桃原美希子 (5月25日(水)23時59分31秒)
■アニトさま■
新しい作者さまが何人もご登場されています。
さすがアニトさまの『空想デート』は地道ながらも衰退なし。
ホントに書きたい方がたくさんいらっしゃるんだなーって思います。
うれしくってみなさまの物語を何度も読み返してばかりいて
ご挨拶が遅くなってしまいました。
書きかけの「SとMの構図」はちょっとお休みして、
またまたヘンテコ物語です。
>女装娘さんからいただいた洋服がありますから送りましょうか?。
え、本当でございますか?
でもでも…いろいろとお手数をかけしてしまいそうですから
お近くで欲しい方がいらっしゃいましたら差し上げてください。
それに、いつの間にやらお洋服を買いに行くのが楽しくなりました。
近くに古着屋さんがありまして、
ずーっと前にアニトさまに教えていただいた方法を実践しています。
人の目を気にしてドキドキしながらなんですけれど
それも楽しみのひとつと思えるようになって
ついつい試着の回数も多くなっちゃっています。
キャミソールやスカートなんか300円くらいからあるんです。
でも下着を買う勇気はなくて通信販売で購入しています。
通販雑誌の下着のページを見るのも楽しくなりました。
みなさまはどうやってお洋服や下着を手に入れているのでしょう?
■紀香さま■
はじめまして、桃原美希子といいます。
あひぃ〜、電車に乗って公園へ、それもお昼間に!
夢です、願望です、理想です。
そんなことができたらいいなーって思ってしまいます。
それに後半のエロエロ度といったら…すごすぎますですぅ〜。
自分がそういうことをしたら…って置き換えて読んでいますので
つづきをぜひぜひお願いいたします。
■さささま■
はじめまして、桃原美希子といいます。
アニトさまも書かれていますけれど
ホントに絵がポーンと思い浮かびます。
なにがあってお母さまと一緒にお買い物をすることになったのか
その後どうなったのか
いろいろと教えていただきたいことがたくさんあります。
これからも書きこみをよろしくお願いいたします。
■相沢美紀さま■
はじめまして。桃原美希子といいます。
同じミキちゃんなので親近感をおぼえます。
美紀さまはいろんなことを体験していらっしゃるのですね。
うらやましいです〜。
それにしてもいろんなことってどんなことだろう?ドキドキ…。
物語にあるようにお店に勤めていらっしゃるんでしょうか?
そこにはスタッフとしてお客さまとして
たくさんの女装娘さまがお集まりになるのでしょうか?
男性もいらっしゃったりしてすごいことがおこなわれているんでしょうか?
ううううっ、ドキドキするぅ。
あ、お答えいただかなくてもかまわないですから。
ここは「空想デート」ですし、
物語は書かれていない部分を空想するのが好きなワタシなのです。
■淫乱秘書隷嬢 吉田聡美さま■
>聡美、正直言って今回の「SとMの構図」読んでびっくりぃ!
わーい、やったぁ〜って感じです。
物語を作るとき、もしかしたらこんな人がいるかもしれない、
いたらおもしろいなー、うんにゃきっといる、ありえないことではにゃい、
そんな期待を持ちながら書いていくんです。
ですから、ええっ、本当にご夫婦そろって脱毛しちゃう方がいたなんて〜、
それもこんなに身近な聡美さまだったなんてー!
ってワタシの方こそびっくりしちゃってます。
でもこれでワタシの書く物語がまったくありえない話なわけじゃない
という安心感というか自信がうまれました。
……でも本当は天井裏から覗いていたんですけれど。
■中出真樹お姉さま&先生さま■
>うーん、美希子ちゃんのオナニーはこんなに勢いがいいのかしら。
オナニーは勢いがいいのかもしれませんけれど
(人と比べたことがないのでどうなんだか…?)
あっという間にドピュ〜〜〜
……ってそんなに早くないつもりですぅ。
あ、物語の話でした。お姉さまのいじわるぅ〜。
なんていうか、書きたいテーマが決まると書かずにはいられない、
ドドドドドドドッーと書いて、書いているうちに次のテーマを見つけると
そっちも早く書き出したい、だから先に手掛けていた方は
あっさりと終わらせちゃえーーーシコシコシコシコシコッー
ドピュ〜〜〜、みたいな感じなのかもしれません。
つまりは物語早漏なんでございます。とほほ。
>そうすると次は全編セリフオンリーの物語というわけなのね。
わーん、たいへんなことを宣言してしまったものですぅ。
ならばとトライしてみたしだいです。
−−− 女装娘三人寄れば姦しい −−−

「…って、それはないと思わない?」
「そりゃそうよねー、それじゃわかんないもん」
「こんばんはー。楽しそうですね。何のお話していらっしゃるんですか?
マリンっていいます」
「はじめまして…かしらね? 私、ルミコ、よろしく」
「ワタシはカナエっていいます。
今ね、インターネット掲示板のことをしていたの。
いろんな書き込みがあるけど、わけわかんないのが多いっていう話。
たとえば『きれいな女装娘さんとデートがしたい』ってあっても
『願望だけ書いてどうする!』なわけじゃない。
とか『ミニスカートを穿いて公園へ行きます。お触りしてください』なんて
『どこの公園に何時なの!』ってツッコミ入れたくなっちゃうでしょ」
「そうそう、こっちが突っ込まれたいのにね。っておいおい!
気になった書き込みにはレス入れたりするんだけど
その後ぜんぜん反応がなかったり…。
メアドがついてればメールを送ったりもするのよ。
と、遥か遠方に住んでる人だったり、お互いの希望がかみ合わなかったり…。
とにかく最低限の情報くらいは書いておいて欲しいわけ」
「へー、マリンはそういうことしたことがないからわからないんですけど
たしかに手間がかかるというか不親切ですよね」
「あらマリンちゃんはしたことないの? ウブなのね。おいくつ?」
「21歳です」
「やだ、私の半分以下じゃ…なくて今日の私は可憐な若妻なんだったわ」
「欲求不満の若妻よね、七変化のルミ姉さんは」
「言ってくれるじゃなーい。
そういうカナエっちだってホントは男に抱かれたいくせに。
ハッテンバへ行く勇気ないもんだからなかなか相手が見つからないのよ」
「ハッテンバってなんですか?」
「まぁ、マリンちゃんほんとうにウブなのねー。
一部のポルノ映画館とか女装世界で名の通った公園とか。
大きな都市には必ず一つくらいはあるものよ。
たいていはホモくんの溜まり場なんだけど女装娘もちらほらいたりして」
「ルミコさんはそういうところへも行くんですかぁ!」
「掲示板じゃ会うまでのプロセスに時間がかかるじゃない。
ハッテンバなら行けばなんとかなるもの」
「へーそうなんですかぁ」
「マリンちゃん、そんなに簡単に信じ込まないほうがいいわよ。
だってどんな人がいるかもしれないんだし、いろいろと不穏な噂は絶えないし」
「カナエっちは心配しすぎよ。
掲示板で知り合ったどこの誰ともわからない人と
ホテルなんかで1対1で会うことのほうがよっぽど怖いこともあるんだから」
「ひぃ〜、なんかどちらもすごそうですぅ」
「だからワタシの場合はカキコするとき
『最初はメールから』ってお願いするんだけど
来るのはいきなり『電話番号教えて』とか『写真見せて』とか
『やらせろ』とかウイルスメールとかそんなのばっかり。
それにこっちからどんな人なのって質問するとなんの返事もなし」
「メールのやりとりが続かない人って多いわよね。
いきなり会っちゃったりするのは女装の低年齢化のせいかしら」
「マリンはハッテンバとか行ったことはないですけど
ずっとメールのやりとりしている男性がいますよ」
「肉体関係はあるの?」
「きゃっ、ルミコお姉さま、いきなり大胆な質問っ!
ええと…遠距離の片想いなんです。
会うにはそれなりの準備が必要だし、
やっぱり気持ちの面ですっごぉーく勇気がいりますから」
「まっ最初はね。でもそのうちチンポがついていれば誰でもってことに」
「ルミ姉さん、そこまでハッテンしちゃったの?」
「うそようそ。私だってセクフレは5人くらいかな」
「わぁお、5人でもすごいわよ。ワタシも1人でいいから彼氏ほしいなー。」
「だからカナエっちもっと積極的に行動しなくちゃ」
「そう思って勇気出して画像掲示板にも投稿したり
最近はホームページを持とうかなんて考えていて」
「あら、そんなことまでしていたの。けなげねー。
だけどホームページって自己PRにはいい方法かもしれないけど
更新がたいへんだったり荒らされて潰されるのも早かったりするわよ」
「マリンのメール彼氏もそんなこと言ってました」
「ホームページ持っているの? どんな?」
「すっごいエッチだったりするんですけど、
別の見方をするとすっごーいまじめみたいにも思えて…」
「いいなー、マリンちゃんにも彼氏がいて」
「そうそう、こんなマリンでさえ…ってカナエ姉さんってば」
「マリンちゃん、ノリがよくなってきたわね。
ともかくカナエっちは何人かのセクフレじゃなくて1人の彼氏が欲しいのよね。
今までとおりコツコツとやってけばいい人みつかるわよ」
「カナエお姉さまはお出かけなんかしてらっしゃるんですか?」
「完全女装で出掛けるわよ。近くにホモくんの集まる公園があるの」
「でも車から降りられなくて悶々としているだけなのよねー。
で、誰もいないところでこっそり散歩してるだけ」
「ふーんだ。そういえばこの間なんかすごいのよ。
ようやく下着女装の人と会うことになって待ち合わせたの。
下着女装っていったら見た目は男性モノの洋服を着ていて
下に女性下着をつけているってことじゃない」
「当然よね」
「そうなんですか?」
「そうなんですかって、マリンちゃん。
だって野外で下着だけしか身につけていなかったらどう考えても変じゃない。
なのに待ち合わせの場所に着いたらそんな人がいて…」
「きゃー、露出魔。私なら飛びついちゃうかも。で、声かけたの?」
「変態ルミ姉さんと一緒にしないでください」
「あら失礼ね。でもそんなのだったらいっぱいいるわよ。
純女だったら絶対着合わせないようなめちゃくちゃなファッションとか
首から下はそれなりに一応なんだけど
お化粧はしてなく髪もそのままの人。本人いわく首下女装」
「そんなのありなんですかぁ?」
「ね、マリンちゃんもそう思うでしょ。
でもルミ姉さんは本人がそれでいいならいいんじゃないって言うの」
「見た目はそりゃ変だわよ。
でも価値観や解釈はそれぞれだし自由なんだし、
下着フェチもいれば異性装もいれば
女性の身体や心に近づこうとする人もいるわけで
一口に女装と言ったって括りが大きすぎるじゃない。
だからむしろ自分は下着女装です首下女装ですって宣言しちゃう子は
潔いと思っちゃうわけ。
ただでさえ女装って世間から白い目で見られているのにさぁ、
同じ枠内にいてお互いを中傷したり攻撃したりって見苦しいわよ。
と私は思う、でも他の人は違う意見かもしれない。
だからそれらも理解したうえでさらにみんな仲良くすればいいのにね」
「頭ではわかっているんだけど…」
「お話の途中でごめんなさい。これ以上ここにいられなくなっちゃいました」
「マリンちゃん、どうしちゃったの?」
「家族が…」

 △ △ つづく △ △
やっぱりセリフオンリーって難しいですね。
誰のセリフなのかを誰かのセリフの中で説明しないと
わからなくなっちゃいます。
一応、ルミコは「私」、カナエは「ワタシ」、
マリンは「マリン」と書きわけています。




アニト (5月26日(木)23時12分49秒)
桃原美希子さん、こん○○は。
もしかしたら書き込みのタイミングを計っていませんか?。
細かいところにも技あり!でうれしいです。むはは。
>いつの間にやらお洋服を買いに行くのが楽しくなりました。
女性服売り場がすっかり夏色に染まり、
わたしでさえ付近を歩くのが楽しいくらいですから
興味のある人にはたまらないでしょう。
ねっ、その方法ならば案外簡単に《試着》もできるでしょ。
ユニク■で《実践》している人もいます。
いよいよ次は下着の店頭購入に挑戦してみましょうか。
報告を楽しみにしています。




桃原美希子 (6月24日(金)00時05分52秒)
■アニトさま■
梅雨に入り蒸し蒸しした日々が続いております。
おかげでワタシはもうエアコンの除湿を使い始めました。
この時期の女装はたいへんです。
>自宅以外のどこかで《即オナニー》してみてください。
はひ〜、ご命令とあらば即実行。
自分ではなかなかできないことも
後押しされますとやってみたくなっちゃいます。
物語の登場人物たちにはエッチなことをバンバンさせているんですけれど
自分のことをそのまま書くって恥ずかしいです。
まずはメールでご報告いたしますね。
どういう物語にしたらいいかアドバイスしてくださいませ。
それと、今回の物語はたいへんでした。
書き出しの1話目ってたいてい勢いで書けるんですけれど
ラストってお話をまとめなくちゃならないものですから
いつもものすごく苦労するんです。
なのに2話完結。えらいこっちゃでございましたぁ。
■雅子さま■
お久しぶりでございます。
読んでいて途中で「2.なすがまま」とありましたもので
あれ、その前の文章が「1」なのかな?
でもタイトルがないしご挨拶文みたいだけど‥って思っていましたら、
「最後まで」の2話目だと気づくのに時間がかかってしまいました。
もうしわけございませんですぅ。
さっそく「2004年の物語」を開いて最初から読ませていただきました。
真っ白でふんわりとしたウエディングドレスから
ちらちら見え隠れする肉色やピンク色。
雅子さまの物語にはいつまでも清純さを失わないエロチックを感じます。
でもリアルではアナル奴隷としてご主人さまに愛されているんですね。
うらやましいですぅ。
■マユさま■
「彼」のセリフがすごいです。
抵抗しないと諭されて、従えばたしなめられちゃうなんて。
彼は複雑な面を持っているような気がします。
続きをぜひぜひお願いいたします。
■淫乱秘書隷嬢 吉田聡美さま■
>大きいサイズコーナー、私もそう思ってました。
ですよねー、そう思いますよねー。
洋服だけでなくて大きいサイズの靴があってウイッグがあって
密かに女装娘向けコースがあるんじゃないかなって思えるほどの親切さですもの。
いっそのこと制服系とかコスプレなんかも扱ってくれたら
やるなニ○センと贔屓にしちゃうんですけれど。
「鉄腕サトミ」はアニトさまがおっしゃるとおり
哲学的で宗教的で聡美さまの知的部分が満載の壮大な物語になっていますね。
うううっ、とてもまねができないです。
でも一方で痴的なところも発揮されて、
今度はじゅじゅ獣愛でございますかぁ、ひええぇぇええーーー。
聡美さまのすごさに圧倒されておりまするぅ。
■中出真樹お姉さま&先生■
>ヌピュッと透明な液体だけで毎日我慢します。
あひぃ、それがどうしてもできません。
ここで全部出し切っちゃうと気持ちいいーーーー!
と強い刺激を与えて我を忘れちゃうのがいけないんでしょう。
美希子の我慢知らず、ばかばかばかっ、です。
それにしてもさすが達人のお姉さま、感心するばかりです。
>ただ、尊敬に近い感情を持つことはあります。
>知的な文章を書く方であれば、相手が男性でも女装娘さんでも
>特別な感情を持ってしまうわたしなので、美希子ちゃんにも・・・。
それはワタシも同じで、尊敬と恋愛って対象が微妙に違えど
かなり近い感情なんじゃないかって気がします。
両親には尊敬の気持ちと異性に対する恋愛とは違う愛があります。
異性に対する恋愛感情にも尊敬が含まれていないと
なんだか本物じゃない気がして。
もちろん異性ばかりでなく同性を対象にする人もいます。
もしかしたら男に生まれながら
女の子のようになりたいという気持ちもあるものですから
尊敬や恋愛の対象が同性でも異性でもいいのかなって思うときがあります。
そうならば女装をしない人たちは知的な文章を書く同性に
ぜったい特別な感情は抱かないのかな?って疑問が生まれるんです。
きっとそんなことはないと思うのですけれど。
ウッキーッ、物語の方で猿並みの知恵を絞りきったものですから
考えがうまくまとまらなくて申し訳ありません。
でもこれだけは確かです。
知的な真樹お姉さまが大好きです。
物語はこんなふうになっちゃいました。
−−− 女装娘三人寄れば姦しい 2 −−−
階下で小学4年生になる娘の大きな声がした。
今朝、今日は娘が学校から戻ったら2人で映画を見て食事を済ませてくるわ
と出かけていた妻と娘が帰ってきたのだ。
仕事を終えて帰宅後の1人だけの時間をたっぷり楽しめると思っていたが
ついつい夢中になりもうこんな時間になっている。
わたしはキーボードに「家族が…」と打ち込むとその先を思いつかず
エイッとばかりにパソコンをシャットダウンした。
リビングへ降りていくと娘が興奮を抑えきれない様子で飛びついてきて
見てきたばかりのアニメ映画のストーリーを語りだした。
妻はくすりと笑って着替えのためだろう寝室へ向かう。
いつもより少し念入りに化粧をし、上品なブラウスを着ていた。
妻の下着や洋服を拝借していなくてつくづくよかったと思う。
夏海の語る映画ストーリーはクライマックスに達しようとしている。
悪者に追い詰められてあわやヒロインだーいピンチ。
そのとき飛び込んできた女の子がぱっと洋服を脱ぐ。
と現れたのは正義の味方ピンキーレディ。
レオタードみたいなフリフリコスチュームがチョ〜カワイイの。
でも本当の正体はね、同じ学校のサッカー部のキャプテンなんだよ。
潜入捜査がしやすいようにいつも女の子の格好をしているの、と夏海は説明する。
なんだそりゃと思うと同時にわたしはドキッとした。
それを女装というのだが小学生ではその概念はないのかもしれない。
無邪気な顔で夏海は笑う。
妻が着替えを終え戻ってくる。
ノースリーブのワンピース、わたしのお気に入りの服だ。
月に一度か二度、家族がいないときを見計らって
わたしはそのワンピースやその他の洋服それに下着も拝借して
こっそりと女装を楽しむ。
お化粧は時間がかかるからしたことはなく、もちろん外出など考えにも及はない。
女性の洋服を着ることなど自分だけがしているのかと思っていたら
最近インターネットで女装というジャンルが確立していることを知った。
チャットは3回目。
完全女装で外出したくさんの男性に抱かれた体験を持つルミコさん。
彼氏が欲しいのだが人と会う勇気がないというカナエさん。
本当にそういう気持ちを持ち、そこまでの行動をおこす男性が
世の中にいることに驚いている。
わたしにはとてもそこまでまねができない。
いったいどういう人たちなのろう?
 ▽ ▽ その20分後 ▽ ▽
自分でも意外なほど荒い息を吐き出しながら
ワタシはパソコンをシャットダウンした。
またやってしまった女装レズチャット。
ルミコさんの巧みな言葉責めにいつもいつもポコチンを握り締めずにいられない。
ぬるくなってしまった缶ビールの残りを一気にのどに流し込む。
食べかけのコンビニ弁当は明日の朝食分にとっておこう。
精液でべっとりとねばつくトランクスを脱いだ。
ついでに汗にまみれたアンダーシャツも脱ぎ、
フルチンのまま洗濯機に放り込む。
独り身の自由さと寂しさを感じるのはこんなときだ
家庭があればなぁ。
しかし遥かな願望よりも目の前の課題が襲ってくる。
明日の職員会議での提出資料を今夜中に作成しなければならない。
そう思ってPCの電源を入れたのだが
ついつい開いてしまったチャットルーム。
女性の裸写真に見切りをつけ、SMサイトも一通り覗き、
たどり着いたのが告白サイトだった。
女性に憧れ、しかし苦痛系のSMは見るに耐えがたく、
自分でもできそうなソフトな変態行為、それが女装に思えた。
いや進むべき道は他にもあるかも知れず、
留まっているといったほうが正しいかもしれない。
堅物教師といわれながらも校長の椅子に座るまでになり、
息子と娘も教職につき独立し、妻に先立たれて7年、
定年までにはあと2年、もう2年、まだ2年‥‥。
生来のA型気質はデータ収集分析から始まる。
だからカナエという名前で掲示板に書き込みをしチャットをする。
洋服や下着の購入方法を教えてもらった。
ハッテンバで行われている秘め事は好奇心を刺激する。
しかしワタシはまだ女装をしたことがない。
女性モノの下着や洋服を買う勇気がないからだ。
校長という肩書きを下ろしたらもしかしたらその道に‥‥。
▽ ▽ その5分後 ▽ ▽
彼は今日残業で遅くなると言っていた。
部屋に独りでいるとき私はよくパソコンを開く。
はじめはいろいろなサイトを見ているだけだった。
そのうち独身女性のつぶやきサイトに書き込みをし、
のろけ話やら不満やらを告白しあうようになった。
私にものろけ話ならたくさんあるが、大きな悩みもひとつある。
今も家賃を払い続けているマンションから
とりあえず必要なものだけ荷物を彼の部屋に運びこみ、
同棲を始めて3ヶ月。
パパに知れたらどうしよう、どう話そう。
彼はそのうちご挨拶に行くよと言っている。
でも少し優柔不断なところのある彼の言葉を待っていては
いつになるかわからない。
今度ちゃんと話をしてみよう。
私がちょっと強気な言葉を使うと彼はとても優しくなる。
もしかしたらマゾっけがあるんじゃないかとさえ感じる。
エッチの時なんか‥‥ってそんなことを考えている場合じゃない。
‥‥ってたった今エッチなチャットをしていた私が言えることじゃないかな?
それにしても女装娘さんの性欲って‥、と思う。
告白サイトにあるチャットルームにはときどき女装する男性が入ってくる。
カナエさんとはそこで知り合った。
今日はマリンちゃんという子がやってきた。
いったいどういう男性が女装するのだろうか?
どこに住んでいるのだろうか?どういう生活をしているんだろうか?
たとえば眼下の一戸建てに住んでいるご家族。
たしか小学生の娘がいる、とするとご主人は30歳半ばくらいだろうか。
あの人がカナエさんだとしたら‥‥
夜遊びしているようにみえないし、それはありえない。
チャットだから素性はわからなくていい知らなくていい話さなくていい。
でも死んだ母と同じ名前のカナエさんも
マリンちゃんと名乗る女装娘さんもどこかに確かに存在する。
私が本当は生まれついての女で、教師で、27歳で
もちろん男漁りなんかしたことはないのに
淫乱女装娘ルミコを名乗って確かにチャットをしているように。
この頃、彼に女装させたらどうなるだろうかと思うことがある。
男性は多少なりともそういう気持ちを持つと聞いたけど
彼はどういう反応をするだろう?
変わったエッチができるかな?
今度命令しゃおっかな。
‥‥ってまたまた考えが変な方向へ行っちゃった。
目下の悩みはパパのこと。
小学校の堅物校長で生真面目なA型だし‥‥。

 △ △ おわり △ △
あとがき
1話目のご挨拶の部分で中出真樹お姉さまに
「全編セリフオンリーで書く」とお約束しましたけれど、
1話目はチャットの会話、2話目は「 」付きセリフを排除して
はじめから意図して全編セリフなしを仕組んでいました。
真樹お姉さま、いかがでしたでしょうか?
それと、チャットの可能性についても考えてみたんです。
文字で会話をする相手ってどんな人なんだろうって。
この物語では1話目でそれぞれの設定を
マリン(自分のことをマリンという)はウブな20代、
カナエ(ワタシ)室内のみ女装・30代
ルミコ(私)ハッテン女装娘・40代
とみなさまに思い描いていただけたら成功。
でも実はマリンは小学性の娘がいる家庭持ち、
カナエは女装経験がないもうすぐ定年を迎える学校長、
ルミコは27歳の純女さん、との素性で、
チャットってそういう可能性もあることを書きたかったわけなんです。
さらにさらに、ルミコさんこと純女さんのパパは学校長で
隣の一軒家には小学性の娘がいる家庭がある。
もしかしたらその子の学校の校長先生は‥‥。
どこの誰かはまったく知らないチャットの会話で
意外と身近な人とおしゃべりをしたりして〜。
それと、このうちの1人は実は以前にワタシが書いた物語の登場人物なんです。
ルミコ・カナエ・マリンなんて名前は初耳だっておしゃりたいんでしょ?
くどいようですけれどチャットですから別名を使うこともできるんです。
ええと…、だれがどの物語に登場した誰なのかは……
まだ決めてませんけれど。




アニト (6月26日(日)00時17分51秒)
桃原美希子さん、こん○○は。
「女装娘三人寄れば姦しい」完結おめでとうございます。
ほほほう〜、《えらいこっちゃ》の分、とてもおもしろい物語になりましたね。
レスを書くとき気をつけているのは
展開やオチをばらさないようにすることなのですが、書きたいああ書きたい・・。
しかしばらしてしまっては読者さんの楽しみを奪ってしまうことになります。
お見事!というほかありません。
>どういう物語にしたらいいかアドバイスしてくださいませ。
以前メールで「チャット」についても語り合いましたね。
些細なアドバイスにさまざまなアイディアや可能性を考え足し
練り膨らませてしまう美希子さんの空想力に驚くばかりです。


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