久宝寺リカ@初めまして (11月4日(月)11時25分42秒)
どうしようか・・・。
私はためらっていた。そして後悔していた。
なんでこんな約束してしまったんだろう。
車から降りれずにもう30分ちかく悩んでいた。
コートの下は白のパーカーと黒のフェイクレザーミニスカート。
足元は黒のパンストに厚底のストレッチブーツ。
約束の相手はもう来ているはずだ。
当然携帯が鳴りだした。
私はビックリして音を止める。
メール着信だった。
「どうしたの?もう着いてるよ(^^)どこにいるの?」
相手はやさしい人のようだ。
メールの顔文字が安心感を与えてくれた。
私は勇気を持ってメールを返信した。
「ごめんなさい。私も着いてます。恥ずかしくて車から降りれないんです」
すぐに返信が来た。
「じゃあ車に行くよ。リカちゃんの車はどこ?」
リカちゃん。そう私の事だ。
なんでこんなにカワイイ名前を名乗ってしまったんだろう。
身長170センチの私とはおよそイメージが違う・・・。
でも相手にこれ以上迷惑はかけられない。
「公園の駐車場です。一番端の白いワゴンでナンバー××××です。
可愛くないから気にいらなかったら帰ってくれていいです。」
私はメールを送った。手に汗をかいてる。ドキドキする。
メール着信。私は震えながらメールを見た。
「すぐ行きます。僕も駐車場なんで歩いて行くからね」
深夜の公園。人通りは少ない。
ただ、この公園は女装子さんのハッテン場という噂は聞いている。
今まで一人暮らしの家の中だけで女装していた私が
インターネットでここの存在を知った。
そして出会い系サイトで知り合ったのが今日約束したナオヤさんだった。
コンコン
私は飛び上がった!
メールが届いてまだ30秒だ!
助手席の窓から一人の男性が笑顔で覗いている。
どうしよう!?誰!?
私は震える指でパワーウインドウを少し開けた。
「こんばんわ。リカちゃんですよね?」
彼は言った。
「ナ、ナオヤさんですか?」
「はい」
彼は笑顔がやさしい清潔な感じの人だった。
私は震える指のままドアロックを外した。
「おじゃまします」
彼は助手席に乗ってきた。
私の顔は真っ赤になってストレッチブーツの足は震えていた。

(つづく)




久宝寺リカ (11月4日(月)12時20分35秒)
「実は30分前からこの辺をうろうろしてて
もしかしたらリカちゃんかな?ってこの車見てたんだよね」
ナオヤさんは笑顔で語りだした。
「ほら何回も車から降りようとしたでしょ?ドキドキしてるのがわかったよ」
「可愛くなくてごめんなさい。お化粧もしてないし。ウイッグもないんです」
私は顔をあげられずに言った。
そう私は女装初心者。なんとノーメイクだった。
「気にしないで。僕はリカちゃんの初々しいところが好きだよ」
ナオヤさんは言った。
不思議な感じだった。
初めて会った男の人と車の中で話をしている自分。
しかも足元はミニスカートにストレッチブーツ。パーカーの下にはブラジャーも。
彼は私をリカちゃんと呼んでくれて女性として話してくれる。
「暑くない?コート脱いだら?」
ナオヤさんが言った。
外は寒いが車内はヒーターをガンガンにつけて窓は曇っている。
「え!?で、でも・・・。」
恥ずかしがる私の肩にナオヤさんの手がまわる。
やさしい手つきで脱がされた
薄暗い車内に私のミニスカート姿が。
「見ないで。恥ずかしい・・・。」
私は顔を下に向けて真っ赤になっていた。
彼の指が私の黒いパンストの上から
ミニスカートとブーツの間のひざをやさしく愛撫してきた。
「嫌・・・。」
私は女の子のように内股にして彼の動きを拒んだ。
でも本心は違った。
心の中では「触って!もっと!やさしく全身を!」と求める自分がいる。
そんな自分に興奮した。
気がつくと体に異変が起こっていた。
なんと恥ずかしいことに自分のモノが硬直してきているのだ。
面積の小さなパンティの中でふくらみはじめたモノは
フェイクレザーのミニスカートの中で明らかに形が浮き出て来ている!
恥ずかしい!
私は本当にナオヤさんの愛撫から逃げてしまった。
「どうしたの?嫌?」
「ううん。恥ずかしいから・・。」
私は一生懸命弁解した。
ナオヤさんに気づかれないようにモノをそっと直してスカートを整えた。
この時私はまた衝撃的な問題にぶつかった。
トイレに行きたい!

(つづく)




アニト (11月4日(月)23時59分47秒)
久宝寺リカさん、はじめまして。
初々しい女の子の気持ちが表されていてとても良いっ!です。
読みながら思わず遠い目をしてしまいました。
わたしもここ1〜2ヶ月の間に
女装して人と会うのはわたしが初めて、
という何人かとお会いしています。
こういう気持ちなんだろうなー、思うわけです。
最初から手を出すことはありませんが
(メールでそういう確認が取れている場合は別です)
これからも相手の気持ちを考えて接しなければ。
次回からは物語のタイトルと話数をお願いしますね。




久宝寺リカ (11月9日(土)17時11分14秒)
リカの公園デビュー(その3)
どうしよう・・・。
公園について約1時間。
私は興奮していて気づかなかったがペットボトルのお茶を1本飲み尽くしていた。
男性なら深夜の公園、どこでも立ち小便ができる。
でも今の私はリカ。絶対にそんなことできない。でも・・・。
女子トイレに行くの!?この服装で!?
駐車場から公衆トイレは近いが電灯がついていて明るい。
それに深夜というのに人も多い。
うわさどおりここは女装子さんと知り合うスポットらしく何人かの男性が立っていた。
私がなかなか車から降りられなかったのもその人達の前に出る勇気がなかったから。
「どうしたの?気分悪いの?」
ナオヤさんが話しかけた。
「・・・トイレに行きたいの」
私は顔から火が出る思いで告白した。
「なんだそんなことか。一緒について行ってあげるよ」
「え!」
私はうれしい反面戸惑った。この格好で外を歩くなんて・・・。
万が一知ってる人に見られたら!
ありえない心配までしてしまうほど動転してた。
「さあ、行こう」
ナオヤさんはドアを開けると先に降りてしまった。
私はドキドキしながらドアを開けた。
「寒いっ!」
車内と違って外は冷たい風が吹いている。
私は恐る恐る足をコンクリートの地面につけた。
厚底ストレッチブーツは私の身長を更に高く見せる。
絶対こんな女の子いないよ!
私はコートを羽織るとナオヤさんに駆けよった。
ナオヤさんの身長は私と同じくらいだから厚底ブーツ分だけ私が高くなる。
私は腰をまげて彼に抱きつくように顔を押し当てて手を組んで一歩づつ歩いた。
スカートの中に入り込む冷たい風。それでも私の体は熱かった。
トイレまではほんの数分。でもやはり人がたくさんいた。
多くの視線を感じて歩く緊張感。
みんな遠まわしに、でも確実に私を見てる。
ナオヤさんは本当の彼女と歩くようにゆっくりと歩いてくれる。
信じられないっ!いつもお部屋でこっそりと着替えていた恥ずかしい私。
鏡で見て自分の女装姿をドキドキしていた私。
デジカメで写した画像を見てひとりで・・・してしまった私。
その私が深夜とはいえミニスカートで男性と歩いている!
しかも私の足、ふくらはぎ、お尻、腰、胸
そして顔をなめるように見てくれる男性の視線!
恥ずかしいけど・・・快感。

(つづく)




アニト (11月9日(土)23時45分41秒)
久宝寺リカさん、こん○○は。
忠実な奴隷エロマン□純子がこう書いています。
>この「空想デート」が、これだけ長く続いたのは
>挨拶文によるところが大きいのだと思います。
>挨拶文(交流)のない孤独な作業は長続きしないと思うからです。
「書く」ことを孤独な作業にしないためにもみなさんと交流してみせんか?。
これだけ「私」の気持ちを表現できる人なのですから、
みなさんの物語や挨拶文を読んで感じるものがあることと思います。


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