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ありふれた事件2
F&F&F 著


 「墨東3号、墨東3号、聞こえますか?もしもし美幸?」

 頼子はマイクに向かって呼びかけつづけている。

 「ずっと返事がありません・・・最後の定期連絡から1時間は過ぎています。」

 頼子は課長にすがるような眼差しを向けた。普段から垂れ目がちの頼子の瞳が、不安で泣き出さんばかりにおののいている。

 全く、この娘はなんで警察官なんかになったんだろう?

 と課長は内心ため息をついた。何かあるとすぐに目をうるうるさせやがって。少年課なんかに転属になったらどうするんだ?

 「私も不安です。何か・・・正直、悪い予感がします。」

 一足先に警邏から戻った葵双葉巡査も言う。時刻はもう朝の3時近い。

 「確かに、そろそろ戻ってくる頃だがな・・・最後に連絡があったのはどこからだ?」

 「営団線の墨東駅前ルミネ建設予定地って言ってましたから、上墨東3丁目です。」

 「ほ、本官が見てきましょうか?」

 さっきから清涼飲料水のアルミ缶を握り締めたまま、落ち着かなげに会話を立ち聞きしていた白バイ隊の中島が言った。

 「まあ、落ち着け。もう少し様子を見てみよう。辻本が一緒にいるんだから、少々の事が起こっても大丈夫だろう。」

 課長は中島の狼狽ぶりに苦笑した。ツリ目がきつい印象を与えるが、陽気で裏表が無い辻本の顔を思い浮かべる。

 遅刻の度にどうしようもない言い訳を延々とまくし立てる辻本。

 男勝りで大人気無く、気を廻すような器用さは無いが、さっぱりした性格で気の良い辻本。

 辻本と小早川のペアのことだ、連絡が無いのも何か事情があってのことだろう。だが・・・

 正直不安を感じていないわけではない。

 「つ、辻本が一緒なら、何があっても大丈夫だよな。く、車を足で止められる女だもんな。アハハ。」

 中島はひきつった笑みを浮かべている。

 「そ、そうよね、夏実が一緒なんだもん、大丈夫よね。」

 頼子もつられて笑った。

 

 

 「ひょお・・・」

 竜司は思わず見とれてしまった。それほど夏実の裸体は見事だった。

 「胸がデカいから、垂れパイかと思ったけどよ、オバサンにしちゃ立派なもんだ。さすが婦警だぜ。」

 夏実のバストはEカップを誇っていた。

 23歳にして垂れるどころか、良く発達した大胸筋と三角筋に支えられて、弾けるような弾力とつやがある。

 バストの左右への張り出しも申し分無く、頂点には大粒の乳首がピンと斜め上に向けてそそり勃っている。

 「それにしちゃなんなんだぁ?このマン毛の生えッぷりは?てめえの男はなんか言わねえのかよ?」

 竜司と洋介、デクの視線が、標準よりやや太いがダイナミックな曲線を描く夏実の長い足の付け根に集中する。

 美幸は顔をそむけた。出来ることなら、耳も塞ぎたかったが、手を縛られているのではどうにもならない。

 夏実は唇を噛みながら、必死に屈辱に耐えていた。ツリ上がり気味の目じりがぴくぴくと痙攣する。

 少年達は夏実の局部を凝視していた。夏実はその視線をほとんど実体感を伴って感じていた。

  滑らかな夏実の下腹部に、彼女の栗色の頭髪とはあきらかに毛質が異なった、黒々とした陰毛が密生している。

 その生えざまは、まるで縦に一本の繁茂した森のようだ。

 先月のビーチバレー大会以来、水着になる機会もなかったので、下の手入れは怠っていた。

 ややドテ高の恥丘はびっしりと、長くごわごわと硬い体毛で覆われていた。

 「婦警ってのは身持ちも硬いのかよ?男遊びもしてりゃあ、もちっとシモの身だしなみも気を使うだろうにさ。

  これだから20越えた年増はいやなんだよ。」

 竜司は勝ち誇ったようにわめいた。

 「デク、この女をもう1回縛れ。」

 「っへへ、はいはいよ。」

 呆けたようなうすら笑いを浮かべながら、異様に盛りあがった股間を見せつけるようにデクがロープを持って夏実に近づいた。

 「まったく良い身体してるぜ。もうガマン出来ねぇ。」

 デクはぶつぶつ言いながら夏実の手にロープを結わえようとした。竜司は余裕の表情でその様子を見ている。

 ナイフが美幸の喉元からずれ、一瞬の隙が生まれた。

 身体をひねり夏実は強烈な膝蹴りをデクのみぞおちに叩きこんだ。グェッと下品なうめき声を上げて、デクはうずくまった。

 竜司は何が起こったのか良くわからないまま中腰の姿勢になった。

 注意は左手で抱きかかえている美幸から、幼児のように大声でうめきつつけているデクに移っている。

 夏実は瞬時に其の様子を見て取ると、床に丸まっていた制服のスカートを竜司の頭にかぶせ、視界を奪った。

 さらに高々と足を振り上げて、竜司の側頭部を打つ。竜司は美幸の身体から手を離し、後ろ向きに転んだ。

 夏実は美幸の身体を小脇に抱えると、ドアに飛びついた。

 ガチャガチャガチャ!!

 ・・・鍵がかけられていた。

 「バカ婦警が、鍵は内側からもかけてあるんだよ。」

 竜司が起ち上がった。しかし、夏実の蹴りを恐れてか、かかってこようとはしない。

 「うおーっ!」

 うろたえながら様子を見ていただけの洋介が、飛びこんできた。夏実の脚に組みつこうとする。

 引き剥がそうとする夏実に必死に逆らって、左足のふくらはぎの辺りを抱え込んだまま離さない。

 夏実も全裸であるせいか、今一つ動きにキレが無い。脚をバタバタするだびに陰毛どころか、その奥まで覗いてしまう。

 バランスを崩し、美幸ともども夏実は床に倒れこんだ。

 「竜司さん、こいつを早く!」

 洋介が顔面を蹴られながら叫んだ。竜司は動けない夏実に飛びかかると、背面に回って羽交い締めにした。

 物凄い夏実の筋力を必死に押さえこもうとするが、夏実は竜司と洋介を体にまとわりつかせたまま立ち上がった。

 夏実の肩から二の腕にかけての筋肉が盛り上がり、羽交い締めにする竜司に逆らって右手を口元まで持ってくるとガムテープを剥がした。

 「畜生、なんなんだコイツの力は!デク、泣いてないで手伝えよ!!」

 竜司の呼びかけで顔を上げたデクは、洋介が鼻血を出しているのに気付いた。

 みるみるデクの形相が怒りで歪んだ。

 「コイツゥー!ウラァ!!」

 吠え声とも唸り声ともつかない叫びをあげて、デクが拳を引いた。

 それを見た夏実は身を固くしたが、一瞬遅かった。

 気がつくと「ドスッ」という鈍い音を立ててデクの拳が夏実の引き締まった下腹部に深々と沈み込んでいた。

 「ウッ・・・フグッ・・・」

 身体が中に浮いたような感覚とともに夏実の息が止まる。下半身が重くなり、全身から力が抜けた。

 動けなくなった夏実を見て、美幸は今度こそ、底知れぬ絶望に叩きこまれた。

 「よーし、デク、一発かましゃそれでOKだ。それ以上やると死んじまうからな。

  おい婦警、こいつぁな、昔はちょっとばかしジムで鳴らしたこともある男だったんだよ。

  事故で頭が弱くなっちまったが、コイツのパンチを直に腹に食らうと内臓破裂もんだぞ。」

 夏実の股間からは、生暖かい液体がじょろじょろと流れ出した。

 (いや、出ないで。お願いだから止まって!)

 失禁したことに気付いて夏実は懸命に尿意を堪えようとしたが、下半身は完全に麻痺してしまっている。

 剥き出しの小麦色の太腿を生暖かい小水が勢い良く流れ落ち、ポタポタと滴って床に広がっていく。

 「うわッ、きったねえこの女・・・」

 夏実を押さえつけていた竜司と洋介が床にたまる黄色い液体を見て飛びのいた。

 支えを失った夏実は、股間から小水を滴らせながら床に崩れ落ちた。

 肘をついてのろのろと身を起こそうとした拍子に、夏実の整った唇がパクパクと喘いだかと思うと、吐瀉物がこぼれ出た。

 饐えた匂いのササミサンドの残骸が、夏実の胸を汚す。美幸はこんなに惨めな夏実の姿を見たことは無かった。

 圧倒的な絶望感のおかげで、目前の光景に現実味が無い。

 (あのササミサンド・・・昨日の夜食の残りだ。夏実ったら、朝から良くあんなもの食べられるな・・・残り物なんて、

  夏だか らお腹壊すから食べるなっていったのに・・・夏実ったら、遅刻ぎりぎりまで食べようとするんだから・・・)

 美幸はぼんやり今朝の食卓の様子を思い出していた。今自分達が閉じ込められている状況について、これ以上考えることを脳が拒否しているのだった。

 「なんだよ、一発腹に食らったくらいで、ションベンは漏らすは、ゲロは吐くわ、だらしねえなあ、婦警ってのは。

  威張り散らして駐禁取り締まるだけが能かよ、てめえらは。」

 時々痙攣しながら、夏実は下腹を押さえて断続的に嘔吐している。竜司は、だらしなく床に横たわったままの夏実の手をつかんで手早く縛り上げた。

 一通り吐き終わったと見ると、竜司はもう一度夏実の口をガムテープでふさいだ。

 まだ苦しいのか、夏実は目に涙を浮かべ、吐瀉物が混じった鼻水を垂らしている。

 「よおし、手間取らせやがって。おい、デク、婦警を吊るせ。脚もだぞ。」

 「オッす、リュウジ。ヨウスケに怪我させるなんて、わ、悪いオンナだナ。」

 部屋の中央には、天井からフックや電車のつり革のようなものがいくつかぶら下げられている。

 ここをアジトにして、少年達が拉致した女性に暴行を加えていたことは、この用意を見ても明かだった。

 デクは夏実の縛られた手を掴んで強引に立たせると、その両手をつり革のようなものに硬くくくりつけた。

 ついで、夏実の右足を掴んで足首にロープを巻きつける。そのロープを天井のフックに通して引っ張り上げた。

 「ふ、ふぐぐっ!!」

 狼狽した夏実が目を見開いてうめく。

 夏実の片足を縛っているロープの端はそのまま天井のフックで折り返し、デクの手へと消えている。

 デクが手の中のロープを手繰り寄せると、夏実の右足がぐんぐん持ちあがっていった。

 夏実の逞しい脚が開かれ、陰毛で隠されていた股間が露になってゆく。

 臀部も同様にぱっくり割れ、肛門が覗いていた。

 デクが力任せに最後の一引きをすると、夏実の片足がほとんど天井指して垂直に持ちあがった。

 「あ、あはぁぁぁ・・・」

 無理な姿勢が苦しくて、夏実は息が荒くなった。

 普段ストレッチでほぐした柔らかい身体が災いした。

 夏実は身体を真っ直ぐに吊るされたまま、足首がすぐ頭の横に来てしまうほど片足を跳ね上げてしまっている。

 ちょうどバレリーナのような姿勢で、夏実は片足だけでグラグラよろけながら立っていた。

 デクはその体勢を維持するために、手元のロープをフックに硬く結わえた。

 夏実の股間はこれ以上は無いほど広げきっていた。少年達は早くも息を荒げている。

 「ほお、いい感じでおっぴろげてるじゃねえか。しかしゲロまみれじゃムードも台無しだ。洋介、洗ってやれ。」

 おどおどしながら、洋介は竜司の言いなりに洗面器に満たした水を夏実の肩から流した。

 165cmの夏実よりも背は低く、160cmあるかないかといった少年だった。

 夏実に蹴られて鼻血が出ているその顔はまだ幼く、中性的だった。

 「さて、丸出し婦警のアソコでも診察してやるか。」

 竜司は夏実の股間の下にしゃがみこむと上を見上げた。

 極限まで広げられた股間は、夏実の局部のなにもかもをさらけだしていた。

 閉じ合わされているはずの肉門は引きつれたようにパックリと割れ、中の鮮烈な明るいピンク色の粘膜を覗かせていた。

 体質なのか、大陰唇の内側まで陰毛は生えている。

 まるで桃のような臀部も引き裂かれ、中心に菊孔がさらけ出されている。

 周囲の陰毛からは小水の雫がポタポタと垂れていた。

 「す、すげぇ・・・アソコが丸見えだ。」

 「ざまあみやがれ!婦警だって、オマンコは同じじゃねえか!」

 洋介も夏実の股間を見上げていた。

 彼はこれまで竜司とデクについてって、通りすがりの女や、自分の告白を断った中学の同級生をレイプしたことはあった。

 だが、このようにまじまじと女性の性器を間近で、じっくりと観察したことはなかった。

 ましてや、夏実のような美形を獲物にしたのも始めてだ。

 夏実の伏せた目から、長い睫毛を震わせて一滴の涙が頬を伝った。

 美幸は既にすすり泣いていた。

 (ああ夏実、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・もう取り返しがつかない・・・)

 「どうかな、入れても大丈夫かな?」

 いきなり竜司が、その節くれだった太い指を夏実の股間に突き立てた。肉壷の奥に突き込もうと、グリグリと押しこむ。

 「ウッ、くぅうううっ!・・・」

 まだ湿っていない膣口に強引な挿入を受けて、夏実は苦痛にうめいた。

 ガムテープの奥で歯を食いしばって耐えている。

 「ちっくしょう、カラカラかよ。洋介、アレ持って来い。」

 アレ、と言われてピンと来たらしい洋介は部屋の隅にあったダンボール箱を掻き回した。

 それを持ち出して戻ってくる。

 「洋介、お前それ塗りたいか?やってみろよ。」

 洋介は手に持っているのは、サラダオイルの容器だった。

 興奮で震えながら、洋介はサラダオイルを手のひらに垂らした。

 人差し指にオイルをたっぷりとからめると、夏実の股間に塗りこめていく。

 「ア、あぁぁぁはぁ。」

 夏実は、股間に広がる異様な感触に思わず声を漏らした。

 竜司はにやりと嗤った。

 洋介は夏実の肉裂をやさしく指で広げると、オイルをたっぷりとその中心に擦り込むように塗った。

 塩分か何かのせいだろうか、オイルが塗られた個所がじんわりと熱く、むず痒い。

 夏実はたまらず微妙に腰をくねらせた。

 腰を動かすと、殴られた腹に鈍痛が走るが、そうせずにはいられなかった。

 「うひょお!すげえや、婦警のマンコが濡れてきたぞ!!」

 竜司は感極まって叫んだ。

 洋介の指でいっぱいに広げられた大陰唇。

 夏実の肉裂はなかの恥肉を全てさらけだしてしまっていた。

 オイルで光るピンクの粘膜、ぴらッとした小陰唇も、その下にあるポツンとちいさな膣口まで見える。

 上端には小豆大のクリトリスまでが、包皮から半ば顔を出している。

 洋介は十分にオイルをほっそりした中指に絡めると、そうっと夏実の膣口に浅く挿入した。

 「くうっぅううっ!!うあ、あっ!!」

 夏実は胎内で味わう洋介の指の感触に、悲鳴を上げた。たまらず身体が弓なりに反りあがる。

 洋介の指が抽挿を開始した。

 襞の隅々までオイルがしみわたり、硬い膣口が次第にほぐれてゆく。

 夏実の腰が震え、サラダオイルよりも粘度の高い液体が、じんわりと染み出してきた。

 竜司は洋介をどかせて横から手を伸ばすと、夏実のクリトリスを軽く指の腹でクニクニと弄んだ。

 染み出す夏実の体液の量が増える。

 「婦警さんの気分が盛り上がってきたようだぜ。」

 「ふうぅっ!ふぐぅうううんん!!」

 必死で堪える夏実。

 だが、思わず声を漏らしてしまう。

 「ほらほら、こんなにお汁もらしちまって・・・そんなに犯って欲しいのかよ?」

 竜司がせせら笑いながらなおも指で夏実のクリトリスを責め上げる。

 クリトリスに触れられる度、じっとりと体液が分泌される。

 夏実の肉裂の中で、体液が雫となってキラキラと光るのだ。

 「すげえ、こんなに濡れてきた!こいつ、アソコ弄られて興奮してるぜ、竜司さん。」

 洋介が目を輝かせた。

 夏実の反応は、力任せに指を突きこもうとした時とは雲泥の差だった。

 「ん?なんかくせえな、このゲロ女。おい、てめえ風呂でちゃんと身体あらってんのか?

  ゲロは吐く、ションベンもらす、アソコは臭えじゃ、嫁の貰い手ねえぞ。」

 竜司はげらげら笑った。

 夏実は顔をそむけた。

 まだシャワーを浴びていない夏実の体からは、あからさまな性臭が漂い始めていた。

 夏実の肉裂を食い入るように見つめるデクのズボンの前は、はちきれんばかりに膨らんでいた。

 デクは低くうなり声を上げている。

 「お、オレ、早く突っ込みたい。」

 デクはうなりながら竜司につめよった。

 どうやら、彼が暴行犯グループのリーダー格であるようだった。

 「バーカ、今お前がぶちこむとまたアソコが切れて血まみれになるぞ?ん?

  すぐ使いもんにならなくなってもいいのか?もちっと婦警さんの体をほぐしてからだ。」

 竜司は落ち着いていた。

 デクは不満そうな顔で竜司を睨みつけている。

 竜司はしかたない、と肩をすくめて言った。

 「おいデク、婦警のオマンコを舐めてやれよ。」

 「お、おっす!」

 デクはまだサラダオイルを夏実の秘部に塗りこめている洋介を突き飛ばすと、飛びつくように夏実の肉裂にしゃぶりついた。

 「アッ、や、やめて、アウゥゥ!」

 ガムテープに遮られて夏実の悲鳴はくぐもってしか聞こえない。

 夏実の最も敏感な部分を、デクの舌が蹂躙した。

 夏実の股間、肉裂から臀部にかけて、まさにデクの顔がかぶりつくように食らいついていた。

 「うぷぷぷぷぷぷっ!」

 デクは両手でしっかりと夏実の腰をホールドすると、口をぴったりと夏実の股間に密着させ、オイルも蜜汁も小水も全て吸い尽くさんばかりに激しく舐めあげた。

 がっしり腰を押えられているおかげで、夏実は腰をよじらせることも出来ない。

 「や、やめて…。フヒッ!ヒオォォォォウ!アフッ!」

 夏実はガムテープの奥で必死に叫ぶ。

 すさまじい刺激が夏実の股間から脳天へと駆け上がる。

 夏実の叫びに、次第に甘い響きが混じるようになった。

 「お、オレのマンコ、オレのアソコ、全部オレのモノだ・・・」

 デクは鼻先を夏実の臀部の双球の間にはさんで、顔中をべとべとにしながら夏実の菊門の周囲を舐め続けている。

 テクニックもひったくれもないその強烈なクンニリングスに、竜司は呆れ返った。

 「アゥ!ホゥ!ヒ、ヒウッ!」

  ショートヘアを振り乱してビク、ビクッっと夏実の体が震える。

 腹筋がうねり、限界まで広げられた太股の筋肉がピンとはりつめて痙攣する。

 片脚を天井に向かって突き出し、バレリーナのような姿勢に固定されたまま、剥き出しの股間を強姦犯に舐めまくられてい

 るという現実を認識することは最早出来なくなっていた。

 こんな経験は、夏実にとって初めてだった。

 もちろん男性経験はあるが、彼女がつきあった男・・・徳野や東海林将司、有栖川亮介はみなその方面は淡白で、いつもあっさり終わってしまうのだった。

 当然、クンニリングスやフェラチオなどされたこともしたこともない。

 自分でも気づかないうちに夏実はセックスの不満を常人離れしたトレーニングで解消するようになっていた。

 だから夏実の23歳の成熟しきった体は、初めての刺激に襲われてひとたまりも無かった。

 「ハ、ハゥ!アハウゥゥッ!オッ!」

 堪えようとしても声がほとばしってしまう。体が狂ったように熱い。

 夏実の骨盤からしたは、まるで別の意思を持ったかのようにのたうっていた。

 (夏実・・・)

 美幸は、夏実のあまりの変わりように信じられない思いでつい見とれていた。

 あれほど楚々とした、強く、いつも爽やかだった夏実が、あろうことか強姦犯に肉裂を舐められてあられもない声をあげ続けている。

 「すっげえ迫力だな。婦警もマン舐めには形無しかよ。」

 夏実の肩といわず背中といわず、汗の粒が一面に広がって光っている。

 特に喉からバストにかけてはぬるぬるに汗ばみ、妖しい光沢と陰影に彩られていた。

 股間からはオイルと夏実の体液が混ざったものが糸を引いて滴っていた。

 「いい感じになってきたな。じゃあ、そろそろ次いくぜ。」

 無我夢中で夏実の股間を舐め回しているデクを、竜司は引き剥がした。

 「はぁー、う、うへへ、婦警のアソコ、う、ウマかったぞ。

  へへへ、腹にぶち込まれたくせに、アソコ舐めてやればヒィヒィ鳴くなんて、マッタクしょうがないオンナだな。」

 顔中をてらてらに光らせたデクは荒い息をついた。口の端には夏実の陰毛が引っかかっている。

 デクの奮闘の甲斐あって、夏実の股間はすっかり濡れそぼり、興奮した大陰唇はパックリと開いて中のピンクの恥肉を曝け出している。

 それはまるで男を誘い、迎え入れる花弁のようだった。

 (そろそろイケるかな?)

 竜司は夏実の肉裂をまさぐり、膣口に指を差し込むと、軽く出し入れさせる。

 夏実は眉間に皺を寄せ、イヤイヤするように顔を左右に激しく振った。

 だが夏実の股間からはピチャピチャクチャクチャと湿った音が聞こえてくる。

 (まだ硬てぇなあ・・・やっぱり一回気をやらないとダメか・・・)

  竜司はこの前のレイプを思い出していた。

 相手は洋介の同級生の姉で、女子大生なのでもちろん処女ではなかったが、デクが巨大なペニスを無理やり挿入して抽送したおかげで膣口が裂傷を起こし、使い物にならなくなったのだ。

 仕方なく洋介はアナルで、竜司はナイフを突きつけてフェラチオさせて射精した。

 だが膣内で射精[だ]さないとやはり満足出来ない。竜司はこのところイライラしっぱなしだった。

 だから今度こそはじっくり犯すと決めて、アジトに色々道具も揃えたのだ。

 「まだだな・・・これ使うか。」

 竜司がダンボール箱から取り出したのは数本のバイブと卵型のローターだった。

 「おい婦警、オメェは男いないみたいだから、毎晩コイツの世話になってんじゃねえのか?」

  竜司は笑いながら夏実の顔の前に一本のバイブをかざした。

 「ヒッ!」

 夏実は目を見張って狼狽したように首を横に振った。

 黒い硬質ゴム製のバイブは長さ15cm、太さは4cmほどだ。

 夏実の目には禍々しい何かの武器のように映った。

 (あんなモノ、胎内[ナカ]に入れられたら、壊れちゃう・・・)

 美幸は恐怖で身がすくんだ。

 「そら、食らいな!」

 竜司は夏実の股間を目の前にしゃがむと、手にしたバイブを夏実の肉裂にあてがった。

 片手を夏実の腰にまわして固定すると、そのまま一気にグーッと胎内に沈めていく。

 「ハアァァァァッ!ウ、ウウッ!」

 モリモリ、グチュッと湿った音を立ててバイブが夏実の子宮めがけて沈み込んでゆく。

 夏実の体がビクンと伸び上がった。

 「あれ、なんかひっかかったぞ?もう入り口か?まさか処女ってこたぁねえよな?」

 コリッとした手応えを感じて、竜司は手を止めた。

 バイブはまだ長さの半分ほども残っている。

 竜司はやや引き抜くと、力任せに残りの部分をグイグイと夏実の膣に捻るように押し込んだ。

 「ハグォォォォッツ!」

 夏実の鍛えられた筋肉質の体が汗を飛び散らせて跳ねる。

 夏実は全裸で開脚された状態で吊るされた不自由な姿勢が折れるほど、そりかえった。

 夏実の胎内は、膣口から産道、子宮が一直線に並んでいる。

 バイブの先端は子宮口から子宮頚部まで達していた。

 夏実の臍の下あたりが、極太バイブを呑み込んで不気味に膨らんでいる。

 「よおーし、じゃ本番前の準備運動だ。行くぞ!」

 夏実の肉裂はいっぱいに開いてバイブを根元まで呑み込んでいた。

 竜司は出血していないのを確かめると、ゆっくりバイブを抜き差しし始めた。

 夏実の開ききった肉裂は、クリトリスの包皮をも剥き広げてしまう。

 抽送の度に、バイブの幹がクリトリスを擦り上げ、夏実は美しい裸体を熱に浮かされたように震わせるのだった。

 「うおーっ、こ、こりゃすげぇよ!」

 しゃがみこんで見上げるような角度で夏実の痴態を眺めていた洋介が叫んだ。

 バイブは突き込まれる度に小陰唇を巻き込み、泡混じりの夏実の体液が飛沫をあげて激しく飛び散る。

 夏実は胸を大きく上下させているが、ガムテープで口を塞がれているために大きく息をつくことが出来ず、いかにも苦しそうだった。

 眉間には深く皺をよせて顔をしかめ、鼻息は異様に荒い。

 「どれ、そろそろ泣き声を聞かせてもらおうか。」

 竜司は夏実のガムテープを剥がした。

 夏実はきっと睨むと、竜司の顔に唾を吐きかけた。

 そんなことは意に介さず、竜司はニヤニヤ笑いながらピッチを上げて猛烈なピストンを夏実の胎内に叩き込む。

 何か言いかけた夏実は、言葉を失って悲鳴をあげるだけだった。

 「せっかくしゃべれるようにしてやったのに、アヘアヘ泣くだけじゃざまあねえぜ。」

 竜司は探るようにバイブを上下に動かした。

 そのうち膣奥に、突き込まれると夏実の反応が狂おしげになる1点を竜司は見つけた。

 「ここか?ここがいいのかよ?」

 ズン、とバイブを突き上げる。

 「ヒ、ヒィイイ!ウフッ・・・や、やめて・・・」

 夏実の弱点を発見した竜司は巧みにバイブを突きたてた。

 夏実は口の端から涎を垂らし、声も出せずに今にも悶絶しそうだった。

 「よーし、仕上げだな。今ラクにしてやるぜ、婦警さんよ。」

 もはや抵抗もなく、ズブズブとバイブを出し入れしながら、竜司は卵型のローターを取り出すとスイッチを入れ、夏実のクリトリスに押しつけた。

 「ア、 はゥん!は、離して・・・」

 囁き声のような夏実の弱々しい抗議を無視して、ローターは微小な震動を夏実のぬめる肉真珠に与えている。

 「ほれ、さっさとイケってんだよ。これならどうだ?」

 竜司はバイブを夏実の肉裂に深く突きこんだまま、手を夏実の尻にまわし、人差し指をアナルに突きたてた。

 すっかり蜜汁でぬるぬるになっていたアナルは、さしたる抵抗もなく竜司の指を飲みこんだ。

 バイブを埋めこまれ、ローターでクリトリスを、アナルを指で責められて夏実はたちまち追い詰められた。

 「キャアァァァァァァッ・・・あアッ。」

 突然、アナルがきゅっと竜司の指を締め上げた。

 夏実は布を引き裂くような、細い、甲高い悲鳴を上げると、ガクッっと全身から力が抜けた。

 「さすが竜司さん、この女、イッちまいましたね!」

 洋介が感嘆の声を上げる。

 軽い失神状態にある夏実の股間には、まだバイブが突き刺さったままだった。

 バイブを咥え込んで離さない夏実の膣は、すばらしい締め付けを予感させる。

 美幸は頭が真っ白になっていた。

 今、目の前でだらしなく涎を垂らして失神している女性は、かつて辻本夏実と自分が呼んでいた人物とはたして同一人物なのか、そんなことを本気で考えていた。

 竜司はTシャツを脱ぎ、上半身裸になった。

 トレーニングやスポーツによってではなく、日々の荒々しい生活によって鍛えられた無駄のない肉体が露になった。

 身長は夏実と同じくらいだが、鋼を削り出したようなその体格からは、なんとも言いようの無い凄みが発散されていた。

 そして薄汚れたジーンズを降ろし、ブリーフも脱ぎ捨てて全裸となった。

 (な、何なのアレは・・・)

 美幸は竜司の股間にそびえる物体を見て、ほとんど死の恐怖に襲われた。

 それは肉棒というよりも、もはやなにか別の生物が男の股間に寄生しているようにいびつだった。

 その太さは、夏実を貫いているバイブよりも2回りは太く、長さも20cmはある。

 表面には血管がごぼごぼと浮き上がり、先端はえげつないほどカリ太で、赤黒く怒張していた。

 なによりもグロテスクなのは、ところどころに突き出した瘤だった。

 それは、竜司が少年院を出たばかりの頃、女衒の兄貴分にやっかいになっていた頃に入れてもらった7つの真珠だった。

 それは竜司が兄貴分に替わっていくつかの揉め事を収めた報酬として入れてもらったものだった。

 その女衒は同じように瘤だらけの肉棒を使って、だまして連れて来た東南アジアの女を強姦同然に犯していた。

 一度犯された女は、その女衒から二度と離れられなくなるのだった。

 「んじゃいただくか。怪力婦警さんのオマンコを生で、よ。」

 そう言うと竜司は夏実の股間から生えていたバイブをヌポッと抜き取った。

 糸をひくバイブを床に投げ捨てる。

 「いよいよッスね、竜司さん!よがり死ぬほどやっちゃってくださいよ!」

 洋介が目を輝かせた。

 自分達の仲間が、美形の婦警を犯すという、どんなAVよりもすごい光景を生で見られるのだ。

 「オッと、こいつを忘れてた。」

 竜司は脱ぎ捨てたジーンズのポケットから輪ゴムを取り出すと、ペニスの根元に固く巻いた。

 これも女衒から教わったテクニックだった。

 子分どもの目の前で、女がイクよりも先に射精するなどという、みっともない真似をするわけにはいかない。

 「こいつを食らった女は、他の男じゃ満足できない体になっちまうんだぜ。」

 竜司は夏実の背後からぴったりと寄り添うと、じらすようにペニスを夏実の尻肉の間にあてがった。

 異物感に気がついた夏実はビクッと震えた。

 「な、なに・・・」

 グニュリ、と特大ペニスの先端が夏実の肉壷にはめこまれた。

 朦朧とした意識の中、胎内に侵入する生身の肉棒の感触に夏実は取り乱し、そして恐怖を覚えた。

 「や、やめて、お願い、それだけはやめて!」

 夏実は必死に懇願する。

 そこにはもはや墨東署の名物婦警の面影は無く、強姦の恐怖に打ち震えるか弱い23歳の乙女でしかなかった。

 「何を言いやがる。威張りくさって人のセックスの邪魔するような婦警のオマンコに直接ブチ込ませてもらわねえとな、示しがつかねえだろうが!」

 「ダメッ!それだけは止めてください、他のことならなんでもしますから!」

 夏実はプライドも何もかも忘れて懇願した。

 そんな夏実の思いを踏みにじるように、猛然と竜司のペニスが夏実の子宮めがけて挿入を開始した。

 一度気をやったといっても、セックス経験の乏しい夏実の肉壷はきつい。

 夏実の腹を背後から両腕で抱えて、竜司は慎重に、ゆっくりと後背位で貫いていった。

 きつい肉襞がペニスをぎりぎりと締め上げると、竜司は快感と苦痛で歯を食いしばり、顔面真っ赤になって腰をもぞつかせた。

 夏実の呻き声が強くなり、汗まみれの背中が烈しくうねり返った。

 大きな分厚い尻肉が上下左右に逃げ惑っている。

 竜司はしっかりしがみつくように夏実の腰をホールドすると、顎を突き出して腰を力ませた。

 その体位はまるで子供が大人にしがみついているか、野良犬の性交のようだった。

 「グオオッ、ううんむぅうう〜〜、く、苦しい・・・た、助けて美幸・・・」

 夏実のうめき声が美幸の耳に突き刺さる。

 美幸は何も出来ず、声もあげられずにただ呆然として涙が頬を伝わるままにまかせていた。

 発狂する1歩手前だった。

 竜司はえぐりあげるように腰を使った。

 夏実の鍛えた体は括約筋が発達しており、奥に進めば進むほど狭くなる。

 その締め付けはペニスをちぎらんばかりだった。

 「ううっ、お・・・おお・・・畜生・・・」

 竜司がさすがに低く呻いた。

 処女の中学生でも、これほどはきつくなかった。

 竜司のこめかみの血管は浮き、顔は赤黒くなっている。

 まるで排便をきばっているような力んだ表情で、竜司はううう・・・と唸って腹をせり出した。

 下を見やるとペニスの半分はなんとか夏実の胎内に没入していた。

 「し、死ぬ、死んじゃうよォ・・・痛い・・・苦しい・・・美幸、助けて・・・」

  竜司に抱えられた夏実は肩を震わせ、その呻き声はかすれてほとんど聞き取れない。

 ハァハァと荒い息をつきながら、竜司は夏実のきゅっとくびれたウェストに指を食い込ませ、腰をやや引くと強引に突き込んだ。

 ゆっくりと竜司のペニスが夏実の胎内に消えてゆく。たちまち夏実の悲鳴があがった。

 「ぎゃっ、いやあ、イヤ、イヤ、いやぁぁぁ・・・助けて・・・」

 ついに竜司の肉の凶器が、夏実の胎内に完全に埋没した。

 ペニスの先端は何かゴリゴリした壁に当たっている。どうやら、子宮の最奥部まで達しているようだった。

 (夏実・・・)

 一部始終を見せつけられていた美幸は泣きじゃくるだけだった。

 感情は受け入れようとしないが、目の前でもっとも信頼する同僚であり、ほとんど公私にわたって生活の伴侶であった夏実が、強姦されたのだ。

  竜司はペニスが完全に埋まっているのを確認すると、一息ついた。

 実は彼は女が嫌いだった。強姦も、女が泣き喚いて惨めな姿をさらすのを見たいのが目的で、快楽は二の次だった。

 竜司にとって女は射精という排泄を足すための便器でしかなく、美しい女は使い勝手の良い便器でしかなかった。

 その思想の根底には、幼い頃母親に捨てられ、里親に性的虐待を受けた経験があった。

 彼にとって、全ての女は復讐の対象であり、特に教師や警官など、社会的な権威を持つ女性は目の仇だった。

 そこに手に入ったのがこの夏実である。

 竜司は徹底的に犯し尽くすつもりでいた。

 彼がもし、いわゆる精神的な愛を感じる対象があるとすれば、それは洋介だった。

  (っへへ・・・これでオレが射精すれば、コイツは妊娠間違い無しだな。

   オレはコイツにとって忘れることの出来ない男になるわけだ。)

  竜司は轟然とピストン運動を開始した。ぬちっ、ぬちっという音が結合部から漏れる。

 竜司の陰毛と夏実の陰毛は絡まり合い、竜司の陰嚢がプラプラとゆれて夏実の内股を打った。

 「やめて!動かないでぇ!オグッ!オグォォォォッ!」

 突き込まれると夏実の中が潰されそうになる。

 引き抜かれるときは内臓が股間から引きずり出されそうだった。

 巨大な肉棒を咥えこまされて、夏実の肉裂は弾けた果実のように中身をなにもかも曝け出している。

 「ハッ!ホォッ!」

 竜司は掛け声を上げてペニスを抽送する。

 身を守るためなのか、分泌される夏実の体液の量も増え、ピストン運動も次第に楽になった。

 輪ゴムでしばったペニスは、まるで竜司の憎悪を具現するかのように、弾けそうに膨れあがって黒光りしていた。

 竜司は巧みに腰を突き上げて夏実を責めながら、両手で夏実の脇を抱え上げた。

 濃い、だが不快ではなくそこはかとなく甘い夏実の体臭が、竜司の鼻腔をくすぐる。

 竜司は顔を近づけて夏実の脇の下をべろんと舐め上げた。

 わずかにしょっぱい。夏実は予期せぬ刺激に全身を痙攣させた。

 「なんだぁ?てめぇ婦警で腋臭かよ?納税者をバカにしてんのか?

  てめぇみたいに臭い女を相手にする男なんていねぇだろ、あン?まったく、オレ様を有難く思えよな。」

  夏実はなんとか振りかえると、力を振り絞って竜司を睨み付けた。だが竜司がズーンと

 深く突き上げるとたちまち顔を歪めて押し殺した嬌声を上げるのだった。

 竜司は夏実の顎を掴むと、かぶりつくようにその唇を奪った。

  90cm近い、夏実のバストが重々しく揺れる。

 ピンクの乳首が竜司の抽送に合わせて宙に円弧を描いた。

 バストから下腹部にかけてはさざ波が立っている。

 竜司は夏実の二度目の絶頂が近いとみるや、ストレートの深い抜き差しを浴びせた。

 真っ赤な顔をした夏実が艶を失ったショートヘアを振り乱し、白目を剥いた。

 女衒に犯されていた東南アジアの女達も、陥落する直前はこんな目をしていたな、と竜司はかすかに思い出していた。

 「どうだ、そろそろイクか?イクって言ったら、楽にしてやるぜ?」

 実は竜司も輪ゴムが食い込んだペニスが痛くて堪らなかった。

 一突き毎にペニスがしゃくりあげ、射精を促す。

 歯を食いしばって竜司は耐えた。

 竜司は左手で夏実のバストを荒々しく揉みしだき、右手を結合部に伸ばすとクリトリスを弄った。

 夏実の身体がきゅーっと締まる。

 「くうっ、あぁんッ、あはぁーん・・・」

 「どうした、しゃべれねえのか?気持ちいいんだろ、イクって言えよ!」

 「いやっ、いやあ・・・もう、イッ、イクぅーッ!」

 「んなに?気持ちいいのかどうか聞いてんだよ。まったく、だらしねえ婦警だなあ。」

 「お、お願い助けて美幸・・・気持ちイイ、イイ―ッ!もう許してください・・・」

 全身を大きく弓なりに反らせてビクンビクンと痙攣すると、夏実は白目を剥いて再び悶絶してしまった。

 結合部からは夥しい蜜汁が滴り落ちている。

 「よーし、さすがにイキやがったか。じゃご褒美に、親孝行させてやろう。」

 夏実はハッとした。美幸は目を剥いた。

 (夏実、来週から生理じゃなかったっけ・・・まさか。)

 抽送が一段と烈しくなった。

 竜司は夏実に突きたてたペニスを根元までしっかりと打ち込むと、小刻みに腰を揺する。

 「うお、射精[だ]すぞ!」

 胎内で射精されると知って、夏実は狂ったように暴れ出した。

 「お願い!どうか、それだけは許してください。膣内[なか]に出すのだけは、お願い・・・今日のことは黙っててあげるから・・・」

 「往生際の悪い女だな、あきらめな!」

 腰を激しく左右に振られて、なかなか射精のタイミングを掴み損ねていた竜司は、夏実の尻の谷間に手を滑り込ませると、2本の指を連ねてアヌスを深々と抉った。

 もはや血圧も臨界に達し、竜司のペニスは破裂寸前だった。

 「ひっ―――ッ!」

 アヌスを強引に押し広げられる苦痛に、夏実の全身がビクビクと震えながら硬直する。

 その一瞬の隙を、竜司は逃さなかった。

 指の第一関節まで食い込ませて夏実の太股をがっしりとつかむと、素早く輪ゴムを引き千切り、息を詰めて渾身の突き込みを叩き込んだ。

 竜司の腰がモリモリとうごめいたかと思うと、次の瞬間夏実の子宮の最奥ですさまじい量の精液が迸った。

 「あ、あああっ、ぎゃ―――――っ・・・」

 灼熱の奔流が子宮を荒れ狂うのを感じて、夏実は息も絶え絶えに絶叫した。

 子宮の容量を越える精液を注ぎ込まれて、みるみる夏実の下腹部が膨らんでゆく。

 「く、くぅうう、おッ、おおう・・・ふぅっ、ふぅーっ・・・あっ、あおぉおゥゥ・・・」

  地鳴りのようなうなり声をあげて竜司は夏実の胎内で延々と射精した。

 その勢いと量は数分に渡って衰えることはなかった。

 肛門から背骨を通って、射精の深い開放感が全身を浸してゆく。

 ぺたん、ぺたんと腰を打ちつけながら、竜司は最後の一滴の精液まで夏実の胎内に注ぎ込んだ。

 射精が終わっても、竜司は夏実の下腹を抱え込み、腰を夏実の尻肉にぴったり密着させたままじっとしていた。

 夏実の肉裂に突き刺さった竜司の黒々としたペニスは、一向に萎える気配を見せない。

 片足を跳ね上げて開ききった夏実の股間の結合部からは、胎内に収まりきらなかった精液がぽたぽたと漏れていた。

 夏実は涙と汗で顔をぐしゃぐしゃにして、ひたすらすすり泣いていた。

 夏実が声をあげて泣くのは、始めてのことだった。

 「どうだ、これでお前も元気な子供を産んで、親孝行できるだろ?」

 竜司は分身で夏実を串刺しにしたまま、大声で笑った。

 その表情は、深い充実感で晴ればれとしている。

  美幸は失神した。

 (目がさめたら―――みんな悪い夢に決まっている・・・)

 視界が暗転する直前、美幸の脳裏をそんな考えが過ぎった。

 


解説

 うーむ、今回続きはここまでです。いくらなんでもちょっとテンポ遅すぎですねえ。

 しかもなんだか別路線でも書いてみたくなってきたし。(「ハンニバル」風に、美幸と知的な大量殺人犯の恋なんてどーでしょ?)

 書くの遅いですが、今後ともよろしくお願いします。

 

 えー、今回加筆訂正いたしました。ちょっと短すぎるかな、と思ったモノで・・・どうでしょう?

 もっとシンプルに、ストライク男VS夏実、って話も良かったかなあ、と思ってるのですが・・・

 

 続く。(多分)

 


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