中出真樹 (7月21日(木)21時38分35秒)
▲アニト様▲
なんだかすごく久しぶりに投稿した感じです。
というのも実際間隔も開いているのですが、
わたしのプライベートに大きな変化があったのです。
今回の物語にありますように、わたしは女性と同居することになりました。
これはとてつもなく大変なことなのです。
当初は8月上旬に予定していたのですが、9月に延びました。
なんやかやでバタバタしておりました。
てんやわんやとはまさに今のわたしの状態かもしれません。
そして、とっても大事な問題。
中出真樹という存在をどうやって継続していくかということです。
これも複雑な事情があるのですが、なんとか続けることができそうです。
ほっとしています。
▲紀香さま▲
男性にもたれかかりながら、ホテルへ・・・。
いちどは経験してみたいシーンですね。
しかし、わたしには似合わないシーンでもあります。
それに実生活が・・・。
▲吉田聡美さま▲
いやあ、遅くなりました。
職場の部下に抱かれちゃったお話ですね。
実際問題、現実として冷静に考えるとほんとにえらいことをしたものです。
男同士でエッチなことするだけでも、どひゃ〜なのに。
女装姿で部下の若い男の子に抱かれて悶えていたわけですから。
でもね、でもね。
結局最終段階まではいかなかったのです。
彼は面食いなので途中で醒めてしまいました。
でも、ディープキスされながら愛撫された思い出は忘れるられましぇ〜ん。
転勤したので現在彼はわたしの部下ではありませんが、会っても普通にしています。
凌辱系小説だったらわたしが部下のセックス奴隷にされて、
女装売春とかさせられて、というようなハードな展開になるのでしょうが。
現実というのは案外あっさりしているものなのです。
というか〜これからの生活がたいへんなのれす。
▲子鶴さま▲
はじめまして。中出真樹と申します。
子鶴さまの綴られた物語から、それに至るまでのときめき、
体験の素晴らしさを存分に感じさせていただきました。
わたしなど淫乱女装者のくせして
現実の体験をあんなにリアルに書くことはできそうにもありません。
そして、『空想デート』の世界での先輩の登場はとてもうれしいのです。
まだまだ新人のつもりのわたしですが、
登場してくださる先輩はとっても少ないものですから。
これからも物語をぜひ読ませてください。
▲鬼束権太さま▲
さすがは男!!!鬼束権太さまです。
痴漢をしっかり撃退されるとは。
わたしの場合はされるがままに身をまかせておりました。
格闘すれば普通の男にはまず負けることのないわたしなのですが、
痴漢されるという異常な状況に筋肉も収縮したままでした。
わたしが肉体関係をもった部下の彼も、体力的にはすごく貧弱です。
でも行為のときの彼はとてもたくましく感じました。
肉体的体力的優位というのはあてにならないものです。
山崎ハコさんも実物はすごく小さいのですが、
歌っている彼女はすごく大きく感じたものです。
▲みんなの妹スーパーアイドル美希子ちゃん▲
なんだかすごく久しぶりになってしまった感じです。
わたしの人生の大転換期がきてしまいました。
まさか、この歳になって女性と暮らすことになるとは。
うれしいような怖いようなお姉ちゃんは複雑な精神状態です。
とはいえ、これからも美希子ちゃんのお姉さんでいることができそうです。
『空想デート』がある限りずっと姉妹でいましょうね。
ん?でも美希子ちゃんも結婚することになる日がくるかもしれないしね。
その日がきたら心から祝福いたしますよ〜。
あっ、それから、それから。
一緒に暮らす彼女は美希子ちゃんほどではないけど、とてもかわいいのです。
おっとと!!のろけてしまいました。
・・・ロバート・ブレイクからのメール(前編)・・・

わたしのもとへ一件のメールが届いた。
発信人の名前はロバート・ブレイクとなっており、
わたしは思わずウフフッと笑ってしまった。
わたしがラヴクラフティアンであることは
『空想デート』の中でクトゥルー神話について書いていたからご存知なのだろう。
ロバート・ブレイクとはラヴクラフトの弟子である
ロバート・ブロックをもじった名前であることは明らかだった。
現実に『闇をさまようもの』という作品の中で
ラヴクラフトはこの名前の人物を登場させている。
わたしはラヴクラフトかクトゥルー神話に関することが書かれているのかなと
思いながら、そのメールを開いた。
案外内容はそうではなかった。
書かれていたことは中出真樹の書き綴る物語に対する絶賛の言葉。
わたしは読んでいてあまりの過大評価に恥ずかしくなったが、
うれしく感じたことは間違いなかった。
ロバート氏はわたしの書くものを絶賛してくれている。
ということはわたし自身の性癖にも少なからず興味を持っているに違いない。
わたしはこのロバート・ブレイク氏のことを知りたくなった。
というのはつくろった表現だろう。
わたしはその夜ロバート氏に抱かれている自分を想像してオナニーをしてしまった。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
どうして一通のメールにこれほど興奮してしまったのだろうか。
理由はふたつあった。
まず、ロバート氏のメールの内容が知的であったこと。
わたしは知的な男性に弱い。
まず、尊敬してしまう。
そして、女装をするとそれは恋愛感情に近いものに変化する。
わたしは密かにロバート氏に恋をしてしまった。
ふたつめの理由。
それはわたしの私生活において激的な事態が生じていたことだった。
この時点で、わたしはある女性と一緒に生活をするかもしれない状況だった。
確定ではない。
だが、特段の事情がない限り同居し婚姻するかもしれない。
これは『空想デート』における中出真樹を
どうやって維持していこうかという問題をも含んでいる。
それにしても人間とはわからないものである。
女性と同居する。
それは女装をして男性に抱かれるという夢を見ることができなくなること。
すくなくとも彼女と暮らしている間は。
わたしはロバート氏と関係を結ぶことになるかもしれないと思った。
これが最後の機会かもしれないと思った。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
ロバート氏とのメールのやりとりが始まった。
互いに知的ではあるが、同時にすさまじく痴的な内容だった。
ロバート氏は期待通りSの男性だった。
ただ、肛門調教に強い興味を示されていることがわたしには負担だった。
わたしは体質的に腸が弱い。
だから浣腸などをするとダメージか相当残ってしまう。
ロバート氏はそんなわたしをいたわってくれる優しさがあった。
わたしも懸命に自らの肛門にバイブを挿入した。
そして、もうひとつ・・・。
ロバート氏には不思議な性癖があった。
彼はSであると同時にMの資質を持っていた。
わたしはメールで調教されながら、同時にロバート氏を調教した。
最初は小さな衝動でしかなかったM性は一気に開花して大きな焔となった。
あくまでバーチャルの世界での相互調教のつもりだった。
だが、女性と暮らすことが確定するに至ったときわたしの欲望は沸騰した。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「さあ、感じてあげるからしっかり舐めるのよ」
「ありがとうございます、真樹様。一生懸命奉仕させていただきますわ」
最初で最後のロバート氏とのプレイ。
わたしは支配者として君臨していた。
彼は生まれて初めての女装姿をわたしにさらしていた。
Mに目覚めたロバート氏は女装することで被虐的快感に身悶えしていた。
(わたしと似ている・・・)
被虐性欲を満足させるために、わたしも女装をはじめた。
同性愛者ではないのに女装で男性に抱かれることに禁断の快楽を見出した。
ロバート氏はもともとSであり、
女装することだけですさまじい屈辱を感じているに違いない。
さすがに男性に肉体を自由にされることには抵抗があるようだ。
だが、彼はこうしてパンティのうえから私のペニスに舌を這わせている。
女装者であるとはいえ、わたしが男であることには違いがない。
今後ロバート氏と肉体関係を持つことはないだろうが、
さらに強烈な被虐性欲が彼を捉えていくかもしれない。
そのときロバート氏はどのようにして欲望を満たすのだろうか。
ああ、それにしてもなんと気持ちがいいのだろうか。
ペニスを刺激される快感。
そして、マゾ奴隷を調教する快感。
自分の中にあるS性の強烈さに驚きながらも、
わたしは心のままに支配者としての快感に浸った。

(次回完結)
中出真樹の新婚生活記念ということで意味深な臨時物語です。
一話完結の予定でしたが、じらし効果を狙って次回完結といたしました。




アニト (7月21日(木)23時54分05秒)
中出真樹さん、こん○○は。
うぉおおおおおぉぉーーー真樹さん!!!
9月には真樹さんはわたしだけの真樹さんではなくなるのですねー!!!
それは悲しい、しかぁーーし!、とてもうれしくも思います。
女装娘中出真樹・淫乱マゾ中出真樹、だがしかぁーーし!!、
中出真樹も人の子、どこにでもいる幸せを願う1人の人間!!!!!。
祝福いたします。
その一方、新たな興味も湧いてきました。
それは中出真樹さんのリアルな生活物語です。
今までの生活パターンと変わることは必然でしょう。
そこでいかに中出真樹さんの時間を作り出すか、隠し通せるのか?。
どういう展開で事が進みどんな結末を迎えることになるのか?。
おもしろくなってきました。




中出真樹 (8月18日(木)23時00分38秒)
▲アニト様▲
とてもバタバタと毎日が過ぎていきます。
家庭を持つということは、おそろしくエネルギーが必要なものだと知りました。
必然的に女装へのエネルギーがパワーダウンしています。
マゾヒズムの沸々と湧き上がる血も今はひんやりと落ち着いています。
しかし、この状態がいつまでも続くとは思えません。
わたしの被虐性欲は肉体と精神の中で蠢いているのです。
女装への欲望は死ぬまで消えることはないことを今回悟った気がします。
ではアニト様はじめ皆様に少しだけわたしのこれからの女装環境をばらしちゃいます。
わたしが女装者であることを彼女はずっと以前から知っています。
もちろん見られたことはありませんが、
一緒に暮らすことになれば見られることになるかもしれません。
ですから女装関連グッズは特に隠す必要はありません。
彼女に女装姿を見られるということは現状ではイメージが湧かないのです。
まあ、女装については良い環境にあると思います。
しかぁーーし! わたしがマゾであることを彼女は知りません。
わたしが中出真樹であることを知り、過去の書き込みを読めばどう思われるのか。
考えただけで憂鬱に・・・そして、なぜかワクワクしてしまいます。
▲田神真緒さま▲
お久しぶりです。
淫乱な欲望を少し忘れかけている中出真樹です。
やはり真緒さまの作品はわたしの欲望を刺激してくださいます。
読んでいて自然に股間がうずうずとしてしまいます。
もうすぐ生活環境の変わってしまうわたしですが、
真緒さまの作品に触れていると欲望に素直なわたしをキープできそうです。
▲吉田聡美さま▲
わたし思うのですが、
最近の女性って女装者に対してすごく寛容な人が多いような気がするのです。
わたしの彼女の場合は特別としても、周りにはそんな女性が多いですよ。
わたしは普段からリップグロスを持っています。
トイレに行ったときなどにつけるのですが、当然唇がテカテカしますよね。
そうすると職場の女性から指摘されるんだけど、
唇が荒れるのを防ぐためという言い訳をしているのです。
どんなグロスを使っているのか見せてくださいとか言われて、
彼女達に見せるとけっこうそこから話が盛り上がったりするのです。
それで、わたしの口紅つけてみますか? なんて言われることも。
もちろんつけたいけれども、ここは我慢。
で、当面のわたしの小さな悩みは、彼女にわたしの女装姿を見せるか否か。
女装者であることを知っているのと、実際の女装姿を見るのとは違いますものね。
▲小鶴さま▲
くうそうえんじぇるすへの登録おめでとうございます〜。
さっそく拝見させていただきました。
わたしのような淫乱欲望の女装とは違い、子鶴さまの想いが伝わってまいります。
わたしはもうすぐ彼女と暮らすことになるのですが、
それでも女装との縁を切ることはできません。
もとろん『空想デート』もです。
子鶴さまもきっと同じなのではないでしょうか。
▲鬼束権太さま▲
むふふふっ、権太さまの予想とは違って彼女はこの世界とは関係のない人なのです。
でも、わたしが女装者であることをなんとも感じないのです。
ということはごく普通の女性とはちょっと違うところがあるんですよ。
まあ、これから彼女のプライバシーを侵害しない程度に
わたしたちの生活等をばらしていくかもしれません。
ところで、ところで・・・
>あるのは大きな通学バックが一つ。
>これを痴漢さんと自分の間にグイグイと押し込みグリグリするのです。
>押し込んだところでバックの厚さ以上は離れられないのですが、
>これを執拗に繰り返すと大抵は諦めてくれます。
>まあ、権太の魅力がその程度ということなのかもしれませんが。
>もし痴漢さんにあったら、この方法で撃退してみてください。
え〜と、この方法で大抵は諦めてくれるということは・・ふむふむ。
それだけたくさん痴漢にあっているということなのですね。
うわーい、それは権太さまがすごく魅力的だということなのです。
なんだかイメージが浮かぶようです。
きっと権太さまは、一見華奢な感じで清廉、
優しそうだけどきりっとしていて凛とした気性の美女・・・
じゃなかった美男子なのだと思います。
きっと、これで当たってますよね。
▲みんなの妹スーパーアイドル美希子ちゃん▲
う〜ん、これだけ投稿間隔が開いてしまうと美希子ちゃんに忘れられてしまうかも。
そんな不安にさいなまれながらも、時間のない毎日が過ぎていくお姉ちゃんです。
でもね、こうしてわたしが沈黙している間に
権太さま、美希子ちゃんの両先輩をはじめとして
皆さんの書き込みがすごく盛況なのです。
うわ〜い、これでこそ空想デートだ〜。
ここにデビューする前の気分で楽しく読ませてもらっています。
いつかわたしも閲覧するだけの立場になるのかしら。
そんなことを、ふと考えるとたまらない気持ちになります。
でもね、お姉ちゃんは消えないよ。
二人の生活がはじまっても、ちゃんと継続していける環境はできたもんね。
・・・ロバート・ブレイクからのメール(後編)・・・
わたしの支配者としてのプレイは終わった。
女装のロバート氏はぐったりとしてベッドに横たわっている。
後ろ手にかけた手錠ははずしてあげたのだが、
彼はまだ拘束されているかのように両手を後ろに回したままでいる。
アナルバイブに犯されたままの肉体は、
いまだ射精の痙攣を忘れないかのようにときおり震えている。
あえて声はかけずにわたしは男に戻る。
ロバート氏がついさっき経験した禁断の快楽。
だが、それは同時に男として耐えられない経験でもあった。
彼は元々Sの男性なのだ。
潜在的に強烈なマゾ性を秘めているとはいえ、まだそれは開花していない。
そんな男性にわたしは生涯忘れることのできない屈辱を与えてしまった。
ロバート氏の両手を後ろ手に拘束したのもそのためだった。
こうしておかないと、おそらく彼は屈辱に耐え切れず、抵抗したにちがいない。
わたしはロバート氏の、ルージュにぬめる唇を徹底的にディープキスで責めた。
キスという行為を彼はマゾヒスティックな快感で受け止めた。
わたしと似ている。
両手の自由を奪われて唇を吸われる被虐的な快感。
彼にとってめくるめく時間だったはずだ。
本来ならここで止めるべきだった。
わたしも逡巡したのだが・・・。
ロバート氏をマゾとして調教するのは今日しかなかった。
わたしは決断をして、彼の股間のものを愛撫しはじめた。
アナルバイブはずっと振動をあたえ続けている。
彼がイク状態になるのはすぐだった。
だが、わたしは許さない。
その寸前に指の動きを止める。
ロバート氏は耐えられず腰をうごめかすが、
唇はディープキスでふさがれているので、口に出して求めることなどできない。
彼の肉体が醒めると、わたしは指を動かしはじめる。
そして、イキそうになると動きを止める。
何度も繰り返すと、ロバート氏のペニスの先端からは透明な液体だけではなく、
精子の混じったものもトロリと出始めた。
だが、本格的な射精は徹底してじらした。
ロバート氏にとってはつらい時間、
そして、たまらなく気持ちのよい時間だったはずだ。
そのまま終わっていれば・・・。
わたしは残酷な選択をした。
さんざんじらした彼を、わたしの指でイカせてあげたのだ。
その瞬間、ロバート氏はこの世のものとも思えぬ快感を知ったはずだ。
羞恥の極みである女装姿で、徹底的にじらされたあげく射精をさせられたのだから。
しかも、中出真樹にずっとディープキスをされたまま、後ろ手に拘束をされて。
覚醒しつつあるマゾヒズムは未知の快楽を生み出しているはずだ。
実際に射精のときの全身の震えはすさまじかった。
身体中の骨がばらばらになってしまうのではないかと思えるほどの激しい痙攣。
飛び出した精液の量もすさまじいもので、よくぞこれほどと思った。
だが、本当の調教はここから始まる。
わたしの指はロバート氏をさらに辱めた。
彼は最初の大きな痙攣のあと、わたしの愛撫に新しい痙攣を繰り返した。
その連続。
最初の快感ほど強くはないが、さらなる快感が彼を襲っている。
わずかな時間・・・それでも一分ほど続いたかもしれない。
ロバート氏は10回以上痙攣を繰り返して精をはき続けたが、
さすがに愛撫に対する反応は消滅する。
わたしはそれでも愛撫をやめない。
もちろん、濃厚なディープキスも続けたまま。
彼の肉体から弱々しい、しかし明確な抵抗が感じられた。
股間を支配する指から逃れようと腰をうごめかし、
なんとかディープキスから逃れようと舌と唇をかたくする。
精を出しつくしたロバート氏にとって、わたしの行為は苦痛以外のなにものでもない。
いや、そんな表現では彼の心境を百分の一も語っていないだろう。
ロバート氏は生まれてはじめて男にイカされた。
女装姿で両手を後ろに拘束されディープキスを強要されたまま。
相手が女装者の中出真樹といっても男であることに変わりはない。
言い知れぬ後悔の念が彼を責め続けている。
ロバート氏にとって、わたしにされている行為は
おぞましいこと以外の何物でもないはずなのだ。
男の生理というのはそういうものである。
いかにすさまじいほどのマゾヒズムを潜在的に所持しているとはいえ、
彼はあくまでサディストなのだ。
精を放出した直後のロバート氏はSの男性そのものであり、
Mの部分は完全に隠れてしまっている。
そんな状態で彼はわたしにずっと弄ばれているのだから、たまったものではない。
わたしなど女装を始めた最初の頃は、オナニーをして精を放ったあとは
狂ったようにランジェリーを脱ぎ捨て口紅をぬぐったものだ。
欲望が満たされたわたしは、女装にすさまじい嫌悪を感じた。
そのような感覚から開放されるまでにはずいぶん時がかかったものだ。
いまでは射精をしてからもブラジャーの締めつけ感、
ハイヒールの窮屈さを心地よく感じながら、
ルージュの唇で淫らなセリフをつぶやいたりする。
わたしの変化をいまのロバート氏に望むのはむごいことだろう。
あまりにもマゾとしての時間と経験が少なすぎる。
このまま彼がマゾヒズムを封印してしまうのか、開花させていくのか、
わたしにはわからない。
今回限りの肉体の契り。
あとはわたしがロバート氏の調教を受けるだけ。
わたしは頃合いを見計らって彼への凌辱行為を中断した。
このまま継続すると再び興奮の火が高まってしまう可能性がある。
そうなる前にわたしはロバート氏を解放した。
それが彼にとって、もっとも残酷な仕打なのだ。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
わたしたちは場所を変えてプレイをした。
ラブホテルのはしごなのだが、これには理由がある。
ひとつはSとMという立場を逆転するために気分を転換すること。
そして、それ以上に重要なのは本格的なSMプレイをするための、
専用のラブホテルが必要だった。
今回、わたしは肉体に苦痛を受けるというプレイを希望した。
普段からわたしは精神的なマゾであることを自覚している。
本格的なSMルームで鞭を打たれたり、
熱い蝋をたらされるということは想像もしないことだった。
しかし、今回はおそらく最初で最後の機会だろう。
ロバートは本物のプレイをするサディスト。
そんなロバート氏を被虐性欲の世界へ導いたわたしだから、
逆に自分の知らない世界へ導かれることも当然の成り行き。
実際のプレイ内容については書かないでおこう。
いや、わたしには書くだけの力量はない。
とにかくすさまじい調教であったことは間違いない。
絶対的な支配状態の中でわたしは半狂乱のように許しを乞うだけだった。
尋常ではない苦痛の連続はわたしにとって地獄だった。
いまでもあのプレイを思い出すと恐怖を感じる。
だが、後悔はまったくしていない。
思い出して感じるのは恐怖だけではなく、肉体のうずきなのだ。
やはりロバート氏はすばらしいサディストだった。
彼は全精力を使って乾坤一擲のプレイをほどこしてくれたのだ。
肉体の傷は消えたけれども、あの人を忘れることはないだろう。
たとえ愛する女性と暮らす日々が続いても。

(おわり)




アニト (8月20日(土)00時08分41秒)
中出真樹さん、こん○○は。
「ロバート・ブレイクからのメール」完結おめでとうございます。
わたしの元にもときどき「メールで調教して欲しい」という旨の
メールが届くことがあります。
しかしどういう人なのかどんな嗜好を持つのかなどなど
わからないことだらけではプランの立てようがありません。
SMは暴力ではなく支配は恐怖ではなく、
お互いを思いやる心と信頼しあえる絆が必要だと思うのです。
真樹さんの物語には相手の心を見る目があり感心してしまいます。
>必然的に女装へのエネルギーがパワーダウンしています。
女装を、趣味としてする人と生き方と捉えている人の違いのひとつが
女性との関係かもしれませんね。
真樹さんがマゾだと知れたときに何が起こるか《ワクワク》しますよ。


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