」
「えっ,ひどい・・・」
「そうじゃないんだ。その子が言ったんだよ。
『行かないでほしい。また来てほしい。』って。」
「どうして・・・」
「そういうものなんだ。男と『女』って・・・」
「じゃあ,その後,二人はどうなったの?」
「それは,また別のお話だ。」





アニト (10月31日(火)00時01分46秒)
柏木彩さん、こん○○は。お久しぶりです。
自分しかいない場所で自分のことだけ考えて過ごすのであれば
それは「デート」とは言えませんよね。
そばに誰かがいて人間関係があってこそデート。
緊張したり戸惑ったり告白したり見つめ合ったり想い合ったりするから
デートは嬉し楽しくときに切なかったりします。
しかしながら女装世界ではデートをしたくても
なかなか実現を果たせない人も多いことでしょう。
こういうデートがしたいな、こんなことがあったらどうしょう?、
《ファーストキスは,どんなシチュエーションがいい?》などと
自分しかいない場所でも誰かのことを考えて過ごすのであれば
それが『空想デート』です。
それだけでなくわたしの体験談で、
女装娘さんとリアルなデートをしている最中に
「今も『空想デート』をしているようです」と言われたことがあります。
《僕》は《先輩》に誘われ、デートが始まろうとしている。
この物語を書いている彩さんも『空想デート』の中にいる。
彩さんがどなたかとリアルなデートをするとき、
それも『空想デート』のひとつとしてあるのかもしれないと思うのですよ。
すべてが《空想デートだと思いますが,どうでしょう。》
答えは物語の中で、または彩さんの生き方の中から見つけてください。
彩さんの物語を読んでそこからまた誰かが
自分なりの『空想デート』を考えてくれるといいですね。




柏木彩 (11月1日(水)00時29分10秒)
アニトさん,こんばんは。
お久しぶりです。
私が以前よく書き込んでいたころから,もう何年にもなるんですね。
懐かしい名前の方が今でも登場しておられるのには,正直びっくりです。
というより,これだけ続いているサイトって,なかなかないんじゃないですか?
よく知らないけど。
これからも続いていくことをお祈りしています。
私なりの「空想デート」,それほど変なことを書いてるつもりはないんですが,
なかなかアニトさんとは趣味が合わないんだろうと以前から思ってます。
それでも出入り自由なのが,ここのいいところですね。
また,気が向いたらお邪魔したいと思います。
この間の続きです。
書き散らすばっかりで自分で読み返さないので,
お話としてちゃんとまとまっているかどうか,イマイチ分かりません。
・・・・・・
「それから,こんな奴もいる。」
:::::
「女の子っていいよね。」
「なんで?」
「・・・・・」
「スカートはけるから?」
「・・・・・」
子供のころは,何が普通で何がそうでないか,何が許されて何が許されないか,
よくわかってないようで,分かってるから,
自分の願望をうっかり周りにもらして,後で恥ずかしくなったりするんだよね。
僕は,ちいさいころから,スカートをはきたかった。
なぜか,友達の一人とは平気でそういう話をしてたのに,
親やそれ以外の人には絶対に秘密だった。
そいつには姉さんがいて,いつのころからか,僕は,そいつの家に遊びに行って,
姉さんのスカートをこっそりはかせてもらうようになっていた。
あまりにも子供のころからのことで,性的な意識など全然感じていなかった。
僕達のお気に入りの遊びは,例えば,お姫様ごっこ。
僕がお姫様になって,お話したり,時には,悪い奴にさらわれたり,たわいもない遊び。
僕は,制服の白いブラウスと紺のプリーツスカートで,
悪者にとらわれて,縛り付けられていた。
友達は悪者の役。
僕を柱に縛り付けて,スカートをまくると
「いや。やめてください。」
と僕が身をよじる。
この日はいつもよりしつこかった。
散々スカートをいたずらした後,
友達は僕のパンツに手をかけて,一気に足首まで引き摺り下ろした。
「あっ。なに?」
僕はびっくりして友達を見つめる。
友達は,かまわず,またスカートの周りをいたずらし始めた。
めくりあげたり,脚やお尻を撫で回したり。
「恥ずかしいよ・・・」
こんなことされるのは初めてだったけど,
悪者に捕まった女の子は,このくらいされるのも当たり前かもしれない。
僕は,今までにない恥ずかしさに戸惑いながら,お気に入りの遊びを続けた。
「口では,いやいや言っていても,体は正直じゃないか。」
この間マンガで読んだようなせりふ。
今度は,後ろから僕の胸をもみ始めた。
ブラウスのボタンをはずして,肩をはだけ,胸に直接手を伸ばす。
「やめて。恥ずかしい。」
普段,上半身裸で走り回ることもあるのに,
こんなふうにされると,あらわになった胸がすごくはずかしい。
友達は,僕に体を密着させて,服の上から下から,体を撫で回した。
「アン。やめて。恥ずかしいよ。んん。くすぐったい。やめて・・・・」
僕達は,大きく息を弾ませながら,そんなふうにじゃれあった。
それ以来,そんな風に遊ぶことが多くなっていた。
「今日は,これ着てみる?」
「わあ,これ,セーラー服?」
「そう。着てみたいだろ?」
「うん。」
今まで着たことない,新しい服を着るのは,わくわくした。
紅茶をいれた後,二人でゲームをやりながら過ごしていたら
「ねえ,また,あれやる?」
「え,いいよ。最近,よくやってるよね。」
お気に入りの遊びに,僕は,気軽に応じた。
「じゃ,手を。」
友達は,いつものように,僕の手首を後ろで交差させて紐で縛った。
「今日は,もうちょっと縛るよ。」
そういうと,新しい紐を,僕の胸の周りに巻きつけた。
「手,動かせないよね。立って。」
僕は,柱に括り付けられた。
「じゃ,脱がせるよ。」
パンツを引き摺り下ろされ,僕は,短いスカートで腰の周りを覆うだけの姿になった。
「ヤン。恥ずかしい。」
恥ずかしさは消えないものの,
僕は,そうされることを期待して高揚するようになっていた。
裸のお尻に直接スカートの布地が柔らかく触れる。
スカートの上から,友達は僕の体を撫で回し始めた。
「ね,ねえ,今日はちょっといつもと違うんじゃない?」
「そんなことないよ。お尻突き出して。」
僕は,縛られたまま,お尻を後ろに突き出した。
スカートの上から擦る指が,ちょうど,お尻の割れ目の辺りを刺激する。
後ろからスカートに手を差し込み,うち腿を撫でる。
「あっ」
お尻の穴に指があたる。
セーラー服の前をはだけて,手が差し入れられた。
「んんっ」
乳首に触れられ,初めての感触にビックとしてしまう。
友達は体を密着させ,荒い鼻息を首筋に感じる。
「ねえ,なんかへんだよ。」
直接触るわけじゃないけど,
時々,指や揺れるスカートの裾が,僕の,敏感なところを刺激する。
「触るよ。」
「えっ?」
「もっとお尻突き出して。もっと。」
精一杯後ろに突き出したお尻。
友達は,いきなり腰までスカートを捲り上げた。
「いやっ」
「お尻が丸出しだぞ。どう,気分は?」
「恥ずかしいよぉ。」
友達は,かまわず,裸のお尻を撫で始めた。
「ねえ,スカートを戻して。」
「そんなに恥ずかしい?」
「うん。すっごく。」
「じゃあ,もうちょっと我慢して。」
僕のお尻を指が撫でていく。
「ぅん」
「ここ,感じる?」
「えっ?」
「変な感じする?」
「うん,なんか,へん。」
うち腿からお尻の辺りを,友達は集中的に撫で回した。
「ああぁん,だめ。そんなとこ,汚いよ。」
「お前のお尻は綺麗だよ」
人に触られたことなんかない場所を,しつこく撫で回されて,僕はすっかり混乱していた。
何,この感じ?
くすぐったいような,どきどきするような。でも恥ずかしい。
「今度は,こっちだな。」
友達は,僕の前に回ると,胸に顔を近づけ,いきなり,僕の乳首をペロッと舐めた。
「ああっっっ」
「気持ちいいだろ?」
片側を舐めながら,もう片側は指先でつつき始めた。
「ああぁ,だめ,へん,やめて」
哀願する僕を無視して,友達は,その行為を続けた。
ようやく解放されたときには,僕は,ぐったりしていて,
すぐには体を起こすこともできなかった。
「お前の好きそうなもの見つけたんだ。」
友達は,一冊の雑誌を取り出した。
わあ,何これ,エロ本? こんなの見るの,初めて。
「これ見ろよ。お前と同じ格好。」
セーラー服を着た女の子が,後ろ手に縛られていた。
胸をはだけられたり,四つんばいにさせられたり,
「な,女の子って,こういうことするんだよ。」
「そうなんだ。」
「俺もさっきここに書いてあることちょっとまねしてみたんだけどさ,
こんなふうにしてみない?」
「え?」
「これまねしてさ。」
「いいけど・・・」
なんだかすごくドキドキしてる。
でも,目は,友達がめくるページに釘付けだった。
「えっ,何,これ? お尻に何かいれてるの? うわっ,これって,おちんちん?・・・」
はじめてみる刺激的な場面に,ぼくはびっくりしていた。
「そうだよ。女の子は,こんなふうにしてるんだって。」
「そう・・・」
「な,今からやろうぜ。」
「・・・うん・・・・」
こんなことできるの?
していいの?
いけないこと,じゃないの?
「あれ見てみろよ。」
指差す先には,鏡。
セーラー服姿で,後ろ手に縛られて僕が映っている。
「お前と一緒だろ。やろうぜ。」
「うん・・・ でも,おちんちんって,なんか,汚いんじゃ・・・」
「大丈夫だよ。この子もやってるだろ。じゃあさ,俺が,お前のお尻なめてやるから。」
「えつ?」
「向こう向けよ。」
僕は,四つんばい(といっても両手は後ろだから,顔で体を支えてた)の姿勢で,
再びスカートをまくられた。
「恥ずかしいよ。この格好。」
「お尻の穴が丸見えだよ。」
ふっ,と息を吹きかけられ,ビクビクッとしてしまう。
「こうやって,指と舌で,柔らかくするんだって。」
しばらくお尻の周りを指で撫で回していたかと思うと,いきなり,ヌルッとした感触。
「ひぃっ」
「気持ちいいはずだよ。あの本の女の子を思い出せよ。」
今,僕は,あんなふうにされてるんだ。
そう思うと,たまらない恥ずかしさと,なんだか分からない変な気分。
「ああぁ」
お尻の穴に舌先を突き出してきた。
それから,指で
「いたっ」
「ごめん。もっとゆっくりやるから。」
「うん。」
舐めたり,指でなでたりしながら,少しずつ指が僕の中に入ってきた。
「どう? 気持ちいい?」
「分からない。分からないけど,変な気分。」
そうしてしばらくお尻をなぶった後
「じゃあ,今度は,俺の方舐めてくれる。」
「うん。」
体を起こした僕の目の前で,友達がパンツを脱ぎだした。
「早く。」
「うん。」
僕は,目をつぶって雑誌の女の子を頭に浮かべた。
あの子みたいに。
覚悟を決めて口を開いた。
友達は僕の頭をつかんで股間に押し付けた。
なんか,しょっぱい? 変な感触。
これが女の子なの?
そうしてすぐ,
「ウッ」
と声を上げると,友達は慌てて僕から離れた。
「どうしたの?」
「いっちゃった。」
「なに?」
「お前,いったことないの。こういうのが出るんだよ。」
白いドロドロ。
「俺がいかせてやるよ。」
友達は,僕のお尻に,そのドロドロしたものを塗りつけ始めた。
さっきよりすんなり指が入るようになっている。
「どう? いたくない?」
「うん。」
指先が中で動き始めた。
お尻の穴を広げるように。
「もう一本入れるよ。」
「うん。」
下半身が熱くて,何がなんだか,もう分からない。
「あっ」
おちんちんを触られて,思わず声を上げた。
ゆっくりと,撫でさすられる。
「なに,やめて,なんかへん。あ,ダメ」
××××××××××××××××××××××××××××××××
「お前,本当に女の子みたいだったよ。」
「・・・・・本当? ベタベタになっちゃったね。」
「洗えばいいよ。一緒にお風呂入ろうか。」
:::::
「どう?」
「どうって?」
「興奮したんじゃないか?」
「そんなこと・・・」
「どうかな,ほっぺた赤いぞ。」
「そ,それより,その子達は,何にも知らないでそんなことしてたんですか?」
「どうかな。友達の方は,前からこんなこと考えてたんじゃないかな?」
「えっ?」
「友達を女装させて,ひそかにオナニーしてたんだよ。それだけじゃ我慢できなくなって」
「できなくなって?」
「脱がしちゃったんだな。」
「でも,最初は,特に変わったことしてないですよ。」
「さすがに,ちんちんついてるのに,抵抗があったんだろ。
そのうちだんだん慣れて,どういうふうにやったらいいか本で読んで,
とうとうやっちゃった,ってわけだ。」
「女装してた子は,どうなったの。」
「その後も相変わらずだよ。」
「相変わらずって?」
「新しい遊びにすぐになれて,前より頻繁にお姫様ごっこをするようになったみたいだぞ。
友達から頼まれて,後ろで友達のもの受け入れるようになったってさ。」





アニト (11月1日(水)23時53分56秒)
柏木彩さん、こん○○は。
>これからも続いていくことをお祈りしています。
ありがとうございます。
他様のことはわたしもよく知らないのですが
無理をせずボチボチ続けて今に至っているしだいです。
無くならないのが不思議なくらいですよ、わはは。
>それほど変なことを書いてるつもりはないんですが,
変だとはこれっぽっちも思っていませんよ。
性別を男と女のみに単純に二極化はできないように
一口に女装娘といってもいろいろなタイプや考え方があるように
十人十色、人それぞれに違いがある方が自然です。
むしろ違っているから書くこと読むことに意義があり
どこがどのように違うのかどの部分で共感できるのかを
確認し合い認め合うことが大切だと考えています。
《出入り自由》ですからいつでも書き込みに来てくださいね。
これから僕と先輩がどうなるのか、楽しみにしています。


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