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DESTRUCTION 前編
べっかむ 著


 「大佐、やはり数値が相当落ち込んでいます。」

 

 「そうだな・・・仕方ない、例の計画を発動するしかないな。」

 

 「そうですね。では、このこと彼女らに説明しないといけませんね。」

 

 「そのようだな。」

 

 というと、軍服を身にまとった男は部屋の外に出ていった。

 白衣を着た男は「二世計画」と題されたファイルにぱらぱらと目を通す。

 ”極秘”というハンコが押されたそのファイルは5センチはあろうかという厚いものだ。

 

 「やはりこれしかないか・・・」

 

 ため息をつくと、薬物らしきものを手に取りしげしげと眺め始めた。

 

 

 

 一周間後・・・

 

 

 

 「そろったようだな。」

 

 上官がその場にそろった4人を見て言う。

 

 場所は作戦司令室。6つの席が埋まるはずの光景に二つの空席があり、なにか物寂しい雰囲気だ。

 隊員たちは緊張した様子である。

 

 

 「君達に新しい任務を説明する。」

 

 その場の全員が神妙な顔つきになる。

 

 「カンナ、アイリスが敵の手に渡ってしまい、戦力の低下はもはや絶望的なところまで来ている。

 帝都が敵の占領下にある以上、この戦力では魔の殲滅は不可能だ。

 帝都はわれわれの手によって22年間封印することができる。したがって、この間に

 より多くの精鋭をわれらの手によって育て、封印が解けた瞬間にその精鋭達によって

 帝都を奪還する作戦を取る。」

 

 すみれが狼狽した表情をして言った。

 

 「では、わたしたちはもう用無しということですの? わたしたちはまだまだやれますわ。」

 

 上官は少し上を向いた。

 

 「無論君達がこの長期作戦の要であることは言うまでもない。 

 むしろ君達がいなければ不可能だ。

 任務の内容はまだ言えないが、どんな任務でもこなしてくれるね?

 大変な任務だが、今ここで君達の覚悟を聞きたい。」

 

 「もちろんです!帝都を守ることが出きるなら、なんだってします!」

 

 さくらが立ちあがって大きな声でいう。

 

 「わたしも、まだやり残したことがあります。その作戦、やらせてください。」

 

 マリアもさくらに同調した。

 

 「君達二人は?」

 

 すみれと香蘭も大きくうなづく。

 

 「よし、では今から早速はじめるぞ。」

 

 上官はこう言うとパチっと指を鳴らした。

 

 「君達にはこれから説明を受けてもらう。実験室に皆行ってくれ。そこで博士の説明を聞くんだ。

 健闘を祈る!」

 

 「ハッ!」

 

 4人は敬礼をすると、サッとその場を後にした。

 そこでさくらが思い出したように言う。

 

 「大神さん・・・大神さんはこの任務にかかわらないのでしょうか?最近、任務があるっていって

 姿を消しているのですが・・・」

 

 「もちろんこの任務の中心は彼だよ。彼は優秀なものを持っているからね。」

 

 「優秀な・・・?」

 

 さくらが訝しげに聞き返す。

 

 「こっちの話しだ。さあいってきなさい!」

 

 「は、はい!」

 

 小走りにさくらも実験室へと向かった。

 

 

 

 

 

 「集まったようだね。」

 

 白衣の男は皆を見まわして言った。

 

 「任務というのは他でもない、君達に仔を残してもらう。」

 

 一瞬の間の後、4人は仰天した。

 

 「仔を残すって・・・どういうことですか!?」

 

 「言ったとおりだ。仔を残す、というのは、仔を産んでもらう、ということだ。

 もちろん、君達の気持ちもわかる。私もこんな形で君達の自由をつむことは残念極まりない。

 しかし、さっきも大佐から聞いただろう、こんな状況だ、君達に優秀な仔を産んでもらい、

 その仔達に完全な教育を施し、そしてその仔達が魔を倒す。

 もうこれしかないんだ。」

 

 「しかし・・・そんなこと・・・いやですわ・・・」

 

 すみれは未だに状況を飲み込めずに言葉を反芻しているようだ。

 

 「一人でいい。一人志願者が欲しい。希望者は今すぐ私に言って欲しい。時間が無いんだ。

 君達意外に、魔を倒す仔を産める母体を持った娘はいないんだ。頼む。」

 

 数分の静寂のあと、さくらが申し出た。

 

 「わたし・・・わたしがやります。それしか方法がないなら、

 魔を倒すことの出きる仔を産みます。」

 

 「やってくれるか。」

 

 男の顔がパッと晴れる。

 

 「だけど、ひとつだけお願いがあります。大神さんの子供が欲しいです。

 大神さんの子供を・・・産ませてください。」

 

 さくらが顔を赤らめて言った。

 

 「うむ、君はそう言うと思ったよ。その願いはかなえられる。」

 

 ちょうどそのとき、大神が息を切らせて実験室に入ってきた。

 

 「ハァハァハァ・・・間、間に合った・・・。

 さ、さくらくん・・・ここに来てたんだね・・・」

 

 「大神少尉、さくらくんは君がよいそうだよ。よかったな。

 さくらくん、彼には実は1週間前にこの計画を知らせてあったんだ。

 相当悩んだようで、いろいろ考えるために放浪していたのだが、戻ってきたということは、

 大神少尉。心は決まったみたいだな。」

 

 「はい・・・彼女がいいというなら・・・僕は彼女のためにできることをします。」

 

 「大神さん・・・本当は私、きちんと結婚して、夫婦になって、幸せな家庭を持ちたいと

 願っていました。 でも、もうそうは言ってられません。 私、あなたのことが好きです。

 こんな形になってしまいましたが、あなたの子供が欲しいです。」

 

 「きまった・・・な。では、私達は邪魔だろうからここから消えるよ。

 さあきみたち、彼女達を二人っきりにしてやろう。」

 

 そう言うと、あまりの出来事に硬直している三人の娘を退出するようにせかす。

 

 男は三人の娘たちを部屋から出した後、大神に一言二言耳打ちして、部屋から出ていった。

 

 「さ、さくらくん・・・こんな形でごめんな・・・ほんとは求婚しようと思ってたんだ。

 だけど、今、子供を作って、こんな戦いがおわったら、結婚しよう。」

 

 「は、はい…」

 

 大神はさくらの言葉を聞くとゆっくりと近づき、さくらに接吻した。

 

 「ん、んむ・・・はっはぁはぁ、大神さん・・・」

 

 さくらの服をじょじょに脱がせながら、唇をむさぼる。

 

 「さくらくん、触るよ、ここに・・・」

 

 大神はそういうとさくらの股に手をやる。

 

 「んっ・・・! あ、はぁ・・・うふぅ・・」

 

 やさしく下着ごしに陰部を愛撫すると、しっとりと下着が濡れてくるのを感じた。

 

 着物を脱がされたさくらは、下着だけの姿となっていた。

 

 「じゃあ、ここに横になって・・・」

 

 大神は分娩台のような器具にさくらを横にすると、下着を破ってあらわになった陰部に吸い付く。

 

    ジュルジュルジュル  ジュルッジュルッジュル

 

 「うああっ! あはぁ! うう・・・ あはぁあ・・・いい・・」

 

 さくらは大神への愛もあいまってこれまで感じたことのない快感の真っ只中にいた。

 

 「さくらくん・・・スケベな汁がいっぱいあふれてきだよ。感じてるのかい?」

 

 「いやぁ、いじわる言わないで・・・大神さん、愛してます・・・」

 

 「僕も愛してるよ・・・。じゃあ、次ぎは僕のことも気持ち良くしてくれ。」

 

 さくらを抱き上げて、ペニスのところに顔が来るようにする。

 

 「これを愛撫してくれ。」

 

 「ああっ、大神さんのペニス・・・大きいです・・・」

 

 さくらはうっとりした表情でその男根をひとしきり眺めた後、おもむろに口に含めた。

 

 「んっ、んむ、んむ、むふっ、んむ、」

 

    くちゅっくちゅっくちゅっくちゅっくちゅ

 

 「んむ、んむ、大神さん、きもちいいですか?」

 

 「ああっ、さくら、いいよ。とっても気持ちいいよ。」

 

 こつをつかんださくらは、大きく膨らみ血走った肉棒を口に含み、亀頭を舌で包む。

 刺激すると特に大きく反応する場所、裏筋や亀頭の部分を舌でペロペロとなめ回すと、

 手でペニスをしごく。

 

 「んむ、んむっ、はぁはぁ、ジュルジュル・・・」

 

 「よし、さくら、もういいよ。その台に横になって…」

 

 「ぷはぁっ! は、はい。 やっと、やっと結ばれるんですね。」

 

 大神は仰向けに寝ているさくらの足を左右に開くと、グチョグチョに濡れた陰唇に自分の

 ペニスをあてがう。

 

 「ああ、大神さん、初めてだから、男の人に抱かれるのは初めてだから、やさしくしてください・・」

 

 「わかった。」

 

 大神はゆっくりと陰唇にペニスを沈める。

 

    ぷちぷちぷち

 

 「ああっ!!」

 

 処女が破れる音と供にさくらが叫ぶ。

 

 「いたいか?さくら・・・」

 

 「い、いたいけど、うれしいです・・・大神さんとやっとひとつになれた・・・」

 

 そう言うとさくらは涙を流して大神に微笑んだ。

 

 「う、うごく、ぞ」

 

 大神が少しづつ腰を早める。

 

 さくらは自分の膣のなかに愛する男のペニスが出入りするのを感じて胸があふれる思いだった。

 

 「まだ痛むかい?」

 

 「す、すこし・・・でも、幸せです…」

 

    ちゅぷ   ちゅぷ   ちゅぷ

 

 「うああ、あふっ! あはぁ・・・んああぁ・・・」

 

 だんだんとさくらの喘ぎ声が苦痛から悦びの声へと変わっていく。

 

 大神もさくらと同調して腰を早める。

 

    ちゅぷちゅぷちゅぷちゅぷちゅぷ

 

 「ああっあっあっあっあっ、あはぁ、うふぅ、はぁんっ」

 

 「ああああ! さくら! いくぞ! 中に出すぞ! 元気な仔を孕むんだぞ!」

 

 「ああっ!はい、なかにだしてくださいぃ!」

 

 さくらが、そう言った次ぎの瞬間、猛烈な勢いで子壷に子種が注がれていったのを感じた。

 生暖かい仔種はさくらの子宮を一瞬で満たし、膣の隙間から注ぎ込み切れなかった精液が

 膣口から溢れ出すが、大神は射精を止めようとはせず、その勢いを増していく。

 

    ビュー!ビュー!ビュー!ビュー!

 

 「あーーー・・・あーー・・・あ・・・・・」

 

 注ぎ込まれる精子は勢いを増し一心に卵を目指し突き進んでいく

 

    ビュー!ビュー!ビュー!ビュー!

 

 何億という子種がさくらの卵の周りを囲み、全てがその卵に突き刺さろうと卵をつっつく。

 

    ビュー!ビュー!ビュー!ビューーッ!

 

 二人は痙攣しながらしばらくの間組み敷いたまま折り重なっていた。

 

 「ああ・・・まだ、まだ中に出てる・・・」

 

 しばらくして大神がペニスを抜き取ると、

 

     ヌルリ

 

 とペニスが抜け落ちて、開ききった膣口からは黄色がかったゼリー状の液体がだらしなく

 溢れ出してくる。

 

 「あああ・・・あ、溢れ出してきちゃう・・・」

 

 「大神さん・・・きっと、きっと元気な赤ちゃんをうんでみせます・・・。」

 

 とうわごとのようにさくらが言うと、気を失った。

 

 

 


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