美希子 (5月8日（木）13時48分05秒)
■アニトさま■
＞『空想デート』全体をわたしの物語として読んでください。
はい、アニトさまの物語ワールドに
ワタシも登場人物の１人でいることができてとても幸せです。
今回「先輩　ファイト！」はお休みして
綾乃さまやみずきさまが書かれたいたような
時期物・記念日物の物語を考えてみました。
これからも定期的に発表させていただこうと思っています。
いいアイディアを思いついたらになりますけど。
■観月さま■
いいなー観月さま、アニトさまにキスをいただいたんですかああああーーー！
あっ、嫉妬じゃございませんことよ、そんな嫉妬だなんて、オホホホーーー。
こういうお遊び文体は許していただけますぅ？
というのも観月さまの書かれる言葉ってすごく包容力を感じるんです。
相手の人に合わせて硬軟使い分けられていて
しかもちゃんと読み物として面白く仕上げられている、
でもその中にしっかりご自分の意見や考え方をちゃんと書かれている。
っていうか、うまく言葉に表せないんですけれど。
物語もとっても可愛面白くて、こういうお話大好きなんです。
■舞さま■
＞舞のオナニーも美希子様の物語に登場させては貰えませんこと？
わーいわーい、ぜひご登場願いますぅ（って、書くのはワタシ？？）
でもいいんですかぁ？　
＞アニト様の禁止を破ってオナニーをして、折檻される舞なんて素敵ですわ。
うふっ、折檻だなんて甘美な響き。がんばってみますね。
■純子さま■
純子さまのＳＭ物語、知りたいですう読みたいですぅ。わくわくわく。
みなさまの物語を読むようになって
ワタシの中にもすこしずつＭの気持ちが芽生えてきています。
こんなことをされちゃったらどうしよう、
あんなこともされちゃったらどんななっちゃうだろう、って。
でもきっとＳＭってそこまでの関係を作り上げることが
たいへんだろうって思うんですけれど、どうでしょうか？。
■ロマンス純子さま■
＞あの状況で、こういう言葉をかけられると複雑ですよね？
はい、きっと複雑なんだと思います。（ううっ、我ながらあやふや〜）
読んでくださる人がよしき君と純先輩のどちらか感情移入できる方で
自分に置き換えて読んでいただけるといいのですけれど。
ワタシは女装サロンへ行ったこともデート体験もないものですから
本当にこういう体験をされている人もいるんだろうなーって
純子さまの物語のリアルな筋運びがとても羨ましく思えます。
これからどうなっちゃうの？　純太郎さん、ワクワクドキドキ。
■権太さま■
＞ヘッヘヘ・・・、美希子さんのセーラー服姿見ちゃいましたよー。
うっ、権太さま、やらしい目をしてるぅ〜。
本当はもっとサービスショットも見ていただきたいんですけれど、
「空想デート」の品を落とさないように自粛しました。
我慢しないで権太さまもセーラー服を着ちゃってください。
机を並べて一緒にお勉強しません？（なんの？）
−−−　母の日ショッピング　−−−

夕食をとろうと家を出て見慣れた街をぶらつき、
あるショッピングモール内に入って、それを見かけた。
ゴールデンウィークの間
妻はもうじき１歳になる娘を連れ実家へ里帰りしている。
普段気軽に会える距離ではない自分の母親へのお土産にと、
一足早い母の日のプレゼントも兼ねて、
妻は可愛い１人娘と亀の形をした硯を大事そうに抱えて出発した。
先週、家族３人で同じこのショッピングモールに立ち寄り、
何がいいかと散々迷いながら歩き回ったあげく硯になったのだ。
義母は２年ほど前からカルチャーセンターで書道を習っている。
地階で天ぷらそばを食べ、
再び２階のファッションフロアに戻ったときにも
何店かのテナントショップが並ぶその店の店頭に
妻が「可愛いね」と言ったそのチャイナドレスは存在した。
そういえば妻も今年から「母」も兼任するようになったのだ。
私は近くにあった自動販売機で缶コーヒーを買い、
ちょうど斜め前にその店が見える喫煙コーナーのベンチに腰掛けた。
３５００円と大書きされたＰＯＰカードの下に
赤・青・緑といったカラフルな艶やかな光沢のあるチャイナドレスが
１０着ほど吊るされている。
「いつ着るんだい？」と訊くと、ふふふと妻は笑った。
（２人目の子供はまだ早いんじゃないかい）とは言わないでおいた。
「でも安物だよ」と私。
「だから吊るしでもたいていの人が着られるフリーサイズに作ってあるのよ」
なぜかキャッキャッと娘も笑った。
缶コーヒーをちびりちびり飲みながらそんな思い出を蘇らせていたとき、
私とチャイナドレスとの蜜月を遮るものがあった。
大柄な女性が目の前を通り過ぎ、２軒先のショップに入っていく。
薄水色のミニスカート、小さめのお尻、ヒール高５ｃｍほどのサンダル、
引き締まった脚に光沢のある柄ストッキングが艶かしく見えた。
その店はミセスファッションを中心にしているから
後姿からの想像でしかないが３０才代といったところだろうか？
レジカウンター内でおしゃべりをしていた２人の女性店員が
今現在たった一人のその客の入店に気づいて小さく頭を下げた。
その直後、１人がぎょっとしたように目を丸くした。
おしゃべりがまた始まった。
が、そこに先ほどまでの陽気な笑顔はなかった。
目を丸くした方の女性がもう片方にいかにも声をひそめてという仕草で
何事か説明をしているようだ。
年下のもう片方はきょとんとした顔で、店員と客を見比べ始めた。
後姿を見る限り、水色のスカートに同色のタイトなジャケット、
髪は肩より少し伸びてウェーブのかかったやや茶髪とどこにでいる奥様風だが、
わたしの目にも何か違和感があるようにみえる。
女性は吊るしのシャツの手触りを確かめるように
手に取り、持ち上げ、タグを眺め、そして戻しながら
すこしづつの移動を繰り返している。
洋服店でのそういった行動は妻と同じだ。
が、女性の前半身がわたしの方に向くにつれ、妻との決定的な違いが判別した。
？？？男？？？
たぶんわたしの顔は店員２人の表情と同じものになっていただろう。
女装した男性が女性モノの洋服を選んでいる場面に遭遇したのは初めてだ。
いるんだ、そういう人が！。
わたしは平静を装い、見ないようにしながらもチラチラと観察することにした。
幸い缶コーヒーはまだ半分近く残っている。
彼はあきらかに自分用として女性モノの洋服を買おうとしている。
いや、買うかどうかはわからないが、手に取り品定めをしている。
世間には女装する男性がいるということは私も知っている。
それ自体は悪いこととは思わないし、否定もしないものの、
女装して人前へ出てしまう心境は私には想像がつかない。
彼は今どういう気持ちでこの場にいるのだろう？
以前会社の同僚たち何人かとの会話の中で
自分が穿くパンツを自分で買うかという話になったことがある。
その場にいた妻帯者のすべてが「妻が買う」、
独身者の３人中２人が「母親」で、１人が「自分で」だった。
私が身につけているトランクスも妻が買ってきたものだ。
少なくとも私の周りでは自分の下着さえも自分で買わない男が多く、
女性用品売り場をうろつくことさえためらいがあると言う者がいたのに、
女は男性用品売り場に堂々と入り、男モノのパンツを平気で買う。
ある者は「女って何でも買えるからすごいよな」と言った。
ところが今私が目の端に捕らえている彼は違う。
女性モノの洋服を着て化粧をすることで男としての自分が消え、
女性になりきっているからできる行動だというのだろうか？
いや、心まで女性になりきっているのかは判断できない。
そういう姿で女性用品を見て回ったり、すれ違う人が自分を見てどう思うか、
そんなことを想像するのが楽しくてそうしているのかもしれない。
店員たちも困惑した表情で彼を見ている。
ただし彼が何を目的としているかがわからない限り
騒いだり追い出したりはしないだろうと思う。
へんなお客でもお客はお客なのだ。
私が見るところ、たぶん店員もそう見ているのだろうが、
彼は本気で洋服を買う気で品定めをしているようだ。
彼の行動と店員の対応の一部始終を確かめずはいられなくなった。
そして２０分後。
彼はよくいる普通の女性客と同じように何度も何度も何度も何度も迷ったあげく
最終的にノースリーブ白いシャツを１枚手にしてレジへ行き、
店員はどの客にもするであろう愛想笑いで
「ありがとうございます」と言った。
私はなんだか晴れやかな心持になっていた。
そして決めた、
妻が「可愛いね」と言ったあのチャイナドレスを
彼女へのプレゼントとして買おうと。
母の日も近いことだからラッピングをしてもらえば恥ずかしさは半減するだろう。
いや、恥ずかしさなどこちらの気の持ちようなのだ。
現に女装した彼は当たり前のようにシャツを買い、
店員は何事もないような対応をしたではないか。
チャイナドレスを着た彼女の姿を想像するなら
私の一時の恥ずかしさなど取るに足らない。
彼女の喜びは私の喜びなのだ。
ただしもちろん妻には内緒だ。
そして妻は娘とともに実家に遊びに行っていて今夜はいない。
私の中にいる「彼女」がもうドキドキソワソワしている。
帰ったらさっそく着てみようと思う。
私は缶コーヒーを飲み干すと、そのチャイナドレスに向かって歩き出した。

□□□□□おわり□□□□□
■再びアニトさまへ■
『別棟』のセーラー服写真、
ありがとうございました。
物語の中の私は
なんでチャイナドレスに目がいったのかというと
じつはワタシが最近チャイナドレスを
買っちゃったからなんですぅ。
それを着てこの物語に添えれば・・・えへへ
（目が宙を泳いでます）
ということで写真を撮ったらまたお送りしまーーす。




アニト (5月8日（木）23時23分30秒)
美希子さん、こん○○は。
＞時期物・記念日物の物語を考えてみました。
こういう試み、わたしは好きですし大歓迎ですよ。
「母の日ショッピング」は美希子さんらしい展開でムフムフムフ！です。
そういえば「母の日」と「ホワイトディ」は年に２回の
男性が女性用品や下着を買って変な目で見られない日かもしれませんね。
＞本当はもっとサービスショットも見ていただきたいんですけれど、
それを公開してしまうと『空想デート』の存続が危うくなりますから
権太さんには申し訳ないですが、わたしだけということで。むはは。
チャイナドレスでの投稿写真もお待ちしています。

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