柏木彩 (1月27日(月)21時26分59秒)
飽きっぽい私は、なかなか1続きの物語を書くことができません。
というわけで、断片ですが、読んでいただけるとうれしいです。
Alice in TVland   〜 ナオ1

人気のない部屋の隅で、男は、ナオに話していた。
「君ならすぐに稼げる。ほんの1月の辛抱だよ。」
ナオは、驚いたような表情だったが、力なく眼を伏せ、頷いた。
「さあ、これに着替えるんだ。」
「これに?」
「何を驚いてるんだ、お客の好みに合わせるのは当たり前だろう。
もうお客は来ているんだ、早くしなさい。」
「こっちにおいで。」
ナオは、顔を伏せ、もじもじと落ち着かない様子で、中年男の前に立っていた。
夏物の白いセーラー服。
紺色のプリーツスカートのすそから伸びる細い素足は、
まるで自分のものではないようだった。
生まれてはじめての経験に、ナオは戸惑っていた。
世の中に、好き好んでこんな格好をしたがる男がいるのは知っていた。
でも、自分とはぜんぜん無縁の世界のことだと思っていた。
まさか自分がこんなことになるなんて。
「恥ずかしがることはない、よく似合ってる。」
好色そうな男の言葉に、かえってナオは赤面した。
恥らって動こうとしないナオに男は近づき、肩に手をかけた。
「その恥ずかしそうなしぐさが、とても可愛いぞ。」
男に手を引かれ、ナオは、ベッドの端に腰掛けた。
「震えてるな。こういうことは、初めてなのか?」
男の手が、ナオの裸のひざを撫でた。
ナオは、びくっと体を震わせ、身を硬くした。
「どうしたんだ、返事をしないつもりか?」
男の口調が変わった。
「そんなことでいいと思ってるのか?
そんな態度で金を稼げると思ってるのか?」
急に荒々しくなった男に、ナオは抗えなかった。
「お前の何をしに来たんだ。何をしろと言われた?」
「・・・あなたの、相手をしろと・・・」
「そうだろ。私を楽しませるのが今のお前の仕事なんだ。
目の前の仕事に全力を尽くせ。」
「は、はい。」
「わかればいいんだ。今のお前は可愛い子猫ちゃんだ。わかってるだろ。」
男は急に態度を変え、猫なで声で言った。
「こういうのは、初めてか?」
「・・・はい・・・」
「どんな気分だ?」
「・・・・・」
「恥ずかしいのか?」
「・・・はい。」
「直に慣れる。」
男の愛撫は巧みだった。
全身を這い回る指と舌が、思いもよらなかった刺激をナオに与えた。
緊張して硬くなっていたナオの口から、喘ぎ声が漏れ始めた。
男は、ナオの両足を担ぎ上げた。
さらけ出された秘所に男の舌が這う。
経験したことのない感触にナオは悲鳴を上げた。
「ここで男をくわえ込むんだ。どうだ。」
返事のできないでいるナオを男は執拗に責めたてた。
ベトベトに濡れ、音を立てているそこに、男は人差し指をあてがった。
「アアッ」
鈍い痛みがナオを襲った。
「痛いか? 今に自分からもっと太いものをほしがるようになる。」
男は、ゆっくり、ゆっくりと、ナオの体内に指をうずめた。
一転して攻撃目標を変えた男の愛撫に、
ナオが昇りつめるのはあっという間だった。
背後から男の指に犯されたまま、ナオは精を放った。
「若い子は元気がいいな。さあ、これからが本番だ。」
男の愛撫に終わりはなかった。
**************** 
「やはり、うぶな男の子はいいな、すれた女なんかとは比べ物にならない。」
「お気に召しましたか。」
「ああ、しばらくは、あの子を楽しむとしよう。」





アニト (1月27日(月)23時09分09秒)
柏木彩 さん、こん○○は。
実を言うとわたしも飽きっぽい方ではあるのですよ。
しかし好きなことは長続きするものです。
「Alice・・・」の新たな展開に期待しています。




柏木彩 (4月20日(日)23時41分51秒)
アニト様,皆さまこんにちは。
しばらくご無沙汰していたので,
ほとんどの皆さまに対しては,はじめまして,ということになるのかな。
権太さんの作品を読んで,「柏木彩」君がなにやら活躍しているのを見て,
なんだか嬉しくなりました。
私も,彼を見習わなくては。
純子さん,「そして,僕は彼女になった・・・」,いよいよ完なのですね。
第111話って,ものすごい数字ですね。私には絶対まねできません。
「空想デート」出版計画っていうのも面白いですね。
出版自体にはあんまり興味ないけど,
たくさんある物語の中から,何本かいいものを選んで,
できたら,挿絵なんかもいれて,1つの作品集を作ったら面白いでしょうね。
私,個人的には,だいぶん以前の話ですけど,
山崎アカリさんの,「失われた時の彼方へ」っていう作品が今でも印象に残ってます。
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= 弘 = (Alice in TVland)

柏木の様子が気になった俺は,夕食の後,柏木の家を訪ねた。
最近,どうもおかしい。
この間もへんな人影がみえたし。
いったい,どうしたんだろう。
玄関のチャイムを鳴らしても返事がない。
明かりはついているし,誰かいるような気配はあるのに。
まだ寝る時間じゃないだろう?
あきらめて帰りかけたとき,誰かが,そっと出て行く気配を感じた。
女?
白い上着に赤いチェックのスカートを穿いている。
なぜか,見覚えがある気がした。
いったい,誰? 柏木とつきあっているとか?
だったら俺に隠さなくてもいいんじゃないか?
とにかく何かおかしい。
違和感を感じて,思わず,女の後をつけることにした。
女のほうもうつむき加減で,人目をはばかるように,早足でとおりを歩いていく。
女は,大通りから少し路地に入った小さなマンションに入っていった。
どうしよう?
ほんの少し迷った後,俺は,女の後についていくことにした。
道路と敷地との境には,黒い鉄製のゲートが出入りを遮っている。
俺は人目がないのを確かめて,ゲートを乗り越え敷地に入った。
マンションの窓は全て塞がれているのか,どこも真っ暗だ。
案の定,建物の入り口もロックされていた。
俺は,仕方なく建物の周囲をぐるりと回り,どこかに入り込む所はないか探した。
自分でも,なぜ,こんなことをしているのか分からない。
でも,あの女のことがどうしても気になっていた。
建物の裏手にはベランダがあった。
隣のマンションや立木を伝えば,ベランダには入り込めそうだ。
そんなことして見つかったら?
そんな疑問が頭の隅を掠めたけれど,
どうしても女のことが気になる自分の気持ちを優先することにした。
どうせ,俺は今でも,ロリコンでオタクで
ゲームマニアの変態という称号を受けているんだから,
不法侵入にのぞき趣味が付け加わったって,痛くも痒くもない,
そう思って自分を納得させた。
よじ登った木から,ちょうど3階の端のベランダに枝が伸びており,
俺は首尾よくベランダに着地することができた。
だけど,これからどうしたらいいんだろう?
小さいとはいえ,十数部屋はある。
あの女はどこに行ったか,分かるはずもない。
とにかく,どこかから中に入れないかな。
窓から中をのぞこうと思ったが,
カーテンがぴったりと閉ざされており,どうにもならない。
俺は,ベランダ伝いに移動することにし,順番にベランダをのぞいていった。
どこも同じ,真っ暗なカーテンでぴったりと閉ざされている。
ここはいったい,どういうマンションなんだろう? 
普通のマンションとは違うんじゃないか?
カーテンが閉ざされて真っ暗だということは,
逆に,中から俺の姿を見られることもないんじゃないか,
そう思うと,俺はだんだん大胆になっていった。
室内の気配をうかがい,人気がなさそうだと思ったら,
窓に手をかけ引っ張ってみた。
次々に試すうちに,とうとう,鍵のかかっていない窓を見つけることができた。
これで中に入ったら,いよいよ本物の犯罪者だ。
俺は,緊張に震える手で,そろそろと窓を開いた。
カーテンの隙間から中をのぞいたが,真っ暗で,どうやら誰もいないらしい。
この部屋をつっきって廊下に出れる,
そう思って,俺は,とうとう意を決して,部屋の中に足を踏み入れた。
暗闇に目を凝らすと,少しずつ部屋の中の様子が分かってきた。
部屋の中央には巨大なベッド。
そして,壁には一面に鏡がすえつけられているらしい。
ほかにも,なにやらごちゃごちゃと物があるようだが,暗くてよく分からない。
とにかく,玄関から外に出てあの女の手がかりを探そう。
そう思って,俺は,部屋を突っ切って,玄関へ向かった。
音を立てないようにゆっくりと鍵をあけ,玄関ドアを開く。
と,廊下の奥から物音が聞こえた。
俺は,慌ててドアを閉めた。
「・・・・こっちへおいで・・・・・アリス・・・・・」
聞き耳を立てる俺の耳に,おとこの声がかすかに聞こえた。
数人の足音が近づいてくる。
息を殺して様子を伺っている俺の前で,足音が止まった。
まさか,この部屋に?
俺は,慌てて後ずさりを始めた。
鍵を開く音がする。
俺がベランダに出るのと,室内の明かりが灯るのと同時だった。
わずかに開いたカーテンの隙間からのぞくと,
薄暗い明かりの中に3人の男と1人の女。
あの服装は・・・・・間違いない,あの女だ。
女は,ベッドの端に腰掛け,男たちがそれを取り巻いた。
男の一人が,女のあごに手をかけ,唇を重ねた。
ほかの二人も,それぞれ女の体に手を回し,順番にキスをしている。
男たちの6本の手に全身を撫で回され,体をくねらせている女。
最初から,女がその気十分なのは見ていてはっきり分かった。
いつの間にか,俺の股間は固くなっていた。
そのうちに,男たちは,女をベッドの中央に横たえた。
どんな顔をしているのだろう。
そう思って覗き込むが,男の体が邪魔になって顔までは良く見えない。
一人の男が,女のとなりに横たわり,
首筋に唇を這わせながら,片手で女の脚を撫で回した。
スカートの中へと侵入していく手に,女のからだがびくりと反応する。
男は次第に体を下のほうへとずらしていった。
変わって,残りの2人が,それぞれ女の両脇に体を横たえ,
左右両側から,女の耳,首筋に顔を近づけた。
赤い舌が女の肌を這っているのが見える。
男たちは,それぞれ片手を下に伸ばし,
スカートの上から女の脚,股間をなでながら,
少しずつ,上のほうへと手を這わせていった。
二人の手が,女のブラウスのボタンを1つずつはずしていく。
レースをたっぷりと使ったスリップが見える。
露になった華奢な肩からスリップの紐をずらそうとする。
最初の男は,女の脚を爪先のほうから嘗め回しながら,
少しずつ上のほうへと向かう。
わずかに開かせた両脚の間に顔をうずめ,太ももに下を這わせる。
抵抗して閉じようとする女の脚を,男は両手で押さえ,
さらに上のほうへと舌を伸ばす。
と,男の両手がスカートの中へ入り込み,白いパンティを引き下ろした。
めくれあがったスカートのすそから,女の白い尻がわずかに見える。
女は,イヤイヤというように脚を左右に振るが,
男はそれにかまわず,一気にパンティを足首まで引きおろした。
そして,女のスカートの中へ顔を突っ込む。
女の体が大きくのけぞる。
左右の男たちも,いよいよ女のスリップをずらし,
思いのほか平らな白い胸に向かって,丁寧に舌を這わせながら,
鎖骨の方から,少しずつ,ゆっくりと降りていった。
そのとき,初めて女の横顔が僕の視界に飛び込んできた。
苦痛とも喜悦ともつかない表情に顔をゆがませている。
でも,この顔は・・・・・・・柏木???
女はいまや,3人の男から,もっとも敏感な部分を一度に責められ,
苦悶の表情とも思える顔で悶えていた。
膝を立て,左右に大きく開かれた両脚の間には,
1番目の男の顔が入り込んでいる。
スカートはめくりあがり,女の真っ白な太ももがほとんど露になっている。
左右の男は,それぞれ女の乳首に舌を這わせ,
首筋,唇から腹にいたるまで,4本の手で撫で回している。
女は,顔を左右に振り,激しく体をくねらせようとするが,
3人の男にがっちりと抱えられ,身動きできない。
突如,一番目の男が,女の両脚を抱え上げた。
いよいよスカートは腰までめくりあがった。
そして,女の股間には・・・・・こ,れ,は,女にはありえないもの・・・・・
それじゃ,やっぱり,この女は・・・
男は,女の白い尻と股間の突起に,交互に舌を動かした。
しばらくそうした後,男は,女の体を反転させ,
ベッドの上で四つんばいの姿勢をとらせた。
かろうじて膝は立っているものの,
上半身はまるで骨が抜けてしまったかのように,ぐにゃりと崩れ落ち,
女はベッドの上に顔を伏せた。
それにかまわず,男は,後ろから女の脚の間に体を割り込ませ,
怒張したペニスを女の白い尻にあてがった。
今は女の陰部はスカートに覆われ,
さっき見た光景が,現実だったとは信じられなくなっている。
男は,女の背後から,ペニスでゆっくりと貫いていった。
女が一瞬体を硬くし,それから男に同調するように体をゆするのが分かった。
ベッド脇に立った男が,伏せている女の顔を持ち上げた。
そうして,勃起している自分のペニスを女の顔の前に突きつける。
女はおもむろに口を開き,男が口の中へペニスを挿入した。
それから男は,女を抱え起こした。
背後から貫かれたまま,ベッドの上に身を起こした女。
ブラウスはとっくに脱ぎ捨て,スリップの肩紐は両肩からずり落ち,
平らな,しかし,真っ白な中にピンク色の乳首だけが立っている胸が露だった。
スカートは半ばめくりあげられているが,股間のものは今は見えない。
もう一人の男が,女の両脚の下に回りこみ,そのスカートの中へと顔をうずめた。
そして,もう一人が,再び,女の口にペニスを押し込んだ。
女は男たちのなすがままだった。
時には一人に,時には3人一度に責め立てられ,
抵抗することもできないようだった。
時折,持ち上がったスカートの下から,女にはないはずのものが見える。
でも,もうそんなものは気にならなかった。
女は快楽にすっかり身をゆだねていた。
ピンク色に染まった白い肌がとても綺麗だった。
女は,男たちの欲望に体を任せ,
そして,とうとう,最後に,体をびくびくと痙攣させながら,
股間のものから,白い液を溢れ出させた。
そうして,気がつくといつの間にか,俺の股間もあふれる液に濡れていた。
「綺麗だ・・・柏木。」
もう,その女の正体について,俺の中に迷いはなかった。





アニト (4月21日(月)23時36分26秒)
柏木彩さん、こん○○は。
実のところオープン時(1998年6月)には
作者やテーマを限定した物語メインの掲示板など
1ヵ月も保てずに自然消滅してしまうのではないかと思っていたものでした。
それがうれしいことに新しい書き手さんが次々登場して、
『空想デート』は細々ながらもまだまだ安泰のようです。
>私には絶対まねできません。
こう捉えてしまっては自分の可能性を自ら止めてしまうことになります。
《第111話》もの物語、《「空想デート」出版計画》の実現、
できるかもしれないという空想が明日への第一歩だと思いますよ。


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