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敗北の悪魔王(敗北の大元帥2) 第2話 ペイモン
蛸壺 著


  ヒューヒューと極寒の冷気が吹き抜けた。魂まで凍らせてしまうような氷土に覆われた世界の中で、ただそこだけが場違いなほど熱く、淫らな狂淫の宴をくりひろげていた。

 「あっうっん、DS様ぁー。どうでしょうか? ポルノのつたないフェラチオでこのご立派なペニスは喜んでいただけていますでしょうかぁ」

  じゅぷじゅぷと唾液の音を鳴らし、ポルノは口に含んだペニスをしごきあげる。唇は微妙な加減で肉棒を締めつけ、口腔に含んだ亀頭にはピンク色の舌が絡みつき全体を優しく包み、揉みほぐしていた。

 「うっ、ああ……いいぜ、ポルノ。舌先で先端の割れ目を……おふ、そうだ……」

 「ちゅぷ、ちゅぷ……チロチロ、ふあぁ、ああっ……美味しかったです。DS様の先走りのお汁……もっといただいてもよろしいですか?」

 「ぷはぁっ、ええな……DS様ぁ……ウチ、やっぱりヘタくそなんですか? 歓ばせることもできん、情けない奴隷や……」

  悲哀の涙を流してビレトはダーク・シュナイダーのお尻から顔を上げた。

  前はポルノによるフェラチオで奉仕し、後ろのアヌスには先ほど牝奴隷2号となったビレトがその可憐な舌を潜り込ませていた。

 「なんだぁー、そんなことで泣いてるのか、お前は? ヘタは、ヘタなりにがんばればいいんだよ。それに初々しい舌使いが尻の穴に心地いいぜ」

 「ああっ……う、嬉しい……ウチ、こんな嬉しいことない。まだまだヘタやけど……ウチ、DS様の奴隷として一生懸命ご奉仕させてもらいますぅ」

  そう言ってビレトは、ダーク・シュナイダーがわざわざ手ずから巻いてくれた首輪に取りつけられた名札を掲げた。

 

敗北の悪魔王(敗北の大元帥2) 第2話 ペイモン

 

  満面の笑顔をして、ふたたび、ビレトはダーク・シュナイダーの尻に顔を埋めた。

  アヌスを取り囲む皺の一本一本に舌をなぞらせ唾液でべとべとにさせる。舌をいっぱいに突き出して尖らせると、その先

 端をアナルの中に挿入した。直腸の襞が体温以上の熱を舌に与えている。ビレトは舌で襞を掻き分けて腸壁を舐めあげる。一度、下半身をちぎられていて新たに再生したためにそれほど汚れてはいないが、ポルノとの戦いでかなり汗臭くなっている。それでも、ビレトはまるで砂漠をさ迷う放浪者が肌に浮かんだ夜露を一滴残らず舐めるように飲み下していく。

 「おう、イクぞっ!」

  ふたりがかりの前後奉仕にダーク・シュナイダーは白濁の液をポルノの唇の奥へと解き放った。

  ポルノは呻き声をあげつつもすさまじい吸引で肉棒のなかの残滓まですすり取る。

 「ああんっ、ポルノぉー、ウチにも呑ませてんかっ……」

  発射の瞬間、尻に緊張が走りアヌスに舌を差し入れていたビレトは括約筋に舌を締めつけられて口を離すことができなかった。

 「んっ? 安心しろ、お前にも残してあるぞ。そら!」

  振り向きざまにビレトの唇に肉棒を突っ込んだ。すぐさまビレトの舌がからみつきしごきあげる。

  愛撫が始まるかどうかの間もなく、肉棒の先端から暖かいものが放出され始めた。

  それは精液ではない。サラサラとしていて、舌につく刺激はビレトにとって馴染みのある物であった。

 (ああっ、これオシッコ……うれしい、DS様……オモラシ奴隷にこないなお情けをいただけて……)

  からみつかせていた舌を肉棒の腹に沿わせて、口腔を満たしていくオシッコを飲み始めた。勢いの激しい小水はすぐにビレトの口腔に入りきらないまでになってが、それでもビレトはそれを噴き出したり、こぼしたりすることなく、キュッと唇を締めつけて嬉々と飲み干していく。

  1分ほども続いた放尿もようやく勢いを弱め、雫が垂れる程度になっていった。

  ビレトは口のなかの小水をすべて飲み干すと、肉棒にまみれた小水を舌で拭い、尿道に残っている残滓もチュウチュウ音を立てて啜った。

 「ふうーっ、なかなか良かったぞ、便器ビレト」

 「ふあーい、ウチは便器です。DS様専用の便器ですぅ。オシッコでもウンチでも、なんでもいただきます」

 「ふふふ……。さーて、下が落ちついたところで。継ぎ、行ってみようッ!」

 

 「や、やめるモン……ち、近寄るな……」

  地面に仰向けになって、四肢を大きく割り裂かれている白髪の美女――悪魔王の一人ペイモンであった。

  常にまわりを明るくするような小鳥の囀りのような美声は、これからの恥辱の拷問に震えている。

 「ククク。怖がることはない。男と女……いっしょにいればヤル事といえば……」

 「文通モンっ!!」

  ヒューッ、ペイモンとダーク・シュナイダーの間に寒い風が流れた。

  プッチンッ……。

  ダーク・シュナイダーのなにかが切れた。

 「スモウだっ! レスリングだっ! 拷問だぁっ!!」

  怒鳴り声をあげたかと思うと、ペイモンの服を破り剥ぐ。

 「キャーッ!! な、なにするモン!」

 「なーに、いいことだ……」

  鼻の下がかなり伸びきった笑みを浮かべて、ダーク・シュナイダーは腰の物入れをまさぐった。

 「文通などとふざけたことを言うヤツにはこれだっ!!」

  取り出したモノをペイモンの目の前に突きつけた。

 「……筆……モン?」

 「そうだ、筆、FUDE……小学生の習字の時間に使用する筆だ!」

 「お前、……バカだモン。なにが筆だ。そんなモンでなにができるって言うんだモン!」

  鼻高々と威張るダーク・シュナイダーを、呆れた表情で見あげるペイモン。

  しかし、そんな侮辱的な視線を向けられているにもかかわらず、ダーク・シュナイダーは満面の笑みを浮かべている。

 「ふふふ、そんなこと言えるのは今のうちだ……おい」

  後ろを振り返ることなく顎を合図した。

 「……はい。DS様……」

  四つん這いになったビレトが近づいてきた。その背中を軟体師のように深く反らせて、天を仰ぐ表情には恍惚の色が浮かんでいた。そして、その異様なまでに反らせた背中のくぼみには、黒々とした液体が満たされていた。

 「ヒヒヒ、これでお前の身体にラクガキをしてやるからな。安心して悶え苦しめ!」

 「やっぱり究極のバカだモン。そんなんでどうやったら悶えるモン! 苦しむモン!」

  ヒタヒタと筆先に墨汁を吸い込ませる。ペイモンからは見えてはいなかったが、ビレトは筆が墨汁に、身体に触れているあいだ恍惚の表情を苦悶の喘ぎ顔を晒していた。

 「じゃあ、やっぱり最初は俺のサインだな」

  白くなだらかな輝きを見せているお腹の上をサッと筆を走らせた。

 【Dark Syunader!!】

  白い肌に黒い殴り書きの文字が走る。

  しかし、ペイモンにはその屈辱や、ダーク・シュナイダーに対する睥睨などなかった。

 (イ、イタ―――――ィッ!!)

  書きなぐられた文字の部分からまるで炎で炙られたような熱が生じてペイモンの身体を跳ね上げた。

 「な、なんなんだモン! あ、熱い、なんだモン!? ヤダッ! 熱いモン!」

 「ケケケ、どうだ筆の味は? こいつは高名な神官や僧侶たちの頭髪を集めて作られた聖なる筆だ。下級悪魔なら一発で消滅するが、お前たち悪魔王なら、まあ、ロウソク程度だな」

  ふたたびペイモンの裸身の上に筆を走らせた。今度は奇妙な呪文や複雑な魔方陣を一気に書き上げた。

 「あ、熱ッ……エッ!? な、なんだモン……き、気持ちいいモン……」

 「どうだぁー、この淫魔術は? これはその者が感じる苦痛や刺激をすべて快感へと変換する魔法だ。ただし、今回は快感だけではなく元の痛みを痛みとしても感じるようにしてあるからな。これで立派なマゾ牝に調教してやるから、ありがたく感謝しろ」

  そう言うと、ダーク・シュナイダーは筆先を隆起している乳首に遊ばせた。

 「きゃふっ! 熱ッ、いやぁん……誰が感謝す……するモン……や、やめて、ち、乳首が、乳首が震えるモン」

  乳首からも火で炙られたような、ふわふわの羽毛に無限にかすられつづけているような痛痒が全身を襲った。

  痛みと快楽――本来同じ神経が身体に有害か無害かの違いによって切り分ける感覚器官がいまやそれを同じモノとしてペイモンに感じさせていた。

  その童顔ゆえに色事には、ビレトは逆に、疎いように思われるが、悪魔王の男性陣やサタン、上級悪魔たちとも浮名を流していたペイモンにとっていまの痛痒の快感は初めてのものであった。

 「痛い、……気持ちいい……、いやっ、やめるモン! オッパイそんなに汚しちゃいやだモン!」

  苦悶の歪みと快感の緩みを矛盾なく浮かべているペイモンを見下しながらダーク・シュナイダーは乳首から乳房へ、身体全体へと筆を走らせていった。

 「んんっ……そうだ、これはどうだ」

  筆は小ぶりだが高い鼻の下にドジョウ髭を描く。苦悶の表情とあいまって、ペイモンの顔を滑稽にしている。

 「きゃふぁ! や、やめるモン! ヒトの顔で遊ぶ、熱っ、……口が寂しいモン……」

 「そっりゃあそうだろう。痛さは熱いだけ、快感はさわりだけじゃあぁな。ほれ、これが欲しいだろう」

  グイッと先ほどから剥き出しのハイパー兵器をペイモンの鼻先へと突きだした。そのみなぎる性力は、これまで咥えてきたほかの悪魔たちより、類を見ないものであった。その熱気を頬に感じるだけでペイモンは恍惚の表情を浮かべてしまう。

  そんなハイパー兵器を前にして、ペイモンは無意識のうちに可憐な唇を開き舌を這わせようと必死に伸ばす。

  しかし、そんな発情したペイモンを嘲笑うかのようにその肉先をペイモンの唇ではなく鼻の穴にこすりつけた。

 「フゴォッ! なにしゅりゅモン……」

 「フフフン、勝手に俺様のものを咥えようとするからだ。それに咥えなくても……」

  いやらしく笑みを浮かべるダーク・シュナイダー。

  しかし、ペイモンはそんなことなどに気がまわらず、肉棒の切っ先でひしゃげた鼻からツーンとした快美感を味わっていた。

 (な、なんなんだモン。痛くも熱くもないのに凄く気持ちがいいモン! ……ずっとこうしていたい……)

  端からは愚弄されているように見えるが、ペイモン自身には信じられないくらいの喜悦を感じ取っていた。それがなんであるかを考えることもできずにペイモンは唇の端からそっと舌をさしのべると肉塊の縫目に舌先をちょんと突っついた。

 「はぁひぃ―――っ!」

  舌先から全身に甘い電流が流れた。腰が跳ねあがり、もし四肢を拘束されていなければ、そのままダーク・シュナイダーにしがみついていたであろう。

 「あっ、言い忘れたが、淫魔術で術者のサインがあると術者から与えられるものはすべて天にも昇る快感となるからそのつもりで」

  気軽に言い放つダーク・シュナイダーだが、ペイモンは気も狂わんばかりの欲情に乱されていた。

 「あふぁあぅ、……ちょ、ちょうだいモン……このたくましいモノ、ペイモンにください……モン……」

 「ケッ、さっきまで逆らっていたヤツにすぐにやれるか! ほしけりゃそうだな……こうだっ!」

  ダーク・シュナイダーは両足の拘束具を解くと、ペイモンの両脚を頭の横にまで折り曲げた。

 「なっ、は……恥ずかしい……モン……」

  でんぐりがえりの状態でペイモンは顔を真っ赤に染めていた。目を上に向ければ剥き出しとなった自分の股間が、いつのまにか愛液をたたえており、寝転がった頭上に目を上げれば、ダーク・シュナイダーのペニスが自分の顔を叩いている。

 「純白の肌に、パイパンか……そそるな……」

 「ああんっ、DS様ぁー、ほしたら、うちも下の毛剃りましょうか?」

  その二人の横に四つん這いに寄り添ってビレトは、物欲しそうにターク・シュナイダーにその美尻をすり寄せた。

  ダーク・シュナイダーはそれには答えずに、手に持った墨汁をビレトの背中に垂らした。するとその墨溜りから肉の焼ける音と共に白煙が噴きあがる。

  ビレトは甲高い悲鳴をあげて全身を痙攣させた。

 「アレ? スマンスマン。この墨汁、聖水で作られた聖なる墨汁だったわ。お前には淫魔術をかけてなかったな…………大丈夫か?」

  ダーク・シュナイダーは悪びれる様子もなく、ただ、ビレトの背中をさすっていた。

  涙目をダーク・シュナイダーに向けてビレトは、

 「ひ、ひどいわ、DS様ぁ。……でも、こないなウチを心配してくれておおきに。ウチ、もう大丈夫やさかい、早ようペイモンにも教えたってや。DS様の牝奴隷がどれほどすばらしいことかを……」

  と言うと、天を向いているペイモンの恥丘に唇を這わせた。

 「ビ、ビレトちゃん……」

 「ペイモン……素直になりや。DS様の牝奴隷となれば、痛みや苦しみ、憎悪なんかの煩わしさから開放されるんや。それは、ウチらの望んでやまんかったもんや。さあDS様、ペイモンを牝奴隷として開放してやってや」

  ヴァギナから微かに顔をのぞかせているクリトリスをそっと歯で噛んで、ビレトはペイモンを促がす。

  ペイモンは苦痛、羞恥、発情と入れ替わり立ち代りめまぐるしく身体を翻弄する感覚に思考能力が麻痺し、

 「おいこのバカ娘。これからお前のドテに書く言葉を読んでいくんだ、いいな?」

 「は……はい、……DS様……」

  そして、ペイモンはダーク・シュナイダーの膝下に降った。

  それに気をよくして、ニヤニヤとした顔で筆を操る。

  筆が恥丘を走るたび、墨痕鮮やかな文字から白煙がたなびき、肉を焼く。端から見れば、使用しているモノが筆であっても拷問をしているように見える。

  はたしてペイモンは、

 「きゃふぁぁっ! き、気持ちいいぃっ!! DS様ー、痛いのに、すごく痛いのに、気持ちいいぃっ!」

 「おいこら、オレ様は書いた文字を読めといったんだぞ。さっさとしろ!」

 「は、はひぃ……ええとぉ、『天にまします我等が神よ……』きゃふぁーっ!!」

  いきなりペイモンの下半身が激しく悶えた。そして、その身体のあちらコチラから白い煙が立ち昇っている。

 「おいおい、ちゃんと読まねえか『聖書』をよ」

  ニヤつくダーク・シュナイダーはハイパー兵器の下にあるペイモンの顔を、そのハイパー兵器でピタピタと叩いてやる。

 「そ、そんな……よ、読めないモン……悪魔がこんなもの、読んだら……いけないモン……」

 「だから読むんだよ。いままでオレ様が与えてきた快感でアレだけ感じられたんだ。自分で与える痛みと快感はこれまでにないものだぞ」

 「……これまでにない……」

  ゴクッと口腔にたまった唾を呑みこんだ。たしかにいま、口に出した聖書の文句によって下半身の、それも恥ずかしい丘に焼けつくような痛みを感じたが、それ以上に欲情と快感の炎が快美感となって全身を駆けめぐった。

  欲しい……もっと、気持ちいいことが欲しいモン。ビレト……DS様の牝奴隷になってあれほど快楽にやらしく乱れたんだモン……わたしも、乱れたい。DS様の牝奴隷となって、快楽にふけりたい……。

  快感を望んだ瞬間、ペイモンの瞳から邪悪な悪魔の光が消失し、別のなにかが輝きを増していった。

 「は、はい……申し訳ありません、DS様。読みますから……わたしを牝奴隷にしてください……」

  頬を叩くダーク・シュナイダーのハイパー兵器を肩と頬で挟むと、愛おしく頬擦りをした。これまで感じてきた喜悦の快美感に加えて、灼熱のマグマのように熱く熱を孕んだソレは肩と頬に痛いほどの痛みを与えていた。

 「ああ……貴い……貴いDS様のおチンポ様……」

  もはや最初の頃の威勢はなく、一心不乱にダーク・シュナイダーのハイパー兵器にすがりつく。

  パシュッ! そんなペイモンの堕落を見て、嘲笑いながらダークシュナイダーは白桃のようなペイモンの尻朶に平手を落とす。

 「あうっんっ……」

 「こらこらいくらチンポ好きでも、オレ様の最初の命令を守れないヤツにはくれてやらんぞ」

 「ああ……申し訳ありません、DS様。ただいまいたしますから、……もし悦んでいただけたら、わたしにお情けをいただけないでしょうか」

  それまでの幼い子供のような口調から一変して、落ちついた大人の女性、牝奴隷の話口調となった。

  ダーク・シュナイダーはペイモンの代わりように、内心驚きを隠していた。

 (へぇー……。コイツ、たいがいガキっぽいかと思ったら、案外落ちついたもんじゃないか。ビレトの場合とは逆だな。アイツだと威勢のいいねえちゃんが仔猫のようなガキっぽさになったからな……)

  内心でそう感心しているダーク・シュナイダーを不安げな瞳でペイモンは、虫の声のように小さく囁いた。

 「あっ、あの……出過ぎたことを申し上げてしまったのでしょうか? も、申し訳ありません……牝奴隷の分際でDS様にコトをねだるなどと、あさましい真似をいたしまして。どうか、お許しくださいますようお願いいたします……」

 「んっ? ああ、気にするな。お前がこれほど従順な牝奴隷であることをサタンに感謝していたんだ。そう、それでいいんだ。お前は、オレ様を悦ばせるために存在する牝奴隷なんだ」

  器用にハイパー兵器でペイモンの顔から頭からを撫でてやる。ちゃんと口に咥えられないようにしているところがオニである。

  それでもペイモンは、全身を歓喜の震えに高鳴っていた。

  悦ばれている……わたしなどの新米牝奴隷をDS様が褒めてくださっている……。ペイモンは涙を流していた。それは最初に流した痛みの涙ではない。新しい自分の門出とダーク・シュナイダーに対する服従の喜びの涙であった。

 「……はい、これからも末永くお仕えいたしますので、どうかよろしくお願いいたします。では、DS様がお書きになられた『聖書』のつづきを読ませていただきます……『主はこう申された、いざや神の子……』」

  とたんにペイモンの身体から煙が盛大に立ち昇りはじめた。頭上に拘束されている両腕は全身の痛みに固く拳を握り締め、抑えられた両脚は微かに痙攣を起こしている。

  この時ペイモンの身体には凄まじいばかりの激痛が走っていた。それが証拠に、ビレト、ポルノ、アシュタロスの三人なども同じように身体のあちらコチラから白煙を噴き上げて地面の上で痛みのたうっていた。

  しかし、同じように激痛を感じていると同時に、いやそれ以上の快感にペイモンは心踊らせていた。

 (ふあぁ……痛い、すごく痛いですDS様。でも、それ以上に気持ちよいんです。これは淫魔術のせいですか? ……わたし、そうではないと思います。これが本当のわたしの姿で、それをDS様に見出していただけたことに、神、ううんサタン……いいえ、わたしの絶対の支配者、全知全能の神、DS様に感謝をいたします)

  悦びを表わしたくてペイモンはなんとかダーク・シュナイダーのハイパー兵器をふたたび頬に挟むと優しく頬擦りでしごきあげてた。

 「おおぉーっ、いいぞ、ペイモン。その調子だ。気持ちいいぜ、おまえのプニプニした肉の感触がオレ様のハイパー兵器を猛々しく燃えあがらせる!」

 「ああぁ、光栄にぞんじます。もっと、わたしのいやらしい身体をお愉しみください……。『アーメン!』」

  全身を激痛と快感で打ちのめされていても、ダーク・シュナイダーのためにのたうちたい身体を必死に抑えて、ハイパー兵器をさらに優しく激しくしごきたてる。ハイパー兵器の先から漏れている先走りの汁がペイモンの美貌を汚していく。クチュクチュと卑猥な音が響きだすと、我慢しきれずにペイモンはダーク・シュナイダーのを深深と咥えこんだ。

  ジュプジュプ……淫らな水音をたてて、ペイモンは唇と首だけを使って、ダーク・シュナイダーのモノをしゃぶりあげた。舌が胴回りにまとりつくと、舌先が鈴口を濡らすカウパー液をすくとる。口腔にたまった唾は甘露の如く甘美な味をもって飲み干していった。

 (ああ……DS様、重ね重ねの無礼をお許しください。DS様の貴いおチンポ様を身勝手に咥えてしまいました。この罰は必ずお受けいたします。ですから、いまだけはこの卑しい牝奴隷ペイモンの拙い口唇奉仕を受け入れていただけますでしょうか?)

  思念による精神感応により、ペイモンの哀願の言葉がダーク・シュナイダーに伝わった。

 (ふふふ、そうまでしてオレ様のハイパー兵器が欲しいのか……。いいぜ、受け入れてやる。でも、その間、お前の身体はオレ様の芸術的作品のキャンバスとして使ってやるからな)

 (ありがとうございます、DS様。しかる後には必ず罰を受けさせてください。 ふぁっ! 気持ち……ようございます……、どうでしょうか、このペイモンの奉仕は?)

  意を得たかのように激しく首を前後に動かし、生暖かな口腔の感触を快美感へと変えて、ダークシュナイダーに奉仕をつづけるペイモン。

  そんなペイモンの両脚をもとに戻すと、眼下にひろがった白檀のように香る白いキャンバスを前にダーク・シュナイダーは聖なる筆を走らせた。もっとも、そこに描かれたのは公園の公衆便所に落書きされるような卑猥な言葉や図形で、美しかったペイモンの肢体を猥褻で下品な一個に肉人形へと変貌を遂げていく。

  ペイモンは自分の身体になにが描かれているのか見ることはできなかった。しかし、先ほどからの精神感応でダーク・シュナイダーの心を通して自分の身体が悪魔王からなにに変貌していくかを感じ取っていた。

 (ああ……わたしは、もうだたの便所なのね。DS様のお情けをいただくために、あっ、いや、そこ熱いっ、……ど、どんな淫らなことでも平気で行う、いやらしい牝犬……ああ、クリトリスをそんなに塗りつぶさ、ああっ! い、いやらしい、いやらしいです、わたし、こんなにも恥知らずで、きゃふ、淫乱な牝イヌですぅー!!)

  唇を震わせて、自虐の念に肉体を苛みながらペイモンは快楽の高みへと昇りつめていく。

  しかし、ダーク・シュナイダーはその寸前、筆とハイパー兵器を引き抜いてしまった。

 「ああっ……な、なぜでしょうか? なにかわたし、至らないことがあったのでしょうか?」

 「あぁー、ないない。そんなことはないぞ。ほれ、コレを見ろ」

  そう言うと、ペイモンの顎を掴んで股間へと近づけた。そこにはペイモンの唾でテラテラに光る一本の巨木が天に突き刺さっていた。これまでにないくらいに太く長く、激しく痙攣すらしていた。

 「……あっ……」

 「なっ! これ以上ヤラれると、オレ様のほうが先にイカされちまう。牝奴隷には最初が肝心だ。かならず最初にその肉体が誰の物かを知らしめるためにはヴァギナの奥深くにオレ様の精をそそぎ込んでやらなきゃな。……それともなにか? オレ様の精が受けられないってのか」

 「そ、そんな不敬なことをできようはずもありません! わたしのような恥知らずな牝犬にDS様の貴い精で支配していただくなどもったいないことです。わたしなら、小水でも唾でもなんでもいただきます。……ああっ、もし、もしこんな恥知らずな牝犬に、DS様の精液をいただけるのなら、まことに誉れとぞんじます」

  胡座をかいているダーク・シュナイダーの前に氷土に額を押しつけてペイモンは頭をさげた。いまだ黒墨によって汚されていない背中から尻朶にかけてのほの紅に染まった白い肌が艶かしい。

  そんな妖艶な背の上をダーク・シュナイダーの指が滑り降りていく。肩から腰。腰から尻朶へと、そして尻の頂点で息づいているアヌスに差し込まれた。

 「ふぁぁうっんっ……!」

 「牝奴隷として抱いてやろうかと思ったが、おまえ自身が自分を牝犬と言っているからには、どのようにご主人様の精を受けるかはわかっているだろうな?」

  アヌスに差し入れた中指を激しく蠢かして、ダーク・シュナイダーは胡座を崩して、その脚でペイモンの顔を上げさせた。

 「は、はい……牝犬はいやらしく四つん這いになって、ふあぁ……お尻をDS様に掲げます。そうして、DS様の御心のままに淫らに濡れたヴァギナ、あるいは、あっ、お許しを……恥知らずに感じてしまう、うっんっ! アヌスをお使いいただ……きますぅ……」

  アヌスからひろがる異様な愛撫に身悶えながらも、ペイモンは自分の服従の証を立てていく。顎に差し入れられたダーク・シュナイダーの脚を愛おしく舌を突きだして舐めつづける。

 「よし、それじゃあケツをこっちに向けろ」

 「……ふぁっ、は、はい……」

  顔を上げると、ともすれば感じすぎて朦朧としている身体と意識に鞭打って、きびきびとダーク・シュナイダーに背を向けた。

  大きな白桃のような白い尻朶とその下で息づく花弁が墨汁と愛液の蜜を垂らして待ち望んでいる。

  その瑞々しく淫らな輝きに満悦して、その尻をパンパンと思いきり平手打つ。

 「よし、グッドだ。さあ、言いな。オレ様にどうして欲しいのかを」

 「は、はい……DS様、お願いいたします。このあさましい牝犬の淫らな……ヴァ、ヴァギナにおチンポ様をお入れください。せいいっぱい、ご奉仕いたしますので、気持ちよくなられたら、……そ、その尊い精液をいただきとうございます……」

  ねじって見つめていた視線を反らし、ペイモンは赤面の表情で挿入をねだった。

  その仕草に満足して、手で押えぎみにしてようやく水平を保っているハイパー兵器の切っ先を赤く熟れているヴァギナの秘唇に突きつけた。しかし、そこから先は奥へと入ることなく秘唇をなぞるだけにとどまっていた。

 「ああっ……どうしてですか? まだなにか到らぬことが……」

 「フフフ、いやなぁーに。その楚々とした口調、謙譲の美徳をしている台詞。なかなか、いい感じだ。ついでと言っちゃぁあなんだが、楚々とした口調で、今度は下品に言ってみな」

 「そんな……いいえ、わかりました……」

  ペイモンはさらに赤面した貌をうつむけ、なにかをこらえるように震えたかと思うとキッと顔を捻じ曲げてダーク・シュナイダーを見上げた。

 「あっ、いやらしい牝犬ペイモンの濡れ濡れオマンコに、DS様のたくましいおチンポ様をぶ……ぶちこんでぇッ!!」

  目をきつく閉ざしてあたりに響きわたるような叫び声をあげた。

  その声に押されるように、ダーク・シュナイダーの両手がペイモンの細腰を掴むと、一気に秘穴をハイパー兵器で貫いた。

 「ふぁあああっうっんっ!!」

  突きあげる衝撃でペイモンの顔は天を仰いだ。四つん這いの背中を弓なりにし、たったひと突きのハイパー兵器の衝撃に前を向いている乳房がユサユサと弾んだ。

 「うぉっ! いい具合だぞ、ペイモン! そらそらっ、どうだ!!」

  ペイモンの髪を鷲掴むとその顔を自分に引き寄せてわななく唇を奪う。半開きになった唇を割って、ダーク・シュナイダーの舌がペイモンの舌を吸いあげた。まるでそれが別の生き物のように互いの舌と舌をからませあい、唾の交換を行なっていった。

 「うっんっ、グチュッ……ああっ、DS様。気持ち……良いでしょうか? ペイモンの、ペイモンのいやらしいヴァギナで、おチンポさまを気持ちよく、ふあぁっ! させられていますで、んっ、しょうか……」

 「ああ、いいぜ、いいぞ。なかで肉襞がオレ様のハイパー兵器をザワザワとまとわりついて……」

 「……う、うれしゅう、ございます……どうか、動いてください……」

 「動いてやる。それとこんなに気持ち良くさせてくれたお礼をしなくちゃな」

  ペイモンを掴んでいた手を離して、再び筆を取る。

 「おい、ビレト。なにを悶えてるんだ、さっさと墨をもってこい!」

 「……くはぁっ! は、はひぃ……も、申し訳あ、あり、ません……」

  先ほどの聖書による激痛で地面に突っ伏していたビレトは、ふたたび四つん這いの姿勢に戻るとこぼしてしまった墨汁を補充してダーク・シュナイダーのそばへと這っていった。

  手を離して腰を前後に激しく動かしながら、純白のキャンバスに相対する。今度は真剣な面持ちで筆をサッと走らせた。筆を走らせるたびにペイモンの背中から白い煙と微かにもれる痛苦の呻きがペイモンを襲う。しかし強靭な意志で痛みに震える身体を媚肉の刺激に、唇から洩れる呻きを喘ぎ声にしてペイモンは必死にダーク・シュナイダーに尽くすのだった。

 「それじゃあ、ご褒美だ。とくと味わえ……雷撃ッ!!」

  ピシャァ――――――――ンッ!! 「ンッキャ――――ッ!!」

  最終地獄に幾千もの雷光が走った。そのすべての雷光が収束し、ペイモンの背中の魔方陣へと打ち据えてた。本来なら黒焦げになるほどの雷だが、魔方陣の効力なのか痛みだけがペイモンへとのしかかる。

 「どうだ、いい気持ちだろう。まだ淫魔術の効力があるから、まさに昇天するほどの快感だろう?」

 「ふあぁぁっ……は、はいぃ、気持ち……よう、ござい……ます。DS様から、いただいたものならば、わたしのとってすべてかよろ、喜びでござい、ます……」

 「そうか……聖光線ッ!」

  ふたたびの攻撃魔法。天から清浄な光の束を魔方陣がすべて受け止める。それは同時に、ペイモンの身体に無限の絶痛をあたえるものでもあった。

  しかし、いまのペイモンにとっては痛みこそが快感であり、ましては与えし者は自分の血肉の一滴まで捧げるべきご主人様なのだ――。

 「キャファッ! い、いいっ!! 気持ち良いですっ、DS様! お、お願い、お願いがございますぅ。お乳が、乳房が寂しいのです。ち、乳を揉んでもよろしいでしょうか?」

 「だめだ。その代わりに……」

 「きゅあっ!」

  氷土についていた手をねじあげると後ろ手に上体を引っぱりあげた。背中がくの字に折れ曲がり、ダーク・シュナイダーはそのままの状態で立ちあがった。

  ペイモンはダーク・シュナイダーに貫かれたままかなり苦しい中腰の姿勢で、桜色に染まってジンジンと疼いている乳房が弾むように晒された。

  ダーク・シュナイダーは呪文を唱えると、脇に捨ててあった筆がひとりでに空中を舞いはじめた。そのまま筆先は、ペイモンの乳首を上下左右からくすぐるように掃き、乳房の上にも背中と同じ魔方陣を描いていく。

 「雷撃ッ!!」

 「ふあぁっ! 乳房っ! 乳房が、良うございます、DS様!!」

 「爆炎ッ!!」

 「ああっ……! 熱いッ、で、でも……乳房が疼いてしまいます」

 「光弾ッ!!」

 「おおっあうっん! DS様ーっ!!」

  雷に炎に光の砲撃の乱舞がペイモンの背中と乳房に炸裂した。そのたびにペイモンの上体が大きく揺らぐ。そして、下半身はダーク・シュナイダーによって貫かれたハイパー兵器によってジュクジュクと激しく淫音をあたりかまわず響かせてた。

 「それそれ、どうだっ! イクか? 牝犬がッ!!」

 「ふあぁぁぁっんっ! イ、イッても良いのでしょうか……わたし、イッても……」

 「ああっ、痛みを与えるたんびにお前のヴァギナがギュウギュウ締めつけて……ううっ……オレ様もイキそうだ」

 「ああっ……う、うれしいです……。 わ、わたし、DS様の……牝犬になれ、はうぅっ! て、うれしゅうございます。あっあっああっ……イ、イキますぅ、わたし、も、もう……」

  くの字に折れ曲がっていた腰をさらによじるとダーク・シュナイダーの唇を貪るように自分の唇を押しつけた。後ろ手ににじりあげられて、手首を掴んでいたダーク・シュナイダーの手に自分の手を重ね合わせてしっかりと握り締めあっていた。

  バスバスとペイモンの尻に叩きつけるように腰を律動させるダーク・シュナイダーのハイパー兵器の先端がこれまで以上にふくらみ、ペイモンのヴァギナの肉襞はそのふくらみをからめとるように包みこんだ。

 「うおぉぉぉっ! 牝犬ッ! イクぞッ!! 受けとれぇっ!!」

 「ふあぁぁぁあっ! い、いらしてぇ! ペイモンの胎内に注ぎこんでぇーっ!!」

  ダーク・シュナイダーの腰が勢いよく突き上げた。あまり強い突きにペイモンの脚が地面から浮き上がり、ペイモンは重ね合わせた両手とヴァギナで繋がっているハイパー兵器によって宙に浮かされた。

 「うあぁぁっ! DS様、DS様ぁーっ!! ペイ、ペイモン……イク、イクゥ――っ!!!」

  快感の爆発にペイモンの意識が天へと飛翔した。随喜の涙を流しながら、ペイモンは今の自分が愛おしく、また、ダーク・シュナイダーに出会えたことを聖魔神に感謝の言葉を述べていた。

 (ああっ……これで、わたしは、DS様の牝犬……この身も心も、やっとDS様のモノです……)

  失神する前にペイモンは牝犬の心を再確認し、ダーク・シュナイダーの唇に唇をからませてそのまま気を失ってしまった。

 

 ………………つづく。

 


解説

 すみません。かなり時間が経ってしまいました。(多しか感想では先週には投稿するとか……)

 それに内容も前半と後半ではかなり様相を変えているのは、製作に一ヶ月もかけてしまい途中かなり間を開けたためにこのように内容が異なるようになりました。

 

 さて、懺悔も終わり次はアシュタロスです。しかし……どうしましょう?

 


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