山崎アカリ (1月1日(月)19時10分33秒)
アニト様、先輩奴隷の皆様、
このページを御覧になっている多くの皆様方、
あけましておめでとうございます。アカリでございます。m(__)m
★アニト様
改めてあけましておめでとうございます。
先年中はお世話になりました。今年もどうぞよろしく。
・・と型どおりのご挨拶を済ませましたところで・・。
わたしはどんな男性にも女性に憧れ、女性になってみたい、
という気持ちはあるものだ、と思うのです。
ただわたしたちとは欲求の大きさが違う、と言うだけで・・
わたしが自分のことを考えたって、これはまったく無意味なので、
ちょっとお聞きしてみたいのです。
でも、この考えはいささか我田引水の匂いがしないでもありません。
どうでしょう?アニト様。
★数値フェチっ娘様
あけましておめでとうございます。
ご丁寧なレス、ありがとうございます。
そうですか!数値フェチっ娘さんも
「ソロ・コンサート」がお好きとは・・う〜ん、とってもうれしいです。
>幅広く深い素養の(きっと)ほんの一部を披露していただいて、
つまり、自分から逃げ出した男の子のわたしは、
先生のように、あんなふうになりたい、と努力したわけです・・
全然及びませんでしたが・・。
そもそもせっせと努力できた事それ自体、
先生への思慕のエネルギーのなせる技で、
そしてそれには大きな無理があったのです。
★綾乃様
あけましておめでとうございます。
ぜ〜んぜん期待はずれじゃありませんでした!
いえ、期待以上のステキな展開・・いいなあ・・智くん。
その智君、いえ智美ちゃんにポ!となってしまって焦るお姉さんが、
また可愛らしくって、ステキで・・綾乃さんの描く登場人物は
いつも、なんと暖くて魅力的なんでしょう!すばらしい・・。
自分に正直に、と言いつつ欲望のままに、と言うか
欲望を正当化している人も居ますね。
そういうふうにもなりたくはないのです。
でもその見分けは・・なかなかつきません。
難しいですね、生きるって(^_^)。
★みやむ〜様
あけましておめでとうございます。
なんと・・事故に!それでも書き込みをなさるなんて・・
ご無理なさらないで下さい。まず体の回復が先決です。
それからまた、ステキなお話をお聞かせください。
くれぐれもご無理をなさいませんよう・・m(__)m。
★由衣美様
あけましておめでとうございます。
見事、2000年のトリをとられましたね。
今年もどうぞよろしくお願いします。
すぐあとにこんなステキな後輩が登場して、
わたしも本当に励みになりました。
ホントに妹が出来たような・・
失礼かもしれませんけれど、そんな気持ちです。
だって由衣美さん、可愛すぎ(^o^)。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
発作的に時節物を書いてしまいました。
と言うよりドキュメント、ノンフィクション・・。
4章が終わったのでちょうど幕間モノを入れるローテーションですし、
お正月ですからこういうものも良いかな、と思いまして・・それでは。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
「2001年の初詣」

駅前広場には大勢の若者が集まって盛り上がっています。
ビルの壁面の巨大なスクリーンには総理の顔が映し出されて、
なにやらゴニョゴニョと・・
お祝いだか新世紀へ向けてのメッセージだか・・
そのような事を述べています。
う〜ん・・悪いけど、あなたの政権、来年一杯は持たないと思う。
支持率と株価のアベック低空飛行は半端じゃない。
かわいそうだけど、秋の通常国会はたぶん、別の人でしょうね
\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ。
わたしはそれどころじゃない。
この物凄い人ごみ・・ああ、信号機に攀じ登った若者が・・
あんた、それ壊したら物凄いお金取られるよ・・
とにかく・・この大変な人出の中、わたしは女装で居るのだ・・!
それも、相当に・・無茶なスタイルで。
ちょっとお調子に乗りすぎてしまった事を
この時、心底後悔していました。
だって、いくらなんでも・・目立ち過ぎ・・。
新年のカウントダウンパーティーと言うことだった。
やっぱり新しい世紀は女で迎えたい。
なぁんて考えて、ちょっとした差し入れを持ってパーティー会場へ。
「アカリさん、今日は何にする?」
『そうねぇ・・やっぱりパーティーなんだし・・。』
とかなんとか思いつつ選んじゃったのが
ピンクのチャイナに、赤毛のウィッグ。コスプレ一歩手前だわ。
お仲間といっしょにワイワイやってるうちに・・
次々、大御所の皆さんもお顔をだされる。
何しろQ誌の表紙になるような方々だから・・
お話させていただくだけで光栄です。
テレビでは「紅白歌合戦」が続いている。
あの格好はどうの、この衣装はこうの・・
そんな突込みを入れながら、時は過ぎていった。
それにしても・・間に挟まるコントともなんともつかないトーク・・
何とかなりませんか?
ちょっと視聴者を馬鹿にしてるんじゃあないでしょうか。
嵐のように連打される親父ギャグには、
かなりのダメージを受けました。NHK様、よろしく。
そして・・その刻・・世紀の変わり目が近づいて来たのです。
「じゃあ、外に出ましょう。きっと駅前でカウントダウン、やってるわ。」
店長さんは明るい声でみんなに告げた。
『げ!そ・それは・・ここでやるんじゃあなかったの?』
「そうね、それが良いわ。きっと盛り上がってるでしょう。」
『わ!皆さんその気・・え、え・・ええ〜〜
あの・・A子さん・・ほ、本当にその格好で・・?』
バニーさんスタイルのA子さんはその格好のまま、臨戦体制に入ってる。
「アカリさんどうします?」
ここで逃げちゃったら・・それは女装子が廃る、と言うものです。
わたしはもう、コソコソするのはいやなのです。
コクリ、と頷いていました。
コートを借りて表に出ます。
『さ、寒い・・。』
冬なんだからあたりまえです。
チャイナ服の足元からスースーと風が吹き込み、
思わずコートの前を合せます。
でも、わたしの内部には物凄く高揚したものがあって、
そんな事はどうでも良い、そう感じていました。
巨大スクリーンに数字が映し出されます。
15・・14・・13・・・・10・・
駅前の盛り上がりは最高潮に達し、もう、車も通れません。
ドライバーも皆、諦め顔です。
わたしも盛り上がりに巻き込まれてみんなと一緒に声を合わせます。
・・4・・3・・2・・1・・
「おめでと〜〜!」
広場に歓声がワ!と湧き上がり、
若者たちは飛び跳ねるように新しい世紀の到来を喜び合っています。
「すみませ〜ん、一緒に写真、写っていただけますかぁ?」
若い女の子たちが寄ってきました。
どうして女の子たちって、わたしたち女装子が好きなんでしょう?
何だか不思議・・。
A子さんは回りの注目を一身に浴びていて・・
そりゃあ・・そうです。
この真冬の空の下、バニーさんなんですから!
おかげで相当に相当な格好のわたしにも、
それほど注目は集まらなくて助かります。
もしかして・・そう言う配慮もあったのかな・・感謝、感謝・・。
男の子たちは女の子と違って、
ちょっと離れて遠慮がちにわたしたちを見ています。
誰も、わたしたちを無遠慮にジロジロ見たりはしない。
そう言う風にしている者がいても、
回りがさりげなくやめさせたり・・
なんて礼儀正しい、優しい若者たち!
不景気で、株価が低迷していて・・
凶悪犯罪が増え、教育は荒廃して・・大人たちはそう言う。
そんな世の中を作ったのは、そう文句をいっているあなたちだ。
先行き不透明な時代・・そんな心配をあなたたちがする必要はない。
もう、あなたがたの刻は終わった。
未来は今、ここで跳ねている、優しくて、元気な若者たちのものだ。
なるほど・・親がダメでも子は育つ・・ね。
「いっつもそういうカッコなさってるんですかぁ?」
一緒に写真に収まって・・別れ際に聞かれました。
「エヘヘ・・タマに・・ね。」
「ありがとうございましたぁ!」
キャ!キャ!と楽しそうに、男友達のところへ戻って行く。
『がんばんなさい・・きっといい時代になるよ。』
軽く手を振った。
歩いて神社に向かいます。
靴が借り物なので、ちょっときつい。
これを書いてる今も、まだ少し痛みます。
背筋を伸ばし、俯かないで・・まっすぐ歩く。
相当の努力が必要でした。
どうも男の時に悪い癖がついしまって、
なかなか姿勢がちゃんとしない。
なるほど・・腰の痛みは姿勢の悪かったせいね。気をつけましょう。
境内は・・ひゃあぁ!な、何と言う人出!
長い長い行列、その最後尾に並ぶ。
周りの人と物凄く接近するわけだから、
その緊張は並大抵ではありません。
へえ!若い人ばっかり・・
確かにお年よりはこの寒空に並ぶのは無理かもしれないけど・・
とそこまで考えて気がついた。
「全然、寒くない。」
緊張感と高揚感がカッカと熱を発して、わたしを暖めてくれています。
時々「ワ!バニーさんだ!」「オカマだよ・・」とか、
周りの声が聞こえてきて・・
ええ!そうですとも!確かにわたしはオカマです。
世紀の初めに、その格好でお参りに来ました。
神様はどうお考えかわかりませんけれど、
ふざけた気持ちじゃありません。
これが本当のわたしなんですから・・。
のろのろと進む行列。
物凄い人手にもまれて、
すぐにお仲間とはぐれそうになってしまいます。
ここで一人にされてしまっては大変です。
必死についていこうと・・あ・あ・・あ〜〜〜!
わたしの目の前で区切りのリボンが引かれてしまいました。
「あ・あの・・ちょっと・・すみません、前とはぐれて・・。」
もう必死でした。
別の組になったらうんと遠く、離れてしまいます。
若くて長身の、ハンサムなおまわりさんはわたしをちょっと見て・・
ニコ!と笑い、リボンを上げてくれました。
ああ・・ありがとう!カッコイイおまわりさん。
何とか皆さんと合流。
やっと祭殿の前にたどり着きました。
お賽銭を握って、投げて・・。
『もうちょっと、でよろしいですから可愛く、キレイにしてください。
わたしはこんなんですけれど、きっと皆さんのために頑張ります。
普通の方のためにも・・この国はとっても善い国です。
皆さん、ちゃんと優しくしてくださいます。ですから・・。』
手を合わせました。
祭殿の外で、はぐれてしまった人を待ちます。
さすがに寒さが身にしみました。
Aさんはお酒を片手に暖を取って・・
お銚子とグイ飲みを手にしたバニーさん・・
中学生ぐらいとしか見えない女の子たちが
A子さんの周りでキャ!キャ!とウケていました。
わたしたち大人は頑張らねばなりません、この娘達のためにも・・。
わたしたちは確かにマイノリティですが、
今日、誰がわたしたちにひどい事をしたでしょう?
いいえ。みんな優しくしてくれました。
わたしの乏しい人生経験によれば、
もし、愛して欲しいのなら、まず愛さなければなりません。
良くして貰いたいなら、良くしてあげなくちゃいけません。
別に報酬を期待することなく・・
だって、広場の若者たちや、あのおまわりさんや、この娘たちは、
別の何にもわたしたちから期待しているわけではないでしょう?
ただ、無償の好意をくれたのです。
寒さとは裏腹な、暖かいものがわたしの身内を満たしていました。
留守番をお願いした人たちには
お土産に、お好み焼きにたこ焼きを買って、会場に戻りました。
もう、足が痛くて痛くて・・ほとんど外出しないから・・
と靴を用意していなかったのが敗因です。
備えあれば憂いなし、です。
今度、靴を・・アア・・またお金がかかるなぁ・・。
会場に戻ってみると・・
な・何と、留守番組はエナメルボンデージやらブルマーやらで
盛り上がっているではありませんか!
さっきまでの気持ちはどこへやら。
たちまちイケナイ虫が騒ぎ出してしまいました。
よ〜〜し、わたしも・・。
はい、わたしの殊勝な気持ちなんて、こんなものなのでした。
どうもごめんなさい。

おしまい




アニト (1月3日(水)01時07分11秒)
山崎アカリさん、あけましておめでとう。
>どんな男性にも女性に憧れ、女性になってみたい、という気持ちは・・
「欲求の大きさが違う」という前提で、わたしもそう思いますよ。
わたしの場合「男である自分」が気に入っているため、
女性になるより男性でいるときのほうが楽しく、自分らしく居られます。
制度も洋服もジェンダーフリーの世の中になるといいですね。


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