桃原美希子 (8月26日(木)16時16分47秒)
■アニトさま■
アニトさまの金、いただけるように性いっぱいがんばります。
あれ、なんか字がなんか違ってるみたいです。
でも「性いっぱい」の方が似合っているような気がして…。
「性」にからめて今読んでいる本で
男性・女性は「昔、男生・女生とか男姓・女姓と書くこともあった」と知りました。
気になって辞書で調べてみますと
「りっしんべん」は「心」の変形で「精神に関すること」であり、
「性」は「うまれつき・さが」という意味だそうです。
ということは「男性」は「生まれつき男」「男の心で生まれた人」と読めます。
「姓」はというと「一族・家すじ・氏・苗字」とあります。
女偏が入っているからやっぱり人類って女系なのかな?とも思いますけれど
調べるのはまたいつかの機会にするとして…。
ともかく上の読み方に倣ってみると「男姓」は
「(心が)女で生まれた(生まれたかった)男」って読めるんじゃないでしょうか?
いろいろな女装系掲示板に「女装娘」って書き込みを見るたびに
この人も空想デートを読んだことがあるのかな?とか
多くの人が使うようになったのは空想デートの影響なのかな?
なんてうれしく思っています。
でぇ、アニトさまぁ〜、アニトさまのお力で
今度は「男姓」って単語を流行らせてはいいだけないでしょうか。
使い方としては「男性モード」って言葉の代わりにどうかと思うんです。
字を見ても小さくでも「女」って文字が入っているとうれしいですし…。
例として、「ワタシは女装娘ですけど男性モードのときには」というのを
「ワタシは女装娘ですけど男姓のときには」みたいな感じです。
ちなみにアニトさまは「男聖」
(聖…知徳が最もすぐれ、あまねく事理に通じていること、また、その人)で、
奴隷さま方には「男牲」(牲…神に供える生きた動物)という字もあります。
■男!鬼束権太さま■
>「鈴木君って、けっこうオ○ンチ○大きいよね。」
肉体関係ありでベッドの上でなら鈴木君もうれしいんでしょうけど
廊下で唐突に言われてもねぇ、です。
性に関することはやっぱり秘め事っていうか触れにくいはずなのに、
女装娘だと知るとずけずけといらやしい言葉とともに言い寄ってきたり、
全員が淫乱だと思っている男の人にはデコピンしてやりたくなります。
みんながみんなあなたが思っているような人じゃないし、
女装娘側にも男性を選ぶ権利だってあるんですからねって。
女の子として接してもらいたいっていうのは心の部分が大きくて
エッチはその延長上にあってほしいと思うんです。
その点権太さまは作者としてももちろん、
物語を読ませていただくと登場人物みんなが紳士なんですよね。
あら、またどこからか「て、てやんでぇ」の声が…。
■亜井京子さま■
>マイ ピクチャには、たくさんワコールのサイトから保存した画像が
修理の人は京子さまの家庭構成までご存じないでしょうから
ご家族の誰か女性が保存した画像だと思うんじゃないでしょうか?
ワタシ、以前友人が遊びに来たときにうっかり女装フォルダを開いてしまって
画面いっぱいに女装娘さんの写真を出してしまったことがあります。
でもおちんちんとか写っていなかったので、
友人は女性だと思ったのかなんにも言いませんでした。
あのときは焦っちゃいました、ホント。
京子さまの物語ますます刺激的で感じ入っちゃってます。
それとアニトさまとの挨拶文のやり取りにも注目しています。
淫乱肉人形亜井京子さまはどんな方に競り落とされるのでしょう?
■聡美さま■
「別棟」ご登場おめでとうございまーす。
この掲示板はみなさまとの共有場所って感じですけれど、
「別棟」に移していただくと自分の部屋ができた
ってワタシもとってもうれしかったのを思い出しました。
これからもいろんな物語を書いてくださいませ。
そう願いながらワタシったら……
ひぇ〜、消防士さんのお話、オチ?を先取りしてしまいごめんなさいですぅ。
桃井美希男君に違うホースを握らせてあげてくださいませ。
白くて濃い消火液が溜まりすぎて漏れ出しちゃう前に。
■中出真樹お姉さま&先生さま■
「レズビアンの魔手 みゆきの章」 始まりました、パチパチパチッ。
中出美希子さんって中出真樹先生と奥様みゆきさまのひとり娘だったのですね。
しかもセーラー服の女子高生で純女、おまけにかわいいらしい。
ひゃ〜、わが身に置き換えるのはおこがましいですけれど、うれしいですぅ。
レズビアンのシーンから始まってどんなふうになっちゃうんでしょう?
空想するとオナニー三昧の日々になっちゃいそうです。
真樹お姉さまにお任せしますからいかようにも料理してくださいませ。
ワタシも気分を変えるための2話予定の新作です。
中出先生をちょっとだけ登場させています。
でもよく考えたら舞台にしたアニト学園は男子校。
中出先生のひとり娘美希子さんは純女さんなわけで……。
偶然の同姓かパラレルワールドということで。
−−− 痴漢にあってしまったぼくは 1 −−−

午前の授業が終わり、お弁当を食べ、
図書室に行こうと廊下を歩いていると後ろから声がかかった。
「曽乃内くん、ちょっと待って」
同じクラスの苅部くんだった。
「朝から沈んだ顔をしていたけど何かあったのかい?」
苅部くんはクラス委員をしているせいかおせっかいなところがある。
「悩み事があるんなら言えばすっきりするよ」
勉強はできても運動は苦手で、
運動部系の人に声をかけている姿はあんまり見たことはない。
だから成績は中の上・運動は中の下くらいのぼくみたいなタイプが狙われやすい。
本人は誠実な正義感からだと思っているようで、
無視しても昼休み中つきまとわれることになってたいてい根負けしてしまう。
本当は言いたくはなかったのだけれど
ちょっと驚かせてやろうとぼくは思い切って言った。
「朝ね、電車の中で痴漢されちゃったんだ」
苅部くんが読む本には痴漢なんて言葉は載っていないのかもしれない。
身体の動きが止まり目玉だけがくるくると動いて、
信じられないという顔をして小さく叫んだ。
「きみが? 痴漢? だってきみは男だろ! あっ、女の人の痴漢だったのか。
いやそれでも痴漢は許されざる行為だよ、鉄道警察には行った? 先生には?」
やっぱり言うんじゃなかった。でももう遅い。
「…ううん」
「それはよくない。よし僕が一緒についていってあげる。
そういう相談は田所先生がいいと思うんだけどたしか今日出張だったし、
きみが所属している吹奏楽部顧問の川上先生はちょっと頼りないところがあるし、
中出先生は用事がありそうにさっき体育館の方へ歩いていくのを見たし、
ここはやっぱり生活指導の鬼塚先生がいいだろうね。そうと決まればさあ行こう」
無理やり腕を組み廊下を引きずられるようにして
ぼくは体育教官室の前まで連れていかれてしまった。
そこには鬼たちが住むと噂されている。
柔道部の顧問をしている鬼塚先生はその中でも最怖ランクという話で、
実際のところぼくは鬼塚先生を間近で見たことがなかったのだけれど、
「失礼ひます」と苅部くんの声が一オクターブ高かったことから
それはもう鬼も怖がるような人物に思えてしかたなかった。
「おう、入れ」
「おうって言ったよ、おうって」
「わわわわかっているって。ぼぼ僕が一緒にいてあげるから心配にゃひよ」
苅部くんの足、床についているんだろうか?
確かめる間もなく教官室へなだれ込んでしまった。
運動部系の聖地・試練の館・鬼の住処・刑罰所…
いろいろな呼び名を持ち、校庭を見渡せる場所としては一等地にあるその部屋は
予想に反して……脱ぎ置かれたジャージがあるとか、
埃っぽかったり汗の匂いがすると思っていたのに……、
もしかしたら職員室よりもきれいなくらいだった。
スチール机が6つ並ぶ一番奥にスポーツ新聞を開いている人物がいた。
他の先生たちは昼練習で出払っているのかもしれない。
「鬼塚先生、ご相談がありますです!」
苅部くんの声は完全にひっくり返っていた。
「同じクラスの曽乃内くんが今朝痴漢被害にあったことをご報告に参りました!」
軍隊じゃないんだからさぁ。
初めて間近で見る鬼塚先生は椅子に座っていても大きく見え、
スポーツ刈りで四角い顔をしていたけれど
柔道をやっている人に特有の耳や鼻のつぶれはなかった。
間近で見たことがないと思っていたけれど
きっと何度も廊下ですれ違ったりしていながら
鬼も恐れる鬼塚先生だと気づかなかっただけなのかもしれない。
「お前は?」
「1年3組、苅部進一であります」
「一緒にその場にいたのか?」
「いえ、その場にはいませんでしたが、
ついさきほど曽乃内くんから相談を受けましてクラス委員の責任として…」
「帰っていいぞ」
「は?」
「付き添いだけなら帰っていい。教室でガリベンしてろ」
「は、はい」
もしかしたらこうして名前を覚えてもらうことで
苦手な体育の授業に対するなんらかの画策を持っていたのかもしれない。
無残な敗北の姿で苅部くんはうなだれて体育教官室を出ていった。
「で、おせっかい者にひっぱられてここまで来ちまったお前はこれからどうする?
俺も一応生活指導をしてはいるが末席だからな。
上に報告するかどうかはお前しだいでいいし、言いたくなければ帰っていいぞ」
そう言って立ち上がった鬼塚先生は身長180センチ以上、
胸板は隆々として厚く、半袖トレーナーから伸びる腕は僕の足並みに太かった。
といって太っているというわけではなく、たぶん全身が筋肉なんだろう。
「……そのぉ……はははじはじ……ないんで…すぅ」
自分ではけっこう冷静でいたつもりなのに言葉がうまく出てこない。
やっぱり話しづらいことだし、しかも目の前には鬼塚先生その人あり。
うううっ、ちょっと泣きたい気分。
「男だったらはっきりしろ。
高校生になったんだろ、痴漢なんかにいいようにされてどうする。
恥かしいのはわからんでもない、しかしそんな女、
とっつかまえてやるくらいの根性がないほうこそ恥ずかしいことだぞ」
「はじはじ初めてじゃないんです。それに相手は男の人で……」
「なににーーーーいっっ! 男だとぉーーーー!
むむむむむ、男かぁ、男では仕方がない、お前、非力そうだからな。
で、そいつには何度も狙われているのか?」
「さ…3回。顔を見ると近づいてきて何もしないときもあるんですけど、
だから僕、困ってしまって…」
「うーむ、許しがたい奴だ。
ほおっておけば被害はお前だけでなく他の生徒に及ぶかもしれん。
いやもう何人もが餌食になっている可能性は高い。
よし、なにがあったのか話してみろ」
鬼塚先生は手近にあった椅子を引き寄せ大股を開いてドカッと座った。
それでも頭の高さはぼくと変わらない圧倒的な存在感がある。

▽ ▽ つづく ▽ ▽




アニト (8月26日(木)23時54分24秒)
桃原美希子さん、こん○○は。
おもしろいことを考えましたねー。
せっかくですから挨拶文の中に収めるのではなく、
《男姓》という言葉を使って物語か論文にすれば
別棟に移した後も多くの人の目に留まり、PRになるでしょう。
たしかにここ数年で「女装娘」の言葉をよく見かけるようになりました。
ならば何年か後に流行るかどうかはわかりませんが、
状況に応じて「男姓」を使おうと単語登録をしておきました。
ところで今回の書き込みのとき、
美希子さんは「男姓」でしたか「女装」でしたか?。




桃原美希子 (9月18日(土)19時00分51秒)
■アニトさま■
2週間ぶりの書き込みになります。
というのも毎日書き込みがあるものですから読むだけで満足していまい、
それで空想してしまうものですから自分の物語に手がつけられなくて…
というのは言い訳でなんとこんな時期に風邪をひいてしまいました。
夜涼しくなったのに真夏のままの格好で寝ていたのがいけなかったみたいです。
ええと…、どんな格好なのかは秘密です。
そうそう、この間久しぶりにちょっとだけ車から降りてみました。
夜風が気持ちよく感じられました。
これからちょこちょこっと外出の機会を増やしたいと思っています。
と思ったらアニトさまはもう外出していらっしゃったのですね。
「お知らせ」を読んでしまいました。
アニトさまがお住まいのところでは女装娘さまに偶然会うってことが
たびたびあるのでしょうか?。
■吉田聡美さま■
現実を書くのってワタシの場合すごくテレがあるんですけれど
外出をしたり1人エッチしたりしている聡美さまのご様子を
読ませていただくことで、自分にできるかできないかと比較参考になりました。
女装でアダルトショップ……きゃ〜、とてもとても行けそうにありません。
ホテルでお着替え・オナニー……えへへへ、できそうです。
でもそのあとのハプニング……恥ずかしさに気を失っちゃうかもしれません。
そんないろいろなことを考えさせていただいた「聡美の冒険」
完結おめでとうございましたです。
そしてそして「覗き」に登場させていただいてありがとうございます。
いや〜ん、声を聞かないで、見ないでぇ。
でもホントは聞かれたいし見られたいんです。
黒いレースのブラジャーが見当たらないと思ったら…。
■亜井京子さま■
ワタシの場合、女装を始めてから日が浅いものですから
真剣にパートナーを見つけたいって気持ちがまだないのかもしれません。
秘密を知られるのが怖いっていうのもあるんですけれど
女の子になって人と接するだけの時間もとりあえず持てませんし。
もしもどなたかとお付き合いができるようになったとしても
お仕事が終わってから家に帰ってお風呂に入って着替えをしてお化粧をして…
なんて考えると会えるのは深夜になっちゃうそうですし、
お休みの日にデートするにしても相手の方のご都合やお立場を思うと
いろいろ制限ができちゃうでしょうし。
いい人と巡り合われることを陰ながら応援しています。
■みずきさま■
はじめまして、桃原美希子といいます。
みずきさまの物語、ずっとファンでした。
ここここんなに可愛い可愛すぎる物語書ける人がいらっしゃるんだぁって
女の子になっていても男の本能を揺すぶられちゃうような、
ガルルル〜状態になりながら読みました。
そのみずきさまと同じ時を同じ掲示板で過ごせるなんて感激です。
それにしても毎日すごい書き込み量。
やっぱり大先輩のお力は計り知れません。
みずきさまのような方がいらっしゃったから
「空想デート」が今日まで続いているんですね。
■みやむ〜さま■
みやむ〜さま、おひさしぶりですぅ。
それでもいつものテンションが保たれているのがすごいですぅ。
バリバリ全開っていうかブリブリ全開というか。
きゃ〜、そんなにも大量に……と絵を空想しながらも
不思議と臭い感覚が思い浮かばないものですから
なんか排泄物さえ純粋なもののような気がしちゃうのは
みやむ〜さまの才能ゆえじゃないかしら、なんて思ってしまいます。
もしかしてまたアニトさまとデートしちゃうんでしょうか?
そのときにはぜひぜひ画像のアップよろしくお願いいたします。
■男!鬼束権太様■
>生活指導の鬼塚先生の名前は、当然、権太ですよね。
うふふ、どうなんでしょう?
だって鬼塚先生は身長180センチあって柔道部の顧問なんですよぉ。
ホントいうと見た目は権太さまからなるべく離れているようにしたつもりなんです。
一応先に田所先生を権太さまイメージで書いちゃったものですから。
「七月の海 〜太平洋、二人勃起」がそれです。
でも話の流れ上あんまり質実剛健無骨一点張りでは会話にならないので
だんだんと鬼束権太さまに近くなっちゃったようです。
「彷徨える獣達」終わっちゃったんですね。
権太さまのいろんな技を見せていただいているようで楽しみにしていました。
次回作よろしくお願いします。
■中出真樹お姉さま&先生さま■
>そうそう美希子ちゃんは純女さんの設定だから、女性らしいオナニーをしてね。
はーい。ジュワーって感じでなるべくなら発射もなしに
女の子みたいに全身でピクピクイキたいですぅ。
最近ほんのちょびっとだけ体内のココにバイブの先が触れると気持ちいいかな
って部分がわかりはじめたみたいです、確信じゃないんですけれど。
お姉さまの指で探り当てられたらきっとうれしくて
それだけでイッちゃうかもしれません。
ああん、物語の中ではじらされにじらされていますけれど
いつかはそういうシーンもあるんじゃないかと期待しています。
そのときにはワタシも反撃しますから。うふふ。
−−− 痴漢にあってしまったぼくは 2 −−−
「あの…その…今朝…電車で……に痴痴痴痴漢……を、ぼく……」
鬼と呼ばれる人を前にして、弱い自分を語るのは恥ずかしい。
今朝の光景がフラッシュバックのように襲いかかる。
呂律が回らず頭の中が真っ白になりかけていた。
「よしよしよし、緊張するなって。といっても無理か。
困った奴だな、そうだなとりあえず…お前は電車内のどこにいたんだ?」
「ドアの横です……斜め横です…右斜め横です…外に向かっても右という意味で……」
「そこまで詳しくなくていい。満員の電車の中でそこに立っていたら
以前にも痴漢をしてきた男が寄ってきて、というわけだな?
で、その…なんだ、触られたのは……どこなんだ?」
「お尻と…チ…………」
最後の「です」は自分でも聞こえなかった。
「はっきりしろやい、お前チンポコついているんだろうが。
おっ、すまん、そのチンポコを触られたんだな。
よし、俺も男だ、痴漢役をやってやるから
俺の言うことが当たっていればうなづく、違っていたら首を振る。
ついでに護身術を教えてやるから、いいな?」
同意を求めておいて返事を待たず、
鬼塚先生はぼくの背中を押し、窓際に導いた。
ちょうど電車と同じようにみぞおちの上あたりからがガラス窓だった。
ひゃん、校庭が丸見えだよー。
「男は人をかきわけ背後から近づき、お前の尻に手を置いた」
うなづく。
外から見ればぼくと鬼塚先生が窓辺に並んだ上半身が見えるだろう。
幸いにも体育教官室の近くで休み時間を過ごそうなんて考える生徒はいなかった。
「尻を撫で回した」
うなづく。
もしかしたら先生、痴漢したことあるの?
「言っておくが俺は痴漢などしたことはないぞ。
背後から襲われた場合は思いきり足を踏みつけてやれ。
かかとに重心をかけてつま先に狙いをつけてだ。さぁ練習だ、やってみろ」
こういっちゃうと失礼かもしれないけれど体育会系の人ってまずは実践ありきだ。
まさか先生がぼくのお尻をホントに触るとは思ってなかったし、
ぐずぐずしてたら怒られそうだし。
えいっ。
「ぐわあぁっー!」
耳元で熊が吼えたみたいな雄叫びが轟いた。
「いててててててっ。今ほほほほんとうに力をこめて踏む奴があるかぁー。
「すすすすすすすすみません」
「おー痛。まあいい、これで実践練習にはなっただろ。
前から来た場合にはひざでキンタマを蹴り上げるんだが、これはなしにしておこう。
で、本当にチンポコも触られたんだな?」
うなづく。
痴漢はぼくの顔を見ていやらしい目で笑った。
お尻を撫で回していた手がゆっくりと太ももに移り、
すりすりと擦り上がってきながら前の方へ。
カバンで防御しようとしたらかえって痴漢の手を周囲から隠すことになってしまい、
そのまま動けなくなってしまったぼくに執拗に襲い掛かった。
おちんちんの感覚ってどうしてこうも無分別なんだろうと恨んだ。
だって刺激を与えられればそれが男の手であっても反応してしまうんだから。
痴漢はぼくの起立を確かめるように形をなぞり、上下にこする。
怖さよりも恥ずかしい気持ちのほうが先立った。
男の人に触られて反応してしまうことも
誰かに助けを求めることができない自分の不甲斐なさも。
あっ、だめだめだめ。やだやだ出ちゃうよー。
我慢が限界に達しようとした寸前に駅に到着し、ドアが開いた。
ぼくは駆け出していた。
「おい、チンポコが勃ってるぞ」
言われてはっとする。
鬼塚先生がぼくのおちんちんを握っていた。
「若いなーお前、わはははははは」
カァーッと一気に頭まで血が上った。
鬼塚先生ってデリカシーなさすぎ。
でもあっけらかんと言われてしまうとなんだか気が楽にもなれた。
「で、それだけか?」
ぜったい言わないでおこうと決めていたのに思わず口走ってしまったのは
鬼塚先生が噂されるような怖い人ではないと思えたからかもしれない。
もしかしたら強きをくじき弱きを助ける仁義に厚い先生なんじゃないだろうか。
かといって柔道部に入ってしごかれるのは絶対いやだけど。
「電車を降りてトイレに逃げたらそこまで追っかけてきて……。
ズボンを下ろされてアソコを男の人が口で……ぼく、出しちゃったんです。
そして誰にも言うなよってパンツを取られて、
かわりに女の人の下着を穿かされて………また遊んでやるって」
なぜかまだ鬼塚先生の手はぼくのおちんちんを握ったままでいた。
先生、そんなにしたらぼくヘンな気持ちになっちゃうよー。
「じゃ今お前は女の下着を?」
うなづく。
「みみみ見せてみろ」
そんなーぁ、恥ずかしいもん。
だってすごいスケスケのいやらしい下着だし、
おちんちんは大きくなっちゃってるし…。
「先生はけっしてお前を困らせようとしていっているんじゃないぞ。
話が本当かどうか確かめるために、いや俺は信じてはいるが、
もしもこのことを上に報告しなければならなくなったときにはありのままを、
いや、お前がいやならば報告はしないが、少なくとも俺はお前のことを知っておきたい」
「ホントに誰にも言わないでくれます?」
「ああ約束する、男と男の約束だ。よーし見せないとこうだぞ」
ほんの少し笑いながら言って先生はぼくのおちんちんを上下にしごいた。
「あっいやん先生」
「こここらこらっ悩ましい声を出すな」
「だって先生がそんなことするから……」
「す、すまん」
そう言ってぼくのアソコから離しかけた先生の大きな手に、ぼくは手を重ねた。
 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ 
数日後、新聞の地方版の片隅に小さな記事が載った。
【お手柄教師、痴漢を背負い投げ】
ぼくは吹奏楽部と掛け持ちで柔道部のマネージャーになった。
部員には鬼のように恐ろしい形相と気合で指導をしている鬼塚先生だけれども
ぼくにはすごく優しい声を掛けてくれる。
おかけで苅部くんはあんまり声をかけてこなくなった。
それに……痴漢撃退法だけでなく寝技も少しずつ教えてもらっている。

▽ ▽ おわり ▽ ▽ 
登場人物たちを絡ませるまでの説明が長くなってしまい(ワタシの悪い癖です)
エッチにエッチに書こうとしていた肝心の痴漢シーンが
回想になってしまいました。とほほです。
この物語はフィクションであり、痴漢は法律で禁止されている行為です。
■桃原美希子のお部屋■
http://www.muvc.net/fantasydate/kuso2002/tokomikiko.html




アニト (9月19日(日)00時00分18秒)
桃原美希子さん、こん○○は。
「痴漢にあってしまったぼくは」の完結おめでとうございます。
2話という短さでありながら人物の性格付けとオチがしっかりしていて、
美希子さんらしいとてもおもしろい物語でした。
美希子さんワールドの核のひとつである「兄都学園」には
いろいろ個性的な先生がいるようですね。
>ええと…、どんな格好なのかは秘密です。
わははは、秘密と書かれればよけいに空想してしまいます。
あんな格好こんな格好、寝姿はこうで、もしかしから寝言でわたしの名を、と。
>女装娘さまに偶然会うってことがたびたびあるのでしょうか?。
過去にも何度かそういうこともありましたが、どの場合も偶然でした。


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